メニューを飛ばし本文へジャンプ

過去の情報はこちらから

山梨県視覚障害者福祉協会 情報



平成24年3月16日発行
山梨県甲府市北新1-2-12
TEL 055-252-0100
FAX 055-251-3344
JBニュース音声ナビゲーション TEL 055-255-6162
http://yamashikyo.sakura.ne.jp
発行責任者  長澤  誠 編集責任者  堀口 俊二

甲府駅南口修景計画に対して要望


先頭に戻る
目次へ

会長 長澤 誠

 山梨県と甲府市では、甲府駅南口の修景計画を進めていますが、この地域は、公共交通機関の発着点であり私達が会議や研修会においてよく利用し、また様々な商業が集積している地域でもありますので、障害の有無に関わらず日常的にも重要なエリアであります。このため、県と市が進めている計画に対し、本会としても、甲府支部と共に、本会顧問の土橋県議と、甲府支部顧問の鈴木市議のお二人に紹介議員として同行していただき、去る2月8日午後1時から山梨県の酒谷県土整備部長に、また3時から甲府市の薬袋都市建設部長に「甲府駅南口修景計画にともなう、視覚障害者の移動環境の整備について」要望書を提出いたしました。

要望事項の主な内容は、
甲府駅南口修景計画策定に対して、障害者団体との協議を開催してください。
歩道にはみ出した放置自転車は、障害者にとって危険な障害物となっています。駐輪場の整備や、自転車等の放置禁止区域の指定を、検討してください。
駅周辺の商店街を積極的に利用できるように各商店の入り口に、その商店の音声案内を設置してください。
甲府駅北口に設置されています音声式誘導装置を、駅南口の各施設に設置してください。とくに、バス乗り場への誘導装置は、必ず設置してください。 現在のバスターミナルの構造は視覚障害者には、非常に解かりにくい構造となっています。他のターミナル駅などを参考にして、安全で利用しやすい構造にしてください。
補助犬のための排泄スペースを、公衆トイレの近くに設置してください。
等々であります。

これらの要望に対して酒谷県土整備部長も、薬袋都市建設部長も異口同音に、「24年度からの計画策定の段階において、皆さんの意見が反映できるよう前向きに検討していきたい。」との回答をいただきました。県都甲府市の玄関口といえる甲府駅南口の修景計画が、いつでも、誰でも、容易に利用できる、ユニバーサルデザインの考えに基づいて推し進められるように、心から祈らずにはいられません。

平成24年度定期総会並びに第1回役員会開催のお知らせ


先頭に戻る
目次へ

事務局長 堀口 俊二

1 平成24年度定期総会について

次の通り社団法人山梨県視覚障害者福祉協会平成24年度定期総会を開催致します。新しい一般社団法人定款案など重要な議題の審議が予定されています。会員の皆さん是非ご出席下さいますようお願い致します。総会の進行の効率化をはかるため事前に資料をお送りしますので、総会前に充分読んでおいていただければ幸いです。又、やむを得ず欠席される方は資料に同封される委任状をご提出下さい。

日時 4月15日(日)
受付 9時30分、開会10時
会場 県ボランティアNPOセンターホール
主な議題
 1 平成23年度事業報告ならびに収支決算報告の承認に関する件
 2 平成24年度運動方針・事業計画(案)ならびに収支予算(案)の承認に関する件
 3 一般社団法人定款(案)の承認に関する件
 4 一般社団法人移行手続きに関する件
 5 日盲連関東ブロックグランドソフトボール山梨大会準備に関する件
 6 第65回全国盲人福祉大会(千葉県大会)参加に関する件
 7 その他

2 平成24年度第1回役員会について

定期総会終了後、役員会を次の日程で行います。役員の方は必ず出席くださいますよう宜しくお願いします。

日時 4月15日(日) 午後2時〜4時
会場 県ボランティアNPOセンター3階学習室2
主な議題
1 平成24年度役員体制の確認に関する件
2 各部活動計画に関する件
3 情報原稿担当に関する件
4 広報「うるおい」の原稿担当に関する件
5 県等への要望事項の確認に関する件
6 新法人移行手続きに関する件
7 日盲連関東ブロックグランドソフトボール山梨大会準備に関する件
8 第65回全国盲人福祉大会(千葉県大会)参加に関する件
9 その他
10 情報交換

第46回日本盲人会連合関東ブロック協議会千葉県大会報告


先頭に戻る
目次へ

事務局長 堀口 俊二

標記の大会が去る3月4日(日)〜5日(月)の両日、千葉県千葉市のホテルポートプラザ千葉において開催され本会からは会員・付き添い計21名が参加しました。4日の午前7時にバスで甲府駅を出発、富士山駅経由で約4時間の移動となりましたが、懇親会用の合唱の練習などエネルギッシュに行い、懐かしい歌声喫茶の気分に浸りながら和気藹々のバス旅となりました。チームワークの良さと気持ちの良い空腹感を感じながら11時15分ころ会場に着きました。
大会は13団体約550名参加の下、午後1時より始まり、式典、講演に引き続き生活、バリアフリー、職業、青年、女性の五つの分科会に分かれ熱心な協議が行われました。また、5時過ぎからは団体長会議や座長会議が行われ、その後の懇親会では、他団体との交流を深めながらくつろいだ一時を過ごし1日目の日程を終えました。講演は元NHKアナウンサー宮田修氏による「報道の現場を離れて思うこと」というもので、さすがプロのアナウンサーならではの巧みな話術に会場全体が引き込まれ、参加者一同皆聞き入っていました。なお、分科会の内容については各分科会報告をご覧下さい。
2日目は午前9時より11時まで全体会が行われ、分科会報告、関東ブロック協議会報告、日盲連情勢報告に引き続き、大会宣言案・決議案が一部修正の上採択されました。 情勢報告の中で最大の話題は、かねてより民主党が掲げていた「障がい者総合福祉法」制定が見送られ、厚生労働省から「障がい者自立支援法」を一部 手直しした「障害者総合支援法」が今国会に提案されるであろうというものでした。昨年8月に障がい者制度改革推進会議総合福祉部会でまとめた提言がほとんど盛り込まれていないとのことで、今後国会の動向を注視するとともに、「障がい者総合福祉法」制定と「障がい者権利条約」批准に向けさらに声を大にした運動を進めていかなければならないものと痛感しました。最後に次回開催県である茨城県から挨拶があり会を閉じました。来年度の大会は3月3日(日)〜4日(月)開催予定とのことです。
以下に決議された要望事項を要約して記します。

・障害基礎年金の大幅増額と視覚障がい者の特急料金の割引及び身体障害者手帳提示による高速道路料金のすべての車両への割引適用
・重度心身障がい者医療費助成制度における償還払いの廃止と代理受領の実現
・選挙公報完全版の点字化、音声化、拡大文字化、音声コード化
・視覚障がい者入院時におけるホームヘルパーの利用範囲の拡大など、法制度整備
・同行援護制度における支給料の格差是正とサービスの弾力化及び「障がい者総合福祉法」へのスムーズな移行
・駅の電光掲示を受信できる携帯電話の開発と視覚障がい者が使用しやすいスマートフォンの開発及び公的機関ホームページのアクセシビリティの改善
・音響式信号機、誘導ブロック、エスコートゾーンの設置拡大及び歩道と自転車道の分離と自転車のマナー向上にたいする対策
・ホーム柵や内方線付き点字ブロックの設置拡大の推進とホーム上への駅員配置
・社会のユニバーサル化の一環として、蝕察で判別しやすい紙幣の改良と切れ込みを入れたバリアフリーハガキの発行
・テレビ音声の受信できるラジオの開発と緊急放送画面の音声化及び解説放送の拡大
・未開封賞品のバーコードが安定して読めるよう、バーコード位置の標準化
・無資格業者の一掃と公的機関における視覚障がい 有資格者の機能訓練指導員やヘルスキーパーの優先的な雇用推進
・中途視覚障がい者を含むすべての視覚障がい者の就労を促進するため、視覚障がいに 特化した就労支援センターの設置

帰りは昨年同様あいにくの冷たい雨でしたが、バスでの移動だったためそれほど濡れることもなく全員無事帰路に着くことができました。2日に渡り私たちの移動等アシストして下さったガイドヘルパーやボランティアの方々、有難うございました。この場を借りてお礼申し上げます。

生活分科会報告

福祉部 埜村和美

 生活分科会は、笹川吉彦日盲連会長と鈴木孝幸情報部長を助言者に、100余名の出席者を集めて開会しました。承認された議題は、次の通りです。

1 障害基礎年金を1級月額12万円以上、2級10万円以上に引き上げることを要望する。
2 重度心身障害者の医療費助成制度を償還払いを廃止し、代理受領にすることを要望する。
3 高速道路料金の割引を、障害手帳の提示により認めることを要望する。
4 災害時の非難マニュアルの確立を要望する。
5 入院時のホームヘルパーの、利用範囲の拡大を要望する。
6 選挙公報の点字版、音声版、及び、拡大文字版の発行を要望する。
7 特急料金の、障害者割引制度への適用を要望する。
8 ホームページの、バリアフリー化の促進を要望する。
9 同行援護の格差是正と、サービスの弾力化を要望する。

バリアフリー分科会報告

藤野 ます子

バリアフリー分科会では、18議題が提出され、この議題を3項目に分け、討議されました。

1 安全な移動確保について(JR関係)
・ホームドアの設置ならびに内方線つき点字ブロックの設置について。
・安全管理のための人員配置について。
2 道路環境整備
・点字ブロック・エスコートゾーンの設置拡大。
・音響信号機の設置拡大。
・夜間でも利用可能な、音声信号機を開発してほしい。
・音声式信号機の「ピヨピヨ」と「カッコウ」の音声誘導について、東西南北により、使い分けるようルール化されたい。
3 情報技術にかかわる、バリアフリー
・公的機関の、ホームページを視覚障害者にも利用できるようアクセシビリティーのさらなる、改善を要望する。
・テレビの緊急放送の、音声化を要望する。
・ラジオによる、地上デジタルテレビ音声が聴取できるよう要望する。
・視覚障害者にも、判別しやすいように、紙幣のユニバーサルデザイン化を要望する。

などでした、活発な意見交換がおこなわれ、すべての議題が採択されました。情報としては、音響信号機より音声信号機の方が安く設置できるとのことでした。 私たち視覚障害者を取り巻く問題は山積していますが、要望事項に優先順位をつけ、地道に声を上げていくことが生活環境の改善につながるのではないでしょうか。

職業分科会報告

職業部長 広瀬清敏

職業分科会では12の議題が提出されました。
 毎年半数近くをしめる無資格の問題につきましては今年は2題でしたがその内容は大きく異なり茨城からはカイロ整体等の無資格者に一定の条件をつけて厚生労働大臣免許を与え取り締まりしやすくするため、あはき法の改正を要望していました。
 山梨からは国会内で永年営業している無資格業者の実態がありましたが衆議院会館と参議院会館にある治療施設の契約期間が終わり再契約を機に両施設とも有資格あはき師が入ったそうです。一つの大きな成果かと思います。
 一番多かったのは公共施設へのヘルスキーパーや介護施設への機能訓練指導員の優先採用を望むもので5題の提出がありました。
 就労支援施設につきましては3題の提出がみられ千葉からは中途視覚障害者の職場復帰のための支援施設の設置の要望がありました。
 栃木からは関ブロ各団体は7団体とどのような活動をしているのか教えて欲しいとの申し入れがあり各団体それぞれの取り組みが紹介されました。川崎市からは就労拡大のため同行援護を利用できるようにとの要望がありました。12の議題は承認され熱心な討議は終了しました。

青年分科会参加報告

長澤 誠

青年分科会では、提出議題を討議するのではなく、講演会形式で進められました。今回は、昨年9月に発売されて好評となった「プレクストークリンクポケットの操作方法と、サピエ図書館の利用について」でした。講師はシナノケンシの横井紗由里先生で、参加者は付き添いも入れて38名でしたが、デモ機が4台だけでしたのでせっかくの体験の機会が少々物足りない気がしました。
お話が終ってから質問の時間もありました。ここで、講演の主な内容を要約して紹介いたしましょう。先ず、本機を使ってインターネット上にあるサピエ図書館を利用するには、サピエに登録してIDとパスワードを取得した上で検索や再生、ダウンロードが可能となります。サピエには、27000タイトルの書籍がありますが現在全てをダウンロード出来るわけではありません。いずれ出来るようにして行くとのことであります。本体には8GBのメモリーが搭載されていてダウンロードした書籍を情報として保存しておくことが出来ます。本機は、市町村によって多少異なりますが日常生活用具に指定されていて貸与年数は6年だそうです。
私は、プレクストークリンクポケットについての講演をお聞きして、パソコンを使わないで直接サピエへアクセスしたり、本体が携帯型なのでいつでもどこにでも持って行くことが可能という便利な機器が開発された事に大変感心させられました。

女性分科会に参加して

市瀬 英子

 女性分科会では「災害時その時あなたは」をテーマに討議されました。最初に各県ごとの報告、その中で、昨年起きた大震災の体験が切なく語られました。外出先では携帯電話が繋がらない、電車やバスなど交通機関はマヒ状態、タクシーは長蛇の列。そんな中で不安と戦っていた人たち。それでも盲導犬と歩いている人たちは、それだけでずいぶん癒されていたそうです。
 自宅に居た人たちは、不安に耐えながらもベッドの下に潜ったり、ものが倒れないようにおさえていたり、家族や近所の人たちの声がけで、とても心強かったようでした。
 防災非常袋やリュックなど、日頃から準備しておく事、普段使っている公共機関やセンターなどの非常口や階段を歩いて見て置くこと。ご近所又は仲間作りが大切だということなどを皆さんで確認し合いました。
 要望としては、各県や市に福祉避難所を設けて欲しいことがあげられました。多数の人が、地域の避難所には行かずに自宅に居たいと望んでいるようです。
 間もなく東日本大震災から1年です。改めて防災グッズをチェックして見ませんか?

ボランティアNPOフォーラム2012を終えて


先頭に戻る
目次へ

職業部 部長 広瀬 清敏

 去る2月19日(日)「いきいきボランティア!元気にNPO!震災復興元年〜結びあい広げよう新たな絆〜」のテーマのもとマッサージスタッフ11名・サポートスタッフ4名の体制で2階多目的スペースにおいて午前10時頃スタートし、60名の患者さんを治療することが出来ました。
私ども山視福協職業部が汗を流し地域の皆様に喜んで頂ける行事を無事終わることが出来ました。サポートスタッフの皆様、マッサージスタッフの皆様有り難うございました。

・丁寧なマッサージで心も体もすべて安らぎ軽くなったような気がします。有り難うございました。
・首・肩がすごく楽になりました。
 など感謝の声がたくさん寄せられました。

研修会と閉校式を終えて(女性部)


先頭に戻る
目次へ

部長 返田 順子

 2月26日、今年度、最後の研修『楽しく歌おう』を講師に藤原節子先生を招き、行いました。ヘルパーさんも含め、26名の参加となりました。より、素敵に歌う時のポイントは。

1 腹式呼吸で、力を抜いて、お腹から声を出すこと。
2 笑顔を意識して歌うこと。
3 言葉を大切に、相手に歌詞がわかるように、届けるように歌うのが良い。
4 お互いが出している音をよく聞き合うこと。
などを学びながら斉唱あり、合唱ありと10時から11時半までみんなで楽しく歌うことができました。

11時半から閉校式に移り、一年間の事業報告、来年度への希望などを聞いたあと女性部の誕生について簡単に振り返りました。最も活発だった頃は毎月のように研修が行われ忙しかったけれどとても充実していたそうです。来年度もより楽しく元気な女性部でありたいとみんなで確認し閉校式を終わりました。来年度も引き続きよろしくお願いします。

平和通り甲府署前歩道橋の工事のお知らせ


先頭に戻る
目次へ

 今年の6月29日までの間、平和通り甲府署前の歩道橋の市庁舎側 角の北側へ昇降する階段を撤去するため、通行が出来なくなります。迂回路として、東側への昇降階段を利用出来ますが、 市庁舎 西南角から約40mの間の歩道も工事のため狭くなっています。できれば、反対側(西側)の歩道をご利用下さい。

山梨県障害者スポーツ大会


先頭に戻る
目次へ

 標記大会の参加者を募集しています。

(個人競技の部)
4月29日(日)水泳・サウンドテーブルテニス
5月12日(土)陸上・フライングディスク
参加資格 身体障害者手帳の交付を受けた方
申込方法 4月20日(金)までに県保健福祉事務所・市福祉事務所・又は山視協事務局へお申込下さい。
詳しいことをお知りになりたい方は事務局までお願いします。

支部便り 峡南支部


先頭に戻る
目次へ

峡南支部長 井口 貞子

支部便り「あの日に帰りたい」
故長谷部薫先生が設けて下さいました盲人会の時代は、峡南支部は会がある度ににぎやかで活気だっていて楽しい会でした。特に、中央に集まる時など身延線の中はお祭り騒ぎで、今度はだれが乗ってくるかというように、当時は開けることができた窓を覗いては弱視や付き添いの人々の間で「ご苦労さん」という大声の挨拶が飛び交っていたものでした。帰りは帰りでまたまたにぎやかで、今日の講師は良かった、また、だれだれは良い意見を述べてくれたとか話に花が咲いていて、皆名残惜しく下車していきました。皆支部長についてゆき、意見交換も活発で楽しかったことを覚えています。
私が支部長になる前は視協と業会と同じ支部長でした。たまには話が脱線することがあって「視協と業会と一緒にするな」という意見が出て、私の時から別々になりました。それでも小言をいう人がいました。それなら中央の会にいうように進めれば「つまらない」の一言です。「それだから中央の会に出て意見を述べてほしい、支部長一人ではどうにもならない」といえば「やめる」といってやめてしまう人もいました。今は会員も10名で高齢化が進み、「まあ頼む」といって出かけられない人ばかりです。また、「身延へ行くより甲府の方が近い」という人がいます。腹が立つからそれきり誘いません。
私も年、だれかに支部長を譲りたいけれどどうにもならず今に至っています。なるようにしかならないと割り切りながら、楽しくやっていこうと思い直しているところです。


先頭に戻る
目次へ
過去の情報はこちらから