第32号 平成28年8月16日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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山梨県障害者差別解消支援ネットワーク会議初会合 | ・・・・・2 |
今月の動き | |
女性部研修会報告 | ・・・・・3 |
今後の予定 | |
第2回役員会について | ・・・・・4 |
福祉部講演会が開催されます | ・・・・・4 |
体育文化部研修会(文学散歩)へのご案内 | ・・・・・4 |
「寿の集い」へのお誘い | ・・・・・6 |
3団体交流運動会について | ・・・・・6 |
トピックス | |
県道路管理課・厚生労働省より | ・・・・・6 |
支部だより | |
山梨支部 | ・・・・・7 |
事務局より | |
アビリンピックやまなし2016 | ・・・・・7 |
第40回記念全国盲人将棋大会参加者募集 | ・・・・・8 |
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
リオ五輪観戦で一喜一憂し、寝不足気味の方もおられるかもしれませんが、皆さんいかがお過ごしですか?今月は8月1日に開かれた標記の会議についてお伝えしたいと思います。
この会議は、4月に施行された山梨県障害者幸住条例第三十七条に基づき立ち上げられたもので、相談に係る法務局及び地方法務局、都道府県労働局その他の関係機関、障がい者団体その他の関係者計35名の委員から構成されています。
議事ではまず、この会が相談業務を円滑に進めるための指導または助言、その他障がいを理由とする差別を解消するための取り組みを行い、共生社会を構築するための施策の推進に寄与することを目的としたものであること、主な業務は、合理的配慮等に関する情報の共有、合理的配慮等に向けた取り組みの検討、困難事案への対応に係る協議・調整であることなどが確認されました。
次に、障がいを理由とする不当な差別等に関する個々の具体的な相談への対応について協議され、事案を各市町村の障害者差別地域相談員レベルで解決できるもの、市町村レベルでの協議が必要なもの、県が設置する障害者差別解消推進員の指導や助言・調整が必要なもの、本ネットワーク会議での解決策の検討が必要なものの4つに整理し対応していくことが確認されました。
続いて、4月から現在までの障害者差別地域相談員等による相談事例、総務省の行政相談事例が紹介され、情報の共有をはかり、質疑を経て閉会しました。障害者差別解消法や障害者幸住条例の施行に際し、一つの課題だったのが相談体制の充実ですが、その意味ではシステムは一応整った訳であり、このシステムが充分機能していくかどうかが今後の課題かと思われます。また、差別の解消や合理的配慮に関する取り組みは、障がい当事者やその家族が声をあげることによって進められるものであることを認識しておくべきでしょう。とにかく、相談窓口がはっきり示されたのは大きな前進です。私たちが、普段の生活の中で不当な差別を受けたり合理的な配慮がなされず困った時は、まずお住いの市町村の障害者差別地域相談員に相談しましょう。まずは、立ち上がったシステムを積極的に活用し、視覚障がいに対する理解を広め身近な問題から一つ一つ解決していくことが大切です。そして、その中で組織的な取り組みが必要な事柄については山視福協として取り上げ、暮しやすい環境作りを加速できればと思います。
なお、各市町村の相談員さんの名簿は県のホームページにも掲載されていますが、分かりにくい方はお住いの市町村にお尋ね下さいとのことです。私も名簿はダウンロードしてありますので、ご不明な点等ございましたらお問い合わせ下さい。
部長 藤野ます子
女性部では7月17日(日)の午前10時から甲府市中央公民館で第2回研修(落語鑑賞)を行いました。講師は山梨県落語研究会の目白亭愛狂さんにお願いしました。
はじめに小田切副部長から講師の紹介があり、続いてプログラムに入りました。落語の他にも三味線の弾き語りで端唄と都都逸を聴きました。落語の歴史や端唄の歴史を話しながらの軽妙な語り口に会員一同引き込まれていきました。笑いあり学びありの時を皆で共有しました。
落語は日ごろラジオやテレビなどで聴きますが、端唄や都都逸はあまり聴いたことがなかったので、新鮮さを感じました。最後には参加者と演者が一体となり、三味線の弾き語りに大きな手拍子を添えました。
外はとても暑かったのですが日々の生活から解放されリラックスできました。終わりに岡部副部長から講師へのお礼の言葉があり、会を閉じました。会員の皆様ご協力ありがとうございました。
事務局長 矢崎繁
8月21日(日)午前10時より第2回役員会を山梨ライトハウス盲人福祉センター2階研修室にて行います。役員の方には是非ご出席下さいますようお願い致します。都合によりやむを得ず欠席される方は必ず事前に事務局までご連絡下さい。以下は主な議題です。
福祉部 部長 市瀬實
たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。
体育文化部部長 埜村和美
今年は静岡県の浜松市楽器博物館見学と、焼津海産物ショッピングを 計画しました。皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
なお申込は各支部長さんまで、8月25日(木)までにお願いします。
福祉部部長 市瀬實
青い鳥長寿会・青い鳥老人ホーム他の皆さんとの交流を目的として、次の日程により、「寿の集い」を開催します。尚、午前は長寿会総会と、研修会が開催されます。
1人でも多くの会員の参加をお待ちしています。
参加希望の山視協会員は、市瀬(055−237−1875)まで お申し込み下さい。なお、詳細は、9月号でお知らせします。
・山梨県道路管理課にお願いしてありました誘導ブロックの補修個所について
平和通りからボランティアセンター方面に向かう曲がり角の警告ブロックが小さいタイプのものなので、分かりやすい大きいものに変え、少し広めに敷いていただきたい。
上記要望に対しまして県と国交省のご協力により平成26年度に補修していただいてあります。
厚生労働省からの情報です。
・入院時の同行援護の扱いについて
同行援護等の対象となる障害者等が医療機関に入院するときには、入退院時に加え、入院中に医療機関から日帰りで外出する場合、1泊以上の外泊のため医療機関と外泊先を行き来する場合及び外泊先において移動の援護等を必要とする場合は、同行援護等を利用することができる。
・意思疎通支援事業について
視覚障害者も 意思疎通支援事業(地域生活支援事業)の対象者であることが明確化されました。これによって、入院中に代読・代筆、音訳・点訳などコミュニケーション支援が必要な場合にこの事業の利用が可能となります。また、医療機関に対しても、コミュニケーション支援者による入院中の支援を医療機関が受け入れることについて認める通知も合わせて出されました。
支部長 埜村和美
当支部では、7月31日(日)山梨市駅前の「町の駅」において、保健師さんを講師に、熱中症対策についての研修と、介護予防体操を学びました。
水分の必要量は一日1.5リットルで、食事の際は勿論、起床時や就寝前、排尿や排便の後、入浴前と入浴後など少しずつこまめに、喉が渇いたと感じる前に摂取することが大切だそうです。それでも何となく気分が悪くなったりめまいを覚えた時は危険信号なので、点滴の代わりになる保健飲料水を常備すると良いそうです。その後椅子に腰掛けたままできる、寝たきり防止の体操を習い、音楽にあわせて気持ちの良い汗をかきました。
詳しい案内等が必要な方は事務局までお願いします。
熱い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。いよいよブラジルのリオデジャネイロでオリンピックが開幕しました。皆様のお手元にこの8月号が届くころには後半戦になっていると思います。皆様はどんな種目に興味があるでしょうか。水泳、柔道、レスリング、体操などなど、普段にないラジオの実況に寝不足になりそうです。皆様もまだまだ暑い日が続く中、体調には十分気を付けてお過ごしください。
(事務局長 矢崎繁)
山視協だより 平成28年8月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 堀口 俊二
編集責任者 事務局長 矢崎 繁
電話 055−252−0100
FAX 055−251−3344
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