第84号 令和2年 12月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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コロナで明け暮れたこの1年 | ・・・・・2 |
行事報告 | |
体育文化部よりお知らせ | ・・・・・3 |
今後の予定 | |
職業部講演会中止のお知らせ | ・・・・・5 |
トピックス | |
おめでとうございます | ・・・・・5 |
支部だより | |
北杜支部 | ・・・・・5 |
同行援護事業所等連絡会より | |
同行援護の使用について利用者が注意すべきこと | ・・・・・6 |
事務局よりお知らせ | |
韮崎市立大村記念図書館より代読サービスを体験してみませんか? | ・・・・・7 |
編修後記 | ・・・・・6 |
新型コロナウイルス感染予防における同行援護ガイドラインについて
本ガイドラインでは、同行援護事業所、ガイドヘルパー、利用者が注意すべき内容を取りまとめました。それぞれの立場において感染防止のために実践してください。
@トップページ 新型コロナウイルス感染予防における同行援護ガイドライン 公開
新型コロナウイルス感染予防における同行援護ガイドライン
A同行援護事業Q&A
同行援護事業Q&A
国土交通省 バリアフリー法に基づく基本方針における次期目標の最終とりまとめを公表します!
〜2021年度以降のバリアフリー目標の整備に向け、最終とりまとめを公表〜
最終とりまとめを公表
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
師走も早半ばを過ぎ今年もあとわずか、皆様方には何かとあわただしい毎日をお過ごしのことと推察致します。
さて、今年は標題の通り正にコロナに明けコロナに暮れた悩ましい年であり、歴史に残る1年だったともいえるでしょう。2月の関東ブロック川崎大会不参加に端を発し、県内外のあらゆる事業が中止若しくは実施方法の変更を余儀なくされました。本会主催の事業も、定期総会が書面会議となり、準備を進めていた関東地区グランドソフトボール山梨大会も中止のやむなきに至るなど、福祉部講演会以外の事業は残念ながら通常の形では行うことができませんでした。しかも、このところ感染者が増加し、医療崩壊の危機も懸念される中、会の事業が通常通り行えるようになるのはいつのことやら全く見通しが立ちません。
一方、個人の日常生活にもコロナ禍は様々な影を落としています。視覚障がい者にとって特に心配なのが、同行援護や家事援助など、日々の暮しを支える大切なサービスの提供に支障が出はじめていることです。感染拡大がこのまま長期化すれば、三密を伴うこれらのサービスが思うように受けられなくなる事態も予想され、その意味でも1日も早い状況の好転を願わずにはいられません。
うつうつとしたコロナ禍の中で、一条の光を求めるとすれば、ズームを活用したオンライン会議の普及ではないでしょうか。今年は、色々な視覚障がい者関連団体がズーム会議を企画し、全国から大勢の人が参加し情報交換するという新たな動きがスタートした年でした。スマホやパソコンだけでなく、家の電話やガラケーからも参加できるというズームの利便性が、普及を後押ししたのかもしれません。私もいくつかの会議に参加しましたが、居ながらにして日本中の皆さんとお話できた感動は今でも鮮明に覚えています。本会でも、各種会議をズームで試みており、移動が困難な視覚障がい者の新たな会議の持ち方として今後の活用が期待されますが、コロナのせいで普及が進んだというのが何とも皮肉です。
何はともあれ、あと半月で年が改まります。コロナ騒動がどう推移していくかははなはだ不透明ですが、来年は令和4年の2月に本会主催で開催する関東ブロック協議会山梨大会に向け、会として準備を加速していかなければなりません。会をあげての一大事業であり、皆さんのお知恵やお力なくして大会の成功はありえません。是非ともご協力いただきたくよろしくお願い致します。コロナ禍はまだまだ続きます。どうか健康には充分留意され、良いお年をお迎えください。
担当副会長 埜村和美
企画しておりました第43会点字競技会は、コロナ感染拡大のため中止とし、第52回文化祭は、選者による文芸作品の選評のみとさせていただきました。投稿していただいた文芸作品につきましては、各優秀作を以下に発表します。なお応募者各位に、それぞれの作品集を発送しました。来年度は笑顔で行事が開催できるよう、心より祈ります。皆様のさらなるご協力を、お願いいたします。
職業部長 酒井弘充
12月20日(日)に予定されておりました職業部講演会「バーチャル工房山梨・障害者就労について」ですが、新型コロナウイルス感染拡大に伴いまして、大変残念ではありますが中止とさせていただきます。
本会の会長堀口俊二氏が令和2年度更生援護功労者として障害者自立更生等厚生労働大臣表彰を受賞されました。
山梨青い鳥奉仕団が令和2年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰を受賞されました。
支部長 坂本正彦
いつもと違う12月をむかえ、会員の皆様も心落ち着かない毎日を過ごされているのでしょうか。昨年は楽しいイベントもたくさんあったのに今年はさびしい年末になりそうです。
北杜支部も例年行っている総会と懇親会ができずにいます。今年度の総会は年度内に行いたいと考えていますが、新型感染症の勢いが止まらず集会を行うことがかないません。本当に残念です。早くワクチンができることを願っています。
本支部は会員が少ないため思うような行事も開催できていませんので、会員の皆様にも外出する機会が少なくなりつらい日々を送られているのではないかと心を痛めています。私事ですが家と職場を往復する毎日が続いています。早く友達と一杯飲める日が来ることを願っています。
話は変わりますが会員の皆様のお知り合いの中に北杜市内にお住まいの方で入会の希望がある方がおられましたらご一報をいただければ幸いです。とりとめのないことを書きまして皆様にお叱りを頂戴してしまいそうです。季節はいつもの年と変わらず、厳しい冬です。お体と心をご自愛ください。
韮崎市立大村記念図書館内で代読ボランティア「韮崎さくらの会」の皆様により視覚障がい者の方に向けて、依頼された本の代読を行っています。お好きな時間帯にご来館いただき、ご希望の資料(書籍、雑誌)をお読みするサービスです。最大週2回、月8回まで10時〜16時の間で1回1時間30分までです。
お問い合わせは韮崎市立大村記念図書館電話(0551−22−4946)までお願いします。
日照時間の最も短いこの季節は朝晩の冷え込みが気になりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ちなみに今年の冬至は12月21日だそうです。この季節、熊にとっては冬眠に入る時期と言われています。そんな折、少し気になる記事がありました。
「12月3日の甲府市での子熊の目撃情報もありましたが、近年、熊が冬眠期に出没するとの報告が各地で相次いでいる。12月〜翌年3月の出没件数に関する環境省の調査で、2019年度は現在の集計方式となった16年度以降最多を更新した。本年度も10月までの出没件数が近年の同期比で最多となり、同省は今冬の出没増を警戒。既に対策を進めている地域もあるという。熊は12月から翌年3月ごろにかけて冬眠。体内に餌をため込み冬眠中は仮死状態になるという。」
今年は新型コロナウイルス一色の1年でした。本会の行事も会場の確保などで中止もやむを得ない行事が多く残念でした。少しでも早く終息し通常な状態を願うばかりです。今年も皆様のご協力をいただき「山視協だより」が発行できました。ありがとうございました。残り2週間、寒さも厳しくなると思いますが、体調には十分留意されまして新年をお迎えください。
(事務局長 矢崎繁)
山視協だより 令和2年 12月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 堀口 俊二
編集責任者 事務局長 矢崎 繁
電話 055−252−0100
FAX 055−251−3344
http://yamashikyo.sakura.ne.jp