同行援護10月から施行 | ・・・・・2 |
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第2回役員会報告 | ・・・・・3 |
福祉部から「寿の集い」のお知らせ | ・・・・・4 |
県下視覚障害者交流秋季大運動会へのお誘い | ・・・・・5 |
女性部から研修会の参加者募集 | ・・・・・6 |
募集、グランドゴルフクラブ | ・・・・・7 |
県下視覚障害者文化祭作品・出場者募集 | ・・・・・7 |
わの会との交流会についてのお知らせ | ・・・・・8 |
駅ホームの安全対策についてのご意見募集 | ・・・・・9 |
福祉講演会報告 | ・・・・10 |
障害者福祉サービスのご案内(平成23年度版) | ・・・・11 |
支部便り 甲斐支部 | ・・・・11 |
「情報」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 長澤 誠
障害者自立支援法の改正により、10月から施行される予定の重度視覚障害者に対する移動支援サービス「同行援護」について厚生労働省から事業内容について案等が示されています。今回は、その主な内容について略記して見たいと思います。
先ず、「支給対象者」につきましては、「視覚障害により移動に著しい困難を有する障害者等」とされていて、一定の要件が設けられています。「同行援護」対象者の要件としては障害者程度区分を使用しないで支給対象者を特定するための独自の評価指標である「同行援護アセスメント票」を新たに設けこの基準を満たす者とするとされています。
アセスメント項目としては、@視力障害 A視野障害 B夜盲 C移動障害となっています。
次に、「サービス内容の範囲」としては、外出時における、移動時およびそれに伴う外出先において必要な、視覚的情報の支援(代筆・代読を含む)。等と明記されました。また、同行援護に関わる職員資格に関する基準(従業者の要件)としては、同行援護従業者養成研修一般課程の修了者等となっています。
最後に書き加えておきますが、介護保険との関係では、同行援護は介護保険のサービスにはない視覚情報提供サービスであるため介護保険利用者であっても利用ができ、同行援護事業でも通院が可能であるとのことです。しかし、たとえ同行援護であっても、通勤、営業活動等の経済にかかる外出、社会通念上適当でない外出は対象外であることは言うまでもありません。
私達は、より積極的に社会参加活動を拡大し、質の高い自立生活を営むために新しく創設される同行援護を有効利用して行こうではありませんか。10月からのスタートを大いに期待して行きたいと思います。
事務局長 堀口 俊二
去る8月21日(日)午前10時よりボランティアセンター4階視聴覚室にて第2回役員会を行いました。以下にその要点を記します。
福祉部では次の日程により、「寿の集い」を開催します。先輩の方々との会話や、自慢の歌を聞きながら、友情を深める機会にしたいと思います。
福祉部 埜村和美
本会と山梨ライトハウス、青い鳥奉仕団の3団体交流運動会を次のとおり、開催致します。
秋の一日を楽しみながら交流を深めましょう。賞品もたくさん、ありますのでご家族、お友達をお誘い合わせの上、ご参加下さい。
体育文化部 藤野ます子
研修会「災害についての意見交換」の参加者募集
女性部では、先日の東日本大震災を通して、視覚に障害を持つ私たちが災害にあったとき、どんなことがいちばん困るのか、また、どんなことを心がければよいのかなど、みんなで話し合います。より安全に避難できるよう、意見交換をし、それらを各自の参考にできればと考えています。
またそのほかのことで、日常、気になることなどありましたら、聞かせていただきたいと思います。きっとよい知恵が浮かぶことでしょう。
少しばかり、お菓子やお茶なども用意しますので、多くの参加をお待ちしています。
女性部 返田順子
恒例となりました わの会との交流グランドゴルフ大会を次の通り行いますので、大勢の会員の皆様のご参加をお待ちしております。
恒例の文化祭を開催致します。深まり行く秋の一日を、語り朗読・文芸作品・講演に耳を傾けてみませんか。
体育文化部 藤野ます子
事務局長 堀口 俊二
役員会報告にも書きましたが、わの会よりお誘いのあった交流会をサイトワールド見学をメインに実施することとなりました。
参加を希望する方は、付き添いの有無も含め10月10日までに事務局の小林(055−252−0100)までお申し込み下さい。なお、今回は予算の関係上バス1台での計画となりますので、定員になり次第締め切らせていただきますがご承知おき下さい。以下に計画の概要を記します。
福祉部より、ホームの安全対策についてのご意見を募集します。
後を絶たない、視覚障害者のホームからの転落事故に対し、ホームドア(可動柵)設置の気運が高まりつつあり、日盲連から国土交通省に要望が提出されています。地方の駅に設置されるまでには、まだまだ長い時間を要するとは思いますが、地道な運動を続けていかなければならないと思います。福祉部ではホームドアをはじめ、駅利用の際の問題点や要望、その他鉄道に関するご意見を募集しています。
各支部長さんは会員の要望をとりまとめ、福祉部部長または事務局長(堀口俊二)までお寄せください。なお締め切りは、9月末日とさせていただきます。
福祉部 埜村和美
今年3月11日に発生した東日本大震災は、マグニチュード9、0という観測史上4本の指に数えられる強さで、その後に起こった津波は主に海岸線を中心に、美しい自然や人々の生活そして産業までもを奪い去り、福島県の原子力発電所の事故は、日本の将来にも大きな不安を残しました。
今年度の福祉講演会は、山梨県社会福祉協議会福祉振興課 課長補佐 御代田成人氏を講師にお招きし、「東日本大震災における、山梨県社会福祉協議会の取り組み」 〜岩手県釜石市の災害ボランティアセンターの支援と取り組み〜と題し、現地での貴重な体験を聞きました。以下に講演内容を、簡略に記します。
福祉部 埜村和美
このパンフレットは、山梨県福祉保健部が作成した、在宅で生活する身体障害者等を対象とした福祉サービスの概要について記載したものです。
電子版は山梨県のホームページをご覧下さい。墨字版・点字版につきましては、事務局までお申し付け下さい。
音声ブラウザをお使いの方へ、次の福祉サービス 平成23年度版記載ページは別窓で開きます。音声に乗らない場合は(F5キー)を押してください。
支部長 堀口 俊二
甲斐支部では5月1日(日)に定期総会を行い、市当局への要望活動、研修会の実施など本年度事業について話し合いました。このうち、要望活動については昨年度ほとんど前進が見られなかったので、今年度もほぼ同じ内容で継続的に運動を進めていくこととなり、去る8月9日、岡部 副部長さんとともに移動環境の整備や日常生活用具指定品目の拡大などを中心に、市の福祉課を訪ね要望書を提出してきました。東日本大震災や世界的経済不況など閉塞感が強まっている中ではありますが、視覚障がい者の自立や社会参加の促進のためには粘り強い活動が必要かと考えます。
一方、研修会については日本点字図書館を見学してみたいとの会員からの希望があり、日程等調整の結果、8月3日(水)に東京ヘレンケラー協会の見学と合わせて実施することとなりました。午前中に訪れたヘレンケラー協会は1948年ヘレンケラー女子の2度目の来日を機に創立され、ヘレンケラー学院(あはき師養成)、点字出版所、点字図書館の三つの施設を中心に各種サービスが行われていますが、今回は点字出版所をメインに見学しました。最新式のインターポイント方式の点字印刷システム、従来より使用されている固形式点字印刷機などを見せていただき、大量印刷のダイナミックさに圧倒されました。
午後訪れた日本点字図書館では、点字図書や録音図書の製作過程や2万数千タイトルに及ぶ点字図書を収納する書庫を見せていただくとともに、1940年創立以来図書館運営に情熱と心血を注がれた本間前館長のお話をうかがい、先人への感謝の念を新たにすると同時に歴史の重さを痛感しました。見学先の立地条件から行き帰りは電車での移動となり、やや心配もありましたが、ガイドの方に支えていただき無事見学を終えることができ、次回の企画にも少し自信が持てたような気がします。この場を借りて心よりお礼申し上げます。