第108号 令和4年12月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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郵便局との話し合い | ・・・・・2 |
行事報告 | |
点字競技会並びに県下視覚障がい者文化祭を終えて | ・・・・・4 |
支部だより | |
甲斐支部 | ・・・・・6 |
トピックス | |
仮称「弱視者メーリングリスト」について | ・・・・・7 |
事務局よりお知らせ | |
書き損じハガキ等を集めています | ・・・・・7 |
日視連関東ブロック協議会神奈川大会の参加者募集 | ・・・・・8 |
編集後記 | ・・・・・8 |
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
気が付けば今年も後わずか、先の見えないコロナ感染やウクライナ侵攻による物価高騰など、やり場のない不安や心配を抱えたままの年越しになりそうです。皆さんつつがなくお過ごしでしょうか。今日1日の元気が何よりと思えるこの頃です。
さて、今月はコロナで延び延びになっていた標題の件に関する報告です。去る11月2日、感染者が500人を超える中ではありましたが、東光寺郵便局長の植田様に正副会長会議会場においでいただき、7月にお届けした要望について意見交換を行うことができました。以下が各要望事項とそれに対する回答です。
以上からもわかるように、視覚障がい者への配慮も大分進んでいるようです。特に、すべての手続きでの代筆・代読が可能というのは、大変心強い回答です。また、点字表示のキャッシュカード、点字の預金取引明細表、点字の不在連絡票などは、点字使用者にはすぐにでも申し込みたいサービスです。是非最寄りの郵便局に申し出てみてください。
常々書いてきましたが、これら提供されているサービスを私たちも積極的に利用していくことが大切ではないでしょうか。それがサービスの改善や新たなサービス提供につながるものと確信します。窓口の方も、視覚障がい者の利用がなければ具体的な対応の仕方もわからず、どんなサービスが必要かもわかりません。理解を深める第1歩は接触の機会を増やすことです。昨年要望活動を行った銀行協会関係も含め、金融機関に進んで足を運びましょう。そして、提供されているサービスを大いに利用しましょう。今まで不安に思っていたことも、案外簡単に解決できるかもしれませんよ。
体育文化部長 返田順子
去る11月13日の日曜日、旧ボランティアセンターにて、点字競技会と文化祭を3年ぶりに開催することができました。
午前10時から、青い鳥奉仕団点訳部の方々によるリードで点字競技会を行いました。静かな会場に、軽やかな点筆の音が響いていました。
続いて、みなさまから寄せられた文芸作品(短歌・俳句・川柳)を青い鳥奉仕団音訳部の穂坂由美子さんに発表していただきました。辛口のもの、ほっとするものなど、おかしかったり、感心したりと楽しく聞かせていただいたひと時でした。
続いて、青い鳥奉仕団音訳部の桂田晶子さんに「甲府に住んだ太宰治とその作品」という演題で講演していただきました。もうすぐ90歳になられるとは思えないほどの元気なお声とお話しぶりに感動しました。講演の中で紹介されていたいくつかの作品に心惹かれました。太宰治をちょっぴり身近に感じたひと時でした。
続いて、点字競技会の成績発表があり、12時に閉会となりました。日々、コロナの感染者数が増え続けていたにもかかわらず、会員並びに関係者の方々のご参加、本当にありがとうございました。
支部長 堀口俊二
定期総会を5月29日に3年ぶりの対面方式で行いました。「オンラインもいいけど顔を合わせての話し合いはやっぱりいいね」などとお互いの元気を確かめ合いながら、今年度の活動計画や予算、市への要望事項などを中心に話し合いました。
例年行っている要望活動に加え、今年こそは研修会や親睦会、他団体との交流会などを計画しようと意気込んだのですが、コロナの第7波、第8波で実施できずに今に至っており、せめてオンラインでの忘年を兼ねた交流会だけでもできればと準備しているところです。
要望活動についても、8月に市の障がい支援課、経営戦略課、建設課、甲斐警察署などに移動や日常生活用具などの件を中心に要望書を提出しましたが、これに対する話し合いは先送り状態です。
そんな中で、日常生活用具給付品目に今年度から暗所視支援眼鏡、視覚障がい者用物品識別装置(音声色彩判別装置等)、視覚障がい者用に開発製造された入力機器(Rivo2等)が追加されたことは明るいニュースであり、今までの活動の成果ではないかと受け止めています。未だに出口の見えないコロナ、来年こそは自由な活動ができる年になってほしいと願うばかりです。
11月の「山視協だより」で会長がお伝えした通り弱視者のメーリングリストを立ち上げることにしました。
日視連加盟団体の中には既に弱視問題に取り組み活動しているところもあります。山視福協でも今まで以上に弱視者の声を把握して事業に反映させていきます。メーリングへの投稿内容は、日視連弱視部会の内容報告や、会員相互の情報交換、困り事、工夫していること、目に関することなら何でも気軽に書き込んでください。弱視問題に関心のある方ならどなたでも、全盲、弱視、晴眼、見え方は問いません。お知り合いに見え方で困っている方がいたらお声かけしてみてください。会員以外の方も登録可能です。皆様が気軽に交流できる場になるようご協力お願い致します。登録希望の方はメールアドレスとお名前を事務局までお知らせください。併せてこのメーリングリストの名称も募集しておりますのでご連絡お待ちしております。
事務局アドレス kobayashi@sanshoukyou.net
電話番号 055-252-0100
第57回日視連関東ブロック協議会神奈川大会が、来年3月4日(土)・5日(日)に行われます。これまでの5つの分科会に加え、ロービジョン分科会が加えられています。参加希望などお問い合わせは事務局までご連絡ください。
編集後記 今年も残り2週間となってしまいましたね。年賀状書き、大掃除と忙しい日々を過ごされていることと思います。そこで今回は、掃除の際に役立つ豆知識を紹介してみます。
(事務局長 小林誠)
山視協だより 令和4年12月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400-0005 山梨県甲府市北新1-2-12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 堀口 俊二
編集責任者 事務局長 小林 誠
電話 055-252-0100
FAX 055-251-3344
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