第11号 平成26年11月14日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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第1回山梨県障害者芸術・文化祭の開催 | ・・・・・2 |
今月の動き | |
三団体交流運動会を終えて | ・・・・・3 |
女性部 料理教室報告 | ・・・・・3 |
パソコンクラブ サイトワールド見学に参加して | ・・・・・4 |
今後の予定 | |
第3回役員会及び第6回60周年記念事業実行委員会開催について | ・・・・・5 |
職業部講演会について | ・・・・・5 |
関ブロ協議会さいたま市大会参加者募集 | ・・・・・6 |
バリアフリー映画上映会のご案内 | ・・・・・6 |
読者と青い鳥奉仕団の交流お楽しみ会 | ・・・・・7 |
トピックス | |
全国障害者スポーツ大会結果 | ・・・・・7 |
各部より | |
甲州支部 | ・・・・・8 |
ハーネス友の会 | ・・・・・9 |
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 長澤 誠
昨年12月6日から3日間、甲府市大津町のアイメッセで開催された、第13回全国障害者芸術・文化祭やまなし大会の感動は私たちの記憶にまだ新しいところであります。この全国障害者芸術・文化祭の成果を明日につなげていくために、山梨県と山梨県障害者福祉協会が主催して、12月6日(土)7日(日)の両日に、県防災新館山梨プラザにおいて、「第1回山梨県障害者芸術・文化祭」が開催されることになっています。
この大会の目的は、「第13回全国障害者芸術・文化祭やまなし大会」を明日につなげるため障害者の芸術及び文化活動への参加を通じて、全ての障害者の生活を豊かにするとともに、県民の障害への理解と認識を深め、障害者の自立と社会参加の促進に寄与することを目的とする。となっています。
この大会は、去る9月山交百貨店で開催された障害者文化展において優秀な成績を収めた作品の展示や授産製品の展示販売、障害者の主張大会、バリアフリー映画の上映、視覚障害者の囲碁大会、神部冬馬さんのコンサート、また、講演会では、東洋英和女学院大学人間科学部教授石渡和実先生による「障害者の芸術文化活動と障害者権利条約」等、多彩な内容となっています。
今回の山梨芸文祭の会場は、県防災新館となっていますので大変参加しやすいのではないかと思います。本会からも一人でも多くの方が足を運び、大会を盛り上げてまいりましょう。また、この大会を契機として私たちの芸術文化活動に新しい思いをもって取り組んで行こうではありませんか。
※ 第1回山梨県障害者芸術・文化祭についてのお問い合わせは
山梨県障害福祉課 電話055−223−1461
Email shogai-fks@pref.yamanashi.lg.jp
上記メールアドレスは迷惑メール防止のため「@」を全角にて表示してあります。ご使用の際には「@」の半角に直してください。
体育文化部部長 埜村和美
台風の襲来が心配された今年の運動会でしたが、参加者の日ごろのおこないの良さに守られて、体を動かすには絶好の日和でした。会場作りには各団体が早朝から集まり、にぎやかな声があちらこちらから聞こえました。来賓の県障害福祉課と県立盲学校の校長先生のご祝辞をいただき、まずは初めの体操で体をほぐしました。種目は『力をあわせて』や『防災訓練』・『鳴り物競争』などどれもが見えなくても楽しめるように工夫されていて、それぞれの種目にほとんどの人が参加し、持参した袋が賞品で膨らんでいきました。
午前の部最後の綱引きで、全力を尽くしたせいか、お昼のお弁当に皆さん笑顔で舌鼓を打っているようでした。各種目の準備や撤退がすばらしくスムーズで、テンポよくゲームが進み、『てのひらを太陽に』を元気よく合唱して、第27回の交流運動会は無事に終わりました。まだ参加したことのない方も、来年はぜひいい汗をかいてみませんか。
部長 藤野ます子
女性部では、深沢勢子先生のご指導により研修料理を甲府市中央公民館で行いました。参加者は、会員14名、ヘルパー5名でした。
メニューは秋の食として、サツマイモご飯・かき玉汁・筑前煮・柿のおろしあえ・豆腐とヨーグルトのゼリーでした。この5品を2時間かけて作り、そのあと自分たちの手作りした物を味わいました。会員からは「とてもおいしくできたね」、「家ではこんなにたくさん作らないけど今日は良かったね」と、とても好評でした。私は特に柿のおろしあえがおいしかったと思いました。甘柿と、大根おろしをあえ味付けしたのですが、食感が何とも言えませんでした。
会員一同楽しくまた会員同士の交流も深められたのではないでしょうか。食により秋が感じられたひと時だったと思います。
井上 良子
前日までぐずついていた天気も嘘のように晴れ、みんなが心を弾ませながら、すみだ産業会館で開催された「第9回視覚障害者向け総合イベント」に参加しました。8階のイベント会場へ行き、目的の機器や日用品を目の当たりにすると、なんだか明るく楽しく生活が過ごせそうな気がしました。
私も拡大読書器がほしいと思って探していくと、拡大読書器コーナーだけでも7ヶ所もあり、会場の広さに驚きました。全体のコーナー数は51ヶ所にもなるそうです。
拡大読書器はタイムズコーポレーションに決めようと思いますが、どれも魅力的でいまだに悩んでいます。
そんな 気持ちで会場内を歩いていると、東京消防庁のコーナーで呼び止められ、地震対策として家具の止め方を説明してくれました。なかでも家具の下に入れてはさむ「ふんばりくん」が 最近の人気ということでした。
9階では講演会やセレモニー、シンポジウム、 体験コーナーなどがあり、今回参加してとても良い経験となりました。パソコンクラブには深く感謝します。ありがとうございました。
事務局長 堀口俊二
前号でもお知らせしましたが、標題の二つの会議を12月21日(日)に次の日程で行います。年末の何かとお忙しい折かと思いますが、関係の方々には予め予定に入れておいていただき、ご出席下さいますようよろしくお願い致します。
職業部長 井口靖也
前号でもお知らせしました通り、平成26年度職業部講演会を12月21日(日)午後1時〜2時30分、県ボランティアNPOセンター1階ホールにて行います。今回は、県福祉保健部障害福祉課課長補佐の福本康之様を講師としてお迎えし、「県下視覚障がい者の就労問題について」をテーマに講演をお願いすることとなりました。県内の視覚障がい者の就労の現状や課題を皆さんと一緒に考える機会になればと思います。歳末の慌ただしい時期ですが、是非会場まで足をお運び下さい。大勢のご参加をお待ちしています。
標記の大会の再案内です。申し込み最終締切が11月末日となっています。参加希望の方でまだ申し込んでおられない方は、11月25日(火)までに事務局まで連絡をお願いします。大勢の参加をお待ちしています。
山梨網膜色素変性症患者の会(ナシの実)主催によるバリアフリー映画上映会(字幕・音声解説付き)が第1回山梨県芸術文化祭参加事業として開催されます。
犬と猫と人間と2 動物たちの大震災 ふたたび、いのちをめぐる旅が始まる。忘れたくない命、活かしたい命。これからをともに生きていく、人と動物のものがたり。
恒例の「読者と青い鳥奉仕団の交流お楽しみ会」について次の日程で行う予定ですとのお知らせが届きました。
詳しくは1月号の「山視協だより」でお知らせします。
菊島巧様 砲丸投 1位 ソフトボール投 3位
安西飛呂様 1500m 2位(大会新記録)200m 1位
井口靖也様 STT 1位
支部長 矢崎繁
甲州支部では5月の定期総会で会員さんからのご意見などを参考に本年度の行事が決められました。また、詳細につきましては役員会で決め、平成26年度も次のような内容となりました。
6月には「歩け歩けの会」として富士吉田・富士山五合目方面で富士山レーダードーム館、富士一宮浅間神社、御師旧外川邸、富士山5合目の散策を行いました。
富士山レーダードーム館の富士山頂の環境体験コーナーで気温−5℃、風速13mの世界を体験し、旧外川邸では、御師の説明の中で富士山を信仰する人たちの登山の世話をし、自宅を宿泊所として提供しながら、信仰者に代わって祈りをあげ富士山信仰を広める役割をする人のことと知りました。また残雪の富士山五合目の散策では外国人観光客が多かったことが印象に残りました。
10月には社会学級として、都留市方面でリニア見学センター、ミュージアム都留、都留市ふるさと会館(増田誠美術館)、和みの里体験工房(豆腐作り体験)を行いました。
リニア見学センターでは、リニアの歴史、リニアの仕組み、山梨実験線についてやリニア中央新幹線についての説明を受けました。また、センターの脇を通過するリニアは瞬時の音で速さの想像することも難しいようでした。豆腐作りの体験では、思ったより簡単にできることが分かるなど、参加者の皆さんも1日貴重な体験をしたと思います。
今後の予定は11月に宿泊交流会として東京方面、1日目、NHK放送センター、築地、浜離宮庭園(水上バス移動)、江戸東京博物館、宿泊は上野のホテル。2日目は浅草散策、新宿のルミネよしもとを予定しています。
各行事の交通手段は甲州市社会福祉協議会のご協力により社協のバスにて行われています。また、会員12人と少ない人数ではありますが、会員、関係者の皆様のご協力をいただくなか、会の運営ができていますことに感謝を申し上げるとともに今後もどうぞよろしくお願いします。
会長 酒井夏美
山梨県ハーネス友の会では、毎年秋に、会員同士の親睦を兼ねた、盲導犬啓発キャンペーンを行っています。今年は、10月19日(日)、小淵沢アウトレットモールでユーザー13名、盲導犬11頭、一般の会員16名が参加して行われました。
ペット連れの買い物客も多い中、少しはしゃぎ気味の盲導犬と共に、一般会員のみなさんと啓発のためのしおりやリーフレットを配りました。お目当てのお店を探しながらのキャンペーンはお店の対応もよく、食事や買い物を楽しむことができました。
帰りには須玉の「おいしい学校」に寄ってイタリアン料理を食べ、気持ちよく晴れた秋空の下、みんなで散歩をしながらリンゴ狩りも体験してきました。
これからも盲導犬ユーザーが入店拒否や宿泊拒否などされないよう理解を求めて、みなさんと共に楽しみながら啓発活動を行っていきたいと思います。
事務局長 堀口俊二
11月は文化の日に象徴されるように文化的な催しの多い月ですが、本会でも既に体育文化部から案内があった通り、23日(日)にライトハウスにて視覚障がい者文化祭を行います。午前中は会員による語り・朗読の発表、青い鳥奉仕団田中由貴子さんによる朗読、午後は文芸選評、文化講演会(高室有子先生による『村岡花子の生涯』)が予定されています。お誘いあわせの上お出かけ下さい。また、12月の6〜7日には第1回山梨県芸術文化祭も計画されています。こちらの方へも足を運んでいただければと思います。暦の上では霜月、22日は二十四節気の小雪にあたるなど、冬の足音が近づきつつあるこのごろですどうか風邪などひかぬようご自愛下さい。
山視協だより 平成26年11月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
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山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 長澤 誠
編集責任者 事務局長 堀口 俊二
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