第76号 令和2年 4月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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長期化覚悟のコロナへの対応 | ・・・・・2 |
行事報告 | |
令和元年度第4回役員会について | ・・・・・3 |
今後の予定 | |
令和2年度定期総会及び第1回役員会について | ・・・・・4 |
支部だより | |
笛吹支部の活動報告 | ・・・・・4 |
トピックス | |
あん摩師等法19条大阪訴訟原告が控訴 | ・・・・・5 |
事務局よりお知らせ | |
令和2年度山梨県障害者スポーツ大会中止のお知らせ | ・・・・・5 |
中北建設事務所からお知らせ | ・・・・・6 |
山梨ライトハウスより 「盲人福祉センター」の名称変更について | ・・・・・6 |
第22回酒折連歌賞の応募要項のご案内 | ・・・・・7 |
編修後記 | ・・・・・7 |
厚生労働省 「障害保健福祉関係 主管課長会議」の資料について
厚生労働省 「障害保健福祉関係
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
次々と流れてくる新型コロナウイルス関連ニュースに不安や憂鬱感が募る毎日です。こんな時は外に出て大空の下、花の香りや野鳥の声に触れながら英気を養うというのはいかがでしょうか。身心のリフレッシュも大切かと思います。
さて、先月号のこの欄で1日も早い終息をと書きましたが、残念ながらその願いとは裏腹に、新型コロナウイルスは全世界に蔓延し、収まりのつかない深刻な状況となってしまいました。国内のほとんどのイベントが中止あるいは延期に追い込まれている中、私たちの活動においてもいわゆる三つの密(密集場所、密接距離、密閉空間)を極力避けるべく、異例の対応を取らざるを得ない事態となりました。以下に、現時点で明らかになっている対応について記しますので、ご理解のほどよろしくお願い致します。
まず本会定期総会ですが、既にご案内した通り、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律に基づき、書面会議の形で行うことと致しました。皆さんの同意がないと、議案を可決する旨の総会の決議があったものとみなせませんので、ご面倒かとは思いますが必ず同意書の投函をお願いします。感染防止のためのやむを得ざる措置であることをご理解いただき、是非ご協力いただきたくよろしくお願い致します。なお、第1回理事会も書面会議となりますのでご承知おきください。今後の事業についても見通しが立たない状況ですが8月の福祉部講演会は実施の方向で準備を進めることとなっています。また、要望活動についても私たちの声を関係方面に伝えるよう書類でのお願いなど方法を工夫しながら対応していく所存です。
次に、日視連関係ですが、最大の行事である6月開催予定の第73回全国大会が中止となりました。これに伴い、令和2年度運動方針と団体提出議案については、令和2年度第1回理事会において審議し決定することとなりました。また、大会の中で開催予定の定時評議員会は書面会議の形が取られることとなりました。同じく大会中に開催予定のあはき協議会、スポーツ協議会、弱視問題対策部会も中止となり、今後の対応については各協議会で検討することとなっています。なお、全国の視覚障がい者の声を集約することを目的とした会合を、秋を目途に開催するとのことです。
関ブロ関係では、4月開催予定の関ブロ委員会、女性部会委員会がいずれも書面会議となりました。また、本県主管で予定していた第50回関東地区グランドソフトボール大会兼第20回全国障がい者スポーツ大会グランドソフトボール競技関東地区予選会も、鈴木関東ブロック協議会会長と相談の上中止を決定し、全日本グランドソフトボール連盟の方へその旨をお伝えしてあります。延期を考えるかどうかは、日本障がい者スポーツ協会で他の大会の状況も踏まえながら最終判断するとのことで、このお便りが届く頃には決論が出ているものと思われます。
ともあれ、これまで経験したことのない異常事態です。長期化すればするほど気も滅入ってきます。来月のお便りが届く頃には、少しでも明るい兆しが見えるようになっていてほしいですね。平凡な暮らしの大切さが身にしみる昨今です。
事務局長 矢崎繁
3月15日に予定しておりました役員会は、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されることから中止とし、理事会を書面会議として行いました。
監査につきましては同日ライトハウスを会場に、中村、伊藤監事の出席のもと行なわれました。なお、各理事さんより提案事項について同意を受けていることを申し添えます。
事務局長 矢崎繁
このたびの新型コロナウイルス感染症拡大に伴いまして、4月19日開催予定の定期総会を中止することといたしました。延期ということも考慮されましたが、県内でここ数日感染者が増えており今後の見通しがつかない状況です。そのため今年度は緊急措置として中止もやむを得ないと判断し、各提出議案の承認を郵送にて行うことにさせていただきます。
なお、午後に予定しておりました役員会につきましても中止とし、書面会議とさせていただきます。
支部長 加賀美一馬
春の園紅にほふ桃の花下照る道に出で立つをとめ
世間はコロナ一色で騒がしいですが、皆さんいかがお過ごしですか。笛吹支部は現在会員9名です。少数精鋭でがんばっています。昨年は2月に新年会、3月に他の障害者団体との合同バーベキュー大会、6月に移動ライトハウスと総会を同日に行いました。今後は積極的に他支部との交流をはかり仲間を増やしつつ社会参加していく所存ですので皆様方のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
平成医療学園グループが、国に対し、あん摩師等法19条による養成施設設置の非認定処分を取り消すことを求めた訴訟について、3月7日、控訴したことがわかりました。
開催を予定していた標記大会は、新型コロナウイルスの影響を考慮し中止になりました。
4月26日(日)水泳(緑が丘スポーツ公園 )
5月5日(火) 陸上・フライングディスク(小瀬スポーツ公園 )
5月17日(日)サウンドテーブルテニス(盲学校)
ライトハウス・盲学校入口のバス停長松寺町の交差点にありました信号機に併設されていた振動するタイプの柱が撤去され、交差点も改良工事が行われましたので通行の際はご注意ください。
所長 岡田千代子
「盲人福祉センター」は、2020年4月1日をもちまして「情報文化センター」に名称を変更することになりました。昭和29年に社会福祉法人山梨ライトハウスの認可を受け、皆さんの「点字図書館」としてスタートを切り、昭和55年11月からは「山梨県盲人福祉センター」として、皆さんとともに歩んできました。
この改名を機に、皆さんのニーズにより一層応えられるよう職員一同、力を合わせて取り組んでまいります。今後ともご支援ご協力をいただけますようどうぞよろしくお願い申し上げます。
また、2階の部屋の名称も「研修室」は「多目的室A」に、「ボランティア室」は「多目的室B」に変更します。
コロナ感染拡大防止のため、相変わらずの状況が続いています。ライトハウスも6施設の運営上、入所者の健康のため足並みをそろえなければならず、しばらく、施設利用等でご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。終息することを願うばかりです。
これは問いの片歌五・七・七に対する、応えの片歌五・七・七を投稿するもので、全応募作品を対象とした一般と、小・中・高校生の作品を対象としたアルテアの2部門で実施されます。問いの片歌5句全てに応募でき、応募句数に制限はありません。
応募期間 令和2年4月1日〜9月30日
応募方法 はがき、封書(A4までの用紙)、ファクス、電子メール、HPのいずれかで、申し込み1件につき1句を応募する。
投稿記載事項 @問いの片歌の番号、A答えの片歌、B郵便番号、C住所、D氏名、E性別、F年齢、G電話番号を明記する。
応募、問い合わせは山梨学院大酒折連歌賞事務局、
〒400‐8575甲府市酒折2の4の5
電話055(224)1641 ファクス055(224)1643
電子メールoubo@sakaorirenga.gr.jp
今回の酒折連歌賞に提出された問いの片歌は、次の通り。
一、はればれと一円玉は一グラムです
二、親ゆびと小ゆびひろげて距離をはかって
三、歩く意志なくても進む朝の雑踏
四、これだけは手放さないよあきらめないよ
五、北斎の富士の角度は三十八度
以下に、過去2回の酒折連歌賞の大賞作品を記します。参考にしてください。
第20回酒折連歌大賞・文部科学大臣賞(一般の部)
問いの片歌 コーヒーか紅茶それとも海を見にゆく?
答えの片歌 三択があればよかったハムレットにも
第21回酒折連歌大賞・文部科学大臣賞(一般の部)
問いの片歌 靴ひもをきつく縛って歩きはじめる
答えの片歌 まっていろセリヌンティウス必ず行くから
(アルテア部門)
問いの片歌 えんぴつが線路をえがくどこか遠くへ
答えの片歌 届くかな未来の僕へ『お元気ですか』
訃報 甲府支部の高坂康平様には3月21日ご逝去されました 。謹んでご冥福をお祈りいたします。
新年度も始まり過ごしやすい陽気となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。季節とは異なり毎日の新型コロナウイルスの感染に関わる報道で見えない敵との戦いは出口がみえてはいないようです。本会の事業もどうすればよいのかわからない状態です。
この季節は同じ散歩でも野鳥の囀りなど聞きながらの散歩は自然と遠方に向かいます。3月の下旬に足を延ばし標高900メートルぐらいの川沿いの道を歩いていますと足で異物を踏んだような気がして手にしたのが鹿の角でした。
毎年秋には鹿の鳴き声は聞いていますが、鹿の角を拾ったのは初めてです。ちなみに角の大きさは全長60センチ、横に3段の枝があるので4歳の雄の鹿でしょうか。
鹿の角は毎年生え変わると聞いています。その理由は、鹿は食物を食べて、余った栄養を角に送っています。冬は寒さが厳しく、食糧不足にさらされます。暖かい春を迎えると、体力を回復するため、角を落として、栄養を取らなければならないのです。夏頃には、冬の間に消耗した体力を取り戻し、春先から継続的に草を食べているため、栄養状態は良くなり、角を大きくすることができます。夏の段階では、角が成長している途中なので、柔らかいことが特徴です。秋に角の大きさが最大限に達し、雄は表面の皮をこすってはがし、泥の中に差し込んで磨くと聞いています。
先の見えない新型コロナ、お出かけの際は感染予防を十分行うなど体調にはご注意の上、お過ごしください。
(事務局長 矢崎繁)
山視協だより 令和2年 4月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 堀口 俊二
編集責任者 事務局長 矢崎 繁
電話 055−252−0100
FAX 055−251−3344
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