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山梨県視覚障害者福祉協会 情報



平成23年9月15日発行
山梨県甲府市北新1-2-12
TEL 055-252-0100
FAX 055-251-3344
JBニュース音声ナビゲーション TEL 055-255-6162
http://yamashikyo.sakura.ne.jp
発行責任者  長澤  誠 編集責任者  堀口 俊二

同行援護10月から施行


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会長 長澤 誠

障害者自立支援法の改正により、10月から施行される予定の重度視覚障害者に対する移動支援サービス「同行援護」について厚生労働省から事業内容について案等が示されています。今回は、その主な内容について略記して見たいと思います。
先ず、「支給対象者」につきましては、「視覚障害により移動に著しい困難を有する障害者等」とされていて、一定の要件が設けられています。「同行援護」対象者の要件としては障害者程度区分を使用しないで支給対象者を特定するための独自の評価指標である「同行援護アセスメント票」を新たに設けこの基準を満たす者とするとされています。
アセスメント項目としては、@視力障害 A視野障害 B夜盲 C移動障害となっています。
次に、「サービス内容の範囲」としては、外出時における、移動時およびそれに伴う外出先において必要な、視覚的情報の支援(代筆・代読を含む)。等と明記されました。また、同行援護に関わる職員資格に関する基準(従業者の要件)としては、同行援護従業者養成研修一般課程の修了者等となっています。
最後に書き加えておきますが、介護保険との関係では、同行援護は介護保険のサービスにはない視覚情報提供サービスであるため介護保険利用者であっても利用ができ、同行援護事業でも通院が可能であるとのことです。しかし、たとえ同行援護であっても、通勤、営業活動等の経済にかかる外出、社会通念上適当でない外出は対象外であることは言うまでもありません。
私達は、より積極的に社会参加活動を拡大し、質の高い自立生活を営むために新しく創設される同行援護を有効利用して行こうではありませんか。10月からのスタートを大いに期待して行きたいと思います。

第2回役員会報告


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事務局長 堀口 俊二

去る8月21日(日)午前10時よりボランティアセンター4階視聴覚室にて第2回役員会を行いました。以下にその要点を記します。

1 今後12月までの事業予定について
各部より発表があり、日程等の確認がなされました。今後の主な予定は次の通りです。
福祉部 9月25日(日)寿の集い
体育文化部 10月9日(日)3団体交流大運動会 11月27日(日)文化祭
職業部 12月11日(日)研修会
女性部 10月第3回研修会、12月関ブロ協議会
なお、詳細については「情報」でお知らせします。
2 一般社団法人移行に関する取り組みについて
現在、事務局で新しい定款作成と新法人運営に必要な事業の見直しに着手しており、来年度の定期総会で最終提案ができるよう準備を進めている旨の報告があり承認されました。
3 山障協からの山梨県平成24年度当初予算への予算化要望について
提出期限が8月5日だったため、正副会長会議で協議の上以下の2点を要望した旨の報告があり承認されました。
@障害者スポーツセンター設立の予算化
A身体障害者地域活動事業予算(社会学級)の増額と安定化
4 無資格者撲滅キャンペーンについて
街頭キャンペーンを行った甲府市を除く各支部においては、一人10枚を目処に治療院や公共施設、各種催し会場でビラ配りをするなど、支部の実態に合った形でキャンペーン活動を行うことで承認されました。
5 郵便プレートによる郵便物集荷サービスへの取り組みについて
日盲連本部に郵便プレート製作・販売について打診していましたが、当面その動きはないとのことなので本県独自で取り組んでいくこととなりました。今後は、郵便事業株式会社やプレートの製作業者とコンタクトを取りながら具体的な作業を進めていきます。
6 駅ホームの安全対策に対する本会としての取り組みについて
国交省で前向な検討がなされるなど安全対策推進の機運が高まりつつある中、本会でも会員の声を聞きながらJRなど関係方面に働きかけていくことになりました。具体的なことは福祉部からの案内をご覧下さい。
7 わの会との交流会について
11月2日(水曜日)に わの会との交流会という形でサイトワールド見学を計画することになりました。詳細については別途案内をご覧下さい。

福祉部から「寿の集い」のお知らせ


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 福祉部では次の日程により、「寿の集い」を開催します。先輩の方々との会話や、自慢の歌を聞きながら、友情を深める機会にしたいと思います。

期日 9月25日(日)
長寿会の総会と研修会終了後、正午からを予定しています。
会場 石和町 かえで荘
会費 2,000円(付き添いも同額)なお、長寿会会員は、無料になります。
長寿会の皆様は、甲府駅南口バスターミナル1番に午前8時50分集合、9時発のバスに乗車してください。山視協会員は、石和温泉駅午前10時30分発のバスの用意があります。
申し込み先 
長寿会会員 055−275−3656(花形幹雄)
山視協会員 0553−22−6909(埜村和美)

福祉部 埜村和美

第24回県下視覚障害者交流秋季大運動会へのお誘い


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 本会と山梨ライトハウス、青い鳥奉仕団の3団体交流運動会を次のとおり、開催致します。
秋の一日を楽しみながら交流を深めましょう。賞品もたくさん、ありますのでご家族、お友達をお誘い合わせの上、ご参加下さい。

期日 10月9日(日)
会場 県立盲学校グラウンド(雨天の場合は体育館)
日程 受付 9時から9時30分
開会式 9時30分から10時
午前の部 競技 10時から12時
昼食 12時から13時(会で用意します)
午後の部 競技 13時から14時40分
閉会式 14時40分から15時
申し込み締切は、9月25日(日)
なお申し込まれる方は、ご自分のお名前、付添いのお名前を添えて、各支部長さんにお願いします。また各支部長さんは準備の都合上9月26日(月曜日)までに参加者名、参加人数を体育文化部、藤野ます子までご連絡下さい。(0555−23−5527)

体育文化部 藤野ます子

女性部から研修会の参加者募集


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研修会「災害についての意見交換」の参加者募集
女性部では、先日の東日本大震災を通して、視覚に障害を持つ私たちが災害にあったとき、どんなことがいちばん困るのか、また、どんなことを心がければよいのかなど、みんなで話し合います。より安全に避難できるよう、意見交換をし、それらを各自の参考にできればと考えています。
またそのほかのことで、日常、気になることなどありましたら、聞かせていただきたいと思います。きっとよい知恵が浮かぶことでしょう。
少しばかり、お菓子やお茶なども用意しますので、多くの参加をお待ちしています。

期日 10月16日(日)午前10時から12時まで
会場 ボランティアセンター 4階 視聴覚室
申し込み締め切り 10月10日(月曜日)
申し込み先 090−5553−2840(返田)
または 0555−23−5527(藤野)までお願いします。

女性部 返田順子

募集、グランドゴルフクラブ


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恒例となりました わの会との交流グランドゴルフ大会を次の通り行いますので、大勢の会員の皆様のご参加をお待ちしております。

日時 10月30日(日曜日)
受付 午前9:00 終了予定 午後3:30
場所 県立盲学校グランド
昼食、魅力ある景品を多数用意しております。雨天決行
申し込み締め切り 10月15日(土)
申し込み先 電話055−222−3933(吉川)まで

県下視覚障害者文化祭作品・出場者募集


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恒例の文化祭を開催致します。深まり行く秋の一日を、語り朗読・文芸作品・講演に耳を傾けてみませんか。

期日 11月27日(日曜日)
会場 山梨県ボランティアセンター 1階ホール
日程 受付 9時30分より 開会式 10時
語り朗読のつどい 10時10分より12時
ゲスト朗読 青い鳥奉仕団 桂田 晶子 様
12時より昼食(会で用意します)
昼食後 わの会のバザーがあります。
文芸選評 13時より13時30分 川柳選者 望月たか美氏
文化講演会 13時30分より15時
講師は 元NHKアナウンサー 末利光氏を、お招きし、演題「小川正子の生涯」をご講演して頂きます。
文芸作品秀作発表 15時より15時15分
閉会式 15時15分
終了予定 15時30分
語り朗読のつどいの出場者、および、文芸作品(短歌・俳句・川柳)を募集しています。
募集内容 
語り朗読部門 持ち時間は各部門とも10分以内。
作品の題名、作者、発表時間を添えて、お申し込み下さい。
締切 10月23日(日曜日)
申し込み先 藤野ます子(0555−23−5527)
文芸部門 短歌・俳句・川柳(1人 各1作品)
締切 10月25日(火曜日)
提出先 事務局 小林(055−252−0100)

体育文化部 藤野ます子

わの会との交流会についてのお知らせ


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事務局長  堀口 俊二

役員会報告にも書きましたが、わの会よりお誘いのあった交流会をサイトワールド見学をメインに実施することとなりました。
参加を希望する方は、付き添いの有無も含め10月10日までに事務局の小林(055−252−0100)までお申し込み下さい。なお、今回は予算の関係上バス1台での計画となりますので、定員になり次第締め切らせていただきますがご承知おき下さい。以下に計画の概要を記します。

日時 11月2日(水曜日)
行き先 サイトワールド(墨田産業会館)、浅草
日程 甲府駅発 6時30分 石和高速バス停発 6時50分富士山駅発 7時30分 サイトワールド見学 10時〜12時昼食、浅草散策 12時30分〜14時30分 東京スカイツリー見学(車窓にて)15時〜15時30分 富士山駅着18時30分 甲府駅着 19時30分
参加費 3,000円(付き添いも同額)
なお、諸事情により見学先や日程に若干の変更がある場合がございますので、参加者の皆さんには改めて確定したものをお配りする予定です。

駅ホームの安全対策についてのご意見募集


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福祉部より、ホームの安全対策についてのご意見を募集します。
 後を絶たない、視覚障害者のホームからの転落事故に対し、ホームドア(可動柵)設置の気運が高まりつつあり、日盲連から国土交通省に要望が提出されています。地方の駅に設置されるまでには、まだまだ長い時間を要するとは思いますが、地道な運動を続けていかなければならないと思います。福祉部ではホームドアをはじめ、駅利用の際の問題点や要望、その他鉄道に関するご意見を募集しています。 各支部長さんは会員の要望をとりまとめ、福祉部部長または事務局長(堀口俊二)までお寄せください。なお締め切りは、9月末日とさせていただきます。

福祉部 埜村和美

福祉講演会報告


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 今年3月11日に発生した東日本大震災は、マグニチュード9、0という観測史上4本の指に数えられる強さで、その後に起こった津波は主に海岸線を中心に、美しい自然や人々の生活そして産業までもを奪い去り、福島県の原子力発電所の事故は、日本の将来にも大きな不安を残しました。
今年度の福祉講演会は、山梨県社会福祉協議会福祉振興課 課長補佐 御代田成人氏を講師にお招きし、「東日本大震災における、山梨県社会福祉協議会の取り組み」 〜岩手県釜石市の災害ボランティアセンターの支援と取り組み〜と題し、現地での貴重な体験を聞きました。以下に講演内容を、簡略に記します。

 阪神・淡路大震災以来、民間のボランティア活動の気運が高まり、山梨県社会福祉協議会は全社協の任命により、神奈川県 横浜市 川崎市とともに、釜石市の災害ボランティアセンターの支援に当たりました。そこでは、被災者からのボランティアの要請とその派遣のコーディネイト、ボランティア受け入れ前のオリエンテーションの開催、生活福祉資金の貸し付け業務やセンターからの情報発信作業などがおこなわれ、震災発生直後から現在に至るまで、円滑な運営に協力してきました。
避難所では、震災発生後1ヶ月経過すると、1週間ごとにそのニーズが変わり、不自由な中でのニーズの聞き取り調査や、支援の調整に苦労されたようでした。そして避難所生活から仮設住宅での再出発に移行するまでの間、センターの存在は被災者の心に寄り添い、自立へのサポートに大きな力となっていたようでした。
また阪神・淡路大震災で被災した視覚障害者の、被災時や避難所での不自由さを記した資料からは、日頃の近隣の人との付き合いの大切さや、居住地の避難所の確認、そして避難所での情報の音声化や障害者を交えての防災訓練の必要性を、強く感じました。
御代田先生は、山梨県小瀬スポーツ公園の武道館を会場にした、一時避難所で使われた段ボールの仕切りや食卓を持参してくださり、有事の際にも忘れてはならないプライバシーの保持や、細かな配慮を提供してくれた地元企業や、生活面で援助した地域住民の応援も大きかったことを、再認識しました。

福祉部 埜村和美

障害者福祉サービスのご案内(平成23年度版)


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 このパンフレットは、山梨県福祉保健部が作成した、在宅で生活する身体障害者等を対象とした福祉サービスの概要について記載したものです。
電子版は山梨県のホームページをご覧下さい。墨字版・点字版につきましては、事務局までお申し付け下さい。

音声ブラウザをお使いの方へ、次の福祉サービス 平成23年度版記載ページは別窓で開きます。音声に乗らない場合は(F5キー)を押してください。

福祉サービス 平成23年度版

支部便り 甲斐支部


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支部長 堀口 俊二

甲斐支部では5月1日(日)に定期総会を行い、市当局への要望活動、研修会の実施など本年度事業について話し合いました。このうち、要望活動については昨年度ほとんど前進が見られなかったので、今年度もほぼ同じ内容で継続的に運動を進めていくこととなり、去る8月9日、岡部 副部長さんとともに移動環境の整備や日常生活用具指定品目の拡大などを中心に、市の福祉課を訪ね要望書を提出してきました。東日本大震災や世界的経済不況など閉塞感が強まっている中ではありますが、視覚障がい者の自立や社会参加の促進のためには粘り強い活動が必要かと考えます。
一方、研修会については日本点字図書館を見学してみたいとの会員からの希望があり、日程等調整の結果、8月3日(水)に東京ヘレンケラー協会の見学と合わせて実施することとなりました。午前中に訪れたヘレンケラー協会は1948年ヘレンケラー女子の2度目の来日を機に創立され、ヘレンケラー学院(あはき師養成)、点字出版所、点字図書館の三つの施設を中心に各種サービスが行われていますが、今回は点字出版所をメインに見学しました。最新式のインターポイント方式の点字印刷システム、従来より使用されている固形式点字印刷機などを見せていただき、大量印刷のダイナミックさに圧倒されました。
午後訪れた日本点字図書館では、点字図書や録音図書の製作過程や2万数千タイトルに及ぶ点字図書を収納する書庫を見せていただくとともに、1940年創立以来図書館運営に情熱と心血を注がれた本間前館長のお話をうかがい、先人への感謝の念を新たにすると同時に歴史の重さを痛感しました。見学先の立地条件から行き帰りは電車での移動となり、やや心配もありましたが、ガイドの方に支えていただき無事見学を終えることができ、次回の企画にも少し自信が持てたような気がします。この場を借りて心よりお礼申し上げます。


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