第50号 平成30年 2月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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日盲連結成70周年記念大会に向けて | ・・・・・2 |
今後の予定 | |
第3回女性部研修会のお知らせ | ・・・・・3 |
平成29年度監査と第4回役員会のご案内 | ・・・・・3 |
平成30年度定期総会と第1回役員会の日程のお知らせ | ・・・・・4 |
平成30年度体育文化部研修のご案内 | ・・・・・5 |
支部だより | |
都留支部 | ・・・・・6 |
トピックス | |
甲府駅南口エレベーター共用開始 | ・・・・・7 |
富士急行の2駅の点字ブロック設置工事について | ・・・・・7 |
東京地裁第7回口頭弁論報告会を開催 | ・・・・・7 |
沖縄統合医療学院あマ師課程新設を断念 | ・・・・・8 |
事務局よりお知らせ | |
日常生活用具給付品目の一覧表について | ・・・・・8 |
「窃盗容疑で元ホームヘルパーの女逮捕」 | ・・・・・8 |
「歌の広場」より今後の日程について | ・・・・・9 |
山梨ライトハウスより 就労に関するアンケートについて | ・・・・・9 |
日常生活用具給付品目の一覧表についてページ内リンクです。
日常生活用具給付品目の一覧表に
日本年金機構からの情報をご案内いたします。
日本年金機構からの情報をご案内いたします。日本年金機構のホームページへ
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
立春も過ぎ、梅の花だよりにようやく春の兆しが感じられる頃となりましたが、皆さんお変わりありませんか。今年はいつになく寒さ厳しき冬だったように思います。私はこの時季になると、幼少の頃から親しんでいる「早春賦」や「どこかで春が」などの歌を思い浮かべながら春の訪れを待つことにしています。
さて、標題の日本盲人会連合70周年記念大会(第71回全国大会)が6月11日(月)〜13日(水)の3日間、公益社団法人東京都盲人福祉協会の主管により、浅草ビューホテル・東京文化会館を会場に開催されます。そこで、既にご存じかとは思いますが、日盲連について少しおさらいしてみたいと思います。
わが親団体である日盲連は、1948年、視覚障害者の全国組織として、日本ライトハウス創始者でもある岩橋武夫氏を初代会長に結成されました。1948年といえば、正に戦後混乱期の真っ只中であり、結成当時の先人たちの苦労はいかばかりだったかと頭の下がる思いです。以来、時代の荒波にもまれながら今日まで、一貫して視覚障害者福祉の向上を目指し、組織的な活動を展開してきました。歴代の会長は7人を数え、竹下現会長が7代目となります。現在は、全国都道府県・政令指定都市合わせて61団体が加盟し、会員数は五万人に上る大所帯です。毎年、国や地方自治体の視覚障害者政策の立案・決定に際し、視覚障害者のニーズを反映させるため、陳情や要求運動を行っています。年1回の全国大会では、各団体の要望を大会宣言や決議に集約し、その年の運動の柱としています。本会からも毎年要望を提出し、採択されていることは周知の通りです。因みに、毎年大会で歌われる「日盲連の歌」の作曲者が、昭和の大作曲家古関裕而であるというのも、何やら歴史の重みを感じます。
今年の大会は、この歴史ある日盲連結成70年の節目の大会であり、東京都が主管ということもあって、関東ブロック委員会でも早くから、加盟団体一丸となって大会成功を目指そうという申し合わせがなされてきました。特に、3日目(6月13日)の全国盲人福祉大会には、できるだけ大勢の参加者を募り、大会を盛り上げようということになっています。本会としても、できる限りの協力をしていきたいと考え、体育文化部研修として大会参加を企画し、皆さんが参加しやすいよう、移動には大型バスの利用を考えています。日程等詳細につきましては、体育文化部の方よりこの後ご案内いたしますが、大会終了後には昼食を兼ねた隅田川の屋形船観光も予定しています。6月13日は、東京で意義ある、そして楽しい1日を過ごしませんか?大勢の皆様のご参加をお待ちしています。
部長 岡部恵子
前号でお知らせした通り、日常生活における困りごとや工夫などを話し合います。会員のみなさん是非、ご協力・ご参加をお願いします。
研修会終了後、女性部の今後について話し合いをします。なお、女性部役員会は午前10時30分から行います。役員会後の昼食は実費でお願いします。
事務局長 矢崎繁
平成29年度監査と第4回役員会を次の日程で行ないます。役員の方には是非ご出席下さい。なお、印鑑をお持ち頂けますようお願いします。また、やむを得ず欠席される方は必ず事前に事務局までご連絡ください。
事務局長 矢崎繁
平成30年度定期総会並びに第1回役員会を次の日程で開催することになりましたのでご案内します。特に、定期総会は皆様の声を会活動に反映させる大切な機会です。一人でも多くの皆様の出席をお願いします。また、役員会につきましても、関係の皆様には是非出席くださいますようお願いします。
部長 埜村和美
6月11日から13日にわたり開催される第71回日盲連全国大会の最終日、本会は午前の福祉大会に参加の後、体育文化部研修として、貸切の屋形船に乗船し、クルーズと昼食を楽しみます。会費につきましては今回に限り、会員付き添いとも1,000円の値上げとさせていただきます。何卒ご理解の上ご参加いただきますようご案内申し上げます。なお申込につきましては、次号に掲載させていただきます。
支部長 菊島巧
皆さんこんにちは。私たち都留支部では隔月に開催している高齢者施設でのマッサージボランティアと支部の定例会を活動の軸として4月には「ボランティア祭り」の会場で9月には「敬老の日」のイベントとしてそれぞれマッサージボランティアを行い高い評価を頂いています。
他にも高校生災害ボランティア(都留興譲館高校)との防災訓練や市内の小中学校を対象とした福祉講話などにも取り組んでいます。
10月18・19日、一泊二日で開催した研修旅行では横浜方面に出かけました。18日は新聞博物館を見学し普段なら使用できない業務用のエレベーター(最大積載量3トン)にも乗せてもらったりいつも身近にある新聞の歴史と重要性を再確認することができました。アポなしで入館したにも関わらず担当してくれたスタッフの懇切丁寧でキメの細やかな神対応は素晴らしかったです。
翌19日は横浜の盲導犬センターを見学。実際に盲導犬を使っての体験歩行やユーザーの体験などを聞いたりして盲導犬をより身近に感じることができました。ともあれ二日間を通して会員にとってもヘルパーの方々にとっても実りの多い有意義な研修旅行となりました。
11月4日には今年で6回目となる障害の枠を超えて実施したスポーツ交流会(グランドゴルフ)では市内の障害者をはじめボランティアやスタッフ総勢90名近くが集まり秋晴れの空の下好記録を目指しチームのメンバーと
声を掛け合いながら爽やかな汗を流しました。
このように平成29年度都留支部は年間を通して活動してまいりました。支部員数4名の小さな支部ですが平成30年度はまた新たな気持ちで部員数の増加にも力を入れつつ精力的に活動していきたいと思います。寒さの厳しい折会員の皆様には体調など崩されませんようご自愛ください。
甲府駅南口のエレベーターが2月15日より使えるようになります。また、隣のエスカレーターにつきましては深夜も使えるようにするための工事が2月20日から2月末まで予定されています。その間は使用できませんのでご注意ください。
12月6日、日本盲人福祉センター会議室において、あはき19条関東ブロック協議会(鈴木孝幸協議会会長)の東京地裁第7回口頭弁論報告会が開催された。関係者80名以上が参集、活発な報告会となった。
鈴木協議会会長(関東ブロック長)より民事第3部に署名を提出した報告がなされ、今回の署名提出では、全日本視覚障害者協議会4,317筆、日本理療科教員連盟5,881筆(いずれも点字署名を含む)であった。また、口頭弁論では98席の傍聴券を求めて156名が集った。口頭弁論解説では大胡田誠
弁護士が今回の内容について述べると共に、質疑に答える形式で実施された。
(日盲連)
沖縄統合医療学院(沖縄県)は、昨年9月末、あん摩マッサージ指圧師課程の設置に関する申請手続きを行いました。これを受け、医道審議会あはき柔整分科会が開かれ申請認定の可否について検討する予定でしたが、今月、同学院が設置申請を取り下げたためあはき分科会は開催されないことになりました。したがって、懸念されていた東京・大阪・仙台に続く新たな訴訟は回避されました。
(日盲連)
会員の皆様には日常生活用具一覧表を同封しています。標記一覧表は日盲連が既に各自治体において日常生活用具として認められている用品や耐用年数、要件など調査し作成されたものです。
各市町村によっては、認められていない品目もありますので、給付申請の際、一覧表を参考によく話し合ってください。なお、送付したデイジー版については返却の必要はありません。
1月11日の新聞に掲載されていました標記見出しが気になりました。
「富士吉田署は10日、盗みの疑いで、元介護士を逮捕した。逮捕容疑は、昨年6月4日から9月22日の間、ホームヘルパー(容疑者)が当時ホームヘルパーとして派遣されていた住宅で、指輪などを盗んだ疑い。」
私たち視覚障害者、高齢者にとって欠かせない福祉サービス、制度でもあります。お互いの信頼関係はもとより、留意すべき点は留意し制度を活用し日々の生活に生かせればと思います。
山梨ライトハウスでは、以前より視覚障害者の就労という課題に取り組んできました。青い鳥ホームや成人寮だけではなく在宅で暮らす方々も含め、抱えている問題であると考えています。今後に向けて事業展開をしていくうえで参考とさせていただきたく、匿名、任意でのアンケートを実施します。
質問は、@からEで終わりです。ご協力ありがとうございました。
立春を迎えたもののまだまだ厳しい寒さが続いていますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。我が家の地域では、1月中旬より市水道課の水道の凍結に対する注意が放送されています。それだけ今期の寒さは例年になく厳しいことと思います。しかし、近くの河川敷の林ではコジュケイの呼び交わす声も聞こえ、春の到来を予感させてくれます。また、酒折駅近くの梅園・奥村不老園も2月1日に開園したとの新聞記事もあり、着々と春が近づいてきていますが、厳しい寒さもまだまだ続きそうですので皆様も油断することなくお過ごしください。
(事務局長 矢崎繁)
山視協だより 平成30年2月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 堀口 俊二
編集責任者 事務局長 矢崎 繁
電話 055−252−0100
FAX 055−251−3344
http://yamashikyo.sakura.ne.jp
平成29年8月1日現在
*既に各自治体において日常生活用具として認められている用品を中心に掲載
分類、種目、概要、耐用年数、基準額、対象、備考の順
視覚障害者向けの用具のうち、白杖(はくじょう・白いつえ)、義眼、視力矯正や紫外線をさえぎるための眼鏡(遮光眼鏡)は「補装具(ほそうぐ)」に指定されており、購入に際しては、市町村から補助があります。
「上限基準額」とは、補助を受けられる金額の上限という意味で、上限基準額を超えた部分は自己負担となります。
「耐用年数」とは、同じ種目のものを購入する際、補助を受けられない年数です。
上限基準額など詳しくは、お住まいの市町村窓口までお問い合わせください。