第130号 令和6年10月16日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
巻頭言 | |
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赤い羽根共同募金について | ・・・・・2 |
行事報告 | |
「寿の集い」の開催報告 | ・・・・・3 |
弱視部会報告 | ・・・・・4 |
今後の予定 | |
令和6年度第2回環境調査のお知らせ | ・・・・・4 |
わの会との交流グランドゴルフ大会のご案内 | ・・・・・5 |
県民の日「マッサージフェスタ」参加者募集」 | ・・・・・5 |
第56回県下視覚障がい者文化祭開催のお知らせ | ・・・・・7 |
第59回関東ブロック協議会(茨城大会)参加者募集 | ・・・・・7 |
支部だより | |
南アルプス支部 | ・・・・・8 |
トピックス | |
障害者スポーツ協会会長表彰について | ・・・・・9 |
事務局よりお知らせ | |
図書紹介 | ・・・・・9 |
第27回山梨県障害者文化展のご案内 | ・・・・・9 |
編集後記 | ・・・・・10 |
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
会長 埜村和美
赤い羽根共同募金は、戦後間もない昭和22(1947)年に、市民が主体の民間運動として始まりました。当初、戦後復興の一助として、被災した福祉施設を中心に支援がおこなわれ、その後法律(現在の「社会福祉法」)に基づき、地域福祉の推進のために活用されてきました。社会の変化の中、共同募金は誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を応援する、「じぶんの町を良くするしくみ」として、取り組まれています。
令和6年度(第78回)共同募金運動実施期間は、令和6年10月1日(火)〜令和7年3月31日(金)までです。メインテーマは「じぶんの町を良くするしくみ」で、実施主体は山梨県共同募金会です。
これに先立ち去る6月10日、甲府のかいてらすに於いて、令和5年度分(第77回)赤い羽根共同募金贈呈式及び令和6年度赤い羽根パートナーミーティングが開催され、募金活動関係者や助成を受ける福祉施設・団体が出席しました。当会では毎年「山視協だより」の発行に対し、赤い羽根共同募金から助成を受けています。今年10月1日から始まった募金運動には、甲府駅周辺に当会の正副会長が立ち、街頭募金活動に参加しました。
しかし山梨県共同募金会では、社会情勢の変化に伴う福祉課題の多様化や、募金額の減少など、共同募金を取り巻く現状が厳しくなる昨今、持続可能な共同募金の維持のため、様々な福祉助成事業の現状維持や廃止・縮小・新設など、助成プログラムの見直しを図っているとのことです。以下は、改善目標です。
福祉部部長 角田政樹
去る9月22日(日)に、甲府市湯村にあります楽水園にて、長寿会総会と「寿の集い」が開催されました。
長寿会総会では、これまで会長を務めていた相吉堯春さんが退任され、新会長に藤野ます子さんが就任されました。新体制になっても今までと変わらず、その大きくもあり愛しい背中で我々若輩者にご教授いただけることを切に願うものであります。
入浴を挟んで「寿の集い」となりましたが、この入浴がさすが湯村といった感じで露天風呂も付いており大変趣のあるものでした。私を含め入浴した方々は、ちょっとした贅沢な時間を味わえたのではないでしょうか。料理に関しても、品数が多くちょうどいい量でとても美味しく感じました。カラオケタイムでは、今回、相吉前会長の十八番は自ら封印されたもののそれでも歌った方々はとても楽しそうで笑顔でした。
今年も、元気で力強い皆様と一緒の時を過ごせたことに感謝です。とても幸せな気分になれた、そんな1日でした。
吉村圭子
9月3日オンラインで令和6年度日視連弱視部会が開催されました。今年度の事業計画では、以下の内容が決議されました。
福祉部部長 角田政樹
こんにちは、福祉部です。今回は次の箇所を調査いたします。都合が合い一緒に調査してみたいと思われる方はぜひ参加してみてください。
部長 戸澤清茂
次の日程により、標記大会を開催します。親睦を深め、気持ちよい汗を流してみませんか。参加賞やその他、楽しい賞を用意してご参加をお待ちしています。
就労生活部 部長 酒井弘充
一気に季節が進み、朝晩はめっきり涼しくなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、就労生活部より11月に行われる県民の日ふれあいマーケットへの参加者募集のお知らせです。この行事は小瀬スポーツ公園で行われる県民の日記念行事のひとつである「ふれあいマーケット」にマッサージコーナーを出して参加し、無資格者の撲滅キャンペーンを行うものです。
過去には原則就労生活部員が施術を担当していましたが、昨年度からは広く会員の皆様へ参加を募りました。この行事の目的は「県民の皆様に本物のマッサージを体験し、知っていただく」というものです。考えてみますと、今までマッサージを受けた経験がある方の中に、本当の国家資格を持ったマッサージ師から施術を受けた経験のある方がどれくらいいらっしゃるでしょう。いわゆる無資格マッサージを本物のマッサージだと思い、「マッサージは肘や足で押すものだと思っていた」と誤解されたり、「後で痛くなる」など誤ったイメージを持ってしまっている方が多いという話もあります。
今回、「マッサージフェスタ」と銘打ったコーナーでは、本物のマッサージを県民の皆様に広く知っていただく機会としたいと考えています。そこで会員の皆さんの力をお借りしたく施術者を募集いたします。
開催日時は11月17日(日)10時から15時30分です。会場は小瀬スポーツ公園です。当日は臨時バスが増便されます。参加は1日でも半日でも時間単位でも構いません。ぜひ、参加を検討していただければと思います。参加していただける方は、10月31日(木)までに山視協事務局まで「お名前、連絡先、参加可能時間」をお知らせください。連絡先は電話055-252-0100またはメールkobayashi@sanshoukyou.netです。よろしくお願いします。
体育文化部 部長 角田貴弘
猛暑も収まり、過ごしやすい季節になってまいりました。 皆様いかがお過ごしでしょうか。今年も次の通り文化祭を開催いたします。多くの皆様のご参加をお願いいたします。
今年度の関ブロ協議会は、茨城県で行われます。開催県の都合により、1月の開催となっています。以下の要項をご覧いただき、参加を希望される方は、事務局までお申し込み下さい。
支部長 東條芳彦
わが支部は、前年度3月に今後の活動について話し合いを持ちました。その結果、会を存続させ、行政への要望は会として提出したほうが良いということで意見がまとまりました。
令和6年5月に定期総会を開催し、来年の2月か3月に、社会人学級を開きたいと考えております。また、日常生活用具の価格改定について要望を市に提出しました。今回の支部便りに回答を乗せさせて頂きたいとお願いした所、間にあわせてくれましたので、以下に貼り付けます。
さて、この度いただいた「日常生活用具給付等事業価格の見直し」のご要望に対して、次のとおり回答いたします。まず、点字ディスプレイ、点字タイプライター、視覚障害者用ポータブルレコーダーの価格改定につきましては、近隣市における価格改定状況や社会のICT化の中での様々な情報・通信機器の普及について総合的に検討した結果、価格改定を行うのは困難と考えております。
次に、「音声端末入力装置 リボ3」を新規の支給対象にとの要望についてです。この用具により、社会のICT化の中で、視覚障害者がスマートフォンを使用するにあたっての利便性が高まる効用があると思われますので、今後の検討課題とさせていただきたく、詳細なニーズや使用実態についてさらに、直接、貴会から詳しいご意見やご要望を伺う機会を設けさせていただきたく存じます。
以上が、回答でした。改めてよく言われる「合理的配慮」とは何かと思わされた次第です。
NPO法人岡山県視覚障害者自立支援センター発行の「触ってもわかる眼の病気の解説本Vol.1 緑内障」。墨字と点字と触図で病気を分かりやすく解説しています。病気の進行を遅らせる生活、障害による事故の防止、残余視機能の利用による積極的な社会参加など、ロービジョンケアに役立つものになっています。ご希望の方は事務局にご連絡ください。
昨年の6月号の編集後記で「らくらくフォン」メーカーのFCNTは、5月30日付で東京地方裁判所に対して民事再生法の適用を申請し、事実上の経営破綻状態となったことを伝えました。
この発表時点では、同社のサービス事業(ユーザー向けのポータルサイト)の支援企業は決まっていた一方で、肝心のプロダクト(携帯電話端末関連)事業の支援企業は決まっていませんでした。その後の流れをお知らせします。
中国Lenovoは23年9月29日(日本時間)、FCNT(旧富士通コネクテッドテクノロジーズ)のプロダクト(携帯電話端末)事業とサービス事業を継承したことを発表した。今後、「arrows」「らくらくスマートフォン」といった製品は、Lenovo出資の新会社を通して提供されることになる。 そして、FCNTが、らくらくスマートフォンの新機種を鋭意
開発中であることを予告した。
らくらくスマートフォンは、シニアユーザーを意識した、簡単な操作性や初心者に優しい独自メニューなどを特徴としたモデル。ドコモから販売されており、販売台数は累計で700万台を超える。最新機種は、2022年2月24日に発売された「らくらくスマートフォン F-52B」が最後に発売された機種となっている。
今年の5月、新FCNT社から、「arrows」シリーズ2機種が発売されたが、らくらくフォンの具体的な発表はなかった。「らくらくスマートフォンがどうなっているのか?というお問い合わせを大変多く頂戴している」と、FCNTプロダクトビジネス本部副本部長の外谷一磨氏はこう話す。
外谷氏は「24年度にお届けできるよう開発している。どうぞご期待いただければと思う。詳細は別の機会にご説明する」と話した。
どのような「らくらくフォン」が登場するのかは現時点では不明だが今から楽しみにしたい。
(事務局長 小林誠)
山視協だより 令和6年10月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 埜村 和美
編集責任者 事務局長 小林 誠
電話 055−252−0100
FAX 055−251−3344
http://yamashikyo.sakura.ne.jp