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山梨県視覚障害者福祉協会 情報



平成22年4月23日発行
山梨県甲府市北新1-2-12
TEL 055-252-0100
FAX 055-251-3344
JBニュース音声ナビゲーション TEL 055-255-6162
http://yamashikyo.sakura.ne.jp
発行責任者  長澤  誠 編集責任者  堀口 俊二

関ブロ山梨大会盛大に開催される


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会長 長澤 誠

2年前から準備に取り組んできました、第44回日盲連関ブロ山梨大会が会員およびボランティア、他関係者の皆様の絶大なご支援の下に、去る3月7日(日)・8日(月)の両日、ベルクラシック甲府を会場にして、県内外から二日間にわたって600名以上の参加者により盛大に開催されました。
大会1日目の12時30分から始まった「式典」では、山梨県福祉保健部長小沼省二様、甲府市長宮島雅展様、他来賓の皆様のご祝辞を頂きました。13時10分からの「記念講演」では、義足のジャンパー鈴木徹氏により「片足切断からの復活」と題して、大学進学の決まった直後、事故により膝下切断を余儀なくしましたが、切断という苦悩から立ち上がり現在に至っているのは、あきらめないで夢を持ち続ける事と、家族をはじめ支えてくださる人たちのいた事を忘れない事だと話して下さいました。
続いて14時30分からの「分科会」では、福祉文教、職業経済、青年、女性の4分科会に分かれて各団体から提出された議題に活発な討論が交わされました。2日目の9時30分からは、「全体会議」が行なわれ、はじめに各座長からの分科会報告が行なわれました。それぞれの座長が内容をわかりやすくまとめて報告されたので何の紛糾も起こらずスムースに議事を進める事が出来ました。続いて、関ブロ協事務局長鈴木孝幸氏の「関ブロ協報告」、また、日盲連会長笹川吉彦氏による「日盲連情勢報告」が行なわれ満場の拍手により承認されました。続いて大会宣言(案)を藤野ます子さんが、大会決議(案)を市瀬實さんがそれぞれ力強く朗読しました。決議文の一部は修正されましたがその後満場の拍手をもって採択されました。最後に、来年の大会は、神奈川県視覚障害者福祉協会の主催により箱根で開催されるとの案内がありました。
今回の大会を実施するにあたり、山梨県および甲府市をはじめ赤い羽根共同募金会・山日厚生文化事業団、他関係各機関より多大なご支援を賜りました事に深く感謝申し上げます。また、本大会準備から実施にいたるまで総務担当を中心として実行委員の皆様が一丸となって取り組んでくださった事、大会当日には、本会会員が多数参加して盛り上げて下さった事、さらに、二日間を通じて延べ100名近いボランティアの方々が支援して下さった事に心から感謝致しております。本当に有難う御座いました。この大きな大会開催の経験が今まで以上に本会活動の力となって反映され、会員相互の絆がいっそう深められる事を期待してやみません。

第1分科会(福祉文教)報告


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座長に矢崎繁、副座長は神奈川県視覚障害者福祉協会の中山孝彦さん、助言者は日本盲人会連合の笹川吉彦会長にお願いし、書記は山梨青い鳥奉仕団の平間恵美子さんが務めました。 1都7県4政令指定都市の12団体の95名の皆さんが参加して、各団体から上がってきた提案議題について熱く討議がされました。
議題の中心になったのは、障害者自立支援法が廃案となり、その後の障害者総合福祉法(仮称)が今後どのようになるかと言うことです。新法が制定されるまでの間の移動支援などの福祉サービスの方向性を早期に示されるよう要望も有り、内容として、自立支援法の問題点の応益負担から応能負担への改善、移動支援の問題として、ガイドヘルパーの資質や不足などが討議されました。参加者からの質問に、笹川会長より障害者制度改革推進会議の状況を含め、今後の見通しなどが話されました。

さらには、
・病院入院時のホームヘルパーやガイドヘルパーの拡大
・日常生活用具の給付対象の拡大
・エスコートゾーン設置の際の利用者の意見の問題
・公的施設のトイレの問題
・中途失明者の日常生活や社会参加の問題点
・障害者基礎年金の増額
など、日常生活に密着した内容が熱く討議されました。
議題の変更点と追加については次の通りです。
議題7の病院入院時のヘルパー派遣の拡大を要望する。は、「病院入院時のホームヘルパーとガイドヘルパーの派遣の拡大を要望する。」
議題9の日常生活用具のブレールメモを給付対象に要望する。については、商標と言うことで、「日常生活用具のピンディスプレイを給付対象に要望する。」に変更で承認されています。
議題10の「携帯電話を日常生活用具として認めるよう要望する。」は否決されました。
東京都より新たな提案議題が出され、以下の内容で承認されました。
「視覚障害者の滞在型グループホームの公営住宅での入居が図られるよう要望する。」が追加されました。

提案議題について、他の団体からはその問題に対する取り組みや方法などのアドバイスも有りました。福祉サービスが市町村により格差が大きいことも否めません。 今後、この内容を元に、福祉制度に反映させるべく働きかけと、各団体が地元行政に当事者として強く働きかけ、格差のない福祉サービスになることが望ましいと思います。

矢崎 繁

第2分科会(職業経済)報告


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 しっかりと準備の行き届いた中、第2分科会は定刻通りスタートしました。
 11の提出議題のうち最初から4番までは「無免許・無資格問題」でした。政権交代により誕生した民主党新政権に対し、無資格者の取り締まりをこれまで以上に厳しく行ってほしいとの強い希望が示されました。
 5番目は、「医療保険療養費の取り扱いの推進と啓発普及」、6番目は「生涯研修の観点から、単位数による研修と認定についての検討を」の要望でした。
 7〜9番は、「視覚障がい者が職業自立をするための視覚障がい者就労支援センターの都道府県単位の設置」を強く要望し、個々の実態に即した支援をするため、介護保険事業所や企業へのヘルスキーパー等の雇用を要望していくとのものでした。
 10番目は、「視覚障がい者のためのジョブコーチ制度化を」の要望であり、11番目は、「視覚障がい者のための音声化IT情報提供システムの確立と提供を」という要望でした。
 熱のこもった熱心な討議が展開された第2分科会は、予定の時間を少し残し11の議題すべてを原案通り承認し無事終了しました。

広瀬 清敏

第3分科会(青年)報告


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 第3分科会は、「地上デジタルテレビ アナログ放送からデジタル放送へそのメリットと課題」をテーマに開催しました。参加者は40名でした。三菱電機とパナソニックの音声ガイド機能付きテレビを参加者に体験してもらうことができました。また、視覚障害者により使いやすいリモコンの開発などの要望が出されました。
 今回の分科会を開催するに当たり、音声ガイド機能付きテレビを、三菱電機とパナソニックからお借りすることができました。テレビメーカーの方々、協力団体のNPO法人CS障害者放送統一機構、その他、ご協力いただいた方々に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

梶原 剛

第4分科会(女性)報告


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 第4分科会は2階オリビアを会場に、99名が出席し、助言者に日盲連情報部長の鈴木孝幸さん、座長に山視福協女性部から埜村和美、副座長に神奈川県視覚障害者福祉協会女性部部長の前田美智子さんで開会しました。
最初に研修テーマ「郵便物の処理について どうしていますか? 郵便物を出す時、届いた時」について、各団体からの現状が発表され、それを糸口に活発な討論会となりました。

 郵便物が届いた時の仕分けについては、
・同居の家族、近所に住む家族、友人、ホームヘルパーやガイドヘルパーなどに依頼する。
・読み友ライトやパソコンを利用して読ませる。
・郵便配達員の好意により仕分け などがありました。
郵便物を出す時としては、
・自分で郵便ポストまで投函に行く
・家族やヘルパー、友人に依頼
・届いた時仕分けしてくれた配達員が持ち帰る などでした。

また郵便事業会社の集荷サービスを利用し、決められた集荷日に郵便配達員に預けたり、視協で作成した郵便プレートを使用している団体もありました。そして点字図書はかさばるので、独自に大型の箱を用意しているなどの工夫や、郵便物の破損や紛失などの苦情や問い合わせについては、コールセンター 0120−232−886の情報の提供がありました。
公共施設からの郵便物に、点字やSPコードの添付のある地域がまだまだ少なく、今後の運動の必要とされる中、市役所からの通知に触れてわかる市のシンボルマークや、ざらざらした触感を表記するなど、ユニバーサルデザインを実施している幾つかの市が紹介されました。
また郵便ポストに入っている不在票の内容把握に苦慮しているという発言に対し、助言者から携帯のテレビ電話機能を利用すれば情報が得られるのではとの助言があり、その後この助言について可能との報告がありました。
郵便物の代筆については、ホームヘルパーの好意によるところが大きく、ホームヘルパーの仕事の中に代筆を認めることを切に要望したいとの意見が多くありました。  家庭の郵便ポストには多くの情報が毎日届き、その処理についての個人や地域の実情・要望が述べられ、良い情報交換の場となりました。この研修会での収穫を、これからの生活によりよく活かしていきたいと思います。

女性部 埜村和美

平成22年度第1回役員会開催のお知らせ


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 例年は定期総会当日行っていた役員会ですが、ご存じの通り今年度は山鍼マ会行事との関係で次の日程で開催することとなっています。役員の方は日程確認の上、必ず出席くださいますよう宜しくお願いします。なお、やむを得ず欠席の場合は必ず会長まで連絡下さい。

日時 5月2日(日) 午後1時〜3時
会場 県ボランティアNPOセンター4階視聴覚室

日盲連笹川体制再任される


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去る3月31日(水)、東京西早稲田の日盲福祉センターにおいて定期評議員会が開催されました。席上、平成21年度補正予算(案)ならびに平成22年度事業計画(案)および一般会計と特別会計を合わせた総額4億8188万9000円の予算(案)が承認されました。その後行なわれた役員改選では、笹川吉彦現会長並びに竹下義樹、前川昭夫、時任基清の3副会長を再選し、現執行部体制の継続が決まりました。

報告  長澤 誠

日盲連女性協議会 全国代表者会議報告


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標記会議は3月23日(火)と24日(水)の両日、東京グランドホテルにおいて開催され、部長埜村と副部長藤野が出席しました。この会議に先立ち常任委員会と全国委員会が開かれ、その後の多くの議題審議の運びとなりました。
役員任期が終了となる今年は、中間の決算報告や事業報告の承認や22年度の事業計画(案)や予算(案)などが審議されました。

秋田県で開催される第63回日盲連福祉大会への提出議題としては、
(1)視覚障害者本人が入院した際、病院内でホームヘルパーが利用できるようにしていただきたい。
(2)緊急時に、24時間対応でガイドヘルパーの派遣をしていただきたい。
(3)公共交通機関の、路線および回数の維持存続をしていただきたい。
に決定しました。

また第56回全国盲女性研修大会のレポートテーマは、「介護体験を通して思うこと」に決まり、各ブロックから発表されます。 毎年夏に開催される、盲女性全国研修大会の主管団体の決定については、役員の苦慮するところであり、議題として審議されましたが、会員やブロックの意見を今後の参考にしたいとの結論となりました。
役員改選については、現協議会長・副協議会長2名が再選され、22年度を迎えることになりました。また、10月29日に千葉で開かれる、アジア盲人福祉会議の女性フォーラムについての説明や質問の場があり、アジア地域の盲女性との交流や学びのため、女性協議会の参加の意義が熱く語られた会議でもありました。

女性部から、ウォーキングのお誘い


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女性部では5月30日(日)、山梨市のフルーツ公園および万力公園のウォーキングを計画しました。甲府駅から山梨市駅までは電車を利用し、現地まではバスに乗車します。昼食は、各自で持参してください。なお詳細は、次号に掲載します。

第56回全国盲女性研修大会(長崎県大会)のお誘い


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 標記大会は、9月1日(水)から3日(金)の3日間、長崎市の「ベストウェスタンプレミアホテル 長崎」を会場に開催されます。他地域の盲女性との交流を通し、学びや友情を育む良い機会だと思います。観光も計画しますので、多くの方のご参加をお願いいたします。申し込み締め切りは5月31日(月)ですが、詳細は女性部部長までお問いあわせください。

女性部 埜村 和美

山梨県ボランティアNPOセンターの改修工事完成


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 当協会で頻繁に利用させて頂いているボランティアセンターのバリアフリー改修工事が終了しました。

1 点字ブロックの取り替えと新設
1階の東西の階段、エレベーターの乗り場にも新設され、地下駐車場からの入口にも設置されました。
2 手すりの取り付け及び非常口段差解消
3 ガイドチャイムの取り替え
正面玄関入口の東西に音声案内装置が設置されました。
 その他 自動ドアセンサーの取り替え、身障者用トイレの改修、会議室・学習室の引き戸の取り替えが行われました。

平成22年度身体障害者等の自動車税及び自動車取得税の減免制度について


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 山梨県で減免対象となるのは、本県に居住している身体障害者等のために使用される自動車で、身体障害者等1人に対し1台に限ります。身体障害者と生計を一にする方が運転する場合、単身で生活する身体障害者で、常時介護する方が運転する場合も減免の対象となる場合があります。
 手続・お問い合わせ先 山梨県自動車税センター自動車税課
(055−262−4662)

2010年第8回オンキヨー点字作文コンクール作品募集


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主催 オンキヨー株式会社 毎日新聞社 点字毎日
テーマ 点字を通して 生き方が変わった 生きがいにつながった 日々の生活の中での幅広い体験やエピソード 平和、教育への思い

応募資格 点字使用対象の視覚障害者(パソコンによる活字での応募も可)
分量 点字32マス12行以内 活字2000字以内
締切 5月末日(消印有効)

訃報


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富士吉田支部の加々美茂 様(3月22日・62歳)と甲府支部の松本安正様(3月23日・67歳)が逝去されました。心からご冥福をお祈りし、ご報告致します。


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