第22号 平成27年10月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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厚生労働大臣免許保有証の発行手続き再開 | ・・・・・2 |
今月の動き | |
女性部盲女性研修大会報告 | ・・・・・4 |
文学散歩に参加して | ・・・・・5 |
ありがとう「寿の集い」 | ・・・・・6 |
3団体交流運動会に参加して | ・・・・・7 |
今後の予定 | |
グランドゴルフクラブより | ・・・・・8 |
県下視覚障害者文化祭のご案内 | ・・・・・8 |
県民の日ふれあいマーケットのお知らせ(職業部) | ・・・・・9 |
第3回役員会と職業部講演会について | ・・・・・9 |
第50回日盲連関東ブロック協議会群馬大会参加者募集 | ・・・・・10 |
トピックス | |
各種大会入賞者 | ・・・・・10 |
支部だより | |
富士河口湖支部 | ・・・・・10 |
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
暦の上では後1週間ほどで霜降、朝番の冷え込みが肌身にしみる季節となりましたが、皆さんお元気でお過ごしですか。一方、読書や音楽鑑賞、はたまた熱燗片手に月見酒など、思い思いに深まりゆく秋の夜長を堪能できるのもこの季節、四季のある日本に生まれた幸せを実感しておられる方も多いのではないでしょうか。
さて、今月は「あはき」免許をお持ちの方へのお知らせです。6月に厚労省の指導で一旦中断されていた厚生労働大臣免許保有証の発行手続きが再開されることとなりました。下に日盲連からのお知らせ文の抜粋を貼り付けますが、本会会員は申請費用4,000円ですが、日盲連より補助があります。無資格者との違いを明らかにする運動の第一歩であると同時に、出張や訪問治療などでの携帯には便利なカードと考えます。できるだけ多くの皆様方の申請をお待ちしています。申請手続きは事務局の小林が行いますのでご希望の方は必要書類をお持ちの上山梨県福祉プラザまでお越し下さい。なお、期間が短くて恐縮ですが、事務処理の関係から受付を10月中とさせていただきます。また、おいでの折には事前にお電話をいただけると幸いです。
なお、身分証明書等のコピーは事務局でも行えます。また、あはき免許証に記載された申請者の氏名や本籍地が、住民票に記載された内容と異なる場合、免許保有証の発行はできません。申請の際はご確認ください。以下は日盲連よりのお知らせ文の抜粋です。申請の前にご覧下さい。
「厚生労働大臣免許保有証」の発行を開始しました
「厚生労働大臣免許保有証」 とは「あん摩マッサージ指圧師 、はりきゅう免許証」をお持ちの方が、保有していることを示すための携帯用カードです。
部長 藤野ます子
第61回全国盲女性研修大会(宮城県大会)が、行われました。本会女性部からは、会員9名、付添1名で参加しました。会期は9月1日(火)から3日(木)、会場はホテル松島大観荘、参加人数は会員関係者約400名でした。
今年度は、次のスローガンのもとに、開催されました。
「届けましょう 私たちの声を社会へ」 「活かしましょう みんなで暮らしの知恵と工夫」「改めましょう 福祉制度の不合理を」「広めましょう 全国に仲間の輪を」
1日目は、常任委員会と全国委員会が行われました。私と小田切副部長は、2日目の午前に行われた、全国代表者会議に出席しました。初めに主催者のあいさつがあり、続いて議事に入り、提出された7議題について、活発に審議され、すべての議題が承認されました。議事の最後に、新城女性協議会長より、東日本大震災への募金についての提案があり、代表者一同承認しました。募金は会期中に行われ、主管の宮城県視覚障害者福祉協会に贈呈されました。
午後からは、研修会が行われました。第1部は、講演会、第2部レポート発表・意見交換会でした。第1部の講演会の講師は、六華亭遊花氏(落語家・アナウンサー)演題「東北弁とみちのく仙台寄席」でした。落語の前に、東北弁の指導があり、軽妙な語り口とユーモアセンスの良さに、会場内の参加者も、引き込まれおおいに笑い和やかなひと時を過ごしました。
第2部はレポート発表と意見交換が行われ、レポート発表のテーマは「食の失敗と工夫」でした。助言者として、日盲連副会長 及川清隆氏、管理栄養士 飯渕由美氏、名称館副館長 佐々木幸子氏を迎え、各ブロック9名の代表者の発表が行われました。その中から、少し紹介します。
失敗したことは
「打撲をして 塗り薬と間違えてからしを塗ってしまった」
「お好み焼きについていた爪楊枝もいっしょに食べてしまった」
「砂糖と塩を間違えて 塩入コーヒーを飲んでしまった」などです。
工夫していることは
「砂糖と塩の 容器の形を変えている」
「粉類は 容器の大きさを変えている」
「栄養バランスの良い具だくさんの汁物を作っている」
「音声グラム計や百円ショップで売っている便利グッズを利用している」などでした。
会場からは、卵焼きについての意見が多く出されました。まとめとして料理は余裕をもってする。食は健康の源であることを再確認し、会を閉じました。
3日目は、式典と代表者会議の報告、宣言案決議案が採択され、解散となりました。2泊3日の、東北の旅でしたが、参加者全員無事、山梨に帰ってくることができました。参加された皆様ご協力ありがとうございました。
加賀美早苗
双葉のワイナリーで工場見学やワイン等の試飲をしたあと、小淵沢にて昼食をすませ清里に向かいました。
到着後周辺を散策する人やオルゴール作りに挑戦する人など思い思いの時間を過ごしました。完成したオルゴールは世界にひとつしかない宝物として思い出とともに皆さんの手の中に残ることでしょう。
またオルゴール館では自動オルゴールの演奏のすばらしさにはとても 感激しました。まるで吹奏楽を聴いているようでした。他に自動オルゴールの中で使用されているディスクに触れるなど有意義な時間を過ごすことができました。
この日のためにお骨折り頂きました皆様方にお礼申し上げます。楽しかった1日をありがとうございました。
長寿会 花形幹雄
今年も9月27日のお昼から山視福協の主催により「寿の集い」がかんぽの宿石和において開かれ青い鳥長寿会の会員、青い鳥老人ホームの利用者などが招待されました。
集いは市瀬福祉部長の司会により進められ、初めに堀口会長の招待者への歓迎の主催者あいさつがあり、続いて古屋相談役の発声により健康を祝し乾杯がおこなわれました。料理の案内などがあり会食。食事を進めながら参加者の自己紹介が行なわれ会場は大変和やかな雰囲気につつまれお互いに声を掛け合い元気を喜び合いました。食事が一段落したところでお待ち兼ねのアトラクションに入り返田福祉部員の案内によりカラオケが始まりました。長寿会から6名老人ホームから4名が出演しそれぞれお得意の喉が披露され会場から温かい拍手や声援が送られました。また、飛び入り出演者なども出て大変盛り上がりました。
その後「旅愁」「ふるさと」などを参加者全員で合唱し時間のたつのも忘れるほどでした。楽しかった集いは功刀福祉部員の発声で万歳を三唱し長寿会からのお礼のあいさつが行なわれお開きとなりました。
長寿会会員、老人ホームの利用者たちは若いエネルギーをたっぷりいただき会場をあとにしました。集いの準備から当日の運営に携わられた山視福協の皆様、ヘルパーやボランティアの方々に心から感謝しお礼を申し上げます。ありがとうございました。
甲府支部 名取利一
秋晴れに恵まれた青空の下、10月4日(日)県立盲学校のグラウンドにおいて第28回「秋季3団体交流運動会」が開催されました。私は午前9時前にはグラウンドについたのですが、すでに集まっている方もいました。
まず始めに開会式が行われ、日頃ほとんど動かしていない体をほぐすために、準備運動としてラジオ体操を行ない、競技へ挑んでみました。
血圧測定・防災訓練・リニアモーターカー・じゃんけんポンなど、青い鳥奉仕団などの方々の助けを借りながら、いろいろな競技にチャレンジしてみました。
体力には自信があったのですが、綱引きでは、日頃の運動不足がたたっているのか、意外なところに痛みを感じ、日頃からもう少し体を動かして、運動をしっかり行なわないとだめだと感じました。それともやはり年かな。
子どものころから走ることが大好きで、運動会は楽しみにしていた行事の1つだったので、参加者の皆さんと共にグラウンドを走り、汗をかき、美味しい昼ご飯をいただき、楽しい1日を過ごすことができました。有難うございました。また、来年も楽しみにしています。
部長 戸澤清茂
恒例となりましたわの会との交流グランドゴルフ大会を次の通り行いますので会員の皆様のご参加をお待ちしております。
体育文化部部長 埜村和美
今年も恒例の文化祭を次の通り開催します。会員からの文芸(短歌・俳句・川柳)の投稿と、語り・朗読の発表もあわせて募集します。なお文芸につきましては、視覚に障害がありながら、まだ山視福協に入会されていない方の投稿も歓迎します。皆様お誘いあわせの上ご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
職業部長 酒井弘充
職業部では、今年からはじめて、小瀬スポーツ公園で行われる県民の日記念行事のひとつである「ふれあいマーケット」にマッサージコーナーを出して参加いたします。
期日は11月15日(日)の1日限りですが、職業部員が真心こめて県民の皆様に本物のマッサージを体験していただきたいと考えています。
考えてみますと、今までマッサージを受けた経験がある方の中に、本当の国家資格を持ったマッサージ師から施術を受けた経験のある方がどれくらいいらっしゃるでしょう。いわゆる無資格マッサージを本物のマッサージだと思い、「後で痛くなる」とか、「やってもらってる時は気持ちはいいけど、症状はとれない」など誤ったイメージを持ってしまっている方が多いという話もあります。
今回、「マッサージフェスタ」と銘打ったコーナーでは、本物のマッサージを県民の皆様に広く知っていただく機会としたいと考えています。皆さんもどうぞ県民の日記念行事ふれあいマーケットに出かけてみてはいかがでしょうか。
日時:12月13日(日)午前中役員会、午後職業部講演会
場所:福祉プラザもしくは県防災新館となります。
詳細につきましては次号でお知らせします。
今回は世界遺産の「富岡製糸工場」の見学も予定しています。大勢の皆様の参加をお待ちしています。参加希望の方は10月25日(日)までに事務局まで連絡をお願いします。
第35回山梨県障害者技能競技大会の入賞者
パソコン操作初級職種
奨励賞 齋藤未来様(会員外) 努力賞 名取利一様 特別賞 長澤誠様 技能賞 野澤和明様(会員外)
第18回山梨県障害者文化展の入賞者
藤野忠臣様(山梨県知事賞) 芦沢花子様(奨励賞)
第12回全国視覚障害者卓球大会(STT)の結果
9月21、22の両日、日本視覚障害者卓球連盟主催の標記大会が、東京都多摩障害者スポーツセンターで開催され、A部門 男子の部で井口靖也様が3位になりました。
支部長 近藤とみ子
昨年度末の3月、会員が揃う中、新たに支部長を任されました近藤です。よろしくお願い致します。
ホトトギスの甲高い鳴き声も梅雨の雨音に消されそうな6月21日(日)にライトハウスの職員をお迎えし「移動ライトハウス」を開かせて頂きました。講演や機器の展示、体験などを行い、大勢の方が参加して下さいました。
6名という会員数ですが交流を深めお互いに助け合いながら元気に過ごしていきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。
秋も深まり、今年も2か月半で終わろうとしています。過ぎし日が年々早く感じるのは私だけでしょうか。この時期、私の子どものころは紅葉とともに山より鹿の鳴き声が聞こえてきましたが、今では近くの畑より聞こえることもあります。
さて、スポーツ・芸術の秋、皆さん楽しんでいますでしょうか。文化祭の文芸作品の提出期限が迫っています。皆さんも一句ひねり出すのもいかがでしょうか。多くの作品をお待ちしています。
(事務局長 矢崎繁)
山視協だより 平成27年10月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 堀口 俊二
編集責任者 事務局長 矢崎 繁
電話 055−252−0100
FAX 055−251−3344
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