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山視協だより  平成26年8月号


第8号 平成26年8月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
第2回改正検討委員会(第1回部会)の開催・・・・・2
今月の動き
らくらくフォン、らくらくスマホ体験会報告・・・・・3
今後の予定
第2回役員会・第5回60周年記念事業実行委員会開催・・・・・4
福祉部講演会のお知らせ・・・・・6
体育文化部より文学散歩のご案内・・・・・6
「寿の集い」開催のご案内・・・・・7
体育文化部より運動会のご案内・・・・・8
パソコンクラブよりサイトワールド見学のご案内・・・・・8
各部紹介
福祉部の紹介・・・・・8
山梨市支部から・・・・・9
トピックス
サピエ図書館ではこんなサービスも!・・・・・10
事務局より
アビリンピック山梨参加者募集・・・・・11
第38回全国盲人将棋大会参加者募集・・・・・11
編集後記・・・・・11

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

第2回改正検討委員会(第1回部会)の開催


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会長 長澤 誠

先月の「山視協だより」で紹介いたしましたが、従来の「山梨県障害者幸住条例」を見直すことになり、標記、第2回改正検討委員会・第1回作業部会が、去る、7月28日(月)に県防災新館会議室において開催されました。会議では、先ず、早川委員長から、「具体的な論議になる。率直な自分の経験なり、いろいろな観点から意見をいただければと思う。」と挨拶があり、議事に入りました。以下に、議事の内容を要約して紹介いたしましょう。

1 「前回の委員会における確認事項等について」 ここでは、事務局(県障害福祉課担当者)から、「前回の委員会で各委員から出された意見をまとめると、@条例改正をすすめるにあたっての考え方と、A条例の内容であった。@では、障害のある方や障害者関係団体から広く意見を求めること。障害のある人の現状をしっかり把握認識することが大切である。Aでは、就労や福祉サービス、罰則規定、条例の名称の変更等についての意見が多かった」と発表されました。
2 「条例に規定すべき障害者福祉施策について」 提出された資料から、現在までに制定された千葉県をはじめ、北海道、京都府、沖縄県等と、従来の本県の幸住条例との、特徴の比較説明がありました。「今後、現行の幸住条例に規定する障害福祉施策を基本として内容の見直しを考えて行く。新しい条例の柱となる共生社会の実現と、障害のある方への、差別解消の観点から、さらに必要な規定があるなら意見をいただきたい。」と事務局から発言がありました。このことについて、障害当事者をはじめ、教育関係者、福祉従事者等から貴重な意見が出されました。
3 「障害者に対する差別解消の規定について」 事務局から、「障害のある者がどのような差別・不利益を受けているのか」、山梨県・長野県・京都府で行われたアンケート調査の結果の概要について説明がありました。また、「障害者に対する『差別解消』の規定の考え方」として、「障害のある方々が、生活の様々な場面で差別や不合理なことがある事実を踏まえ、福祉サービス分野、医療分野、教育分野、建物・公共交通機関等移動分野などのように、分野ごとに差別解消について、規定することが必要ではないか。具体的で効果的な条例にしたい。」と事務局から考え方が示されました。これに対し、障害当事者から、「分野ごとに規定していただけることに賛成である。」と発言がありました。
4 「その他」 事務局から、「山梨県障害者幸住条例改正スケジュール案」として、8月から10月の毎月末に、部会または全体会を開催予定。また、検討委員会とは別に7月末から9月にかけて、障害者自立支援協議会等障害者関係団体等と連携を取り、『障害者の現状把握』のため、各地区の方々の意見を聞いていく。さらに、アンケート調査や10月上旬にシンポジュームを、11月下旬にパブリックコメントを予定している。」と説明がありました。

今後予定されている検討委員会とは別に開催される、各地区での会合やシンポジューム等には、山視協会員も積極的に参加し、視覚障害の特性や、日常的に遭遇している様々な課題について、意見を出してまいりましょう。真に、障害のある者も無い者も等しく、共に生活出来る住み よい社会が一日も早く到来することを心から期待して参りましょう。

今月の動き

らくらくフォン、らくらくスマホ体験会報告


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事務局長 堀口俊二

去る7月27日(日)午後1時より、県ボランティアNPOセンターにおいて標記の会を社会学級として開催しました。健常者の間ではスマートフォンが情報端末の主流となりつつある中、会員の関心も高く付き添いの方を含め49名の参加がありました。
NTTドコモショップ甲府中央点より6名のスタッフの派遣をお願いし指導に当たっていただきました。前半と後半で時間を区切り、参加者全員が両方の体験をしましたが、スマホを手にするのは初めてで、何の凹凸もないつるつるとした画面に戸惑っていた方も多かったようです。また、携帯に関しても電話以外にはほとんど使っておらず、メニュー選択や文字入力は初めてだという方も多く見受けられました。人数が多かったので、納得のいくまで操作に習熟するという訳には行かなかったかと思いますが、今後の機器導入の参考になったのではないかと思います。また、今後は支部等少人数の勉強会を企画するのも一方法と考えます。これからも年1回程度会全体としての社会学級を計画していきたいと思います。ご期待に沿えるような会が企画できるよう、ご希望のテーマや内容等事務局までお寄せ下さい。

今後の予定

第2回役員会及び第5回60周年記念事業実行委員会開催について


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事務局長 堀口俊二

1 第2回役員会
先月号でもお知らせしましたが、8月31日(日)午前10時より平成26年度第2回役員会を県ボランティアNPOセンター4階視聴覚室にて行います。役員の方には是非ご出席下さいますようお願い致します。都合によりやむを得ず欠席される方は必ず事前に事務局までご連絡下さい。以下は主な議題です。

(1)経過報告
(2)9月〜12月の事業予定について
(3)会のPR活動について
(4)ホームページリニューアルについて
(5)議事録開示内規について
(6)慶弔等内規変更について
(7)職業部体制について
(8)60周年記念事業について
(9)その他
@無資格者撲滅キャンペーンについて
A平成27年度山梨県当初予算への予算化要望について
B次回役員会日程について

2 第5回60周年記念事業実行委員会
標記の会議を8月31日(日)午後3時15分より県ボランティアNPOセンター4階視聴覚室及び会議室1・2で行います。4時までは各担当別打ち合わせ、4時からは全体会となります。委員の方のご出席よろしくお願いします。また、時間が充分取れませんので、各担当ごとに事前の打ち合わせをしておくなど臨機応変に対応していただければ幸いです。なお、やむを得ず欠席となる方は予め事務局への連絡よろしくお願いします。

福祉部研修会のご案内


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部長 市瀬實

 先月号でお知らせしましたように、今年の福祉部講演会は、野澤奈加子先生を講師としてお招きし、計画相談についてご講演戴くことになりました。 ライトハウスに勤務されていらしたという野澤先生は、視覚障害者からの相談にも対応していらしたということで、私たちにとって有意義なお話をお聞きできると思います。1人でも多くの会員・会を支えてくださる方々の参加をお待ちしています。
先月号では時間を午後1時から3時までとお知らせしたと思いますが、次の通り訂正します。

期日 8月31日(日) 午後1時〜2時30分
会場 県ボランティアNPOセンターホール
演題 「計画相談ってなあに?」
講師 甲府市障害者基幹相談支援センターりんく野澤奈加子先生

体育文化部より文学散歩のご案内


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部長 埜村和美

 今年の文学散歩は、彫刻家・荻原碌山の作品を収蔵する美術館を訪れ、手で触れながらの鑑賞と、梨狩りを計画しました。初秋の信濃路に、皆様誘いあわせてのご参加をお待ちしています。

1 期日 9月14日(日)
2 行き先 碌山美術館 原農園
3 会費 会員 4000円  付き添い 3000円
4 申し込み締め切り 8月30日(土) 各支部長さんまでお願いいたします。
日程
1号車 塩山7時20分〜山梨市7時30分〜甲府駅8時〜南アルプス市8時30分==南アルプスIC(中部横断道・中央道・諏訪SA9時40分休憩@A号車合流10時・長野道)安曇野IC==碌山美術館10時50分(手で触れる彫刻等見学)11時50分==大王わさび農場12時(昼食・ショッピング)13時30分==安曇野IC(長野道)塩尻IC==原農園なし狩14時20分(入園食べ放題)15時20分==道の駅小坂田公園15時40分(ショッピング)16時15分==塩尻IC(長野道・中央道・中部横断道)南アルプスIC==南アルプス市17時20分〜甲府駅17時50分〜山梨市18時20分〜塩山18時30分
2号車 富士山駅6時50分〜石和駅7時30分〜甲府駅8時==甲府昭和IC(中央道・諏訪SA休憩9時10分@A号車合流10時・長野道)安曇野IC==碌山美術館10時50分(手で触れる彫刻等見学)11時50分==大王わさび農場12時(昼食・ショッピング)13時30分==安曇野IC(長野道)塩尻IC==原農園なし狩14時20分(入園食べ放題)15時20分==道の駅小坂田公園15時40分(ショッピング)16時15分==塩尻IC==塩尻IC(長野道・中央道)甲府昭和IC==甲府駅17時20分〜石和駅17時50分〜富士山駅18時30分

「寿の集い」開催のご案内


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福祉部部長 市瀬 實

 山視福協では次の日程により、「寿の集い」を開催します。先輩方との交流を通して、元気を分かちあいませんか。尚午前は長寿会総会と、研修会が開催されます。

期日 9月28日(日) 正午〜午後3時
会場 石和町 かんぽの宿石和。
会費 2,000円(付き添いも同額)
参加希望の山視協会員は、市瀬(055−237−1875)まで お申し込みください。なお、詳細は、9月号でお知らせします。

体育文化部より運動会のご案内


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部長 埜村和美

 恒例の秋季三団体交流運動会を次のように開催いたします。お誘いあわせてのご参加をお待ちしています。

期日 10月12日(日) 午前9時30分 受付け 10時 開始 15時終了予定
場所 盲学校運動場 雨天の場合は 盲学校体育館
 申し込み 各支部長さんまで。9月30日(火)までにお願いいたします。

パソコンクラブよりサイトワールド見学のご案内


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最先端機器や日常用品の展示会等が開催されます。 クラブ員以外の山視協会員もご参加いただけます。

日時 11月3日(文化の日)
会場 すみだ産業会館(東京都)

詳細は、次号でお知らせします。

各部より

福祉部の紹介


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部長 市瀬實

 福祉部では山視協会員の皆様の参加協力を戴きながら、次のような諸活動に部員一丸となって取り組んでいます。

@福祉部研修会について。 毎年8月に視覚障害者に関する福祉をテーマとして研修会を開催しています。今年は「甲府市障害者基幹相談支援センターりんく」の野澤奈加子先生を講師にお招きして8月31日午後1時から「計画相談ってなあに?」というテーマで講演会を開催します。
A『ことぶきの集い』について。 これは、『長寿会』の総会のあと開催される敬老会で、長寿会会員とヘルパー、主催者側の山視協会員が一同に会し、交流を深めながらお祝いする行事です。今年は、「かんぽの宿石和」で9月28日に開催されます。
B福祉部が年間を通じておこなっている活動の1つに、交通バリアフリーの啓発運動があります。道路の点字ブロックの点検調査の実施や音響信号機やエスコートゾーンの設置の要望など、各居住地域からの意見を取りまとめ山視協から関係諸機関に提出しています。  福祉部では、会員や福祉部部会から出された提案を受けとめながら、視覚障害者の生活しやすい社会作りのため、部員一同努力していきます。

山梨市支部から


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支部長 埜村和美

 山梨市支部では、本年度は3つの研修を計画しました。第1回目は、8月27日(水)に『ききみみずきんおはなしの会』の三橋功さん・三橋孝子さん・榊原佳美子さんをお招きし、生の語りを楽しむ予定です。
 第2回目は、昨年度実施した『視覚障害者のための福祉機器の学習会』の第2弾として、11月19日(水)に堀口副会長を講師にお願いし、超音波式歩行補助具『パームソナー』・点字ディスプレイ『ブレイルメモセンス』などの体験会を開催します。この研修会につきましては昨年に引き続き、広報に掲載していただく予定です。
第3回目は会員からの要望で郷土食のほうとうを麺から作り、出来上がったほうとうを食べながらほうとうにまつわる思い出話をしあい、冬の一日をゆったり過ごす予定です。指南役には、支部会員であり長寿会副会長の山下静江さんにお願しています。
山梨市では新しい市長が就任し、駅の改修工事の計画もあり、視覚障害者の利用しやすい駅であるよう、要望書を提出しました。その中には、公共施設へのシグナルエイドの受信機設置も含まれています。少人数の会ではありますが、活発に意見の出しあえる、楽しい会にしていきたいと思います。

トピックス

サピエ図書館ではこんなサービスも!


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サピエとは、全国視覚障害者情報提供施設協会が運営する点字・デイジーデータ等の情報を提供するネットワークで、ご利用の会員もかなり増えているのではないかと思います。そこで、今月はこのサピエで最近開始された二つのサービスについてご紹介します。
1 国立国会図書館の点字・デイジーデータが6月3日よりサピエから利用できるようになりました。視覚障がい者の情報環境の着実な広がりを感じます。私たちも利用者として積極的に活用していきましょう。
2 耳で観る映画「シネマ・デイジー」の登録が昨年末から始まり、サピエ図書館からのダウンロードが可能になりました。「シネマ・デイジー」は、映画のサウンドに登場人物の表情や動作、画面の様子を説明する音声解説を付けてデイジー編集したもので、デイジー図書の感覚で映画を楽しめます。8月7日現在94タイトルが登録されています。自宅のデイジー再生器で映画鑑賞なんというのはいかがでしょうか?

事務局から

第34回山梨県障害者技能競技大会(アビリンピックやまなし2014)の参加者募集


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開催日時 10月5日(日)午前9時〜
場所 山梨職業訓練支援センター(ポリテクセンター山梨)
種目 パソコン操作・パソコン操作(初級)
申込 9月1日(月)までに山梨県産業労働部産業人材課まで
問い合わせ 高野様(055−223−1566)
パンフレット・申込書が必要な方は事務局までご連絡下さい。

第38回全国盲人将棋大会参加者募集


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会期 平成26年11月8日(土)〜9日(日)
会場 名身連福祉センター(〒453-0053 名古屋市中村区中村町7-84-1) 
申込は10月10日(金)までに日本盲人会連合団体事務局
要綱・申込書が必要な方は事務局までお願いします。

編集後記


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地球温暖化の影響なのか、相次ぐ台風と集中豪雨、記録的な猛暑など極端な気象現象が目立っているこのごろです。特に、四国や九州など被災地につきましては、これ以上被害が広がらないことを願うばかりです。
さて、先月号のこの欄で創立60周年記念誌への投稿をお願いしたところ、皆様方のご協力のお陰で少しずつ体裁が整いつつありますが、まだ個人からの原稿が少なく若干寂しい感があります。会員からの一言、俳句、短歌、川柳など何でも結構です。これからでも間に合いますので、まだの方は是非事務局までお寄せ下さい。猛暑が続く本県ですが、このたよりが届くころには秋の気配が感じられるようになっているのではないかと期待しつつこの辺で筆を置きます。

事務局長 堀口俊二


     山視協だより  平成26年8月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   長澤 誠
      編集責任者  事務局長 堀口 俊二
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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