韓国盲人協会との国際交流 | ・・・・・2 |
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年度末諸会議について(お知らせ) | ・・・・・4 |
平成24年度定期総会 | ・・・・・5 |
第65回日盲連全国大会(千葉大会)案内 | ・・・・・6 |
福祉部から甲府駅北口の調査報告 | ・・・・・6 |
女性部よりお知らせ | ・・・・・8 |
読者と青い鳥奉仕団の交流会 | ・・・・・9 |
竜王駅工事のお知らせ | ・・・・・9 |
支部便り 富士吉田支部・甲州支部 | ・・・・・9 |
「情報」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 長澤 誠
この交流会は、2010年10月に千葉県において開催されたWBU―AP(世界盲人連合アジア太平洋地域協議会)終了後、KBU(韓国盲人協会)から参加したチェ・ドンイク会長をはじめ70名が日盲連を訪問して、笹川吉彦会長の講演「日本の視覚障害者を取り巻く現状と課題」を聞いて活発な質疑応答が行なわれた後、チェ会長からの提案によって日盲連とKBUが交互に交流を図る事となりました。今回は昨年11月22日(火)〜24日(木)の三日間韓国で開催され日盲連から笹川会長をはじめ9名がソウルを訪問し私も参加させていただきました。その時の主な内容を紹介いたしましょう。
第一日目は、14時からKBU事務所において、2008年に世界で7番目に施行された「韓国障害者差別禁止法に関する学習会」が行なわれました。それによりますと、韓国では現在、国家人権委員会が設置されていて障害者が差別を受けるとこの委員会に訴えることが出来るとのことであります。同委員会が差別と判定した場合は、差別した側に対し注意・勧告がされるとのことでありますが、障害者差別禁止法施行後今日まで国家人権委員会へ2000件以上の差別の訴えが寄せられましたが差別と認定された数は少ないとのことであります。また、国家人権委員会で解決出来なかった時は、法務大臣に移され差別を行なった者に対して、差別を禁止する命令措置となるとの事でした。日本でも、一日も早く国内法が整備されて障害者差別禁止法の制定が望まれるところであります。
二日目の午前中、視覚障害者総合職業訓練施設「シロアムセンター」を見学いたしました。センターに着くと、先ず、ロービジョンの女性が経営しているカフェでコーヒーと韓国の伝統的なお菓子を頂きながらセンター全体の概要説明を聞き、7階から順に降りて各階にある施設を見学いたしました。施設内は、視覚障害者に対する認識改善のキャンペーンや職員の管理等を行なう事務的な部門から、録音物製作部署、22名の視覚障害者が働いているマッサージ室、中途失明者支援のところでは、歩行や点字・パソコンの指導等日常生活動作訓練を行なう部署、また、用具のところでは様々な福祉機器の販売と、点字ディスプレイのように高額な物の貸し出し事業、体育支援の部署では大会の支援や水泳等の種目指導、音楽関係では西洋音楽や伝統音楽の器楽・声楽等の指導育成、等が行なわれていました。さらに、各部署のコーナーにおいて中途失明者への点字指導はもとより、図書作りの点訳、中国語やドイツ語をはじめ外国語の点訳、西洋音楽や伝統音楽の楽譜の点訳などが行なわれ、国内のみならず海外の視覚障害者にもサービス提供を広げるとのことでありました。午後は再びKBU事務所において、前半は「按摩・マッサージ業に関する意見交換」が行なわれ、後半には「組織拡大と会員の増加について」、按摩師協会のイ・ビョンドン会長とKBUチェ会長の両氏から韓国の現状についてお話をお聞きして意見交換が行なわれました。
最終日には、ソウル市内にある景福宮(フリガナは、キョンボックン)という王宮を見学いたしました。ここは、1395年に創建された王宮で、五つある宮殿の中でも最大規模の上に優れて美しい建築物として評価されており現在は、国宝等の文化財が保存されており歴史的にも意義のあるとのことでした。また、景福宮は韓国においても最も人気のある観光名所とのことでした。
私はこの交流会に参加して、韓国ではマッサージ業が視覚障害者の専業となっているにも関わらず私達と同じように無資格者・医業類似行為者の横行が強力なため、また、差別禁止法の制定やその他、福祉サービスの改善・要求等に対しても「腹の底からの叫び」のような熱意を感じて帰ってまいりました。
事務局長 堀口 俊二
時の立つのは速いもので今年度もあとわずかとなり、来年度総会に向けての準備を進めなければならない時期となりました。そのための会議等を以下のように計画致しましたので、関係の方々にはご多忙中とは存じますが是非出席のほどよろしくお願いします。なお、役員会出席の折には印鑑をご持参下さい。また、やむを得ず欠席になる場合には必ず事前に委任する旨のご連絡をよろしくお願いします。
詳しくは、来月号でお知らせ致します。今回は新法人に向けての大事な総会になります。ぜひご出席ください。
福祉部では2010年8月に竣工したペデストリアンデッキと、駅北口周辺の調査をしました。新県立図書館・合同庁舎・NHK等は開館を待つ段階ですが、ペデストリアンデッキ(歩行者専用空中回廊)は甲府駅北口と武田神社方面を結ぶメインルートを軸に、各方面へのアクセスが整備され、歩行者の安全確保と北口周辺の発展が期待されています。福祉部では視障者の立場から、その安全面を中心に調査しました。(2012年1月現在)
福祉部 埜村和美
女性部では、2月の研修として、合唱を企画しています。講師に藤原節子先生をお願いしました。おなじみの歌に、素敵なハーモニーをつけて、みんなで合唱を楽しんでみませんか。
たくさんの参加をお待ちしています。
女性部 部長 返田順子
楽しみながら奉仕団の方と交流をしましょう。多数の方のご参加をお待ちしています。
支部長 藤野 忠臣
会員の皆様には良い年をお迎えのこととお喜び申しあげます。
さて、支部活動は、総会・新年会・社会学級(年2回・陶芸)・女性部研修会(今年は織物体験)・パソコン学習会(月2回)を行なっています。また、他団体への参加(ボウリング・運動会)山視福協事業への参加などです。
会員の高齢化が進み入会のお勧めの広告を市の広報と社協便りに、年1回ずつ載せてもらっていますがなかなか入会する人がありません。このことは気長に進めて行きたいと思っています。
今年もよろしくお願いします。
支部長 矢崎 繁
甲州支部の行事についてご紹介します。
5月に総会が行われ、その席で前年度の事業報告、決算報告はもちろんその年の事業案について話し合いがあり、それを元に行事が行われます。
6月の「歩け歩けの会」では健康作りと会員とガイドヘルパーさんとの親睦を深めるため甲州市大和町にある武田勝頼の最後の地である景徳院を観光ボランティアさんの案内で見学し昼食は大和の道の駅でという予定で行われました。
11月の宿泊研修では霊峰富士と神秘の森青木ヶ原樹海を望む西湖の地にある茅葺きの里「いやしの里」を見学し1370年代、佐渡の金山に次いで、全国の鉱山中第二位の金産出量を誇っていたという土肥金山を見学し金塊にも触れる体験などをし、唐人お吉物語で知られる宝福寺ではボランティアさんの案内で見学と当時のお話を聞きました。
宿泊先は宇久須クリスタルビューホテルで帰りは沼津方面にて海産物の買い物などで帰途につきました。
これからの行事ですが2月の下旬に料理教室(B1グルメで知られているオツケ団子汁)と甲州市で試験運行しているデマンドバスについて説明を聞く予定となっています。
以上が行事の概要でした。これからもどうぞよろしくお願いします。