第73号 令和2年 1月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
新年を迎えて | |
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正副会長の新年の挨拶 | ・・・・・2 |
行事報告 | |
第2回関ブロ委員会報告 | ・・・・・4 |
第3回役員会報告 | ・・・・・6 |
東京地裁19条裁判終結 | ・・・・・8 |
今後の予定 | |
グランドソフト山梨大会第2回実行委員会について | ・・・・・9 |
第73回全国視覚障害者福祉大会(宮城大会)参加者募集 | ・・・・・9 |
支部だより | |
富士吉田支部 | ・・・・・10 |
事務局よりお知らせ | |
事務局会議の日程と会場について | ・・・・・11 |
山梨青い鳥奉仕団より交流お楽しみ会のお知らせ | ・・・・・11 |
編集後記 | ・・・・・12 |
日視連よりあん摩師等法19条訴訟 東京地裁で判決 判決の模様と声明をホームページに公開しました。
あん摩師等法19条訴訟に関する声明 社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
明けましておめでとうございます。皆様方にはお元気で穏やかな新春をお迎のこととお慶び申し上げます。昨年も、会員をはじめ多くの皆様方のご協力のお陰で、予定した事業をすべて滞りなく終えることができました。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
さて、今年本会にとって最大の事業ともいえるのが第50回関東地区グランドソフトボール大会です。本会主管で5月30日(土)〜31日(日)に開催することが決まっており、昨年10月に実行委員会を立ちあげ準備を進めているところです。皆様方のお力をお借りしながら大会の成功を目指したいと考えておりますので何卒よろしくお願い致します。
一方、移動環境や情報環境の改善、日常生活用具給付や同行援護事業など福祉サービスの地域格差解消、本会会員数の減少と高齢化、難しくなりつつある支部活動への対応など、従来の課題にもその前進を目指しつつ精力的に取り組んでいかなければなりません。今年も何かと忙しい年になりそうですが、皆さんのお知恵をお借りしながら「自らの幸せは自らの手で」を合言葉に暮しやすい環境作りを目指していきたいと思いますので、ご協力・ご支援よろしくお願い致します。
結びに、今年が、皆さんに取りまして幸多き年でありますようお祈りして年頭のご挨拶とさせていただきます。
副会長 小林誠
「山視協だより」を御購読の皆様、あけましておめでとうございます。
きっと皆様におかれましても今年の三が日の天気のような穏やかな新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。昨年中は、本会の事業に対し、多大なるご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
さて、私が今年注目しているのは、あはき19条裁判をはじめ、旧優生保護法における不妊問題、そして今1月8日から始まる「津久井山ゆり園」裁判、これらの共通のテーマとして、現代社会における障がい者の人権問題がどのように一般社会から見られているのか気になっています。
平成の30年間は、バブル崩壊後、いかに効率よくスピーディーに生産を上げるかが評価されてきました。生産性の低い障がい者の存在がどう見られているのかまた、東京パラリンピック開催によって障がい者の存在や人権問題に変化が生まれるきっかけとなるのか、みんなでこれらの行方を注目していきましょう。
最後に皆様に取りまして幸多き年でありますよう、お祈り申し上げます。
副会長 埜村和美
謹んで新春のお喜びを申し上げます。
昨年4月の総会で会員の皆様のご承認を受け、私が副会長の任に就かせていただいてから、早いもので9ヶ月になります。ここまでやってこられたのも皆様のお力添えがあればこそと心より感謝申し上げます。
昨年は5月に新しい元号「令和」がスタートし、暮れの16日には視覚障がい者の就労を保護するためのあはき19条に関する平成医療学園の訴訟について、東京地裁は合憲と判断しました。国の勝訴は私たちの悲願であっただけに、胸をなでおろす感がありました。一方昨年も台風被害が相次ぎ、災害弱者である私たちは、さらに自助や共助の思いを新たにしなければならないことを実感しました。
組織は何と言っても、人の力。会員の増加に努めながら、私たちのよりよい生活を守るために、共に力をあわせていきましょう。本年が皆様にとりまして穏やかで実り多い年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
副会長 矢崎繁
あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、穏やかな新年を迎えたこととお喜び申し上げます。昨年中は本会の行事など会員の皆さまのご支援ご協力誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
今年は東京五輪、パラリンピックとスポーツの年、本会も5月末にはグランドソフトの当番県として準備に入っています。会員、関係者の皆様にはご協力をいただき大会が無事に行われることを願いつつ山梨県チームを会員の皆様とともに応援したいと思います。
最後に山視福協会員の皆様並びに関係者の皆様にとって最良の年となりますよう心から祈念して新年のご挨拶と致します。
事務局長 矢崎繁
令和元年度第2回日視連関東ブロック協議会が12月13日(金)に東京都盲人福祉センター2階研修室を会場に行われ、本会から会長と矢崎が出席してきました。主な内容は次の通りです。
事務局長 矢崎繁
第3回役員会が12月15日(日)10時から山梨ライトハウス2階研修室を会場に行われました。主な内容は次の通りです。
会長 堀口俊二
標記裁判第15回公判が12月16日東京地方裁判所で行われ、本会からは岡部理事と付き添い、山本理事、横山職業部員、堀口の5名が参加しました。判決が言い渡される日であったこともあり、98名の傍聴席に260名が詰めかけるという大変な盛り上がりぶりでした。判決内容は「19条は合憲であることから原告の訴えを棄却することと、裁判費用は原告が負担すること」の2点でした。その後、裁判長から「現在も視覚障がい者の就業率は低く、マッサージ関係の仕事に就く人が多い。規制がなくなればマッサージ師が急激に増え、視覚障がい者の業務を圧迫する」との指摘があり、その上で「法の規制は国会の裁量の範囲内で、著しく不合理だとは言えない」との説明が述べられました。国の勝訴で19条が守られた判決を受け、その後の裁判所前の集会も大いに盛り上がりました。
ただ、大阪や仙台の判決はまだ出ていない上、原告側が控訴を考えているとの情報もあり、さらに気を引き締めて運動を進めていくことが大切との確認もされました。ともあれ、日視連をはじめ関係各団体が足並みを揃えて粘り強く活動を続けた結果であり、会員の皆さんとも喜びを分かち合いたいと思います。これまでのご支援・ご協力有難うございました。この場をお借りして感謝申し上げます。今後のことについてはまだ何とも言えませんが、とりあえず19条は死守されたという報告でした。
標記実行委員会を次の内容で開催します。役員の皆様のご出席をお願いします。
標記大会が6月14日(日)〜16日(火)の3日間、食材王国・温泉の街・仙台七夕の宮城県仙台サンプラザホテルを会場として開催されますので、参加者を募集します。
なお、観光につきましては1日目の午後に定期観光バスでの観光と2日目にジャンボタクシーでの観光を計画しております。また、予算につきましてはお一人63,000円前後になります。なお、観光につきましては参加者の人数により変更等ありますのでご了承ください。なお、会議のみの参加はお一人47,000円前後になります。
荻窪たき子
明けましておめでとうございます。謹んで新年のお喜びを申し上げます。
今年は令和の元号に変わり最初の年始ですが、いかがお過ごしでしょうか。
いよいよ2020東京オリンピック・パラリンピックが開催される記念すべき年となり、さまざまな方法での観戦を楽しみにされていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
さて、私ども富士吉田市視覚障害者協会では、平成31年4月から会員1名と賛助会員4名が入会してくださり総勢26名となりました。その後の総会や、3回終了した研修や忘年会でも沢山の皆さんが参加協力してくださって、とてもにぎやかに活動を行うことができています。
中でも、郷土の食文化を学ぶことから歴史や文化を推考してみようというコンセプトで「吉田のうどん作り」にチャレンジしました。小麦粉も吉田のうどん用の粉を使ったり、水や塩の量も気温や湿度に応じて調整するなどの匠の技を伝授していただき、参加者一人一人が粉から練り上げ、綿棒で伸ばし、うどんの太さに切り出し、さらにゆで上げて食べるところまでの一連の流れを学びました。お店でいただくようなおいしいうどんができ、皆さん口々に「おいしいね」と、自ら打ったうどんを堪能しました。
今年度は、あと1回の研修会を予定しており、建物が新しくなった富士吉田警察署の見学と、生活安全課からの講話をいただこうと計画しています。
毎年、数回の研修会などを実施していますが、皆さんにとって楽しく有意義な内容になるよう、役員一同が意見を出し合い充実した時間になることを目指しています。ただし、皆さんの協力があって成り立つさまざまな事業ですので、いかに外出しやすい環境を作るか、安心して安全に活動できるかなど、その辺りも合わせて考えながら実施しています。
今年も会員の増加や、地域の皆さんからの理解、福祉サービスの充実などを目指し、会員一同で努力していこうと思います。山視福協の関係者の皆様方におかれましても、本年もご健勝でありますようお祈り申し上げます。
事務局会議を次の内容で行いますので、事務局員の皆様はご出席のほどよろしくお願いします。
恒例の「読者と青い鳥奉仕団員の交流お楽しみ会」を開催致しますので皆様お誘い合わせてご参加下さい。
明けましておめでとうございます。昨年は「山視協だより」の発行に当たり多くの皆様にお世話になり、ありがとうございました。今年もご協力のほどよろしくお願いします。
今年の三が日は少し冷え込んだものの穏やかな年明けとなりました。皆様いかがだったでしょうか。正月と言えば、箱根駅伝、全国高校サッカー選手権、全国高校ラグビー大会など、ラジオで聞くのが楽しみだったのですが、県内の高校は年末に敗退し今年の箱根駅伝は山梨学院が出場していないので、何か寂しく感じられました。しかし、各選手の頑張りをみますと感動し元気をいただきます。
さて、この「山視協だより」が皆様のお手元に届くと、間もなく大寒となります。体調には気を付けてお過ごしください。
(事務局長 矢崎繁)
山視協だより 令和2年 1月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 堀口 俊二
編集責任者 事務局長 矢崎 繁
電話 055−252−0100
FAX 055−251−3344
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