第62号 平成31年 2月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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十九条訴訟第12回公判及び報告会レポート | ・・・・・3 |
行事報告 | |
関東ブロック協議会女性部第2回委員会報告 | ・・・・・4 |
今後の予定 | |
第3回女性部研修会と役員会のお知らせ | ・・・・・5 |
平成30年度監査と第4回役員会のご案内 | ・・・・・5 |
平成31年度定期総会並びに第1回役員会の日程のお知らせ | ・・・・・6 |
支部だより | |
都留支部 | ・・・・・7 |
事務局よりお知らせ | |
山梨県障害者スポーツ大会のお知らせ | ・・・・・7 |
山梨ライトハウスより “見えにくい方、見えない方”のミニ福祉機器展の開催について | ・・・・・8 |
編集後記 | ・・・・・10 |
社会福祉法人 日本盲人会連合より都内駒込駅前における視覚障害者の交通事故に関する緊急声明について日本盲人会連合のホームページにてご覧ください。
都内駒込駅前における視覚障害者の交通事故に関する緊急声明 日本盲人会連合
中央省庁及び地方自治体等の「官公庁における障害者雇用率問題」について(声明) | 社会福祉法人 日本盲人会連合
「官公庁における障害者雇用率問題」について(声明) 日本盲人会連合
東急大井町線下神明駅における視覚障害者の転落死亡事故に関する緊急声明 | 社会福祉法人 日本盲人会連合
緊急声明 社会福祉法人 日本盲人会連合
他都道府県からのガイドヘルプ受入れ可能事業所一覧(参考)を掲載しました。ページ内リンクです。
受入れ可能事業所
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
皆さんお変わりありませんか。早立春を過ぎ、梅の花が見頃を迎えています。梅林へ出かけ、花の香りに包まれながら、甘酒など片手にゆったりした一時を過ごしたいなどと思うこのごろです。
さて、標記の公判が1月30日に東京地方裁判所で行われ、小林副会長と奥様、山本理事、それに私の4名で参加してきました。また裁判かと思われる方もあるかもしれませんが、今後の視覚障がい者の職業的自立を大きく左右する重大問題であり、皆さんにできる限りの報告をするのが会長の責務と考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
今回の傍聴にも、98席に対し160名余りが詰めかけ抽選の結果、私の行いが悪いのか何なのか3名が外れくじ、他県の方に当選券を1枚交換してもらい、小林副会長と私の2名が何とか法廷に入ることができました。
公判では、原告側から平成医療学園理事長の岸野氏をはじめとする3名の証人申請と各証人からの陳述書並びに、原告側が立てた統計学の専門家による藤井調査批判の陳述書の提出がありました。これに対し、被告側の国は原告の証人申請を認めるかどうか2月15日までに回答するということになり、それを受けて証人尋問を行うのか、終結へのプロセスに進むのか裁判長が最終的な判断を下すことになるようです。いずれにせよ、大きな山場を迎えていることだけは間違いありません。
午後の報告会での大胡田弁護士の解説では、一般論として憲法違反を認めた判決は現在までに約300件中わずか11件であり、誰が見ても明白な違判と判断されるもの以外は認められていないこと、あはき法十九条のように経済的事由に対する社会政策上の規制においては、圧倒的に国が有利であることなど私たちにとって心強いお話がありました。その一方で、裁判が証拠提出の佳境の時期に入っており、全国の視覚障がい者がこの訴訟を注視していることをしっかりアピールし続けていくことが大切との見解も示されました。
また、この会には筑波技術大学の藤井教授も出席され、「藤井調査」への原告の反論に対する見解が資料を元に示されました。紙面の都合上詳しく紹介することはできませんが、その骨子は11月号巻頭言中の大胡田弁護士の見解とほぼ同様です。資料の詳細は近日中にホームページに掲載する予定ですので、是非ご覧いただければと思います。また、事務局にもデータがありますので、点字等別の媒体でお読みになりたい方はどうぞお申し付けください。
報告は以上ですが、大胡田弁護士の解説にもあったように、佳境に差し掛かったこの時期だからこそ、視覚障がい者側の一層の団結が必要です。視覚障がい者の適職ともいうべきあはきを次世代の後輩たちにしっかり引き継いでいけるよう、さらなるご理解とご協力をよろしくお願い致します。
筑波技術大学 藤井亮輔
昨年10月29日に東京地裁で開かれたあマ指師課程新設非認定処分取消裁判の第11回口頭弁論で、原告は、国が法19条の正当性を示す根拠の一つとして提出した「あん摩マッサージ指圧の受療状況と当該施術所の実態に関する調査研究」(以下、「藤井調査」)1)を、「統計学の専門家」の鑑定意見を交えながら、全面的に否定した。また、原告の岸野雅方氏が編集発行人を務める『鍼灸柔整新聞』2)は、上記東京地裁の後に大阪地裁で開かれた同様の弁論について、「藤井調査、統計学的に全面否定」の見出しで「科学的信頼性が無い」などとする原告の主張を一面トップで報じた。
原告の反論内容については第7準備書面が手許にないので詳細は把握できていない。ただ、東京地裁の傍聴記憶、書き取りメモ、上記新聞記事を照合すると、原告の反論の大要はおおむね以下に集約されると思われるが、いずれも、藤井調査を否定するに足る証拠が挙げられていないか事実誤認に基づいている点において論理的な必然性を欠いた内容と言わざるを得ない。
そもそも、原告が筆者らの論文を「科学的信頼性が無い」と批判するのであれば、同じ方法による検証結果(論文)をもって反論するのが学術界のルールである。そうした手続きを経ず、新聞という公器を使い、鑑定を依頼した「専門家」も匿名としたままの「反論」はフェアとはいえないが、放置すれば、筆者らの名誉の棄損にとどまらず、裁判の行方を左右しかねないことから、この集会の場を借りて反論の機会とさせていただきたい。
女性部長 岡部恵子
標記委員会が、1月16日(水) 午前11時 から午後2時半、都盲福祉センター2階研修室において、議長、豊島、愛沢、サポーター、鈴木さんにより、開催されました。参加者は20名。
女性部長 岡部恵子
事務局長 矢崎繁
平成30年度監査と第4回役員会を次の日程で行ないます。役員の方には是非ご出席下さい。なお、印鑑をお持ち頂けますようお願いします。また、やむを得ず欠席される方は必ず事前に事務局までご連絡ください。
事務局長 矢崎繁
平成31年度定期総会並びに第1回役員会を次の日程で開催することになりましたのでご案内します。特に、定期総会は皆様の声を会活動に反映させる大切な機会です。一人でも多くの皆様の出席をお願いします。また、役員会につきましても、関係の皆様には是非出席くださいますようお願いします。
支部長 菊島巧
今年度、都留支部に念願の新会員が加わりました。年間行事の内容は変わりませんが、会員が増えたことで活気にあふれ活動することができました。4月の都留市ボランティア祭りでの無料マッサージコーナーや、9月の敬老の日に合わせての無料マッサージを通して大勢の方々にマッサージを体験してもらいました。11月には都留市障がい者スポーツ交流会で、都留市内の施設・作業所の方々とグランドゴルフを通して楽しいひとときを過ごし、交流を深めることができました。その他、偶数月にデイサービスでの無料マッサージ及び役員会も行っています。
8月には、新たな取り組みとして、視覚障がい体験会を開きました。ライトハウスや日本盲導犬協会の協力を得て、盲導犬についての講演会、日常生活用具の展示、白杖・盲導犬での歩行体験などを行いました。小学生から大人まで多数の方々に参加していただき、貴重な体験になったと感想をいただきました。このような会をこれからも引き続き行っていけるよう、支部員みんなで課題を検討しながら取り組んでいきたいと思います。
この度、韮崎市立大村記念図書館主催「バリアフリー映画上映会」開催にあわせ、“見えにくい方、見えない方”のミニ福祉機器展を開催することになりました。ルーペ、拡大読書器、プレクストークなど読書に便利な最新の福祉機器を中心に展示します。是非、皆様お誘いの上、ご来場ください。
立春も過ぎ、日没の時間がだいぶ遅くなり春のきざしも見え隠れしている今日このごろ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。昨年末より乾燥状態が続いてきた本県でも、1月31日より降りだした雪が私の地域では10cmを超える積雪となり、果樹農家では散水の心配もなくなったようです。この原稿を書いている数日前の2月3日、節分で季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられていたため、それを追い払う意味で「福は内、鬼は外」と豆まきを行う習慣も我が家ではだいぶ以前まででやめてしまいましたが、最近では太巻きを恵方に向いて食べる行事も行われているようです。県内では1月下旬にインフルエンザの警報レベルに入ったとの情報もありました。油断しないように注意してお過ごしください。
(事務局長 矢崎繁)
県 市 事業所名 電話番号 メールアドレス 備考
埼玉県滑川町 サンメイト 0493-81-5191 sunmate-svsa@bh.wakwak.com
千葉県市川市 親愛ケアサービス市川 047-711-4022 sinai-kyotaku@sinai.jp
千葉県習志野市 あじさい 047-409-6617 info@narashino-ajisai.com
千葉県四街道市 のぞみ 043-308-7007 nozomi@tisikyo.jp
東京都江戸川区 江戸川ガイドヘルプセンター 03-3877-0089 eshikyou@pure.ocn.ne.jp
東京都板橋区 談話室 03-6795-4976 hidekamori@jcom.home.ne.jp
東京都足立区 アイ・サポート 03-6806-4774 m_mitani@eye-support.net 事前に契約書
東京都文京区 文京ガイドヘルプサービス 03-3815-6310 bunkyo.gaido@iclod.com
東京都杉並区 アンサンブル 080-5693-2185 ensemblegpw@gmail.com
東京都新宿区 TOMO 03-3208-0014 tomo18@tomoguide.jp
東京都新宿区 ケアサービスラビット 0120-697-168 eigyo@rabbit-tokyo.co.jp
岐阜県岐阜市 岐阜アソシア 058-263-1310 guide@gifu-associa.com
静岡県静岡市 エブリー・サポート 054-252-3651 every-support@cy.tnc.ne.jp
滋賀県大津市 ぽりにポート 077-527-0303 pp@porini.co.jp
大阪府淀川区 あい・すまいる淀川 06-6302-0234 aisumairu@diary.ocn.ne.jp
大阪府天王寺区 きぼう 06-6765-2999 Daishikyo-kibou@aioros/ocn.ne.jp
兵庫県神戸市 神戸市視覚障害者福祉協会 078-341-2899 siryokukyokai@kud.biglobe.ne.jp
鳥取県米子市 鳥取県視覚障害者福祉協会 0859-35-4336 toriten3@extra.ocn.ne.jp
広島県広島市 さんぽ 082-258-3270 jimu@sanpo-hiroshima.jpn.org
広島市府中市 ケアサービス府中 0847-40-0618 alice_fuchu@aria.ocn.ne.jp まずご相談を
徳島県徳島市 あおいケアサポート 088-679-6119 phyamato@amber.plala.or.jp
徳島県徳島市 ケアサーポートALLはぁーと 088-679-1591 kokoro.222.heart@gmail.com
愛媛県松山市 ひめヘルプ 089-925-0810 hime-help@sgr.e-catv.ne.jp
長崎県時津町 ケアステーション優里 095-893-5001 care.yu-ri@ymail.plala.or.jp
長崎県大村市 スマイル 0957-46-6583 suzutanosato@yahoo.co.jp 事前に契約書
長崎県長崎市 サポートケア 095-801-2300 fukushiyougu.doukouenngo@gmail.com
山視協だより 平成31年 2月号
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