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山視協だより 令和6年8月号
第128号 令和6年8月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報
「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。
巻頭言
令和5年度決議処理報告について
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会長 埜村和美
今回は去る6月に開催された、第77回全国福祉大会熊本大会の2日目におこなわれた日視連令和5年度決議処理報告について書かせていただきます。
- 第1 障害者差別解消法の改正に伴う取り組み
- 5年度は、令和6年4月の施行を踏まえ、公共機関と民間事業者が視覚障がい者の日常生活や社会生活において実現すべき合理的配慮の提供を求めるべく好事例を含めた意見を述べたが、盛り込めなかったものについては引続き働きかけていく必要がある。
- 第2 国連障害者権利委員会による日本政府に対する総括所見を受けた取り組み
- 令和4年10月、国連障害者権利委員会から日本政府に示された総括所見では、わが国の現状に対する問題点が懸念事項として、また解決すべき事項が勧告事項として指摘されている。そこで本年度は、将来ビジョン推進委員会において、視覚障がい者に関わる項目として、地域生活・教育・就労に関する分野について、総括所見に基づいたあるべき方向を検討した。その結果「総括所見に関する検討 中間報告書」を取りまとめることができた。しかし、同委員会では、総括所見に関する検討作業と並行しておこなうこととしていた「わが国の視覚障害者の将来 〜将来ビジョン検討委員会 報告書〜」の改訂作業はできなかった。そのため、次年度に改定作業をおこなうべく、準備を進めることとする。
- 第3 人権保障
- 本連合は、これまで視覚障がい女性に対する差別や性暴力を取り上げてきたものの、十分な取り組みには至らなかった。障害者差別解消法が施行されて約10年が経過するが、視覚障がい者自身が女性に対する差別の解消や合理的配慮の提供の具体化を訴え、基本的人権の尊重を求める活動が十分にはできていなかった。本年度は、女性相談員による視覚障がい女性のための集中相談会を定期開催とし、併せて相談員による意見懇談の場を設けたがそれをどのように発展させるかが課題である。
また、本年度は加盟団体支援プロジェクト委員会において、学校や地域に対して視覚障がいの特性やどのような場面で困難を抱えているかを理解してもらうため人権啓発研修会で使用する資料の作成に着手した。次年度は本資料の完成を目指すとともに、学校や地域に出向いて講師活動をおこなう、講師の養成のための研修会を開催する。
- 第4 移動のバリアフリー
- 1 道路移動のバリアフリー化
本連合はこれまで、音響式信号機の設置や点字ブロックの敷設等、道路移動に関するバリアフリーに向けた働きかけをおこなってきた。特に令和3年と令和4年に発生した踏切における視覚障がい者の死亡事故により、踏切における安全対策が不十分であったことを改めて意識し必要な対策を早急に講じるための運動を強化した。また、国土交通省において「道路の移動等円滑化に関するガイドライン」を改訂するための検討がおこなわれた際、本連合から代表者を派遣し、必要な対策について意見を述べた。そして本ガイドラインは、踏切に関する標準的な整備内容を追加し、令和6年1月に公表された。今後は本ガイドラインに盛り込まれた整備内容を全国の道路管理者並びに鉄道事業者に周知し、広げることが必要である。
2 鉄道のバリアフリー化
鉄道駅における無人化は、全国の視覚障がい者の鉄道利用にとって、深刻な課題である。また駅の無人化とあわせて、みどりの窓口等は減少・縮小し、オペレーターと対話しながら切符等を購入する自動券売機が設置されてきている。そうした中にあっても、視覚障がい者が不便を感じることなく切符等を購入し、安心して鉄道を利用できるよう国や鉄道事業者等に強く働きかけた。しかし、無人化や省人化に伴う視覚障がい者に関する対策が十分講じられたとは言い難く、今後もたとえ省人化等が進んでも視覚障がい者に配慮した具体策を講じるよう国や鉄道事業者等に働きかけていくことになる。
そして、令和5年3月から都市部の鉄道事業者においてバリアフリー整備に係る費用を補うための料金値上げが実施された。本連合は、引き続き値上げ分が確実に安全対策等に支出されるよう監視していくことになる。
- 3 同行援護の充実
- 本年度は、同行援護制度の理解と従事するガイドヘルパーを確保することを目的とした記念日「視覚障害者ガイドヘルパーの日」を設立するため、同行援護事業所等連絡会と共に準備を進めた。その結果、同記念日が認定され、令和5年12月3日に設立記念式典並びに街頭アピールを実施することができた。記念日の目的を踏まえ、次年度以降も加盟団体及び同行援護事業所等連絡会と共に、啓発活動を継続していく。
一方で、全国の加盟団体から寄せられている要求事項の多くは、今年も実現することができなかった。報酬単価はわずかに改善されたものの、ガイドヘルパーの運転する自動車の利用を制度として認めさせること、ガイドヘルパーの増員や事業所が存続できる報酬単価の見直しを実現することは、今後の課題として残った。
- 第5 情報アクセシビリティの確保
- 日常生活における移動・買い物・通院等のいかなる場面においても、視覚障がい者に対する情報提供が確保されていることが必須である。そのことは、教育・就労・娯楽を含む文化芸術活動、スポーツ等の社会参加においても同様である。
本年度は、セルフレジやタッチパネルに関するアクセシビリティの確保や人的支援の拡充を求め、国や関係機関に対して働きかけをおこなったものの、確かな進展はなかった。この課題を解決するために、より具体的な提案を整理した上で引き続き改善を求めていく必要がある。
また、放送番組における情報アクセシビリティの確保については本年度、総務省より「放送分野におけるアクセシビリティ指針」の中間見直しが公表されたものの、解説放送付与番組の目標値を上げさせることはできなかった。しかし、同省においてフォローアップ会議が設置されることになったので、同会議を通じて各放送事業者に改善を求めていくことになる。外国人等のインタビューでの字幕テロップの吹き替えやニュース速報テロップの音声化についても同様である。
一方、マイナ保険証のアクセシビリティの確保については、第2回全国団体長会議の研修会において、厚生労働省と総務省の担当者を講師として招聘し、マイナ保険証を利用する場合と視覚障がいあはき師が読み取りする場合の両面を踏まえた意見交換をおこなった。しかし、本年度中に医療機関等で利用する端末の改善や資格確認をおこなうためのシステムや読み取り端末の改善を実現するまでには至らなかった。次年度以降も、引き続き対応を促していく必要がある。
また、代筆・代読支援については、本連合が令和4年度に実施した「視覚障がい者の代筆・代読の効果的な支援方法に関する調査研究事業」の成果を踏まえ事業の開始に向けた働きかけをおこなった。その成果が徐々に現れはじめ、代筆・代読支援者の養成研修を開始した地域もあるが、全国の全ての地域で実施するまでには至っていない。そのため、代筆・代読支援を地域生活支援事業の必須事業に格上げさせること、あるいは個別給付事業にすることを求め、引き続き国等へ働きかける必要がある。
- 第6 就労
- 1 あはき
視覚障がい者の中では、あはきを職業として選択し、理療科に進学する者の数は激減している。なぜ視覚障がいを有する若者や中途視覚障がい者が職業としてあはきを選択しなくなったのか。このままでは、視覚障がいあはき師は極端に減少し続け、視覚障がい者のための理療科教育課程の維持も困難となってしまう。そこで、本連合は令和4年度に「あはきと理療科教育の未来を考える懇談会」を立ち上げ、視覚障がいあはき師の現状を分析し、視覚障がい者にとって、あはき業が魅力あるものとなるためには、どうすればよいかを議論した。次年度には、政策提言に向けた取りまとめをおこなうことになる。また、視覚障がいあはき師の職域を開拓し、卒後研修を含めた若手視覚障がいあはき師の資質向上をおこなうため、本連合は視覚障がいあはき師のための研修機能も備えた、就労移行支援事業所の開設のための準備期間を経て、令和7年度中に開設することとした。
2 一般就労
障がい者雇用に係る基本方針の改定や障がい者雇用率の引き上げ等により障がい者の雇用環境が改善されてきているものの、その中で視覚障がい者の就労は伸び悩んでおり視覚障がい者にとって実効性のある施策の実施が求められる。そこで本年度は、次のことを中心に取り組んだ。
@雇用と福祉の連携による重度障害者等就労支援特別事業の更なる拡大と充実を目指すため、各自治体にアンケート調査をおこない、好事例を含めた実態把握をおこなった。
A視覚障がい者の職域拡大・中途視覚障がい者の就労継続・職業訓練やジョブコーチ支援の充実等を目指すべく、視覚障がい者の雇用拡大・就労継続に関するフォーラムを開催する準備を進めたが、開催実現には至らなかった。
B公務部門で働く視覚障がい者による意見交換会を開催し、視覚障がい公務員の現状と課題を把握・整理し、公務部門における視覚障がい者への支援の拡充を国等に求めていくための情報収集をおこなった。
この他医療と福祉の連携、災害と防災対策、文化・芸術・スポーツの発展などについても様々な取り組み事例が発表され、これらも6年度に引き続き発展させるべく執行部の方針が述べられました。
行事報告
QDレーザ体験会に参加して
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吉村圭子
7月21日に甲府ミュージアムハウスで開催されたQDレーザ体験会に参加しました。甲府ミュージアムハウスはカフェを併設した美術館で絵画だけでなく、テディベアやスカーフなども展示している奥行きのある美術館でした。猛暑の中8人の当事者に加え、製薬会社さん、眼科医の田辺先生、加茂先生、スペシャルゲストの佐藤正明さん(画家で県立美術館入口のビッグアップルの作成者)も参加見学してくれました。
体験会ではQDレーザさんが手持ち型のレイテッサを6台用意してくれたので、ほぼ一人一台を占有して説明、その後美術館賞を楽しみました。裸眼では枠とぼんやり作品が見えるだけですが、レイテッサを使うと作品がかなりはっきり見えました。ズームを使うことで細かなところや、説明文もみることができとても楽しめました。レイテッサにはズームだけでなく明るさ調整の機能や色反転の機能もあるので、羞明のある私にはとてもありがたかったです。
今後、美術館や博物館、資料館などの施設にバリアフリーのツールとして設置してもらえれば、視覚障がい者がこういった文化施設にアプローチしやすく、より展示物や資料を楽しめると思いました。
第23回全国障害者スポーツ大会
グランドソフトボール競技関東地区予選会
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グランドソフトボールチーム 大野静香
標記予選会が6月8、9日、関東地区8チームが参加し、栃木県宇都宮市屋板運動場で開催されました。
一回戦 埼玉県5対13山梨県
準決勝 東京都10対2山梨県
3位決定戦は棄権したため、群馬県7対0山梨県で4位という結果になりました。
試合中に怪我人が出てしまい、チームとして戦うことができずに残念でしたが、この経験を糧に、再びチームとしての決意も新たになりました。自分たちの身体に合った日々のメンテナンスを行い、少しでも長く、上を目指してチームみんなでグラソフに励みたいと思います。
今後の予定
「寿の集い」のご案内
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福祉部部長 角田政樹
福祉部では今年度、次の日程にて「寿の集い」を開催いたします。先輩の方々と共に楽しいひとときを過ごしてみませんか。なお、午前中は長寿会総会が催されます。
- 日時: 9月22日(日) 午後12時30分から14時5分まで
会場:楽水園(甲府市湯村)
参加費:3,500円(付添も同額)
山視協からの参加希望者は、9月13日(金)までに(電話:090-1848-7091(角田)に申し込みをお願いします。
- 当日、山視協からの参加者は、11時20分までに甲府駅北口のよっちゃばれ広場の奥(線路側)に集合して下さい。そこからタクシーで向かいます。
長寿会会員様へ
長寿会総会に参加される方は、9月8日(日)までに、山視協事務局の小林 (事務局 055-252-0100)へお申し込みください。
なお、長寿会総会に出席の方は午前10時20分までに甲府駅北口のよっちゃばれ広場の奥(線路側)に集合して下さい。10時30分に送迎車が来ます。帰りは14時20分送迎車出発予定です。
体育文化部研修のご案内
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部長 角田貴弘
今月号では詳細なお知らせと参加費の訂正のお知らせを致します。
「山視協だより」7月号に詳細を掲載した際、付添の方の参加費に誤りがありました。2,000円とお知らせしましたが正しくは3,000円です。
- 期日 10月20日(日)
参加費 会員5,000円 付添は3,000円(会員以外)また、会員の方が付添になった場合でも会員料金となります。
持ち物 障害者手帳
申込締切は9月10日(火)とさせて頂きます。申込は各支部の支部長までお願い致します。甲府支部の参加申込は名取副会長迄お願いします。支部外の方は事務局・小林までお申込みください。申込の際、本人氏名・付添人氏名と乗降場所をお伝えください。
- 甲府駅より乗車の方は6時20分に集合してください。定員は60名です。皆さんと交流しながらいつもと違った1日を過ごしてみませんか。たくさんの皆さんの参加をお待ちしております。
支部だより
甲斐支部
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支部長 堀口俊二
日本の7月の平均気温が過去最高だったとか、わが甲斐市も御多分に漏れず体温を超える猛暑猛暑の毎日です。
さて、今年の甲斐支部は新入会員3名を迎え、総勢14名での嬉しいスタートとなりました。会員減少が進む中にあっては、大変画期的な出来事と喜んでいます。たまたま盲学校卒業生が甲斐市在住だったこともありますが、昨年市の広報に掲載したスマホ勉強会の様子を読んで入会された方が1名あったのも新たな変化でした。
そんな中で5月12日に総会を開き、今年度事業計画や市等への要望内容について話し合いました。研修会については、昨年の経験を生かし、広報への掲載と絡めながら計画することとなり、「便利グッズに関する勉強会」という内容で現在検討中です。
要望に関しては、今年もタクシー券の複数枚利用や迎車料の補助、オンデマンドタクシーの実現、道路環境の整備、日常生活用具品目の充実など会員からの声を関係機関に届けました。これに関しては、毎年障がい者支援課等と回答に関する話し合いの場を設け、会員の声を直に伝えるようにしています。まだコロナの不安も払拭された訳ではありませんが、計画通り事業が進められればと願っています。
事務局よりお知らせ
道路工事に関するお知らせ
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現在、甲府市内の甲府・小笠原線とアルプス通り交差点周辺(貢川交番前交差点の南隣の交差点)で道路拡幅工事が進められています。主な場所は、オギノ貢川店方面からアルプス通りに向かう道路と、アルプス通りと交わる交差点です。横断歩道と信号機は整備されていますが、信号機が音響式ではなく、また、横断歩道手前の警告ブロック、並びにエスコートゾーンも敷設されていません。
特に注意を要するのは、東西に横切る横断歩道(アルプス通り)で、車道が25メートルほどあり、車道に対して横断歩道がやや斜めになっているため、横断する際、方向性を見失う危険性があります。南北に横切る横断歩道も誘導ブロックと警告ブロックの連続性が判断しにくい所があり(特に、北西の横断歩道の手前)、横断する場合は十分に注意して歩くようにしてください。なお、南アルプス通りを横断する場合、すぐ北側と、少し離れていますが、南側にも音響式信号機が設置されている交差点があるので、そちらの横断歩道を利用するようお勧めします。
また、工事期間が令和7年3月ごろまでを予定しているそうなのでその間にこの周辺を利用する場合は、充分に注意してご利用ください。
障害者文化展作品募集
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第27回山梨県障害者文化展を開催します。芸術文化作品をぜひ出品してください。
参加資格 県内居住の障害者
出品方法 8月23日(金)から9月6日(金)までに地域の保健福祉事務所、市福祉事務所へ申し込んでください。
山梨県障害者の主張大会 発表者募集
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- 日時 12月7日(土)午後1時30分から
応募資格 山梨県在住で障害があり、満15歳以上(令和6年4月1日現在)の方。昨年発表された方は応募できません。
- 代読・リモート参加も可能です。御希望の方はお問い合わせください。
発表の内容 テーマは自由です。400字詰めの原稿用紙4枚以内で、 7分以内に発表できるもの。未発表のものに限ります。
- 応募方法 締切日は、11月5日(火) 原稿に「住所」「氏名(フリガナ)」「連絡先(電話番号、メールアドレス)」「障害者手帳のコピー」を添えて山梨県障害者福祉協会へ御提出ください。(郵送、emailでの提出でも結構です。)。
編集後記
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毎日「熱中症警戒アラート」が発令されている山梨県。夜になっても気温が下がらず、甲府盆地では、熱帯夜が続いて寝苦しくエアコンや扇風機のお世話になっている人もたくさんいらっしゃることでしょう。そんな夏に多いのが突然ふくらはぎがつる「こむら返り」なのです。「こむら返り」とは、脚、とくにふくらはぎの筋肉がけいれんして強い痛みが出ることです。「脚がつる」ということもあります。
- こむら返りの原因には、次のようなものがあります。
- ・筋肉疲労、準備運動不足 ・ミネラル(電解質)バランスの乱れ
・脱水 ・冷えによる血流不良 ・更年期
・下肢静脈瘤、糖尿病などの病気 ・利尿薬などの薬の服用
筋肉疲労や脱水だけでなく、更年期も原因のひとつとして挙げられます。通常、こむら返りの痛みは長く続かず、しばらく安静にしていると治まります。また、寝ているときのこむら返りは、年齢が上がるにつれて起こりやすくなるといわれています。さらに汗をかきやすい夏は、就寝中の水分不足に加え、エアコンによる冷えによる血流不足でこむら返りになりやすい季節のため、十分に注意が必要です。
- こむら返りが起こったときは、次の手順で筋肉を伸ばしましょう。
- @ こむら返りが起きた脚をゆっくり伸ばす
A ひざを伸ばした状態で、足の甲を手前に曲げてつま先を起こす
B 脚の裏側の筋肉を伸ばす
- あわてずゆっくりと筋肉を伸ばしていくことが重要です。痛みが治まった後に蒸しタオルなどで温めると、血流がよくなるのでおすすめです。
こむら返りを予防するためには、日ごろから次の4つを習慣づけるとよいでしょう。
- 1.寝る前にストレッチする
就寝中のこむら返りを防ぐためには、寝る前にストレッチをして血流をよくしておくといいでしょう。つま先を寝かせたり起こしたりして足首を動かすことや、ふくらはぎを優しくマッサージすることがおすすめです。
2.入浴して身体を温める
全身の血流を促進するためには、入浴も効果的です。忙しいとついついシャワーだけで済ませてしまうという方もいるかもしれませんが、しっかりお湯につかることは、全身の血流をよくすることにつながります。レッグウォーマーなどで脚を温めるのもひとつです。
3.こまめに水分補給する
汗をかくと水分だけでなくミネラルも失われるため、体内のミネラルバランスが崩れてこむら返りを起こしやすくなります。運動後や暑い季節はもちろん、水分補給を忘れがちな冬も、スポーツドリンクなどで積極的に水分とミネラルを補給しましょう。
4.運動の前後には十分にストレッチする
運動中のこむら返りは、準備運動が足りないときによく起こります。そのため、ジョギングなどをする方は、ふくらはぎをしっかり伸ばして筋肉をほぐしてから始めましょう。運動後のクールダウンも、疲労物質を筋肉にためないために大切です。
- 「こむら返り」を経験した人はご存じのようにあの痛みは辛いですよね。お互い、身体を冷やしすぎないよう心がけながら、過ごしていきましょう。
(事務局長 小林誠)
山視協だより 令和6年8月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12
山梨県福祉プラザ1階
発行責任者 会長 埜村 和美
編集責任者 事務局長 小林 誠
電話 055−252−0100
FAX 055−251−3344
http://yamashikyo.sakura.ne.jp
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