第67号 令和元年 7月17日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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19条訴訟第13回公判傍聴報告 | ・・・・・2 |
行事報告 | |
女性部報告 | ・・・・・3 |
今後の予定 | |
第2回役員会のお知らせ | ・・・・・4 |
福祉部講演会のご案内 | ・・・・・5 |
体育文化部研修のご案内 | ・・・・・5 |
支部だより | |
甲府支部 | ・・・・・6 |
クラブだより | |
パソコンITクラブから | ・・・・・7 |
トピックス | |
「読書バリアフリー法」が成立しました | ・・・・・7 |
事務局よりお知らせ | |
第22回山梨県障害者文化展 | ・・・・・8 |
第6回山梨県障害者芸術・文化祭 | ・・・・・8 |
厚生労働大臣免許保有証の交付申請について | ・・・・・8 |
第43回全国盲人将棋大会について | ・・・・・8 |
障害者を対象とした山梨県職員採用選考試験 | ・・・・・8 |
コンサートにご招待頂きました | ・・・・・8 |
国土交通省のバリアフリー関連のガイドライン等について
バリアフリー関連のガイドライン
厚生労働省 「相談支援の質の向上に向けた検討会について
相談支援の質の向上に向けた検討会
日本盲人会連合 紹介動画「〜共に生きる〜 視覚障害者の権利 -日本盲人会連合70年の活動-」
紹介動画 社会福祉法人 日本盲人会連合
日本盲人会連合 将来ビジョン検討委員会 報告書
将来ビジョン検討委員会 報告書 社会福祉法人 日本盲人会連合
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
これぞ正に梅雨本番というような蒸し暑さの中でこの原稿を書きはじめましたが、今年はどんな夏がやってくるのか先が思いやられます。先代の林家三平ではないけれど、皆さんに「身体だけは大事にしてください」の一言をお贈りしたい心情です。(若い方にはもう通用しないフレーズかも…?)
さて、今月は5月20日に行われた標記裁判の傍聴報告です。日盲連全国大会の関係で報告が少し遅くなったことをご容赦ください。今回は小田切理事、返田理事、山本理事、堀口の4名で一連の活動に参加してきました。裁判にはいつものように160名近くが詰めかけ、抽選での傍聴となりました。
前回の公判の折に原告側から申請のあった証人尋問は、裁判所がこれを必要と認めなかったため行われず、今回が原告の事実上の最終陳述となりました。具体的には第9書面についての陳述で、昭和39年に比べ所得保障や福祉制度が進んでいること、視覚障がい者のあん摩マッサージ指圧業への依存度が少なくなっていること、十九条が視覚障がい施術者の生計を改善しているとは認められず手段として適切でないこと、学校営業や職業選択の自由が制限され、学校経営者にとっても晴眼者全般にとっても不利益が生じていることなど、内容的にはこれまでの陳述の繰り返しで、特に目新しい主張はありませんでした。
これを受け裁判長より、被告側に対しこの陳述に対する反論書面を8月26日までに提出するよう指示があり、これを元に9月5日(木)に次回口頭弁論を開き、特段のことがなければ終結とするとの判断が示されました。
午後の傍聴後集会では大胡田弁護士から、弱者に対する保護的な制度の撤廃には、従来その制度が明白に憲法に違反していると認められることが必要とされており、その点で国が有利と言えるが、裁判は水物なので、視覚障がい者が引き続き十九条を必要としていることを裁判官に訴え続けていくことが大切との話がありました。また、判決は年内か年明けになるのではないかとの見通しも示されました。
3年に亘る裁判もいよいよ大詰めを迎えています。未だに視覚障がい者の職業選択の自由がほとんど広がっていない以上、あはきが経済的自立を支える最も有力な職種であることは以前と全く変わりません。国の勝訴の判決が下されるよう、もうひと頑張り皆さんと共に運動を続けていきましょう。今後も裁判傍聴や署名活動など、ご協力のほど引き続きよろしくお願い致します。
藤野ます子
女性部では6月23日(日)に山梨ライトハウスで午後1時から3時30分まで第1回研修と総会を行いました。
研修では講師として山視福協副会長の小林誠氏をお迎えしキャッシュレス決済について話をして頂きました。このことについて女性部でも情報を得たいと思い計画しましたが1度だけでは理解することはとても難しいと感じました。キャッシュレス決済の支払い方式は三つの方法があること、使用用途に応じて色々な種類のカードがあること、キャッシュレス決済にはメリットとデメリットがあることなどです。また、上手に活用すればとても便利であるとのことでした。この秋の消費税増税に伴い日本政府がこのことの普及を進めているとのことでした。
続いて総会が行われました。経過報告の後、議事に入り第1号議案平成30年度事業報告並びに決算報告が行われ拍手により承認されました。第2号議案令和元年度事業計画案並びに予算案が審議され、執行部より「財政困難なので研修の回数を現在の3回から2回にしてはどうか」との提案がありこの件について会員の皆様から多くの意見を頂き審議の結果、状況により2または3回に決定しました。このことを踏まえて第2号議案は拍手により承認されました。
続いて第3号議案役員改選が行われ、次の方々が役員として選任されました。氏名は敬称略とさせて頂きます。部長 岡部恵子、副部長 酒井夏美、会計 石坂時子、相談役 藤野ます子、担当副会長、小林誠です。
第4号議案その他を行い、議事は滞りなく終了しました。会員の皆様ご参加ありがとうございました。
事務局長 矢崎繁
8月25日(日)午前10時より令和元年度第2回役員会を山梨ライトハウス盲人福祉センター2階研修室にて行ないます。役員の皆様には是非ご出席くださいますようお願いいたします。都合によりやむを得ず欠席される方は必ず事前に事務局までご連絡下さい。以下は主な議題です。
福祉部長 名取利一
初夏の候、暑さも徐々に増してきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、福祉部では山梨県銀行協会常務理事の古屋寿隆氏をお招きし、次の日程により講演会を開催します。
部長 返田順子
体育文化部では9月8日(日)、次のような日程で研修を開催します。多くの皆さんの参加をお待ちしています。
参加費 4,000円(付添は2,000円)
持ち物 障害者手帳
申込締切は8月20日とさせて頂きます。申込は各支部の支部長までお願い致します。なお、参加される方は出発の5分前までにはお集まりください。秋の1日皆さんと交流しながらいつもと違った1日を過ごしてみませんか。
支部長 広瀬清敏
日に日に暑さが厳しさを増し、熱中症のニュースが聞かれる季節となりました。読者の皆様いかがお過ごしでしょうか。
甲府支部では定期総会において役員改選があり、新しく3名の新役員が誕生しました。今後を託せる若い人材です。今年の最初の行事として陶芸教室には多くの参加者がありました。わの会との交流会は信玄ミュージアムを予定しています。講習会、ライフスポーツ大会、甲鍼マ会との合レク、年が明ければ料理教室と行事が続きます。会員の皆様には参加協力よろしくお願いします。暑さ厳しい折ご自愛ください。
部長 小林誠
パソコンITクラブは、今年で発足から20周年を迎えます。1998年、甲視協の3人が同好会を立ち上げたことから始まりました。この20年を振り返ってみるとまさしく目まぐるしかった時代とパソコンの発達が合致することを感じます。当初、高額だったパソコンも今は手ごろな価格のモデルも登場し、スマートフォンやタブレットなど様々な形態をしたものが登場してますます身近なTOOLとなっています。
さて、パソコンITクラブでは、発足20周年を記念しイベントを実施したいと考えています。今後、「山視協だより」にてお知らせしますので、多くの会員の参加をお待ちしています。なお、学習会は、昨年同様、奇数月の第4日曜日にライトハウスで行いますので、ぜひお越しください。お待ちしています。
「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(読書バリアフリー法)が6月21日、衆議院の本会議で審議が行われ、無事に可決され、成立しました。
次のようなお知らせが届いています。資料等必要な方は事務局までお願いします。
資料等必要な方は事務局までどうぞ。
資料等必要な方は事務局までどうぞ。
資料等必要な方は事務局までどうぞ。
資料等必要な方は事務局までどうぞ。
蒸し暑い毎日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今年は、適度の雨と暑さで雑草の生育がよく、毎日が草取りに追われています。あまり雑草の愚痴をこぼしますと、専業農家の方は、雑草が伸びるようであれば、農作物の生育も良いとのことで、前向きの話になってしまいました。この「山視協だより」が皆様のところに届くころは、梅雨明けとなっているかと思います。いよいよ、本格的な暑さがやってきます。熱中症など健康には留意されましてお過ごしください。
(事務局長 矢崎繁)
山視協だより 令和元年 7月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 堀口 俊二
編集責任者 事務局長 矢崎 繁
電話 055−252−0100
FAX 055−251−3344
http://yamashikyo.sakura.ne.jp