第104号 令和4年 8月16日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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今年の要望活動 | ・・・・・2 |
今後の予定 | |
福祉部講演会のお知らせ | ・・・・・4 |
体育文化部から研修会のご案内 | ・・・・・5 |
支部だより | |
山梨支部 | ・・・・・6 |
事務局よりお知らせ | |
「寿の集い」の中止について | ・・・・・7 |
山梨県・みんなで楽しむバリアフリー演劇祭 | ・・・・・8 |
編集後記 | ・・・・・8 |
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 堀口俊二
コロナ第7波と猛暑襲来、今年もストレスだらけの何ともやるせない夏になってしまいましたね。このお便りが届く頃には、せめて暑さだけでも和らいでほしいと願うばかりです。
さて、今月は事業の柱ともいうべき要望活動の現状報告です。今年も総会や役員会の協議を踏まえ、県障害福祉課、県道路管理課、県警交通規制課、JR東日本にそれぞれ要望書を提出しました。また、会員からの紹介で甲府市東光寺郵便局長さんとコンタクトが取れ、昨年の銀行協会へのものを手直しした要望書を届けることができました。
このうちまず、県道路管理課と県警交通規制課については、7月8日に小林副会長、名取副会長、堀口の3名でそれぞれの部署を訪ね、毎年道路環境の改善・整備にご尽力いただいていることに感謝の意を表しつつ、各支部より出された今年の要望事項をお伝えしました。前向きに対応していただけるとのことで、今年も音響式信号機や点字ブロックなどの増設が期待されます。また、平和通り県会議事堂前バス停南側横断歩道に、県内初のスマホ対応の信号機が設置されるとのことで、使い勝手など注目されるところです。
次に、JR東日本と郵便局についてですが、要望書はお届けしたのですがコロナ急拡大で話し合いの目処が立っていません。いずれも生活に密着した重要な要望なので、意見交換ができたところで、改めて報告したいと思います。
次は、県障害福祉課への要望です。ほとんどが長年にわたる継続要望ですが、中には時代の移り変わりとともに私たちのニーズが変わったり現実味を失いつつあるものもあるので、今年は5月に役員による要望活動検討会を開き、一つ一つ内容をチェックし、必要な修正を加えた上で、6月末に山障協に提出しました。7月28日に行われた第2回山障協理事会で、他団体から提出されたものと合わせて採択され、県へ届ける運びとなりました。以下に今年度要望事項を記します。
福祉部長 角田政樹
記録にも残るような猛暑日が続いている今日この頃、会員の皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、先月号でお知らせした福祉部講演会に関して、依頼をしていたラビットよりの出講の辞退の連絡も一因となりますが、ここ1ヵ月間の急激的なコロナウイルス感染症の拡大状況を鑑み、テーマを一部変更させていただき、ズームによるオンライン方式によって、次の内容に変更させていただき、開催することといたしました。
部長 返田順子
体育文化部では毎年9月にバスを利用しての研修旅行をおこなってきましたが、コロナ感染拡大のためなかなか実行できませんでした。今年はそれに替えて、同じ視覚障がい者である方をお招きし、これまで歩んでこられた道のりや現在の仕事である視覚障がい者とITの様々について、講演していただきます。リモートと直接参加の、ハイブリッド方式での開催となりますので、ご協力をお願いいたします。
山梨市視覚障がい者福祉協会 埜村和美
令和4年4月24日、山梨市とJR東日本の共同建設により、中央線山梨市の新駅がオープンしました。これに先立ち、山梨市都市計画課と当会との新駅の調査会がおこなわれました。まず
この原稿の執筆時点で、山梨県内の新型オミクロン株の感染者は、過去最多の1,581人を記録しています。報道によると主流は、オミクロン株の「BA.5」型と言われているタイプだそうです。そんな中、さらに感染力の強い「BA.2.75」型が確認されたという記事を見つけましたのでお伝えします。
新型コロナの第7波で流行中の「BA.5」よりも感染力が強いとされる変異ウイルス「ケンタウロス」が広がってきている。「ケンタウロス」というのは第6波の主流だったオミクロン株「BA.2」がさらに変異した「BA.2.75」のこと。これまでとはあまりにも異なる特徴を持つということから、ギリシャ神話の半人半獣に例えて「ケンタウロス」と呼ばれている。
感染力はアメリカでの研究によると、今猛威を振るっている「BA.5」の3.24倍も強いとされている。その「ケンタウロス」が国内で次々と確認されている。「ケンタウロス」が初めて確認されたのは7月8日兵庫県で1人。その後19日に大阪府で2人、東京都でも21日と28日に合わせて4人、山梨でも2人確認されている。
今後この「ケンタウロス」への置き換わりはどうなってくるのか?厚労省の専門家会合で京都大学の西浦博教授は、今後、「ケンタウロス」に置き換わることを指摘しています。
西浦教授によると、東京都の1日の感染者が3万人の場合は、その内184人が既に「ケンタウロス」の感染者だと推定されるとしている。つまり都内では、既に「ケンタウロス」の流行が始まっている可能性がある。「ケンタウロス」の重症化率については、まだよくわかっていないが、このまま置き換わりが進むとどのような影響が出るのか?
西浦教授によると、第7波がピークを越えた後に再び感染者数が増加したり、流行が長引いて更に医療が逼迫することが想定されるという。
また、日本感染症学会の専門医の寺嶋毅医師は、重症化率が高まっているという報告は現時点ではないということですので、私たち一人一人にとっては、いたずらに恐れる必要はなく、「BA.5」に対しても「ケンタウロス」に対しても、マスクや換気など今まで通りの感染対策を続けることが大事です一方で行政としてはゲノム解析を多く行うことで、どの地域でどの位増えているのか、できるだけ正確に近い割合を出していくと。それによって広がりやすさ、早さを分析すること、またせっかくワクチンを打ってできた抗体に対して免疫逃避の可能性がどの程度あるのかや、薬の効き目がどうかという情報収集に努めていくのが大事なのかなと思いますと答えています。
いずれにしても私たちは、これまで通り油断することなく感染対策を続けるしかないようですね。
(事務局長 小林誠)
山視協だより 令和4年8月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
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山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 堀口 俊二
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