第65回全国盲人福祉大会千葉大会参加報告 | ・・・・・1 |
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要望活動報告 | ・・・・・5 |
福祉部の移動環境調査報告 | ・・・・・5 |
無資格者撲滅キャンペーン実施について | ・・・・・6 |
第2回役員会開催のお知らせ | ・・・・・6 |
福祉部研修会のご案内 | ・・・・・7 |
文学散歩へのお誘い | ・・・・・7 |
「寿の集い」のご案内 | ・・・・・8 |
第32回山梨県障害者技能競技大会参加者募集 | ・・・・・8 |
「盲導犬使用者1日体験会と盲導犬訓練施設見学会」 | ・・・・・8 |
平和通り甲府署前歩道橋の工事について | ・・・・・9 |
日盲連・日マ会中央三療研修会のご案内 | ・・・・・9 |
支部便り 南アルプス支部 | ・・・・10 |
「情報」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 長澤 誠
第65回日盲連全国盲人福祉大会千葉大会は、去る、6月7日(木)〜9日(土)の3日間、千葉のアパホテル&リゾート東京ベイ幕張を会場に全国各地より会員および関係者1500名余の参加により盛大に開催されました。本会からは9名が参加いたしました。今年は、「障害のある人の権利条約の早期批准と国内法の整備を」「守れ、視覚障害者の命。急げ、駅ホーム可動柵の設置」「無免許マッサージの放置は法治国家の崩壊」「続けよう、被災者支援。忘れるな、大震災への備え」を大会スローガンに掲げて開催されました。
大会初日、13時から行われた評議員会では、日盲連の平成23年度事業報告および決算報告が執行部提案どおりに承認されました。
2日目の、第49回全国盲人代表者会議では、「生活」「バリアフリー」「職業」の各分科会に別れ加盟各団体より提出された議題について活発な討議が行なわれました。私は、「バリアフリー」分科会に入りましたが、本会からの、「歩道における自転車の交通ルールの明確化と、自転車のマナー向上等を行い歩行者の安全を確保するよう要望する」も採択されました。
大会3日目、全国盲人福祉大会式典では、大会実行委員長の小林英樹千葉県視協会長より歓迎の言葉の後、竹下義樹日盲連新会長から「第65回全国盲人福祉大会、私は61歳、日盲連が結成された以後に生まれた世代が初めて会長職を受ける事になった。リーダーとなったからには全力で、全国の視覚障害者にとって住みやすい日本であり、日本が世界に誇る福祉国家であると宣言できるようになるべきである。」と力強く語られました。また、新会長、竹下氏の夢として、「日本の視覚障害者が歴史的に、伝統的に守り続けてきたあはき業を以って社会貢献して来たことは世界一である。これからも、さらに、今までにないものを積み上げて、視覚障害者にとって生き生きした社会貢献の出来る職業環境を作ることが私の日盲連会長としての夢である」と、抱負を話されました。
この後行なわれた日盲連顕彰では、本会の諸行事にボランティアとして協力していただいている「わの会」に対し、「青い鳥賞」が、また、視覚障害者のスポーツ振興等に貢献した榊原副会長に「ブライトスター賞」が贈られました。心からお喜び申し上げます。
最後に、障害基礎年金を1級月額12万円以上、2級月額10万円以上に引き上げ、所得制限を緩和等、12項目の大会決議案を採択して閉会となりました。
3日間同行して下さったボランティアの方、また、ご協力をいただいた会員および関係者の皆様に心からお礼申し上げます。
来年、第66回全国盲人福祉大会は福井県で開催されることが決まっています。あなたも今から準備して多くの皆さんと一緒に参加いたしましょう。
副会長 堀口 俊二
標記会議は全国大会第1日目の6月7日15時15分〜17時までアパホテル&リゾート第4〜第5ホールにて開催されました。執行部より平成23年度事業並びに決算報告、平成24年度事業計画並びに予算案等が提案され、承認されました。
事業計画の中で目新しいものは、マッサージ診療報酬の引き上げを求める運動、昭和35年最高裁判決の変更を求める運動を展開するというものです。特に、昭和35年最高裁判決については長い歴史的な背景があり、簡単に山が動くようなものではないかもしれませんが、無資格者対策の新たな切り口として注目されます。
さらに無資格者対策に関して、竹下会長より無免許・無資格者の告訴や告発のモデルを日盲連で作り全国に提示したいとの意向が示され、地方での無資格者撲滅運動に生かせるのではないかと期待されます。また、視覚障がいあはき師を取り巻く諸課題とその解決の道筋を提言としてまとめた「あはきプロジェクト委員会報告」については、これを日盲連のあはき業に関する基本的な考え方として運動の具体化を進めていくことが確認されました。
副会長 小林 誠
今年度のスポーツ協議会は、6月7日、同会場にて開催されました。会議の冒頭、前年度全国障害者スポーツ大会、グランドソフトボール部門で優勝した三重県視覚障害者協会に優勝旗と表彰状が授与され、これに続いて、昨年度のスポーツ通信大会の優秀者6名が表彰されました。
この後、司会者が議長席に上がり議事にはいり、まず、執行部より平成23年度の事業報告、決算報告が報告され、質疑応答に入りましたが、一部不備があり、正しく訂正した資料を後日、送付することとなりました。その後24年度の事業計画及び予算、役員改選も承認はされましたがやや不手際の多い会でした。
これ以外では、日盲連関連の主催するスポーツ大会の参加資格は、会員以外は参加できないことを各加盟団体とも、徹底してほしいとの提言がありました。
副会長 堀口 俊二
職業分科会は全国大会2日目の第3分科会として行われ、各地区からの提出議題を以下の5項目に整理し話し合いが行われました。
就労の拡大についてでは、あはき施術所の広告制限の緩和(医療保険や教育の現場で認められている適応疾患や料金体系の表示)、就労継続支援事業施設の定員数や建物基準の緩和、通勤等における同行援護制度の適用、あはき以外の職種の開拓などの要望が採択されました。
無免許・無資格者対策については、一層の取締の強化、法第12条の完全実施に向けた通達の見直しや法整備への取り組み、あはき法へのマッサージの定義の明記等の要望が採択されました。
視覚障がいあはき師の雇用についてでは、公的機関におけるヘルスキーパーとしての視覚障がいマッサージ師の採用促進、介護施設における機能訓練指導員としての視覚障がいマッサージ師の採用促進、職場介助者制度の適用等の要望が採択されましたが、経済不況や機能訓練指導員の場合の事務処理の問題など、その具体化には多くの課題があることが浮き彫りとなりました。
教育問題では、実技力の向上が課題であり、卒業生の臨床の場の確保、卒後研修の制度化などに向けた運動が必要とのことで採択されました。また、助言者より、盲人ホームを卒後指導の場とするとともに、就労支援施設への移行を目指すべきとの平成22年の日盲連の提言が実を上げるよう行動を起こすことが大切であるとの考えが示されました。
マッサージ点数については、その引き上げを要望することが採択された後、小川あはき協議会会長より現在実施中の署名活動への協力の要請がありました。
例年ながら、出口の見えにくい問題が多く、粘り強い長期的な運動の必要性を痛感しながら会場を後にしました。
副会長 榊原 隆
全国盲人福祉大会2日目に行われました生活分科会報告を致します。
今年の生活分科会には例年になく多い45議題が提出されました。内容により5つの項目に分けてみますと、
以上、主な項目を挙げましたが、私たちが日常生活の中で直面する様々な問題についてたいへん熱心な議論が交わされた結果、一部の文言を改めた上で45議題がすべて採択されましたことをここに報告いたします。
尚、総合支援法は、残念ながら内容がこれまでの自立支援法とほとんど変わらないまま、6月20日国会において可決成立しました。
しかし、日盲連はその一週間後の6月27日関係各省庁等への一斉陳情をおこなった際、厚生労働省に対し、障害者総合支援法について障害者制度改革推進会議総合福祉部会がまとめた骨格提言を盛り込んだ抜本的改正を3年内の見直し規定により要望したことを付記いたします。
事務局長 堀口 俊二
今年度運動方針に基づき6月に行なった要望活動についてご報告致します。
まず、6月15日(金)に会長・事務局長で県障害福祉課に出向き、以下の事項について要望書を提出し、本会の要望を伝えました。11月ころ回答をいただけるものと思います。
次に、6月21日(木)、会長・事務局長・福祉部長の3名で県警交通規制課・道路管理課を訪れ、福祉部でまとめた交通バリア調査に基づき以下の要望を行いました。それぞれの対応につきましては逐次情報でお伝えしたいと思います。
福祉部 埜村 和美
福祉部では6月10日(日)、長松寺バス停から盲学校までの、移動環境を調査しました。
この周辺は古い形状の点字ブロックが敷設されていて、新しい点字ブロックへの改善が望まれます。
・中銀 下飯田支店から、甲府ラジオ 東角までの歩道と、その途中にある「ライトハウス入り口」方面へつながる狭い道。
・県立盲学校西門から、30mほど先を右折した道路等
またライトハウスに面する道路は、新しい線状の点字ブロックが敷設されていますが、ライトハウスへの入り口がよくわかりませんでした。ライトハウスの開館日以外はガイドチャイムが鳴らないので、やはり点状のブロックが必要だと思いました。
青い鳥成人寮への入り口も60cmの間隔があるので、ここにも点状ブロックが欲しいところです。盲学校の敷地内は点字ブロックの敷設により、連続性のある移動ができるようになっていました。
青い鳥支援センター方向から東に進むと、青い鳥成人寮の作業棟があり、そこに福祉エリアの名前の標識がありますが、点字図書館の名称の標識が必要だと思いました。またこの標識は、スーパー「マックスバリュー」方向から点字図書館に行く道筋にもあると便利です。
福祉部では継続的な運動をおこないながら、安全で利用しやすい移動環境実現を目指していきたいと思います。会員皆様からのご意見ご要望を、お待ちしています。
職業部長 広瀬 清敏
今年も、無資格者撲滅キャンペーン活動を業団体の方々にも協力をお願いしながら、はりきゅうの日(8月9日)を中心に展開したいと思います。甲府地区では、例年同様甲府駅周辺でのビラまきを予定していますが、他の地区につきましてはそれぞれの支部の実態に合った形で行なっていただくこととなりますので、支部ごとに充分連絡を取り合いながら進めていただければと思います。目に見える成果が上がりにくい活動ではありますが、地道に声を出していくことが大切ではないかと考えています。ご協力のほどよろしくお願い致します。
事務局長 堀口 俊二
平成24年度第2回役員会を8月26日(日)午前10時より、県ボランティアNPOセンター4階視聴覚室にて行います。主な議題は12月までの事業計画に関する件、新法人準備に関する件、内規変更に関する件等です。詳細は来月の情報でお知らせしますが、役員の方には必ず出席いただけますよう、予め予定に組み込んでおいていただければ幸いです。よろしくお願いします。なお、やむを得ず欠席となる場合には委任も含め事務局まで必ずご連絡下さい。
福祉部 埜村和美
福祉部では次の日程により、福祉部講演会を開催します。ライトハウスは、私たち視障者の生活に密接なところです。今回はライトハウスからお二人の講師をお招きし、主な事業を再認識して、より豊かな生活を得るための機会になればと計画しました。多くの皆様のご参加を、お待ちしています。
体育文化部 藤野ます子
今年度は、米倉山太陽光発電所・ゆめソーラー館を中心に県内の施設の見学を行います。
福祉部 埜村和美
山視福協では次の日程により、「寿の集い」を開催します。先輩方との交流を通し、元気を分かちあいませんか。尚午前は長寿会総会と、研修会が開催されます。
障害物をよけてくれる。段差や脇道で止まる。ドアや階段、いすなどを探してくれる。など、盲導犬の賢さに驚きます。そんな盲導犬にあなたが指示を出して、小鳥の声に耳を傾けたり、ほほに風を感じながら、胸を張って颯爽と歩いてみませんか?
山梨県ハーネス友の会では、赤い羽根共同募金の助成を頂き、1人でも多くの方に歩行の自由や、よりスピーディーでスムーズな盲導犬歩行を実感してほしいと、実際に盲導犬歩行や世話を体験して頂くための「盲導犬使用者1日体験会と、盲導犬訓練施設見学会」を企画しました。
今回は、日本にある10箇所の訓練施設の中から、「国産盲導犬第1号」を誕生させ、現在、およそ1100頭実働しているうちの3分の1の盲導犬を輩出している、歴史と実績のある東京のアイメイト協会に協力して頂くことになりました。
ぜひあなたもこの機会に、手で触れ・体で体感し・訓練士から直接話を聞いて、盲導犬歩行の良さを実感してください。
メールアドレスは迷惑メール防止のため、@を全角にて表示してあります。半角@に直してお使いください。
山梨県では平和通りの市役所前から甲府警察署前の区間の工事を実施しています。これに伴い、甲府警察署前歩道橋の北側へ昇降する階段を一部撤去して通行できない状況となっています。先月末までの予定でしたが工事の遅延に伴い、撤去期間が平成25年4月末まで延びることとなりました。利用される方は十分ご注意下さい。
支部長 東條芳彦
南アルプス支部では、今年度の事業も例年通り交流研修会(日帰り旅行)と社会学級3回を行います。既に、淡路一郎氏によるご著書「角倉了以と富士川」についてのご講演と戸栗すず子先生による「私の生きてきた道」と題したご講演をいただきました。また、「同行援護事業」と「日常生活用具事業」についても会員相互で有意義な勉強会をいたしました。7月15日には昇仙峡散策の旅を計画しております。
今年度は、上記の行事の他に次のようなことを予定しております。
一つ目は現在の日常生活用具支給の改善を南アルプス市へ要望します。会員の中から専門に担当していただく方を選出して会員から出された意見を元に話し合いを重ね、変更や新たな要望を申請するために検討しております。
1.自己負担の見直し 2.耐用年数の削減 3.新たな用具の追加
これらの要望を行うつもりでおります。
ふたつめは南アルプス市で開催されているハートふれあい祭りに支部として初めての参加を考えています。ハートふれあい祭りは、障害者とその家族、福祉施設やボランティア団体が主体になり毎年秋に行われているイベントです。数年前から参加を依頼されていましたが、どんな物を出店するか良いものが見つからず参加していませんでした。今年は、24時間テレビの愛は地球を救うで市立図書館に寄贈された視覚障害者用具(音声機器)を、貸し出していただける協力を得ました。また、ハーネスの会にも協力していただき初の盲導犬体験コーナーが設けられたらと考えています。近々実行委員会もあり内容を見極めて参加が可能であればイベントへ参加したいと考えておりますので皆様のご指導ご協力をよろしくお願いいたします。
最後に南アルプス支部では、番外として、このたび、日盲連より「ブライトスター賞」を受賞された、山視協副会長 榊原隆会員の受賞祝賀会を桃源文化会館において7月29日正午より計画いたしました。人数に限りはありますが、支部外の方でも参加ご希望の方は東條(電話055−284−3536)までお問い合わせご連絡ください。