会長 相吉堯春
この3月1日・2日、千葉市文化センターを会場に1都7県4政令都市、約400名の視覚障害者を始めその関係者を網羅し、第43回の関東ブロック協議会の大会が開催されました。
本会からも次回大会県に当たるため、会員並びにボランティアを含め総勢26名の方々が参加されそれぞれの立場で次回に向けての勉強を兼ねて参加して頂きました。
内容について 第1分科会の福祉文教部会において交通バリアに対し意見要望が出され、また地域支援事業においてはガイドヘルパーや金融機関などにおける代筆などが取り上げられ関心の高さを感じました。また情報におけるバリアの解消などが主なもののようでした。
第2分科会 職業経済に関し視覚障害者の自
立を促すものである職業(あはき)についていかに権益を守っていくかまたその拡大にどのような方法で取り組むべきかと言う意見が出されおおいに議論されました。
第3分科会 青年部においては選挙における情報提供を十分して欲しいことと電子投票を進めて欲しいこと、また2年後に始まる地上デジタル放送についても討議されたとの事でした。
第4分科会 女性部においては移動支援について各団体から運用内容とそのことについての意見交換また今後の活動についてどのような問題について取り組んでいくか発言があり話し合いがあったようです。
これら分科会における詳しい報告は担当者よりあると思います。
次回当番団体として副座長を務められた4部会の方々を中心に分科会の大会における反省点と本大会に向けての取り組みについてバスの中で話し合いが持たれました。その席で種々意見が出されそれを踏まえて来年度の大会に向けて準備の方向が見えて来ているように思いました。
各役員の意見また関係者のお考えを集約しより良い大会が開催出来るよう努力していきたいものです。関係者の報告に先立ち私の雑駁な報告とさせて頂きます。
担当 榊原 隆
福祉文教の分科会では、17項目の議題が提出されました。様々な角度から熱心な議論が展開されすべて採択されました。
分野ごとに8項目に集約し、以下に報告をさせていただきます。
担当 広瀬 清敏
13項目の提出議案のうち一番多かったのはやはり無免許無資格者問題であり、6議題を占め、次に多かったのが公的機関や一般企業へのヘルスキーパーの雇用と介護施設での機能訓練指導員を優先採用の希望が3議題、就労支援センター関係が2議題、目新しいリンパドレナージの理論と手技を学んで職域を拡げる準備を、が1議題でした。
以上12議題は順調に採択されましたが最後の13番目、茨城県からの提出議題は職業経済にはなじまないので団体長会議に委ねることになりました。
担当 梶原 剛
第3分科会では、公職選挙法の条文に「点字及び音声による公報」と言う文言を明記すること、SPコードの添付の促進と、日常生活用具のSPコード読み取り機の支給対象を弱視者まで拡大すること、テレビの副音声化と、地上デジタル放送で視覚障害者が使いやすい機器の開発の促進などが討議されました。
これから山梨大会に向けて準備をしていきます。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
担当 埜村 和美
第4分科会は、昨年同様討議形式をとり、議題は「どう生かす移動支援 あなたの町の現状は?」をテーマに審議されました。
助言者は、大会の講演会講師を務められた、「視覚障害者総合支援センター 千葉」所長の高梨憲司先生でした。先生は、スエーデンの道路や信号機の特徴を述べられ、また、スエーデンには障害者手帳そのものはなく、健常者が短期に障害を負った時にも、ガイドヘルプを申請できる証明書が発行されることなどを、紹介してくださいました。
次に各団体から、移動支援の支給量 利用範囲 負担額についての発表がありました。これについては、各団体の中でも地域格差があり、移動支援のまだない自治体や、日常生活に必要な、基本的な活動には支給量が無制限の地域など、様々な現状が述べられました。
また、公的な事業参加にも、行動計画書の提出義務や、買い物の際のレシートや、領収書の呈示を求められるところもありました。
県外活動や宿泊については、認められない自治体が多い中、時間制限がありながらも認められている地域もあり、これは積極的な要望により、徐々に改善されてきた結果とのことでした。
通院は、自立支援給付になるため、移動支援とは別の申請が必要に
なることを学びました。
費用負担額は、多くは1割負担ですが、運動の成果が実を結び100時間までは無料の地域など、団体間の情報交換の場となりました。
第4分科会は、115名の参加者を得ての開催でしたが、障害者の生活に大きな関心事であることを実感しました。地域生活支援事業は、自治体の裁量に任されるとは言え、国の指導の下にあるので、日盲連として要望していくことの大切さを、高梨先生は説いてくださいました。
積極的な学びや、団体間の協力の意識を深めた、実りある分科会でした。
私たちがボランティアとして働き喜んで頂けるボランティアフォーラム2009が去る2月15日(日)に無事終わることが出来ました。
1階ホールで行われたポスターセッションでは無資格者追放ポスターを出品し300人を超える入館者全員に手渡されたパンフレットや資料の中にはもれなく無資格業者追放のチラシを入れて頂きました。
65人を治療し喜んで頂いた人の中にはドー
ナツの差し入れをして下さる人もいました。ボランティアスタッフの皆さんマッサージスタッフの皆さんご協力ありがとうございました。感謝申し上げます。
以下に治療を受けた方の感想を転載します。
Y.N様(甲斐市)下半身の痛みがひどかったが楽になりました。理由も教えて頂き、治療して行きたいと思いました。
H・M様(甲府市)初めて体験しました。やさしく対応して下さり有り難かったです。身体の痛い所を細やかに聞いてくれる態度に好感を持ちました。肩もすっきりです。
(職業部 広瀬)
下記のとおり平成21年度山梨県視覚障害者福祉協会定期総会を開催いたしますので会員の皆さん、是非ご出席下さい。
定期総会終了後開催します。新役員の方は必ず出席ください。
会場は県ボランティアNPOセンター4階視聴覚室です。
第9回全国障害者スポーツ大会「トキめき新潟大会」出場選手選考会を兼ねた標記大会が開催されます。
大会期日(個人競技の部)と大会会場
4月26日(日)水泳、卓球、アーチェリー(山梨県緑が丘スポーツ公園)
サウンドテーブルテニス(山梨県立盲学校体育館)
ボウリング(ダイトースターレーン双葉)
5月10日(日)陸上、フライングディスク(山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場)
申込方法 4月15日(水)までに山梨県障害者スポーツ協会事務局ヘお申し込み下さい。
山梨支部 雨宮 定夫
山梨市では特別な活動はしないですが個人的にはいろいろな所へ出向き障害者の他の団体の参加協力などまた社協が計画する行事また学校が計画するふれあい福祉講話など多方面にわたりそれぞれが活動を続けています。
いろんなことをやりたいとは思いますが活動を続けておられる方の負担にならない程度に会としての最低の活動を保持しているような現状です。
山視福協や他団体で計画する行事には今後とも参加協力を会員の健康が続く限り続けたいと思います。