平成23年6月14日発行
山梨県甲府市北新1-2-12
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発行責任者　　長澤　　誠 編集責任者　　堀口　俊二

目次

有事における災害弱者	・・・・・2
点字競技会・芸能発表会	・・・・・3
女性部より料理研修のお知らせ	・・・・・4
福祉部より、福祉部講演会のご案内	・・・・・4
支部便り　甲府支部	・・・・・5
事務局より	・・・・・6

「情報」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

有事における災害弱者

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会長　長澤　誠

2万7千人もの死者・行方不明者を出した超巨大地震の東日本大震災が発生して3ヶ月が過ぎてしまいました。視覚障害者の被災状況はどうなっているのかいまだに実態の把握が出来ていないのが現状であります。
5月17日の読売新聞によりますと、大地震が発生した3月11日、青森県八戸市に在住の田村政雄さん（全盲男性63歳）は、自宅において震度5強の揺れに見舞われ、高さ8ｍに及ぶ大津波も住まいのすぐ近くにまで来た直後、停電となり、行き交う広報車の内容も聞き取れず、何がおきたのかわからないまま不安と恐怖の時間が過ぎて行きました。その間、集落の住民は皆避難所に移動しましたが、警察も、消防も、地域の人も誰一人として声をかけてくれなかったと言うのであります。
私は、この記事を読んで大きな衝撃と同時に課題の重大さを感じたのであります。それは、当然出されたであろうと思われる「非難命令」が災害弱者であるこの方には、届いていませんでしたし、避難所への誘導もありませんでした。このような突然の大災害に見舞われた時、人は誰しも我先に我が身の安全確保を優先するかもしれませんが、このような時にこそ、重大な情報は災害弱者個々の特性に配慮してそれぞれに伝達されなければならないと思うのであります。
何事においてもよく言われているように公助、共助のあり方はもとより、災害弱者である私達は自助においても日頃から心しておかなければならないことをあらためて痛感させられたところでありました。

点字競技会・芸能発表会

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第34回県下視覚障害者　点字競技会・情報交換会・芸能発表会を次のとおり開催いたします。

期日　7月3日（日）
会場　山梨県ボランティアＮＰＯセンター　1階ホール
日程

午前の部　受付　9時30分　開会式　10時
点字競技会　10時10分
（種目：聞き書き・写し書き・記憶書き）
情報交換会　10時45分
　　テーマ：各市町村における障害者に対する災害対策の現状について。
昼食　12時（本会で用意します）
午後の部
芸能発表会13時　カラオケ・楽器演奏・詩吟・民謡など。
点字競技会成績発表　15時
終了　15時15分（予定）
点字競技会の出場者は点字板をご持参ください。
情報交換会のテーマにつきまして各支部の支部長さんにおかれましてはお手数ですが情報収集をお願い致します。
カラオケの方は　第1希望から第3希望までの曲名・歌手名を添えてお申し込み下さい。申込みは大至急お願いします。
問い合わせは藤野　ます子まで

体育文化部　藤野　ます子

女性部より料理研修のお知らせ

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女性部では、次の日程により、料理研修を行ないます。

期日　7月24日（日）午前10時から午後2時まで
会場　甲府市中央公民館
講師　深沢勢子先生
メニュー　夏野菜カレー・他2品
もちもの　エプロン・ハンカチ・料理用帽子など

なお、盲導犬使用の方は、敷物をご持参ください。

待ち合わせ場所　甲府駅南口　階段下　午前9時40分
申し込み締め切り　7月10日（日）
定員23名（定員になり次第締め切ります）
申し込み先　返田か藤野までお願いします。

女性部　返田　順子

福祉部より、福祉部講演会のご案内

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　今年は3月11日に、東日本大震災がありました。私たちも被災地の実情を知り、災害に対する心構えを新たにしたいと思います。多くのご参加を、お待ちしています。

期日　8月21日（日）　午後1時より2時30分
会場　ボランティアＮＰＯセンター　ホール

なお詳細は、次号でお知らせします。

福祉部　埜村　和美

支部便り　甲府支部

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甲府支部　支部長　市瀬　實

1。まず最初にこの紙面をお借りして、昨年度逝去された甲視協会員に、心からのお悔やみを申し上げると共に、ご冥福を祈ります。
2。会員の自立、社会参加による足跡の証として昨年度は、花形先生が春の叙勲において旭日単光章の栄に輝き、又長澤さんが文化展に出展した作品が山梨県障害者福祉協会理事長奨励賞を受賞されました。更に、11月に甲府市が実施しているライフスポーツ市民大会の中で広瀬さん他有志が「スポーツマッサージ体験コーナー」を設け、参加した市民にマッサージを行ったことに対し、甲府市体育協会・甲障協から感謝のことばが当事者及び本会に寄せられました。会員各位がそれぞれの場所で輝きました。
3。新会員の皆様並びに本会復帰組みの方々を加え102名でスタートする今年度。長年副会長としてご尽力された吉川勝彦さん、短期間ながら事務局の仕事を献身的にこなし、ご事情で退任された佐野仁美さんに代わって、副会長に酒井弘充さん、理事に島村廣子さん・内海知子さん・小宮山一正さんを新たに迎え、本会活動を進めていきます。
4。甲視協で甲府市へ要望していた事項のうち、福祉タクシー券が710円に、日常生活用具としてタッチメモが認められました。

「甲府駅北口階段の段差が弱視に見えにくくて怖い思いをするので、段鼻に、段差が識別しやすい色のシールを貼って欲しい」他要望。シールについては、甲府駅南口の階段と同じ形（黄色があって黒の縁取りの物）を3月末に設置して頂きました。

5。甲視協では今後、山視協各部担当メンバーを決めて、それぞれの部からの活動への参加要請等に対応します。担当者が決まるまでは市瀬が担当し、決まった時にはこの紙面をお借りして発表したいと思います。

事務局より

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これからの予定

○　第2回役員会　8月21日（日）10時からの予定です。

○　相談支援事業7月7日（木）・8月4日（木）いずれも14時より　ボランティアセンター　担当　長澤　堀口　予約は事務局 小林（055−252−0100）まで。

○　平成23年度第1回重度視覚障害者・全身性障害者ガイドヘルパー養成講習会が社会福祉法人山梨ライトハウスの主催で行われます。お知り合いの方にお声をかけて下さい。
　期日　7月14日（木）15日（金）20日（水）21日（木）
　場所　山梨県ボランティアセンター

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