会長 相吉 堯春
今年も全国一斉にあはきを守るビラ撒きが行われています。
長年に亘りあはき無資格無免許問題について取り組んでいますが一向にその改善をみることがありません。
ある報道によると「国家資格とは何であるか」という疑問を持つ為政者が存在するとか。私たち、法による有資格者の立場ではなにをか言わんやの気持ちです。
現状を手をこまねいている訳にはいきません。日盲連においても危機感を強く持っており、問題解決のため多くの運動を実施していますが運動の成果が上がらず評議員会においても議論を重ねています。
その中で一般社会に対し国家資格のあるあは
き業と無免許である整体カイロなどの違いを訴え、理解を深めるため昨年から「はりきゅう」の日に全国一斉にビラ撒きを実施することになったのです。
その内容は「健康を守るために国家資格のある技術者に治療を受けましょう」というものです。
本会においても昨年は甲府市と郡内において約40名の会員ボランティアの方々の協力を得るとともに報道機関を通じて趣旨の徹底をはかると同時に8月9日に朝の通勤時間に約3000枚のビラ撒きを行いました。
今年は8月9日が土曜日のため前日に実施しました。
尚ビラ撒きの成果には期待しているものの断言はできませんが、自らの仕事を守るため今こそ一致団結行動を起こさねばならないのだと確信しているところです。
また一方においては自らの技術の向上を図るべく一人一人が努力と国家資格というものに安心しているのではなく、研鑽を重ね現在にふさわしい高い技術を身につけていくことが大切だと信じます。
現在のあはき師は3年の専門教育の後国家試験をパスして免許が取得できるのです。短時間の講習で無免許者が一人前の技術と称して治療することは極めて危険ですので直ちに止めさせなければなりません。
当局の取り締まり強化と私たちの社会の理解を深める運動これが相まって大きな成果が得られるよう今後とも懸命に努力していく覚悟であります。
会員の皆様関係者のご支援ご協力をお願いします。
以下、今年のチラシの文面を掲載します。
マッサージ・はり・きゅうにかかるときは、国家免許のある人に!!
マッサージ師・はり師・きゅう師はいま、類似無免許業者の横行により職域が侵されています。身体に触れて肩こりや腰痛などを治療する行為は、国が認定した学校・養成施設で3年間の専門的教育をうけ、国家試験に合格した者だけに許されています。
一方、マッサージ等の類似業・養成学校は「1〜6ヶ月の短期間で営業ができる」といっていますが名称は違ってもマッサージと同様・類似のものです。
無認可で知識も乏しく、これらによる事故が多いといわれ、警察による無免許者の摘発が各地で行われています。免許のある人は「肩こり・腰痛」など症状名を広告できません。そういう広告があれば、無資格の証拠です。
あなたの健康を守るのは、あん摩マッサージ指圧師等の国家免許をもった者です!!
(以下、略)
上記大会は去る7月28日(月)から30日(水)に渡り、愛媛県松山市の奥道後ホテルを会場に開催され、全国から会員関係者700人、本県からはヘルパーを含む4名が出席しました。
第1日目の常任委員会と全国委員会に続き、2日目の午前は代表者会議がおこなわれ、各諸案件が討議されました。
午後は研修会として1部が講演会、2部がリポート発表と意見交換会がおこなわれました。
講演会は、俳人夏井いつき先生による「きょうから、あなたも俳人です」と題し、気負わずに俳句を楽しむコツや、先生の俳句の裾野を広げるための全国行脚の話など、ユーモアに富んだ語りに会場が沸きました。
2部のリポート発表は、「今、わたしが一番困っていること」をテーマに、各ブロックから見えない不自由さゆえの苦労や努力など、人生の悲喜こもごもが語られました。
意見交換会では、フロアーから共感の声や声援が送られ、助言者からも、友人や地域とのコミニュケーションの大切さや、組織を通じてのネットワークの意義が説かれました。
3日目は記念式典と議事の承認、閉会式で全日程を終了しました。
松山は、古くからお遍路さんへのおもてなしの精神が培われており、随所に人情の温かさを感じました。また盲女性研修大会では、初めての試みと言われる「入浴ボランティア」が好評で、会員は安心して奥道後の湯を満喫したようでした。
来年55回大会は、神奈川県が主催県の予定です。
女性部 埜村和美
1、秋の三団体交流大運動会について
昨年の運動会は会場の都合により、やむをえ
ず中止となりましたが、今年は新設の県立盲学校グランドにおきまして、10月12日(日)に開催いたします。
たくさんの景品も用意されますので皆さんふるってご参加ください。詳細は次号に掲載いたします。
2、文化祭の講演について
11月9日(日)に予定しております、文化講演会の講師に今年は県内在住の作家、鬼丸智彦(おにまるともひこ)氏をお願いいたしました。
つきましては、下記に山梨ライトハウス蔵書の鬼丸智彦氏の著書を3冊紹介いたしますので、ご一読いただけましたら幸いに思います。
デイジー、カセットテープ図書 「桑の村」、「富士川(ふじがわ)」 点字図書 「城将(じょうしょう)−武田の忠臣秋山信友(のぶとも)の生涯」
体育文化部 榊原 隆
女性部では下記の日程により、フォークダンス研修会を開催します。
この研修は、翌週の三団体交流運動会参加のための、練習を兼ねさせていただきます。
衣装をつけて、心身共にリフレッシュしてみませんか。
女性部 埜村和美
前号で、お知らせしましたが、下記の日程で、寿の集いを開催いたします。
会員の皆様の参加をお待ちしております。なお、長寿会の皆様には、長寿会より追って連絡が行きますので宜しくお願いいたします。
山梨ハーネス友の会・長野県ハーネスの会研修交流会が開催されます。
盲導犬と一緒に1日を過ごして目の不自由な人・盲導犬の事をもっと知ってください。また、皆で話をして疑問・不安など少しでも減らしましょう。
楽しい体験や会話と懇親のイベントとしてご参加下さい。
藤野 忠臣
平成20年7月8日付けで厚生労働省医政局医事課より山梨県福祉保健部に通知があり7月16日付けで福祉保健部長名で本会に通知がありました。
あん摩業、マッサージ業、指圧業、はり業若しくはきゅう業又はこれらの施術所に関する広告について
標記については、「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」昭和22年法律第217号。(以下「法」という。)
第7条及び「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律第7条第1項第5号の規定に基づくあん摩業等またはこれらの施術所に関して広告し得る事項」(平成11年厚生省告示第69号)により取り扱われているところです。
これらの定めのうち、法第7条第1項第1号における「施術者である旨」の解釈について、従前より疑義が示されていたので、今般、施術者である旨に含まれる表現として「あん摩マッサージ指圧師(厚生労働大臣免許)、はり師(厚生労働大臣免許)、きゅう師(厚生労働大臣免許)」を広告し得るものと整理しました。
以上のような内容の通知がきましたのでご承知おき下さい。
(京都大会)開催のご案内
標記大会の開催要綱が来ています。多くの皆様のご協力をよろしくお願いします。
河口湖支部 近藤とみ子
降り続く雨に予定していた「黄金の七福神巡り」の散歩を中止し、会員相互の親睦を兼ねた昼食会のみに変更しました。
その席上、これまで私たちは視覚障害者の団体として多くの行事に参加させていただいている訳ですが、それに伴い支援していただいた方々に金銭の負担をしていただくのを常に心苦しく思っているので富士河口湖町の構成する障害者の費用を一部こちらに回していただけるようにとの意見があり、賛成の声に押され現在要望書を作成中です。
第11回山梨県障害者文化展
9月3日(水)から8日(月)まで山交百貨店5階催事場で開催します。この文化展には視覚障害者の皆様からも文芸や陶芸など多くの作品が寄せられています。
また「交流広場」での点字教室などもありますので皆様お誘い合わせの上、ぜひお越しください。
第8回全国障害者スポーツ大会
平成20年10月11日(土)から13日(月)にかけて大分県で開催される第8回全国障害者スポーツ大会の山梨県代表として出場する山梨県選手
団が決まり選手34名、役員・介護者25名、総勢59名が参加します。
大分市大分スポーツ公園をメイン会場とし、3日間の熱戦が繰り広げられます。
昨年に引き続きグランドソフトボールチームが関東地区代表として出場します。
山梨県選手団の活躍に期待したいと思います。皆さんの声援をよろしくお願いします。
○視覚障害代表選手 個人競技
菊島 巧様 ソフトボール投・砲丸投
加々美 茂様 ソフトボール投・立幅跳
井口 靖也様 サウンドテーブルテニス
○「情報」7月号の点字版、日盲連顕彰の文中で雨宮多巳江さんは礎賞となっていましたが正しくは灯賞です。お詫びして訂正致します。
○図書紹介 以下の図書があります。お読みになりたい方は事務局までお願いします。
点字広報誌「私たちの税金」(平成20年度版)
国税庁広報広報官発行 税金の種類、納税の仕組み、障害者と税金など 拡大文字版・点字版 平成19年 障害者施策の概況 障害者白書
(概要) 内閣府発行 点字版
日本の視覚障害者 2008年版 社会福祉法人日本盲人福祉委員会発行 墨字版