去る4月20日、平成20年度の定期総会が県ボランティアセンターにおいて開かれ、活発な意見交換が行なわれました。
来賓の1人として出席された山梨県障害者福祉協会竹内理事長からは、国連の障害者権利条約が今年5月から機能することとなり、障害者に対する差別や偏見などの排除が一層促進されることになろうとの情報が紹介されました。
わが国においてはこれまでの「バリアフリー化推進要綱」を「ユニバーサルデザインバリアフリー推進要綱」に改め制度や施策の計画的な見直しがすすめられることとなりましょう。本県においても国の要綱にもとづいて具体的な改善がはかられるものと思います。
本会としてはこのことをふまえ、県をはじめ各市町村などに対し運動を進めていくことが強く望まれます。
さて、総会の席上、第26回長谷部賞が本会の埜村和美女性部長に贈られました。おめでとうございます。
また、多大なご支援を寄せられた隼温泉の加賀美オーナー、多年にわたり本会事務職を勤められた岩下和子さんに感謝状が相吉会長より贈呈されました。ありがとうございました。
議事に入り、河口理事と石坂会員の議長団により協議が進められました。
前年度の事業報告、決算報告などが承認されたあと、今年度の活動方針と年間行事計画案・予算案が提案されました。
社会参加を一層推進するため全市町村における移動環境の整備。自立生活に不可欠な各種の情報の点字、音声、拡大文字、SPコード付きなど情報環境の整備。
3療職域の拡大、無資格者の取り締まり強化、新職業開拓など職業的自立の推進。
財政の安定化、支部組織活動の推進、平成21年度開催予定の日盲連関ブロ山梨大会準備等運動の柱が示されました。
また、年間の行事では、日盲連大会参加をはじめ、関連団体行事への参加、体育文化・福祉・職業の各部会が中心となって実施する各種の行事などを推進することが提案され討議の上採択されました。
会員の高齢化が進む中、支部組織の再編や復活など組織活動の新たな動きが見られたことは心強いかぎりであり、福祉サービスが市町村の窓口を通じて行なわれるため望ましい方向であると思います。
視覚障害者一人一人が厳しい福祉環境の中で生活して行かなければならない現実を見つめるとともに、一層組織力を大きくし自立と社会参加の推進に心を一つにして進むことが切望されます。皆さんの積極的な協力を期待しています。
(文責、花形)
総会終了後 同センターにおいて上記役員会が開かれた。
また、総会の席でも皆さまから承認されました、関東ブロック山梨大会の準備委員会立ち上げについて、長澤副会長を中心として、理事がその準備に当たります。
そのほか情報原稿と発送当番が、決まりました。
総会終了後 甲府地方検察庁の津島課長を講師に招いて裁判員制度について、研修会をおこないました。
平成21年5月から裁判員制度が始まります。 視覚障害者にも判りやすく副音声付のDVDで、裁判の進め方や、裁判員の役割や裁判員の選び方などが判りやすく説明されていました。
私たちにも大いに関係してきますので、多くの質問が出されました。とても有意義な研修会となりました。
事務局長 吉川
総会の席で承認されました今年度予算と8月以降の主な予定です。
収入 | 総収入 | 5345348円 |
---|---|---|
内訳 | 会費 | 790000円 |
補助金助成金 | 1050000円 | |
行事参加費 | 1500000円 | |
その他 | 2005348円 | |
支出 | 総支出 | 5345348円 |
内訳 | 事業費 | 2610000円 |
管理費 | 2520000円 | |
その他 | 215348円 |
関ブロ女性部委員会は4月23日(水)、都盲協会館において開催され、埜村が出席しました。
最初に経過報告が発表され、続いて平成19年度の事業ならびに決算報告、そして20年度の事業計画案と予算案が審議され、承認されました。
また、第43回関ブロ大会千葉市大会の研修テーマを審議し、自立支援法の「移動支援について」に決定されました。
第54回全国盲女性研修大会愛媛大会への提出議題は、「介護保険や自立支援法において、入院時に入院先に、ホームヘルパーを派遣していただきたい」が再び意見として出され、昨年にひき続く議題提出となりました。
また、今年のリポートテーマ「私が今、一番困っていること」の発表は、茨城県が担当することになりました。
次回の委員会は、10月29日(水)に予定されています。
女性部 埜村
恒例となりました奉仕団とのグランドゴルフ大会がやってきましたのでクラブ員ならびに山視福協の会員の皆様の参加をお待ちしております。
昼食は、クラブで用意いたします。景品も多数用意しております。申込先吉川まで
先月号で詳しい日程等をお知らせしました通りですが、再度ご確認ください。尚、申込については既に締め切らせていただきました。
記
体育文化部 榊原
今年も下記の日程により恒例の点字競技会と、芸能発表会を開催いたします。
今回は点字競技会後、「ねえねえ聞いて!」と題した皆さんの意見発表のコーナーを設けたいと思います。
昨年は体験発表でしたが、今年はその拡大版として、ふだん考えていること、世相から思うこと、体験談など自由に発表していただきたいと計画しました。
ひとり7分以内で発表してください。皆さんの積極的なご参加をお待ちしています。
記
点字競技と芸能発表の申し込みは6月21日(土)までに各支部長までお願いいたします。
参考までに新支部長おふたりのお名前を記しておきます。甲斐支部長 堀口俊二さん 韮崎支部長 松丸勇美さん
後日、担当より各支部長にご連絡させていただきます。
また、問い合わせと意見発表への申込については榊原までご連絡ください。尚、詳細につきましては、次号でお知らせします。
体育文化部 榊原
情報の原稿の宛先を4月号でお知らせしたばかりで申し訳ありませんが次のメールアドレスに変更して頂きたいと思います。4月号でお知らせ したものも使えますが是非新しいものをご使用下さい。
KOBayashi@sanshoukyou.netです。
迷惑メール防止のため、最初の3文字は全角大文字に変えてありますので、半角小文字に変えてお使いください。
日盲連より『愛盲時報』が届いています。墨字版ですが新日本盲人福祉センターの案内なども掲載されております。SPコードがついていますので必要な方は事務局までお申し付け下さい。
小林
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