甲府駅南口修景計画に対して要望 | ・・・・・2 |
---|---|
定期総会と役員会開催のお知らせ | ・・・・・3 |
日盲連関ブロ大会(千葉県大会)報告 | ・・・・・4 |
ボランティアフォーラム2012を終えて | ・・・・・8 |
研修会と閉校式を終えて(女性部) | ・・・・・9 |
平和通り甲府署前歩道橋の工事のお知らせ | ・・・・・9 |
山梨県障害者スポーツ大会 | ・・・・10 |
支部便り 峡南支部 | ・・・・10 |
「情報」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 長澤 誠
山梨県と甲府市では、甲府駅南口の修景計画を進めていますが、この地域は、公共交通機関の発着点であり私達が会議や研修会においてよく利用し、また様々な商業が集積している地域でもありますので、障害の有無に関わらず日常的にも重要なエリアであります。このため、県と市が進めている計画に対し、本会としても、甲府支部と共に、本会顧問の土橋県議と、甲府支部顧問の鈴木市議のお二人に紹介議員として同行していただき、去る2月8日午後1時から山梨県の酒谷県土整備部長に、また3時から甲府市の薬袋都市建設部長に「甲府駅南口修景計画にともなう、視覚障害者の移動環境の整備について」要望書を提出いたしました。
これらの要望に対して酒谷県土整備部長も、薬袋都市建設部長も異口同音に、「24年度からの計画策定の段階において、皆さんの意見が反映できるよう前向きに検討していきたい。」との回答をいただきました。県都甲府市の玄関口といえる甲府駅南口の修景計画が、いつでも、誰でも、容易に利用できる、ユニバーサルデザインの考えに基づいて推し進められるように、心から祈らずにはいられません。
事務局長 堀口 俊二
次の通り社団法人山梨県視覚障害者福祉協会平成24年度定期総会を開催致します。新しい一般社団法人定款案など重要な議題の審議が予定されています。会員の皆さん是非ご出席下さいますようお願い致します。総会の進行の効率化をはかるため事前に資料をお送りしますので、総会前に充分読んでおいていただければ幸いです。又、やむを得ず欠席される方は資料に同封される委任状をご提出下さい。
定期総会終了後、役員会を次の日程で行います。役員の方は必ず出席くださいますよう宜しくお願いします。
事務局長 堀口 俊二
標記の大会が去る3月4日(日)〜5日(月)の両日、千葉県千葉市のホテルポートプラザ千葉において開催され本会からは会員・付き添い計21名が参加しました。4日の午前7時にバスで甲府駅を出発、富士山駅経由で約4時間の移動となりましたが、懇親会用の合唱の練習などエネルギッシュに行い、懐かしい歌声喫茶の気分に浸りながら和気藹々のバス旅となりました。チームワークの良さと気持ちの良い空腹感を感じながら11時15分ころ会場に着きました。
大会は13団体約550名参加の下、午後1時より始まり、式典、講演に引き続き生活、バリアフリー、職業、青年、女性の五つの分科会に分かれ熱心な協議が行われました。また、5時過ぎからは団体長会議や座長会議が行われ、その後の懇親会では、他団体との交流を深めながらくつろいだ一時を過ごし1日目の日程を終えました。講演は元NHKアナウンサー宮田修氏による「報道の現場を離れて思うこと」というもので、さすがプロのアナウンサーならではの巧みな話術に会場全体が引き込まれ、参加者一同皆聞き入っていました。なお、分科会の内容については各分科会報告をご覧下さい。
2日目は午前9時より11時まで全体会が行われ、分科会報告、関東ブロック協議会報告、日盲連情勢報告に引き続き、大会宣言案・決議案が一部修正の上採択されました。
情勢報告の中で最大の話題は、かねてより民主党が掲げていた「障がい者総合福祉法」制定が見送られ、厚生労働省から「障がい者自立支援法」を一部 手直しした「障害者総合支援法」が今国会に提案されるであろうというものでした。昨年8月に障がい者制度改革推進会議総合福祉部会でまとめた提言がほとんど盛り込まれていないとのことで、今後国会の動向を注視するとともに、「障がい者総合福祉法」制定と「障がい者権利条約」批准に向けさらに声を大にした運動を進めていかなければならないものと痛感しました。最後に次回開催県である茨城県から挨拶があり会を閉じました。来年度の大会は3月3日(日)〜4日(月)開催予定とのことです。
以下に決議された要望事項を要約して記します。
帰りは昨年同様あいにくの冷たい雨でしたが、バスでの移動だったためそれほど濡れることもなく全員無事帰路に着くことができました。2日に渡り私たちの移動等アシストして下さったガイドヘルパーやボランティアの方々、有難うございました。この場を借りてお礼申し上げます。
福祉部 埜村和美
生活分科会は、笹川吉彦日盲連会長と鈴木孝幸情報部長を助言者に、100余名の出席者を集めて開会しました。承認された議題は、次の通りです。
藤野 ます子
バリアフリー分科会では、18議題が提出され、この議題を3項目に分け、討議されました。
などでした、活発な意見交換がおこなわれ、すべての議題が採択されました。情報としては、音響信号機より音声信号機の方が安く設置できるとのことでした。 私たち視覚障害者を取り巻く問題は山積していますが、要望事項に優先順位をつけ、地道に声を上げていくことが生活環境の改善につながるのではないでしょうか。
職業部長 広瀬清敏
職業分科会では12の議題が提出されました。
毎年半数近くをしめる無資格の問題につきましては今年は2題でしたがその内容は大きく異なり茨城からはカイロ整体等の無資格者に一定の条件をつけて厚生労働大臣免許を与え取り締まりしやすくするため、あはき法の改正を要望していました。
山梨からは国会内で永年営業している無資格業者の実態がありましたが衆議院会館と参議院会館にある治療施設の契約期間が終わり再契約を機に両施設とも有資格あはき師が入ったそうです。一つの大きな成果かと思います。
一番多かったのは公共施設へのヘルスキーパーや介護施設への機能訓練指導員の優先採用を望むもので5題の提出がありました。
就労支援施設につきましては3題の提出がみられ千葉からは中途視覚障害者の職場復帰のための支援施設の設置の要望がありました。
栃木からは関ブロ各団体は7団体とどのような活動をしているのか教えて欲しいとの申し入れがあり各団体それぞれの取り組みが紹介されました。川崎市からは就労拡大のため同行援護を利用できるようにとの要望がありました。12の議題は承認され熱心な討議は終了しました。
長澤 誠
青年分科会では、提出議題を討議するのではなく、講演会形式で進められました。今回は、昨年9月に発売されて好評となった「プレクストークリンクポケットの操作方法と、サピエ図書館の利用について」でした。講師はシナノケンシの横井紗由里先生で、参加者は付き添いも入れて38名でしたが、デモ機が4台だけでしたのでせっかくの体験の機会が少々物足りない気がしました。
お話が終ってから質問の時間もありました。ここで、講演の主な内容を要約して紹介いたしましょう。先ず、本機を使ってインターネット上にあるサピエ図書館を利用するには、サピエに登録してIDとパスワードを取得した上で検索や再生、ダウンロードが可能となります。サピエには、27000タイトルの書籍がありますが現在全てをダウンロード出来るわけではありません。いずれ出来るようにして行くとのことであります。本体には8GBのメモリーが搭載されていてダウンロードした書籍を情報として保存しておくことが出来ます。本機は、市町村によって多少異なりますが日常生活用具に指定されていて貸与年数は6年だそうです。
私は、プレクストークリンクポケットについての講演をお聞きして、パソコンを使わないで直接サピエへアクセスしたり、本体が携帯型なのでいつでもどこにでも持って行くことが可能という便利な機器が開発された事に大変感心させられました。
市瀬 英子
女性分科会では「災害時その時あなたは」をテーマに討議されました。最初に各県ごとの報告、その中で、昨年起きた大震災の体験が切なく語られました。外出先では携帯電話が繋がらない、電車やバスなど交通機関はマヒ状態、タクシーは長蛇の列。そんな中で不安と戦っていた人たち。それでも盲導犬と歩いている人たちは、それだけでずいぶん癒されていたそうです。
自宅に居た人たちは、不安に耐えながらもベッドの下に潜ったり、ものが倒れないようにおさえていたり、家族や近所の人たちの声がけで、とても心強かったようでした。
防災非常袋やリュックなど、日頃から準備しておく事、普段使っている公共機関やセンターなどの非常口や階段を歩いて見て置くこと。ご近所又は仲間作りが大切だということなどを皆さんで確認し合いました。
要望としては、各県や市に福祉避難所を設けて欲しいことがあげられました。多数の人が、地域の避難所には行かずに自宅に居たいと望んでいるようです。
間もなく東日本大震災から1年です。改めて防災グッズをチェックして見ませんか?
職業部 部長 広瀬 清敏
去る2月19日(日)「いきいきボランティア!元気にNPO!震災復興元年〜結びあい広げよう新たな絆〜」のテーマのもとマッサージスタッフ11名・サポートスタッフ4名の体制で2階多目的スペースにおいて午前10時頃スタートし、60名の患者さんを治療することが出来ました。
私ども山視福協職業部が汗を流し地域の皆様に喜んで頂ける行事を無事終わることが出来ました。サポートスタッフの皆様、マッサージスタッフの皆様有り難うございました。
部長 返田 順子
2月26日、今年度、最後の研修『楽しく歌おう』を講師に藤原節子先生を招き、行いました。ヘルパーさんも含め、26名の参加となりました。より、素敵に歌う時のポイントは。
11時半から閉校式に移り、一年間の事業報告、来年度への希望などを聞いたあと女性部の誕生について簡単に振り返りました。最も活発だった頃は毎月のように研修が行われ忙しかったけれどとても充実していたそうです。来年度もより楽しく元気な女性部でありたいとみんなで確認し閉校式を終わりました。来年度も引き続きよろしくお願いします。
今年の6月29日までの間、平和通り甲府署前の歩道橋の市庁舎側 角の北側へ昇降する階段を撤去するため、通行が出来なくなります。迂回路として、東側への昇降階段を利用出来ますが、 市庁舎 西南角から約40mの間の歩道も工事のため狭くなっています。できれば、反対側(西側)の歩道をご利用下さい。
標記大会の参加者を募集しています。
峡南支部長 井口 貞子
支部便り「あの日に帰りたい」
故長谷部薫先生が設けて下さいました盲人会の時代は、峡南支部は会がある度ににぎやかで活気だっていて楽しい会でした。特に、中央に集まる時など身延線の中はお祭り騒ぎで、今度はだれが乗ってくるかというように、当時は開けることができた窓を覗いては弱視や付き添いの人々の間で「ご苦労さん」という大声の挨拶が飛び交っていたものでした。帰りは帰りでまたまたにぎやかで、今日の講師は良かった、また、だれだれは良い意見を述べてくれたとか話に花が咲いていて、皆名残惜しく下車していきました。皆支部長についてゆき、意見交換も活発で楽しかったことを覚えています。
私が支部長になる前は視協と業会と同じ支部長でした。たまには話が脱線することがあって「視協と業会と一緒にするな」という意見が出て、私の時から別々になりました。それでも小言をいう人がいました。それなら中央の会にいうように進めれば「つまらない」の一言です。「それだから中央の会に出て意見を述べてほしい、支部長一人ではどうにもならない」といえば「やめる」といってやめてしまう人もいました。今は会員も10名で高齢化が進み、「まあ頼む」といって出かけられない人ばかりです。また、「身延へ行くより甲府の方が近い」という人がいます。腹が立つからそれきり誘いません。
私も年、だれかに支部長を譲りたいけれどどうにもならず今に至っています。なるようにしかならないと割り切りながら、楽しくやっていこうと思い直しているところです。