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山視協だより  平成26年12月号


第12号 平成26年12月14日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
支部行事に参加して・・・・・2
今月の動き
文化祭に参加して・・・・・3
今後の予定
第3回役員会及び第6回60周年記念事業実行委員会開催について・・・・・3
トピックス
今月は、各方面で活躍されている方がそれぞれの分野で受賞・・・・・4
各部より
体育文化部 年間事業を終えて・・・・・5
北杜支部・・・・・7
グランドゴルフクラブ活動報告・・・・・8
井口靖也選手サウンドテーブルテニス三冠達成・・・・・9

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

支部行事に参加して


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会長 長澤 誠

去る11月30日(日)、私の属する甲府市視覚障害者協会(市瀬實会長)では、レクレーションとして研修会を兼ねた日帰りのバス旅行が行われ参加いたしました。 今回は、東京都北区にある北区防災センターに於いて「防災について」の研修でありました。今月はこのことを少し書いてみたいと思います。
研修の内容は、「地震体験」、「煙体験」、「消火器体験」でした.このうち、「地震体験」では、阪神淡路大震災や、東日本大震災等、過去に起こった大地震の震度を起震装置で再現し、震度4から震度7までの揺れの激しさと恐ろしさを体験しました。「煙体験」では、「煙は空気より軽いので、出来るだけ体を低くして非難することがポイント」と、説明された後、化粧粉を煙のように充満させた部屋を出口に向かって非難体験をいたしました。また、「消火器体験」では、施設の庭に出て、初期消火に欠かせない消火器の使い方を実際に体験いたしました。消火器の中の消火薬はわずか10数秒しか持たないため火元に確実にかけることが必要で、実際に火事になってしまった時にはとにかく大声で「火事だぁ!」と叫び周囲に知らせることと、いち早く119番通報することが重要であることを強調しておりました。
私は、この研修会に参加して、いつ発生しても不思議では無いと言われている災害時に備え、心がけておかなければならない大切なことを学べましたことは大変有益でありました。
研修終了後、一行は西銀座のお寿司屋さんで豪華な昼食をとり、それぞれが和気藹々の話題に花を咲かせ、其の後、葛飾区に移動して、「虎さん記念館」や、柴又帝釈天参道散策等で暖かな午後のひと時を過ごし帰路につきました。

今月の動き

文化祭に参加して


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返田順子

11月23日、第46回文化祭が、ライトハウス研修室にて行われました。10時から12時までは朗読と語りで、詩やエッセイ、民話、自分の考えたことなどなど、笑いあり、驚きありの2時間でした。昼食では、「わの会」の皆さまが用意してくださった紅茶やコーヒーなどいただき、ほっとするひと時でした。
午後の最初は、会員が投稿した川柳について、望月たかみ先生から、あれこれ楽しいアドバイスがありました。日常の中で、ホロっとしたり、共感したり、思わず笑ってしまうなどの視点で、川柳作りをしてみませんか、というお話でした。とても参考になりました。
続いて、県立文学館の学芸員、高室裕子さんによる村岡花子についての講演では、山梨で教員をしていた時、どんなに生徒がかわいかったか、という部分がとても印象的でした。
今年の文化祭は、ボランティアセンターが使えないということで、少し参加者が少ないようでしたが、フレッシュなビタミンを心にたっぷり吸収できた秋の一日でした。

今後の予定

第3回役員会及び第6回60周年記念事業実行委員会開催について


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事務局長 堀口俊二

既にご案内の通り標題の二つの会議を12月21日(日)に次の日程で行います。年末の何かとお忙しい折かと思いますが、関係の方々には必ずご出席下さいますようよろしくお願い致します。やむを得ず出席できない方は予め事務局までご一報下さい。

1 第3回役員会

日時:12月21日(日)午前10時
会場:県ボランティアNPOセンター3階学習室2
主な議題
(1)経過報告
(2)年度末に向けての事業に関する件(事務局、各部)
(3)関ブロさいたま市大会提出議題に関する件(報告)
(4)県障害福祉課への要望に対する回答に関する件
(5)山障協を通じての平成26年度県施策に対する要望事項に関する件
(6)自民党を通じての平成26年度県施策及び予算編成に関する各種団体要望事項に関する件
(7)60周年記念福祉大会表彰及び感謝状に関する件
(8)関ブロさいたま市大会参加に関する件
(9)第68回全国盲人福祉大会参加に関する件
(10)その他

2 第6回60周年記念事業実行委員会(拡大実行委員会)

日時:12月21日(日)午後3時
会場:県ボランティアNPOセンター3階学習室2

なお、当日は担当ごとの話し合いの時間が取れませんので、それぞれの担当責任者には事前の打ち合わせをするなど臨機応変に対応していただき、当日の全体会への提案がスムーズに行えますよう、準備の方よ ろしくお願い致します。

トピックス

今月は、各方面で活躍されている方がそれぞれの分野で受賞


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今月は、各方面で活躍されている方がそれぞれの分野で受賞されたといううれしいニュースが届いておりますので紹介し、皆さんとともに慶びを分かち合いたいと思います。受賞された方々、おめでとうございます。

平成26年度山梨県県政功績者表彰受賞者 長澤誠さん
平成26年度県知事表彰(援護功労者) 井口靖也さん
平成26年度県知事表彰(自立更生者) 菊島巧さん
日本盲人会連合主催第40回全国盲人文芸大会短歌の部第1位入賞 埜村和美さん
日本視覚障害囲碁普及会より感謝状(9路盤普及と健常者との交流推進) 山梨県視覚障がい者囲碁楽会会長 中村秀文さん・山梨ライトハウス

各部より

年間事業を終えて 体育文化部


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体育文化部部長 埜村和美

体育文化部では4つの事業を中心に今年も会員皆様の参加を呼びかけてきました。まず7月第1日曜日に開催したのは、点字競技会とこの2年にわたり実施しているパソコン競技会です。視障者の大切な文字である点字への認識を深め、また近年新しい情報機器として使用者が増えているパソコンを使っての3つの種目の正確さと速さを競うものです。午前の部の2つめはフリートークで、私たちの身近な問題についての意見発表に続き、これに対する会場からの提案を出してもらうものです。今年のテーマは、『視障者が行事参加する時の問題点について』で、白杖・盲導犬・同行援護利用者それぞれの状況や、工夫している点などについて話しあいを持ちました。午後は芸能発表会で、歌謡曲を中心に歌い手と会場が一体となって盛り上がりました。
 9月第2週に開催された『文学散歩』は、今年は晴天に恵まれ、長野県安曇野にある手で触れる美術館、『碌山美術館』を訪れました。『坑夫』や『労働者』など、指先に伝わってくる筋肉の隆起や堅さに、厳しい労働の苦労が偲ばれました。その後、梨園で触れたラフランスや葡萄のナイヤガラの甘い香りに、初秋の信濃路を満喫しました。これからの文学散歩は、できるだけ体感型のものを企画していきたいと思います。
 10月12日の、3団体交流運動会も青空の下、関係者が早朝より集合し、準備や仲間との再会に、元気な声が飛び交っていました。見えなくても充分楽しめる種目や、単独での参加にもサポートが受けられるので、これからも大勢の会員に体験していただきたいと思います。
 文化祭は今年はボランティアセンターが使えず、ライトハウスに会場を移しての開催でした。10名の朗読と語りは、コラムありエッセイあり童話ありで、それぞれの個性が表現されていました。ゲスト朗読の音声訳者、田中由貴子さんの朗読『裏窓』は、コメディータッチで明瞭な声に大変あっていて、会場から何度も笑い声が聞こえました。午後の文芸選評の講師は今年は川柳の望月たかみ先生で、紹介してくださった川柳の骨法「ずばり切る、ほろり泣かせる、チクリさす、にんまり笑う、ポンと膝を打つ」には、なるほどと感動しました。
文化講演会は『村岡花子の生涯』と題し、県立文学館の学芸課長の高室有子先生を講師にお招きしました。先生は、村岡花子の幼年期から順に解説してくださり、様々な出合いと試練を乗り越えてきた彼女の人生に、今年放映された『花子とアン』を重ねながら、郷土の翻訳家の波乱に富んだ人生をかみしめました。ヘレン・ケラー 来日の際に通訳を務めたことも彼女に親近感を持つエピソードであり不思議な縁を感じました。今年度も会員ヘルパーの皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

支部便り 北杜支部


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支部長 坂本正彦

会員の皆様、師走の忙しい今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。北杜市はもうすっかり冬のよそおいとなって八ヶ岳おろしが体にしみるようになりました北杜支部では、7月に総会および懇親会を開催しました。会員の皆様のお元気な顔を拝見し、うれしくおもいました。普段生活する中でやはりみなさんが関心をもっていたのは情報をいかに取得するかということのようでした。デイジー図書の再生やパソコンでの情報の収集などでした。また、移動のことも話題になりました。北杜市では同行援護事業者がなく移動支援の体制が不十分なことも問題になりました。少しずつですがこれらの問題も解決していくことと思いますがまだまだ先は長いようです。市の関係部署に働きかけていきたいと思います。
今年度も行事が思うようにできなかったことは会員の皆様に対し、申し訳なく思います。また、機会がありましたら会員の皆様と過ごすことができるようにしていけたらよいと思っています。
少し、今回は私の体験を書きます。11月3日にサイトワールドにでかけました。とてもたくさんのコーナーがあり一日があっという間に過ぎてしまうほど充実感がありました。そのなかに歩行を助けてくれる道具がありました。それはパームソナーというもので、堀口事務局長も使用されている道具です。さっそく市役所の福祉課に問い合わせました。日常生活用具になっているか確認しましたが残念ながら非該当でした。山梨県内の市町村ではまだ採用されていないので本市では採用しないとのことでした。それでもこれは必要なものと思い購入しました。まだ、使い始めて日があさいのですが便利に使えると思いました。足元は杖を使って確認できますが、顔の前などは障害物が確認できませんでした容易に安全を確認できるように なり、安心して歩けます。屋内の中ではいろいろなものがあちらこちらにあるのでそれらを確認しながら歩くことができ、ぶつかることがだいぶ少なくなってきました。狭いところを移動するときなどとても助かっています。だんだんなれてくると歩く速さも上がって楽に歩行できるのではないかと感じています。全国的にもまだ数市なのですが日常生活用具にてきようされているところがでてきています。山梨県内の市町村でも早く採用されることを望んでいます。また、皆様の中にも便利なアイテムをお持ちの方がおられましたら教えていただければ嬉しいです。まだまだ冬の入り口で寒さに慣れていないのでお体にお気をつけお過ごしください。

グランドゴルフクラブ活動報告


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部長 戸澤清茂

グランドゴルフクラブでは、今年も以下の会を催し、多くの方々と親睦を深めながらグランドゴルフを楽しみました。

1 山視福協会員と青い鳥奉仕団とのグランドゴルフ大会
6月1日(日)県立盲学校グラウンドにて、山視福協会員16名、青い鳥奉仕団20名、計36名に優和福祉専門学校学生ボランティア4名を加えて総計40名で和やかにプレーすることが出来ました。プレーは8ホールを各自が1回まわり、打数が少ないことが良しとする競技です。クラブでボールを打つが行き先はボールに聞いてと言っている声があちらこちらで聞こえました。競技終了後は、昼食、成績発表をして互のプレーを思い出して会談に花が咲きました。
2 山視福協会員とわの会とのグランドゴルフ大会
11月9日(日)県立盲学校グラウンドにて、山視福協会員15名、わの会17名、計32名にボランティア3名を加えて総計35名で和やかにプレーすることができました。8ホールをそれぞれのスキルを発揮し、音を合図にボールを打っていました。毎年、山視福協会員の技術が向上し、各自が創意工夫している様子が伺えました。競技終了後、昼食、成績発表をしましたが、ホールインワンをわの会の女性会員が達成して歓声の中で大会を終了しました。

来年度も交流の輪を広げながら楽しい会にしていきたいと思いますので、関心のある方は気軽にご参加下さい。

井口靖也選手サウンドテーブルテニス三冠達成!!


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サウンドテーブルテニスクラブ 部長 酒井弘充

 毎年、サウンドテーブルテニスにはいくつかの大きな大会が全国で開催されています。その中でも三大大会と呼べるのが以下の3つの大会です。9月に東京都で開催された第10回全国視覚障害者卓球大会。10月に長崎県で開催された第14回全国障害者スポーツ大会。そして、11月に千葉県で開催された第28回関東ブロックサウンドテーブルテニス大会です。
 そして、このたび、井口靖也さんがサウンドテーブルテニス三大大会でいずれも優勝し、三冠を達成しました。
 先月行われた関東ブロック大会では、4人総当たりの予選リーグを危なげなく勝ち抜き、決勝トーナメントも次々と各予選リーグの勝者を倒し、優勝を収めました。さらに、今回の大会では、予選リーグ、決勝トーナメントを含め、すべての試合で1ゲームも落とさないオールストレート勝ちという素晴らしい成績で、サウンドテーブルテニス三冠の名にふさわしい栄冠を手にしました。
 今回の大会での井口選手は、サービス、リターンどれをとっても安定 感抜群ですばらしい試合運びでした。私も準々決勝でストレート負けをしましたが、試合中ひとつひとつのプレイでとても歯が立たないなと感じながら試合をしていました。おそらく、対戦したほとんどの選手にそのような印象を与えたのではないでしょうか。
 今後のますますの活躍を信じつつ報告とさせていただきます。

編集後記


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事務局長 堀口俊二

今年もあとわずかになってしまいました。クリスマス、年賀状作り、大掃除など何かと気ぜわしい歳末ですが、若い頃に覚えた非日常に対する何ともいえない胸騒ぎのようなものをいつしか感じなくなってしまっている自分にちょっぴり落胆しているこのごろです。ところで、今月号はトピックスでご紹介した各種受賞やSTTクラブでの優勝報告などうれしいニュースが目白押しでした。年の締めくくりに、明るく晴れやかな気分を運んでくださった方々に改めて拍手を送りたいと思います。来年が皆様にとりまして良い年でありますようお祈りします。


     山視協だより  平成26年12月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   長澤 誠
      編集責任者  事務局長 堀口 俊二
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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