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山視協だより  平成27年2月号


第14号 平成27年2月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
歩道のUD化について意見交換・・・・・2
今後の予定
会計監査及び第4回役員会開催について・・・・・3
日盲連第68回全国大会(岐阜大会)参加のお誘い・・・・・4
障害を理由とする差別の解消に向けた地域フォーラム・・・・・4
トピックス
副音声付きプラネタリウム番組県立科学館で上映・・・・・6
各部より
ランナーズ 立川マラソンに参加・・・・・6
峡南支部 困っています・・・・・8
都留支部・・・・・9

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

歩道のUD化について意見交換


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会長 長澤 誠

去る1月27日(火)13時30分から、県防災新館1Fオープンスクエア東において、「歩道のユニバーサルデザイン」をテーマに県政出張トークが開催されました。
主催者である山梨県県土整備部大野部長をはじめ、道路管理課、都市計画課の担当者、国・県・甲府市等の関係行政機関と、障害当事者として車椅子生活者と視覚障害者等およびアドバイザーとして山梨大学大学院岡村准教授の30名余が出席して行われました。本会からは、市瀬福祉部長、堀口副会長、矢崎副会長、酒井理事、長澤の5名が参加いたしました。会議では、先ず、大野県土整備部長から挨拶があり、出席者の自己紹介が行われました。次に、三浦県道路管理課長より、「歩道の構造等について」説明があり、望月県都市計画課長からは、「甲府駅南口再整備計画について現在の進捗状況」が話されました。
続いて意見交換となりました。意見の内容を要約してご紹介いたしましょう。視覚障害者側から、「歩道の連続性であるが、実際には狭い道の曲がり角では、わかりにくかったり、通り過ぎてしまうことが出てきた。路地を横断するときであっても明らかに横断歩道と認識できるようにエスコートゾーン等が敷かれていればと思うのであらためて検討するか意見交換をお願いしたい。」、「底の薄いスニーカーをはいて歩いているが、車道も歩道も連続させてしまうと自分の今いる位置がわからなくなってしまうことがある。」、「警告ブロックと警告ブロックの間が車道であることはわかるが、最初の警告を見落とした場合は次の警告から車道と思ってしまう。また、細い道路に対して警告ブロックがほぼ直角についているため危ない目にあったことがある。」、「歩道の連続化は大切なことであるが、車道や路地の横断歩道にあたる部分の点字ブロックの素材を変えていただけばわかりやすくなるので素材を変えていただきたい。」等でありました。また、車椅子生活者側から、「南アルプス市内の23か所の段差をフラット化させてもらった。」と実情報告がありましたが、視覚障害者から、「先の県条例を順守していただきたい。」との発言がありました。
これらの意見に対してアドバイザーである山梨大学大学院岡村准教授から、「先ず、歩道を安全に歩いてもらおうと言う考え方で行くと、歩道と車道がきちんと区別がつくように素材を変えていただくと足の裏で歩道を歩いているのか車道を歩いているのかわかると思う。歩道のフラット化の話で思い出したことは、デンマークでは、歩道はフラット化されていたが横道から出て来る道がつながっている所だけは素材が変わっていた。作り手と利用者で調整して調整のつかない時には今日のような機会を作ったりいろいろなパターンをためし体験すると良いと思った。」と助言がありました。県三浦道路管理課長から、「今日の貴重なご意見を十分吟味しながら現場にも反映させて行きたいと思う。検討していきたいと考える。」と発言がありました。
2時間に及ぶこの会議でお互いに率直な意見を出し合えたことは大変有益な会議でした。今後の取り組みを大いに期待したいと思います。

今後の予定

会計監査及び第4回役員会開催について


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事務局長 堀口俊二

先月号の役員会報告でお知らせしました通り、平成26年度会計監査と第4回役員会を以下の日程で行います。関係の方々には、必ず出席下さいますようよろしくお願いします。

1 平成26年度会計監査
日時 3月22日(日)午前10時〜12時
場所 県ボランティアNPOセンター3階学習室2
2 平成26年度第4回役員会
日時 3月22日(日)午後1時〜4時
場所 県ボランティアNPOセンター3階学習室2

日盲連第68回全国大会(岐阜大会)参加のお誘い


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事務局長 堀口俊二

先月号でもお知らせしましたが、標記の大会が平成27年5月29日(金)〜31日(日)、岐阜市の岐阜都ホテル及び長良川国際会議場で行われます。岐阜県は飛騨の高山や郡上八幡など見どころも多く、参加者数を勘案しながら現地の観光なども計画したいと思います。貸し切りバスでの移動を予定しています。具体的な経費等は参加者数次第ですが、せっかくの機会ですので観光かたがた中央の動きなどを体感してこられればと考えています。申し込み締切は2月27日となっています。参加ご希望の方はお友達などお誘いあわせの上事務局までご連絡下さい。大勢の申し込みをお待ちしています。

障害を理由とする差別の解消に向けた地域フォーラムのご案内


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標記のフォーラムが次の通り開催されます。本会理事の埜村和美さんがパネリストとして意見を述べられます。私たちにとって大事なテーマに関するフォーラムです。参加希望の方は以下をお読みの上、事前の申し込みをお願いします。

日程 平成27年2月25日 (水)午後1時から午後4時まで(受付開始・開場は、午後0時から)
会場 山梨県立図書館多目的ホール 主催 内閣府
目的 平成28年4月に施行される「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」について、地方公共団体と連携し、学識経験者、障害当事者、事業者等によるパネルディスカッション等を通じて、地域の障害のある人や関係者の意見を広く聴取し、障害者差別解消法の円滑な施行を目指すとともに、各地域における取組の促進と気運の醸成を図ることを目的としています。
プログラム
午後1時 開会、主催者及び開催地代表者の挨拶
午後1時10分 基調講演
演題 「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律と基本方針について」 講師 筑波大学教授 柘植雅義
午後2時 休憩
午後2時20分 パネルディスカッション
コーディネーター 柘植雅義 筑波大学教授
パネリスト 尾上浩二 内閣府障害者制度改革担当室政策企画調査官
山西孝 社会福祉法人三富福祉会会長、山梨県知的障害者支援協会会長
埜村和美 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会理事
午後4時 閉会

参加者 どなたでも参加可能です。参加費は無料ですが、定員は200名程度ですので、できるだけ事前の参加申し込みをお願いいたします。
お申込み・お問い合わせ
 「障害を理由とする差別の解消に向けた地域フォーラム」運営事務局
 住所 東京都中央区銀座6丁目14番地の5 ギンザTSサンケイビル7階 株式会社プロセスユニーク 内
 電話 03−6264−1694 ファックス 03−3545−3610

トピックス

副音声付きプラネタリウム番組県立科学館で上映


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 1月31日(土)〜7月12日(日)の14時45分〜15時30分、山梨県立科学館スペースシアター(甲府市愛宕町358−1)にて、副音声・字幕付きのプラネタリウム番組「きみが住む星」(池澤夏樹原作)が上映される。
 料金は、障害者手帳所持者と付き添い1名まで入館料無料、観覧料310円。
 休館日は毎週月曜日(月曜が祝日の場合は開館、翌日休館)。4月7日、8日、6月23日〜26日は臨時休館。
 美しい月明かりに誘われて潜った海のこと、降り続く雨から思いを巡らせたこと、世界一宇宙に近い天文台で気付いたこと・・・世界中を旅する中で出会った景色や体験を、旅人の手紙を通して、地球やいのちの存在の奇跡を伝える。
 お問い合わせは山梨県立科学館(電話 055−254−8151、FAX 055−240−0168)。

各部より

立川マラソンに参加


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ランナーズ 事務局 折井實

我がクラブは定期練習会ばかりでなく、世界や日本国内の各種大会に参加、エントリーしています。11月は東京神宮外苑ロードレースにチャレンジしました。
今回は先月1月25日に開催された「立川マラソン」に参加しました。主催は「東京視覚障害者ランニングクラブ」です。歴史のある大会で、今回で28回です。我が山梨からは過去20回近くの参加経歴があります。なぜそんなに愛着がある大会かというと、視覚障害者に対して、基本的な知識を持っている。会場や走路が安全である。伴走者を斡旋してくれること。完走証は発行してくれるがゴールタイムや、順位記録は発行されない、などの事由があります。また地理的にも山梨からそんなに遠方でない事も好条件かも知れません。会場は立川市にある「国立立川昭和記念公園」の中です。かつての、立川基地を公園整備した池や川、林や森、プールやレストハウスなど自然豊かに作られています。広大な園内の道路は車の通行はありません。
大勢の走路パトロールやスタッフに支えられて11時に一斉スタートしました。20Km、10Km、5Km、そして5Kmのウォーク。それぞれのペースで楽しく走ったり、歩いたりしました。沿道の応援も大変勇気付けられました。多くのボランティアの方達に支えられて我が山梨のメンバーは、全員ゴールできました。健康的な良い汗をかくことが出来ました。完走証を手に記念写真をパチリ。参加賞と、抽選会でいただいた賞品を手に帰路につきました。そして常連となった他県のメンバーと又会う約束をして。

困っています 峡南支部


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支部長 井口貞子

「お祭騒ぎが好きだなあ」と言われていた峡南支部、私が加入した時はまだ盲人会と呼ばれていた時でした。当時の支部長さんは、色々楽しい行事を考え会員を楽しませてくれました。また、田舎育ちで社会的にも無知だった私にとって、楽しく学ぶことができた学問にもなりました。行事の度に本部をお招きして、楽しく有意義な画期ある峡南支部でした。でも、そのために当時の役員さんたちはずいぶん骨を折り、ご苦労なさったことではないかと、「有難う」と手を合わせて感謝しています。でも、振り返れば悲しく、暗くなります。「協力するから」、「ついていくから」と皆に言われ、前支部長の後を受け平成7年ごろから受けた支部長、はたしてこれで良かったのか・・・?
それまでの支部長は大半が業会と視協と同時にやっていましたが、前支部長と馬が合わない会員が「視協の会も業会のことばかり」、「だって職業部もあるじゃないか」など争いばかりで会どころではありませんでした。では別にしようということで受けることになりましたが、やはり難しかったです。若さ故、あれこれ年かさのいう通りにならねばとやってみました。しかし、「協力して」と言えば「そんならやめらだあ、解散だ」という次第でした。例えば、「おめえ窓口無料の話なかなか決まらんじゃんけ」、「私一人じゃどうにもならんよ、中央へ行って意見を述べなくては」と言えば、「それじゃ解散するだ」。「支部がつまらなけりゃ出席して意見を言い、皆を楽しませてくれなくちゃあ」「それじゃあやめらだ、解散だ」という人がいて、会は進まず脱線ばかりでした。行事でも、見学の場合は文句いう人はいませんでしたが、講師を頼み話を聞く時など、「もう1時間だど。えー加減でいいわ、切り上げさせろ」という始末で、せっかくの講師に傷つけぬよううまく話すのが苦労でした。「形だけでいいわ、えー加減にしらだ」という年寄ばかりで、後のごちそうやカラオケなどに誘惑されてどうにもならず、「支部長を変わってだれかもっと上手にやってくれ」と言えば、「協力する」、「続けてくれ」というばかりでした。
やがて、死亡や転居、高齢化や病気などで会員も少なくなり活動もままならなくなりました。社会学級を行うにも少人数では講師を呼べず、見学を計画するにも思わぬ交通費がかかります。かといって、他の支部と合併するのも地域的にみて困難です。少人数で活動している支部長さん、どのようにしておられるのか教えて下さい。華やかだった峡南支部、今は全く流れが止まっています。どうか、小川であってもうまく流れていける方法を教えて下さい。お願いします。

都留支部


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支部長 菊島巧

 寒い冬もそろそろ終わり、春の訪れが近づいてきました。今年度、都留支部では、4月の定期総会、都留市ボランティア祭りへの参加、6月研修会、8月都留市防災訓練への参加、9月敬老の日の無料マッサージ、11月都留市障害者スポーツ交流会、12月親睦会、その他年間6回デイサービスへ出向いての無料マッサージ及び役員会など1年を通し様々な活動を行ってきました。
 6月の研修会は都留市社会福祉協議会の協力を得て初めて行うことができました。参加者9名で富士ハーネス盲導犬訓練センターにて見学や歩行訓練を行いその後お茶摘みの体験をしました。
 また、11月の障害者スポーツ交流会では、知的、精神、視覚障害者90名近い参加があり、グランドゴルフを楽しみながら交流を深めることができました。来年度はリニア実験センターの見学なども行って行きたいと考えています。会員が少ない支部なので会員募集にも力を入れていきたいと思っています。

編集後記


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寒さの中にも、窓から差し込む旭に春の兆しを感じる季節となりました。こんな2月の晴れた朝、私はヴィヴァルディの四季の春第1楽章を聞くのが好きです。何やら心が洗われてすっきりした気分になるんです。ちょっと柄にもない書き出しになってしまいましたが、会にとって春の訪れといえば今年は何といっても60周年記念福祉大会です。何となく気ぜわしい毎日ですが、しっかり準備を進め、ヴィヴァルディの四季を聞く時のようなすがすがしい気分で当日を迎えたいなどと思っています。大会まで3週間を切りましたが、うっかり参加申込をしていないなどという方がおられましたら至急事務局までご連絡下さい。なるべく大勢の皆さんとともに大会の成功を目指したいと思いますので、ご協力のほど重ねてよろしくお願いします。まだまだ寒暖の差が激しい季節、身体には充分ご留意下さい。

事務局長 堀口俊二


     山視協だより  平成27年2月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   長澤 誠
      編集責任者  事務局長 堀口 俊二
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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