第77号 令和2年 5月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
---|---|
今できることから始めよう | ・・・・・2 |
行事報告 | |
令和2年度第1回役員会報告 | ・・・・・3 |
令和元年度音響式信号機、誘導ブロック等新設箇所について | ・・・・・5 |
クラブだより | |
サウンドテーブルテニス | ・・・・・6 |
事務局よりお知らせ | |
緊急生活福祉資金貸付制度について | ・・・・・6 |
同行援護等について | ・・・・・7 |
特別定額給付金について | ・・・・・7 |
日視連 新型コロナウイルス ホットラインのご案内 | ・・・・・8 |
青い鳥郵便葉書について | ・・・・・9 |
編修後記 | ・・・・・9 |
厚生労働省 「障害保健福祉関係 主管課長会議」の資料について
厚生労働省 「障害保健福祉関係
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
正に風薫る5月、深緑に包まれながら花々の香や野鳥のさえずりに親しんでいると、コロナ騒動が嘘のように思える好季節となりました。皆さんいかがお過ごしですか。感染拡大が鈍化傾向にあり、このまま終息に向かってくれればとひたすら祈るこのごろです。
さて、先月異例の形で行った定期総会ですが、皆さんのご協力のお陰で無事終えることができたことをまずもって報告します。通常の総会のような細かい意見交換はできませんでしたが、運動方針や予算など、会運営の柱となる事項はすべて承認されたので、今年度はこれに従い活動していくこととなります。とはいってもまだ緊急事態発令中、計画した事業をどの程度実施できるかは不透明です。そこで、当面できることから着実に実施していくこととします。現時点で会として準備を進めているのが県等関係方面への要望書作成です。例年同様県障害福祉課、県道路管理課、県警交通規制課、JR東日本等へ私たちの声を伝え、障害者差別解消法の理念に基づいた合理的配慮の実現が進むよう求めていきます。普段お困りのこと、改善してほしいことなどございましたら、今月中に役員若しくは事務局までお知らせください。
次にできることとして検討を始めたのが、事業そのものではありませんが、Zoomミーティングというビデオ会議システムの活用です。これはスマホやパソコンなどから会議室に接続し、参加者の顔を見ながら相互に会話ができるというシステムで、最大100人まで同時に参加できます。しかも、一般の電話機やガラケイからも会議に参加できるというのが大変使い勝手の良いところです。外出自粛が続く中利用者が増えていると聞きますが、もともと外出に不自由を感じている視覚障がい者にはうってつけのものではないでしょうか。現在役員有志で試しているところですが、とりあえず正副会長会議で活用してみようと模索中です。これがうまく行けば、コロナ終息後も集まるのが困難な会議やちょっとした相談・連絡にも利用でき、交通アクセスの悪い地域の皆さんにも大変有効な手段になるものと考えます。私自身も、今まではそれほど関心がなかったのですが、実際に使ってみてその便利さを痛感しているところです。今後の会運営に生かせるのではないかと思い紹介してみました。
最後になりましたが、日視連より厚労省から提供されたリーフレット「生活を支えるための支援のご案内」が届いています。新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を踏まえた特別定額給付金や緊急小口資金・総合支援資金など、各種支援策の概要等をまとめたものです。あはき開業者にも参考になるかと思います。役員さんにメールでお送りするとともに、ホームページにも掲載しましたのでご覧ください。なお、ホームページの閲覧が難しい方は、お近くの役員さんか事務局までお問い合わせください。
コロナウイルスを取り巻く厳しい状況はまだまだ続きそうです。皆さんもお身体には充分ご自愛ください。
事務局長 矢崎繁
第1回役員会について主な内容は次の通り。
福祉部 部長 名取利一
部長 酒井弘充
サウンドテーブルテニスクラブでは毎週木曜日の17時30分から20時30分まで、甲府市北新にある山梨県福祉プラザ1階ロビーを会場に定期練習会を開いてきました。
しかし、皆様ご存じのように新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2月末より練習を全面的に休止しています。各クラブ員にとっては毎週の日課として生活の一部のようになっていましたし、数少ない運動機会にもなっておりました。今回の練習休止で毎週当たり前のように顔を合わせていたメンバーとも2カ月半以上会えない日々が続いており、大変寂しくつらい日々が続いています。
練習再開につきましては、今後の感染状況の推移や県の指針を見ながら考えていきますが、卓球という互いに向き合い密接な状態で、さらに福祉プラザ1階ロビーには解放できる窓がなく、密閉に近い状況ではなかなか再開の目途は立ちにくいと考えています。
一日も早い感染収束と以前の日常が戻ってくることを切に願っております。
視覚障がい者の方で働いている人(あはき開業者の個人事業者も含む)で、休業、収入の減少や失業等により生活に困窮し、日常生活の維持が困難となっている世帯の方は積極的に利用して下さい。
詳細、相談窓口は、市町村社会福祉協議会並びに県社会福祉協議会にお問合せして下さい。
厚労省より買い物の代行や薬の受け取りの代行等は居宅介護の家事援助のサービスで可能であるが、居宅介護の支給決定を受けていない利用者について、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の必要性に鑑み、民間の宅配サービスや買い物代行等他の手段では代替できない場合は、
ヘルパーが単独で買い物の代行や薬の受け取りの代行等を行うことを報酬の対象とできる見解が示されました。
すなわち、緊急措置として買い物、病院、薬局への薬の受け取りがガイドヘルパーさんに単独で行ってもらうことができるということになりました。
世帯主宛に市町村から申請書が郵送されますので郵便物にご注意下さい。申請期限は、郵送申請方式の申請受付開始日から3か月以内です。
給付対象者は、基準日(令和2年4月27日)において、住民基本台帳に記録されている者で、給付額は給付対象者1人につき10万円です。
給付金の申請及び給付の方法
感染拡大防止の観点から、給付金の申請は次の(1)及び(2)を基本とし、給付は、原則として申請者の本人名義の銀行口座への振込みにより行う。
日本視覚障害者団体連合
日視連では、令和2年3月23日より標記ホットラインを開設してきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の情況を踏まえ、ホットラインの受付期間を延長することといたしました。皆様からの更なる情報をお待ちしております。
今年度の青い鳥郵便葉書の無償配付の受付が開始されました。
配付対象 重度の身体障がい者(身体障害者手帳に「1級」又は「2級」の表記がある方)重度の知的障がい者(療育手帳に「A」又は「1度」もしくは「2度」の表記がある方 )
受付期間 6月1日(月)まで
配付枚数 お一人に付き20枚
お申出方法 最寄りの郵便局の窓口に身体障害者手帳または療育手帳をご提示いただき、「青い鳥郵便葉書配付申込書」に必要事項をご記入の上、窓口にご提出してください。
官公庁や企業ではノーネクタイや半袖シャツなどの軽装で勤務する「クールビズ」が5月より始まり、日増しに夏日が増えてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ニュースでは毎日朝から晩まで新型コロナウイルスの話題ばかりです。一日も早い終息を願うばかりです。甲府に出掛けるのに利用していた電車の押しボタン式開閉ドアも、4月9日より自動開閉になっているようです。これも新型コロナの影響だそうです。
先が見えないことへの不安はありますが、幸いにも家の周りは果樹園や畑に囲まれているので農作業、散歩などで運動不足にはならないで済みます。初夏を迎え、少し山の方に散歩に出掛けますと、夏鳥と言われる野鳥の声を聞くことができます。4月後半よりツツドリ、5月に入りますとキビタキなどが山すその林から聞こえてきています。ツツドリは他の鳥の巣に卵を産み、ちゃっかりと子育てをしてもらう「托卵」の習性をもっています。この「山視協だより」が皆様のお手元に届くころには、同じ習性のカッコーやホトトギスの声も聞こえてくるかと思います。くれぐれも体調には注意され、この危機的状況を乗り切りましょう。
(事務局長 矢崎繁)
山視協だより 令和2年 5月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 堀口 俊二
編集責任者 事務局長 矢崎 繁
電話 055−252−0100
FAX 055−251−3344
http://yamashikyo.sakura.ne.jp