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会長挨拶

埜村会長の写真です。

「共に歩んでいきましょう」
 本会が産声を上げたのは戦後間もない1955年でした。世の中がまだ安定せず、健常者でも生きていくのが精一杯の時代でした。そんな中で視覚障害を持つ先輩たちの苦労は、想像に余りあるものだったと思います。
そしてこの会の発展に力を注いでこられた先輩方の努力は、今に引き継がれ、徐々に福祉への理解が高まってきましたが、まだまだ改善を要する問題が横たわっています。創立70年の間に社会は大きく変革し、それに視覚障碍者が取り残されないようにするためには、私たちの声を束ね、組織として市や県、そして国に要望していくことが大切です。
不自由さは不自由を抱える者同志だからこそ理解しあい、互いに手を携えていきたいものです。本会では研修会や旅行・文化祭や各クラブ活動を通じて、学習や親睦を計っています。そして年1回持ち回りで開催される関東大会や全国大会への参加は、生活の視野を広めそして大切な情報交換の場となっています。
本会には各支部がありますので、本会の趣旨にご理解のある方は、お住いの支部または本会に、ぜひお声がけをお願いします。目は不自由でも、明るく暮らしやすい社会を手に入れるために、あなたの声を行政に届けるべく、力をあわせていきましょう。

会長 埜村和美