メニューを飛ばし本文へジャンプ

過去の情報はこちらから

山梨県視覚障害者福祉協会 情報



平成23年3月15日発行
山梨県甲府市北新1-2-12
TEL 055-252-0100
FAX 055-251-3344
JBニュース音声ナビゲーション TEL 055-255-6162
http://yamashikyo.sakura.ne.jp
発行責任者  長澤  誠 編集責任者  堀口 俊二

わの会の受賞祝賀会に参加して


先頭に戻る
目次へ

会長 長澤 誠

去る、2月16日(水)に、甲府市のかいてらすにおいて、昨年秋にボランティア功労者として厚生労働大臣賞を受賞されたわの会の受賞祝賀会が関係者多数の参加により盛大に開催されました。午前11時から始まった会は、内藤武子さんの司会で行なわれ会発足時から関わっている篠原邦子さんが、会の歩みと思い出を交えて始めの言葉を話されました。ついで、わの会代表 加藤浩さんが「ガイドをしている会員も高齢化しているので、若いボランティアの加わることを期待している。障害者の皆さんと共生し肌でふれあう中で我々自身も人間的な成長の場が与えられていることは有難いことである。」と喜びの挨拶をされました。
つぎに、来賓祝辞となり、先ず、県障害福祉課の河野彰課長補佐より、「県では昭和52年にガイドヘルパー事業を実施して、山梨ライトハウスにヘルパーの養成をお願いした。研修を終えて登録された方々が県内で活動され、10年ほどたった昭和62年からわの会として以後25年近くにわたって視覚障害者のために献身的な活動を続けている。その間、公的な事業を行い、それ以外のボランティア活動に対してこのような賞になったもの・・・。」などと、お祝いの挨拶をされました。
引き続いて、本会をはじめ、招待を受けた来賓の方々からお祝いの挨拶がなされました。公務の重なる中、宮島雅展甲府市長も途中から駆けつけてくださり、「ボランティア活動の盛んな山梨県の中で、さきがけともいえる会なので、国がその様な会を評価したものと思う。尊いその気持ちを伝えながら今後も励んでもらいたい。手を携えて誰かの生活を助けることは非常に大切なことで、皆で助け合いながら一歩一歩進んで行くことが、これからも必要であり、わの会がしっかりスクラムを組んで歩んで頂きたい。」と、お祝いの言葉がありました。
その後、記念撮影や和やかな会食が行なわれ1時30分頃、小林琴女さんの閉会の言葉により祝賀会がとどこおりなく終了致しました。わの会と言えば、私達の一番身近なところでサポートしてくださり、色々な行事に参加していてもわの会の皆さんの声が聞こえると、安心していられるのは私一人ではないと思います。今回の受賞を心からお祝い申し上げます。これからもご支援を宜しくお願い致しますとともに、ますますのご活躍を心からお祈り致します。

第45回日盲連関東ブロック協議会神奈川大会報告


先頭に戻る
目次へ

事務局長  堀口 俊二

標記の大会が去る2月27日(日)〜28日(月)の2日間、神奈川県箱根町のホテルおかだにおいて開催され本会からは会員・ガイドヘルパー等19名が参加しました。27日の午前9時前に富士急トラベルのバスで甲府駅を出発、12時に目的地に到着、会場のホテルを恨めしそうに横目に見ながらバスの中でおにぎりを頬張るという異例の昼食となりましたが和気藹々、楽しい思い出ができました。
大会は午後1時半より始まり、式典、講演に引き続き福祉・文教、職業・経済、青年、女性、ロービジョンの5つの分科会に分かれて熱心な協議が行われ、午後5時に1日目の日程を終えました。
講演は慶応義塾大学中野泰志教授による「ロービジョンケアの実際」というテーマで行われ、弱視者の抱えている悩みや視覚障がい当事者とはだれか、視覚障がい当事者を代弁する大切さと難しさ等示唆に富んだ内容でした。なお、各分科会の内容についてはこの後の分科会報告をご覧下さい。

2日目は午前9時より「スイートローズ(3人の女性ハープ奏者)」によるアイリッシュハープ」の歓迎演奏があった後、9時45分〜11時45分まで全体会が行われました。分科会報告、関東ブロック協議会報告、日盲連状勢報告に引き続き、大会宣言案・決議案が一部修正の上採択され、最後に次回開催県である千葉県から挨拶があり会を閉じました。来年度の大会は3月4日(日)〜5日(月)開催予定とのことです。以下に決議された要望事項を要約して記します。

障がい者権利条約の早期批准と障がい者差別禁止法・禁止条令の制定
外出先での情報支援・コミュニケーション支援の拡充を目的としたガイドヘルパーの資質向上と養成研修体制の整備
可動式ホーム柵設置の数値目標設定と早期実現
障害基礎年金の大幅引き上げと所得制限の緩和
介護付き重度視覚障がい者の特急料金の割引
音響式信号機、点字ブロック、エスコートゾーンの整備・充実と階段段鼻の色付け
介護保険事業者や企業におけるマッサージ師の正規雇用
中途視覚障がい者の就労継続、個々の実態に合わせた就労支援
中途視覚障がい者の職場復帰のための各種リハビリテーションの実施とロービジョンケアの診療報酬への組み入れ
あはき自営業者へのヒューマンアシスタント制度の適用
あん摩マッサージ指圧無免許者・無資格者の徹底取締
ホームヘルパーを入院先でも使えるよう要望
高速道路割引を視覚障害者同乗の車両にも手帳の提示で適用

帰りはあいにくの冷たい雨でしたが、バスでの移動だったためそれほど濡れることもなく全員無事帰路に着くことができました。2日に渡り私たちの移動等アシストして下さったガイドヘルパーやボランティアの方々、有難うございました。この場を借りてお礼申し上げます。

福祉・文教分科会報告


先頭に戻る
目次へ

矢崎 繁

第1分科会(福祉・文教)では、各団体より16議題が提案されました。同じような内容をまとめ、11議題として参加者の白熱した議論がされ、すべての議案が採択されました。
特に、昨年法案が通っている同行援護については、助言者笹川会長の「10月1日に施行されることとなってはいるが、23年度の予算が通過することが前提、また施行に際し、代読・代筆は不可欠」。それにともないガイドヘルパーの養成・研修が急がれるとの説明もありました。討議されました議題は次の通りです。

(1)同行援護事業の早期実現と外出先での情報支援を。
(2)駅の安全対策(ホームへの可動柵の設置と駅員の配置)を
(3)ハイブリッド車・EV車の「静音性」に対するエンジン音の法制度化の早期実施を。
(4)はがきのユニバーサル化を。(すべての官製はがきに切りかきを)
(5)バリアフリー・ユニバーサルデザイン化を推進する際には当事者の意見を。
(6)音響式信号機、点字ブロック、エスコートゾーンの整備の充実と階段の段鼻全体に色つけを。
(7)障害基礎年金の大幅引き上げを
(8)高速道路の料金が視覚障害者が所有していない車両であっても、手帳提示のみで割引を。
(9)介護付き重度視覚障害者の特急料金割引を
(10)ロービジョンケアの保険点数化を。
(11)視覚障害者が入院の際にホームヘルパーの利用の配慮を。

職業・経済分科会報告


先頭に戻る
目次へ

職業部長  広瀬 清敏

第2分科会には11の議題が提出されました。内訳は無資格の問題4題、就労の問題4題、ヒューマンアシスタントについて2題、そして11番目の議題として茨城県から「カイロプラクティック業の資格化と法整備を要望する」が出されました。
無資格の問題では、取締を強力に、なお一層の強化をとの声がありました。山梨からは、国会内で長年営業していると伝えられる無資格業者の実態調査をおこない、鍼灸の日を目処に各党本部、国会議員等にその旨を記した手紙作戦を展開してはどうかと提案してまいりました。
就労の問題については、介護保険事業所や企業へのマッサージ師の雇用を、各都道府県の労働局から企業や介護施設に対しヘルスキーパーや機能訓練師の雇用を促進するよう強く指導することを要望、盲学校卒業生の技術指導の場が必要、中途視覚障がい者の職場復帰のため各種リハビリテーションが受けられるよう、ロービジョン指導管理料及びロービジョン訓練を診療報酬の単価に加えてほしい等の要望が出されました。
ヒューマンアシスタントについては、障がい者職場介助者のヒューマンアシスタントの充実、自営業者にもこの制度が利用できるようその範囲の拡大などの要望がありました。
11番目の議題については検討課題となり、親団体に結論を委ねることになりました。

青年分科会報告


先頭に戻る
目次へ

長澤 誠

青年分科会では、各団体からの提出議題の審議ではなく、「携帯電話の便利な機能と活用法・お役立ち情報」と言う事で大手企業の社員による説明と、参加者全員に携帯電話が手渡されて実演が行なわれました。先ず、iモードにより災害時には登録した者に来る「緊急エリアメール」の説明があり、次に、サイトへ行って、天気予報を聞いたり、電車の乗換え案内を聞く等の体験を致しました。また、バーコード読み取り装置を使った体験も致しました。最後に、「安心安全な使い方」の話を聞き、1時間45分の分科会が大変有益に行なわれました。
私は、携帯電話の便利さがわかればわかるほどIT技術のすばらしさを痛感するのですが、一方で犯罪や事件の道具になってしまう事が非常に残念に思いました。

女性部分科会報告


先頭に戻る
目次へ

女性部 埜村和美

 当分科会では、「視覚障害者や家族が入院した時、困ったこと うれしかったこと」を研修テーマに、討議がおこなわれました。最初に各団体より、自身や家族の入院体験から、入院中のさまざまな苦労や工夫 家族や友人の協力への感謝などが述べられました。
入院中で最も不自由なことは病院内での買い物で、単身世帯や全盲夫婦の家庭では大きな問題であり、また同室の患者さんへの気遣いも多いようでした。慣れない環境の中で生活するには、見えなくてもできること できないことをはっきり示し、周囲の理解を得ることが大切であること、また全国盲女性協議会で継続的に課題としている、『入院時にも入院先で、ホームヘルパーを利用させてほしい』がより重要であることが強調され、全体会議でこのことを決議文に加えることが提案される運びとなり、拍手をもって承認されました。

ロービジョン分科会報告


先頭に戻る
目次へ

藤森三男

この分科会には、山梨県から3名、全体で50名弱が参加し、中野泰志先生が助言者でした。私も、弱視の一人である。右目は、怪我で完全失明した。左目は、それなりに視野もあり、視力もある。色彩も区別出来る。私は、家内を連れて、外出して、横断歩道を渡る時、信号機の状態もそれなりに確認出来て渡ったり、又、駅構内の階段の状態又は、街の施設の階段等も少しは不便を感じるがそんなものかと常日頃思っていた。ところが、今回分科会では、私以上に切実な問題を抱えて生活されている方々の姿を見た。
信号機に付いては、押しボタンの位置、赤青の色の音声ガイドや、渡る時の音声(ピヨピヨカッコウ)の音量の大きさ、又は携帯端末で音響信号機の操作は出来ないか、あるいは、音響信号機の動作時間延長の事や、歩道に敷設されている点字ブロックによる信号機への誘導までの敷設位置の状態等。又、駅構内や、市街地の施設の階段のステップの色分けや、階段の縁取りや、色をどの位置へ付ければロービジョンの方に見やすく、安全に昇降出来るかが、中野先生を交えて論議された。

ボランティアNPOフォーラム2011を終えて


先頭に戻る
目次へ

職業部長  広瀬 清敏

去る2月20日(日)「始めようボランティアつなげようみんなの思い、みんなに優しいバリアフリー社会を目指して」をテーマに標記の催しが開催されました。私ども山視福協職業部は午前10時より、有資格者によるマッサージコーナーを2階多目的スペースにおいてにぎやかに始めました。
ボランティアスタッフ6名、看護師1名、マッサージスタッフ9名の体制で77人を治療しました。今年は新しい企画として、他のグループとのコラボを問う企画が打ち出され、一早く保健師さんか看護師さんとの交流を希望しました。
治療前と治療後に血圧を計っていただくといういつもとは少し違った流れとなりましたが、割とスムーズに運び大方の患者さんは治療後血圧が下がっていました。
当日のボランティアスタッフさん、マッサージスタッフさん、看護師さん有難うございました。

平成23年度定期総会並びに第1回役員会開催のお知らせ


先頭に戻る
目次へ

事務局長 堀口 俊二

1 平成23年度定期総会について
次の通り平成23年度山梨県視覚障害者福祉協会定期総会を開催致しますので、会員の皆さん是非ご出席下さいますようお願い致します。やむを得ず欠席される方は、同封の委任状(そのまま投函すればよい)を必ずご提出下さい。また、総会の進行の効率化をはかるため事前に資料をお送りしますので、総会前に充分読んでおいていただければと思います。

日時 4月17日(日)受付9時30分、開会10時
会場 県ボランティアNPOセンターホール
議題
1、平成22年度事業報告ならびに収支決算報告の承認に関する件
2、役員改選に関する件
3、平成23年度運動方針・事業計画案ならびに収支予算案の承認に関する件
4、新法人移行に関する件
5、第64回全国盲人福祉大会(島根大会)参加に関する件
6、そのた

2 平成23年度第1回役員会について
定期総会終了後、役員会を次の日程で行います。役員の方は必ず出席くださいますよう宜しくお願いします。

日時 4月17日(日) 午後2時〜4時
会場 県ボランティアNPOセンター4階視聴覚室

甲府駅バリアフリー化調査報告


先頭に戻る
目次へ

福祉部 矢崎 繁

2月13日に部員6名とガイドヘルパーさん1名の参加者で甲府駅構内のバリアフリー化について調査・見学をしました。昨年完成した新しい設備について次の通り説明をします。

トイレについて。
改札口を入って正面にあったトイレは、改札口を入って正面突き当たりを右方向(1番線ホーム)側に向かって正面となりました。トイレに向かって右から多目的トイレ、男性用トイレ、女性用トイレとなっています。もちろん、点字ブロックが設置されており近づきますと音声案内が聞こえてきます。また、多目的トイレの右側(西側)には、授乳室が設けられております。
ホームへの昇降施設について。
1番線、4・5番線は改札口を入って、正面突き当たりを右に曲がり、突き当たりを左に行きますと、下りと上りのエスカレーターがあり、音声で案内が流れています。左が下り、右が上りとなっています。エレベーターは、上りエスカレーターの手前右側にあります。
エレベーターについては点字ブロックはありますが、乗る前には音声案内はありません。開閉ボタンは車椅子利用者にも届くように低い位置にあります。エレベーター内に入りますと、音声案内が流れてきます。
右側(西側)に行きますと、従来の階段となっています。
ホーム側から見ますと、エレベーターは、東側のエスカレーターと西側の階段の間にあります。
2番・3番線は改札口を入り、正面突き当たりを左に曲がりますと左側(西側)より音声案内が聞こえてきてエスカレーターがあります。左側が下り、右側が上りのエスカレーターとなっています。右側(東側)には、エレベーターがあり、音声案内はありませんが、点字ブロックは設置されています。エレベーターに向かって左側に開閉ボタンが車椅子使用者にも届く高さにあります。エレベーター内に入りますと音声案内が聞こえてきます。普通の階段はエレベーターの東側に新設されています。
ホーム側から見ますと、エレベーターは、新設された普通の階段と西側のエスカレーターの間にあり、点字ブロックにて誘導されています。 以上が22年度にバリアフリー化された施設です。

部員よりホーム可動柵の設置の予定について質問がありましたが、現時点では設置の予定は無いとのことでした。
構内を案内していただいた駅員さんによりますと、少し余裕を持った時間で窓口に申し出ていただければ、電車に乗るまでの案内をしていただけるとのことです。また到着駅にも連絡をしてホームから改札まで案内をしていただけるとのことでした。

グランドソフトボール部員募集のお知らせ


先頭に戻る
目次へ

グランドソフトボールをやってみませんか?
山梨県グランドソフトボールクラブでは現在、選手やボランティアを大募集中!ここ近年参加者が減少し、困っています。経験の有無は関係ありません。一緒にグランドで楽しみましょう!練習は基本的に日曜日にやっています。まずは見学に来てみてください。

情報満載のクラブのホームページはここからどうぞ。

詳しい問い合わせは、電話またはメールでお願いします。
08055341562 (大野)
yamanashi_grasof@yahoo.co.jp  (HP管理人)
メールアドレスは迷惑メール防止のため「@」を全角で記載してあります。お使いの際には半角に直してからお使いください。

話し方教室へのご招待


先頭に戻る
目次へ

話し方教室にご招待頂きました
第9回話し方教室スピーチスピーチ
人間力アップセミナー 意欲ある 人間づくり・君ならできる!

日時 5月15日(日)午前10時から12時(開場9時30分)
会場 アピオウエディングプラザ 甲府本館吉兆の間
お申込は事務局 小林(055−252−0100)

図書紹介


先頭に戻る
目次へ

『バリアフリームーブメント』過去から学べ、新たな壁に向かって「障壁を取り除いた取り組みの軌跡を追う」共用品推進機構編 点字版 デイジー版
山梨ダルク様より点訳書を寄贈して頂きました。「拘置所のタンポポ 薬物依存 再起への道」日本ダルク代表NPO法人アパリ理事長近藤恒夫著


先頭に戻る
目次へ
過去の情報はこちらから