第54号 平成30年 6月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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平成医療学園グループ訴訟第9回口頭弁論 | ・・・・・2 |
今後の予定 | |
第2回役員会と福祉部講演会のお知らせ | ・・・・・3 |
クラブだより | |
ハーネス友の会 | ・・・・・3 |
事務局よりお知らせ | |
第44回全国盲人文芸大会作品募集 | ・・・・・4 |
第42回全国盲人将棋大会について | ・・・・・4 |
山梨県立盲学校 オープンキャンパス2018のご案内 | ・・・・・4 |
点字用紙は古紙としてリサイクルできない市町村があります | ・・・・・5 |
わの会代表がかわりました | ・・・・・5 |
清里の森彫刻ギャラリーGAKOUより | ・・・・・5 |
山梨中央銀行より「ATMに係る手数料のご案内について | ・・・・・6 |
編集後記 | ・・・・・8 |
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
夏至も近づき、夜7時を過ぎてもまだ明るさが残るこのごろですが、皆さんお変わりありませんか。我が家の近くでは既に蛍が姿を現し、毎晩幻想的な世界を演出していますが、同時にこれは梅雨到来の知らせでもあります。この夏は暑くなるとか、適度な栄養、睡眠、運動に心がけ、今のうちから夏を乗り切る体力をつけておきたいものです。
さて、東京地裁における平成医療学園グループ訴訟第9回口頭弁論が去る5月16日に行われ、本会からは小林副会長、岡部理事、山本理事、横山職業部員、堀口、付き添いの方1名の計6名で参加してきました。前回よりやや参加者が少なめでしたが、それでも98の傍聴席に対し120名が詰めかけ、いつものように抽選が行われました。全員当選とはいきませんでしたが、他県のヘルパーの方と当たりくじを交換していただくなどして、会員全員が法廷に入ることができました。原告側の今回の陳述内容は以下のようなものでした。
「19条施行後50年が過ぎ、視覚障がい者の職種が多様化している今日、法制定当時の視覚障がい者を保護すべきという目的は消失している。19条施行後も視覚障がい者の生計は一層苦しくなっており、この意味で、19条が視覚障がい者の生計を安定させる的確な手段にはなっていない。あん摩マッサージ指圧師の総数に占める健常者の割合と、視覚障がいあん摩マッサージ指圧師の生計とは相関関係がない。」
いずれも原告の都合の良いように現状を歪曲した議論であり、私たちには到底受け入れ難い主張です。午後の集会でもこのことが確認され、裁判の終盤に向け一層強力な運動を続けていくことが大切との結論になりました。
この後、7月の第10回公判では、これまでの原告の主張に対する国の反論があるとのことで、大変注目されるところです。本会でも、5月号でお知らせした通り、第2弾の署名並びに募金活動に取り組んでおり、既に署名用紙や振込用紙がお手元に届いているかと思います。今月一杯受け付けておりますので、うっかりされていた方などこれからでも充分間に合います。度々のお願いで誠に心苦しい訳ですが、後輩たちの職域を守るため、皆様方のご協力を重ねてお願い申し上げます。
事務局長 矢崎繁
次の日程で第2回役員会を行います。議題等につきましては次号に掲載します。役員の皆様はご出席いただきますようよろしくお願いします。
会長 市瀬實
本会が5月20日にライトハウス研修室をお借りして行なった総会では、山梨県第5回障害者芸文祭参加の是非が討議され、「盲導犬のPR」を目的として参加が決まりました。
本年度役員は、会長 市瀬、副会長 相吉さん、今福さん、事務局・会計 山本さん、書記 矢崎さん、監事 木村さん、笹本さん、相談役 井上さんの8名。行事担当については、適宜会長が招集することになりました。
役員会は事業開催に合わせて、6月・10月・12月・19年3月の4回。機関誌「リード」の発行は、7月・12月・19年3月の3回です。
要綱等ありますので詳しくは事務局までお問い合わせください。
詳しいことをお知りになりたい方は事務局までお願いします。
会期 11月24日(土)〜25日(日)
会場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
申込締切 10月19日(金)
点字用紙は古紙としてリサイクルできない市町村があります。
リサイクルできない紙類として、臭いのついた紙(石鹸や柔軟剤の包装箱)、昇華転写紙(アイロンプリント紙)などとともに、感熱性発泡紙である点字用紙(立体コピー紙や点字印刷物)は古紙にできないとしてリサイクルステーションには出さないようにという市町村があります。各市町村にて異なりますので処分の際は所定のごみ袋に入れ、燃えるゴミとして出してください。詳細は市町村のご担当者までお問い合わせ下さい。
大阪府茨木市在住の視覚障がい者小原二三夫さんの作品の展示をします。6月〜10月までは、第1週の土・日開館です。開館時間は10時から17時で、入館の際、ギャラリー維持費として300円が必要です。パンフレットがありますので必要な方は事務局までどうぞ。
山梨中央銀行のATMコーナーをご利用いただく場合、カードの種類や時間帯によっては、当行所定の手数料がかかる場合がございます。今回、その手数料について改めてご案内いたします。
なお、「山梨ちゅうぎんトクトク倶楽部」にご加入いただいているお客さまにつきましては、ポイント数に応じてATM手数料が無料となる特典がございます。特典を受けるために必要なポイント数等の条件につきましては、店頭または下記のお問い合わせ先まで、ご確認ください。
梅雨の時期となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。お田植えの季節、田圃に水が入るとどこからやって来るのかその夜半にはカエルの合唱が始まります。また、日中では標高800メートル以上の林ではエゾハルゼミの合唱が5月中旬ぐらいから聞こえ、林に入ると蝉の声がシャワーのように降り注ぎます。この季節を過ぎますといよいよ猛暑の夏を迎えます。皆様も体調には気を付けてお過ごしください。
(事務局長 矢崎繁)
山視協だより 平成30年6月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 堀口 俊二
編集責任者 事務局長 矢崎 繁
電話 055−252−0100
FAX 055−251−3344
http://yamashikyo.sakura.ne.jp