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山視協だより  平成28年5月号


第29号 平成28年5月17日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
平成28年度定期総会を終えて・・・・・2
今月の動き
平成28年度第1回役員会報告・・・・・4
今後の予定
グラウンドゴルフクラブより・・・・・7
点字競技会・芸能発表会等のお知らせ・・・・・7
各部・クラブより
福祉部より・・・・・8
サウンドテーブルテニスクラブ練習会場の移転について・・・・・8
事務局より
クリナップSR体験会・・・・・9
講演会のお知らせ・・・・・9
編集後記・・・・・10

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

平成28年度定期総会を終えて


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会長 堀口俊二

樹々の緑も深まり、時に夏の暑ささえ覚えるこのごろですが皆さんお変わりありませんか?
さて、本会では去る4月24日(日)山梨ライトハウス研修室を会場に定期総会を開催し新たな1年のスタートを切りました。そこで、今回はそのあらましを報告したいと思います。
まず開会セレモニーの中で、青い鳥成人寮施設長中山比佐子様に長谷部賞が、本会前会長長澤誠様に感謝状がそれぞれ贈られた後、小林誠氏・荻窪たき子氏を議長団に選出し総会の議事に入りました。

第1号議案 平成27年度事業報告、収支決算報告及び監査報告は原案通り承認されました。
第2号議案 平成28年度運動方針、事業計画案及び収支予算案も原案通り承認されました。なお、文学散歩という名称を現在の事業内容に合ったものにかえてはとの意見があり、体育文化部で検討することとなりました。また、熊本地震被災者に対する対応をどうするかとの意見に関しては、会の会計から見舞金等の支出はしないが、日盲連からの要請があり次第個々に義援金を募り日盲連を通して被災地に送ることとなりました。既にお手元に募金のお願いが届いているかと思いますが、是非ご協力のほどよろしくお願いします。
第3号議案 同行援護事業や日常生活用具給付事業などの市町村格差解消に向けた取り組みに関する件については、日常生活用具格差解消のため会として市町村個々への働きかけはできないかとの質問がありましたが、執行部提案通り、今年度は手始めとして市町村担当者に呼びかけ日盲連主催の日常生活用具・補装具に関する説明会を実施し、理解・啓発をはかるということで承認されました。
第4号議案 「山視協だより」の媒体に関する件については、少し予算増になるが、昨年度行った実態調査に基づき5月号から会員のニーズに応じた媒体で提供したいとの執行部提案があり承認されました。
第5号議案 その他では以下の報告や協議がなされました。
(1)第69回日盲連全国大会提出議題及び代表者登録に関する件(報告)
提出議題
生活 国に対し障害者医療費窓口無料化若しくはペナルティーの撤廃を要望
バリアフリー JRに対し、押しボタン式ドア開閉車両のボタンの位置が視覚障害者にも分かるよう、音声案内の設置を要望
職業 国に対し、就労支援A型・B型施設の定員基準の緩和を要望
代表者 生活部会 堀口、バリアフリー部会 矢崎、職業部会 広瀬
評議員 堀口、あはき協議会委員 広瀬、スポーツ協議会委員 矢崎
(2)その他
「共生(共に生きる)」という言葉は「強制(権力などによってあることを無理にさせる)」と誤解される恐れがあるので「共に生きる」と表現を変えてはどうかとの意見がありましたが、会員にはかったところ、社会的に広く使われている用語なので共生という言葉をそのまま用いることに問題はないということで確認されました。
富士北麓サイクリング構想にタンデム自転車を認めるよう要望できないかとの意見に関しては、調査の上可能であれば要望していくということになりました。
ボランティア協会への負担金は今年度も継続して納めるのかとの意見に関しては、実態が変わったので役員会で検討することとなりました。また、ボランティアセンター建て替え運動を会として行ってはとの意見に対しては、会長より顧問を通じての働きかけなど新たな形での運動を進めていきたいとの回 答がありました。

報告は以上ですが、このところ私たちを取り巻く諸情勢は刻々と変化しています。この変化にしっかり対応しつつ、視覚障害者福祉のさらなる前進を目指して役員一同心新たにがんばっていく所存です。今年度も何卒よろしくお願い致します。

今月の動き

平成28年度第1回役員会報告


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事務局長 矢崎繁

去る4月24日(日)定期総会終了後、午後1時20分より山梨ライトハウス2階研修室において平成28年度第1回役員会を行いました。次にその主な要点を記します。

1 経過報告
前回役員会以降の経過報告があり、甲府駅南口点字ブロックの配置について完成した1〜3番線の点字ブロックは屋根の下にあり、雨の日には点字ブロックの上に乗降客が集まることにより、通行しにくいので改善を要望。
これから工事する場所については、雨にぬれてもかまわないので点字ブロックは人ごみを避けられるよう設置してもらいたいなどを要望。
バス乗り場については検討し乗り場と行き先の要望も行うとともに、バスの停止位置や行き先のアナウンスなど分かりやすい利用を要望していく。 ボランティアNPOセンター存続については本会顧問の土橋県議によると、ともしび基金の経緯など調べ県議会でどのようなことができるか考えたいとのこと。
地域活動費の内容について県障害福祉課と話し合う。
2 各部活動計画に関する件
体育文化部 7月3日(日)ライトハウスにて点字・パソコン競技会、フリートーク、芸能発表会
文学散歩 静岡県浜松方面(浜松楽器博物館)、運動会は10月第1日曜日、文化祭日程は今後決定。
福祉部 5月下旬までに各支部から寄せられた音響式信号機やエスコートゾーンの設置希望をまとめる。
移動環境についてのバリアフリー調査を予定、福祉部講演会「障害者幸住条例」について、石和駅バリアフリー環境調査予定、寿の集いをかんぽの宿石和で予定。
職業部 無資格者撲滅キャンペーンチラシ配布を甲府駅周辺にて、県民の日ふれあいマーケットでマッサージフェスタ出店、職業部講演会を予定。
女性部 5月15日(日) 総会、第1研修「基礎化粧、身だしなみについて」、第2、第3研修を計画する
各行事の日程、詳細につきましては随時「山視協だより」に掲載します。
3 「山視協だより」原稿担当に関する件
原稿は毎月7日締め切り
4月 笛吹支部
5月 サウンドテーブルテニスクラブ・グランドゴルフクラブ 
6月 ハーネス友の会 7月 甲府支部・パソコンクラブ
8月 福祉部・山梨支部 9月 甲斐支部・南アルプス支部
10月 長寿会・富士河口湖支部 11月 女性部・甲州支部
12月 体育文化部・北杜支部 1月 職業部・富士吉田支部
2月 都留支部・峡南支部 3月 グランドソフトボールクラブ
4 広報「うるおい」の原稿担当に関する件
原稿は毎月5日締め切り、1200字を超えない程度、役職と氏名を忘れずに。メールでライトハウスに送る。
4月 矢崎副会長 5月 堀口会長 6月 広瀬副会長 7月 福祉部
8月 女性部 9月 職業部 10月 体育文化部 11月 矢崎副会長
12月 小田切理事 1月 堀口会長 2月 山本理事 3月 名取理事
5 県などへの要望書の内容に関する件
運動方針にそって要望していく。 同行援護の利用時間を国では上限を定めていないが、市町村によって制限しているところがある。情報を集めて会として対応する。 ライトハウス周辺の点字ブロックの整備を要求していく必要がある。
6 身体障害者地域活動事業運用に関する件
本会として体験学習を認めてもらえるように訴えているが、地域活動事業に遊興的なものは認められない。講習・研修が原則。陶芸教室の場合も課題性を持たせる必要がある。(縄作り・板作りの習得などテーマを設定する)
5月末までに計画書を提出し、判断がつかないものは障害福祉課に確認してもらう。なお、行なった事業については参加者名簿も提出する。
7 本会PR活動に関する件 
リーフレットの運用 各支部で役所や保健所、眼科医など関係機関に配布する。
8 その他
差別解消法、山梨県障害者幸住条例について 生活の中で直面した問題を声に出して訴えるべき。事例を元に会として対応する。
熊本の震災を受けて、山障協から災害時に視覚障害者がどのような対応が必要か調査したいとの依頼があった。各役員に事務局長からメールで調査するので、意見を寄せてほしい。(5月中にまとめて山障協に報告する。)
ラウンドアバウト交差点や歩車分離式交差点について執行部と福祉部で現 地調査して改善案を要望する。

以上の主な内容で話し合われました。今後も皆様のご協力よろしくお願いします。

今後の予定

グランドゴルフクラブより


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 6月12日(日)に青い鳥奉仕団とのグランドゴルフ大会を実施予定です。参加を希望される方は事務局小林(055-252-0100)までお願いします。

点字競技会・パソコン競技会・フリートーク・芸能発表会開催のお知らせ


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体育文化部 部長 埜村和美

 体育文化部では次の日程により標記の事業を開催します。会員の皆様の積極的な参加をお待ちしています。

日時 7月3日(日) 午前10時〜午後3時 9時30分 受付
会場 山梨ライトハウス 研修室
フリートークは「見えないがために困ったこと、怖い思いをしたこと」と題し、家庭内・移動・施設の3場面での体験を3人の会員に発表していただきます。その後、会場との意見交換会を行います。フリートークの発表を希望される方は部長・埜村までお申し込み下さい。
芸能発表会は、歌唱・楽器演奏とも2番まで、オリジナル曲は3分以内とさせて頂きます。
点字競技会・パソコン競技会・芸能発表会とも出場される方は、各支部長さんまでお申し込みください。締め切りは、6月20日(月)とさせていただきます。

各部・クラブより

福祉部より


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 総会でもお願いしましたが、各支部長さんは、音響式信号機、エスコートゾーンの設置、点字ブロックの敷設希望箇所を取りまとめて、今月末までに 市瀬(電話055-237-1875またはメール ginga2015@nifty.com)宛てに連絡ください。

サウンドテーブルテニスクラブ練習会場の移転について


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部長 酒井弘充

 みなさんご存じのようにボランティアNPOセンターが3月末を持って閉館となりました。私たちSTTクラブは、このボランティアNPOセンターを30年にわたり活動拠点としてきました。
 今回の閉館にあたり、新しい練習会場を探しておりましたが、様々な条件があり、なかなか難しい面もありました。その条件の一つが、STTの卓球台を保管していただけることです。ご存じのようにSTT台はテーブルに継ぎ目があると、ボールがはねたり曲がったりしますので折りたたむことはできません。このSTT台を練習のたび毎回トラックで運ぶことは考えられません。しかし、今回検討したほとんどの施設が備品を保管することに否定的で、大きな障壁となりました。また、今までのクラブ定例練習会を平日の夕方から夜間に行っていたため、この時間に開館している施設を探すことも難しく困難を極めました。さらに視覚障害が故に交通の便がよいところでなくては利用できません。
 これらの諸問題を抱えながらも県障害福祉課や山梨県障害者福祉協会の方々の多大なるご協力・ご尽力の結果、やっと新しい練習会場が見つかりました。
 新しい練習会場は甲府市北新にある山梨県福祉プラザ1階ロビーです。おかげさまでほぼ、今までと同様、毎週木曜日の午後5時半から8時半に練習を行えるようになりました。卓球台の数やそのほかにも様々な問題はありますが、なんとか以前と同じ活動ができるようになりほっとしています。ここに多くの方々にご協力をいただいたことに感謝申し上げます。

事務局より

クリナップSR体験会


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実際に触れて、聴いて、作って 最新のキッチン設備や最新調理家電の体験会です。 奥秋曜子先生による「らく楽 IH」の調理体験も実施します。電気のことを相談できるコーナーもあります。お気軽にお出かけ下さい。

日時 5月29日(日)10時〜15時
場所 クリナップ(株)甲府ショールーム
(住所 甲府市貢川本町9−34 電話 055-232-4232)

講演会のお知らせ


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演題 「生きる力」 
講師 篠原勝之 氏(愛称はクマさん。北海道出身。1995年から北杜市にアトリエを構える。「鉄のゲージツ家」の異名で作品を精力的に制作。鉄のほかガラスや石などを用いた巨大な作品は各地に常設展示されている。版画や小説の執筆なども手掛け、2009年「走れUMI」で小学館児童出版文化賞受賞、2015年「骨風」で泉鏡花文学賞受賞。山梨県内の常設作品「風弦」「ゆら水」(北杜市大武川沿い)「SWEET ENERGY」(山梨県立病院)
主催 視覚障害者の横の会(網膜色素変性症患者会)
開催日時 7月2日(土) 午後2時から3時30分(開場 1時30分)
開催場所 韮崎市民交流センター「ニコリ」3階 多目的ホール
住所 韮崎市若宮1−2−50(韮崎駅前)電話 0551-22-1121
対象者 視覚障害者およびご家族
定員 80名(事前申込みが必要です)参加費 無料
申込先・問い合わせ先 穗阪和宏 電話 0551-22-2754
申込締切 6月30日(木)

編集後記


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新緑の季節となり、メディアでは山開きの報道が聞かれるようになりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。この原稿を書いている、5月上旬のゴールデンウィーク、ラジオから聞こえて来る渋滞情報を聞きながら、ツバメは軒先に巣作りを始め、山からはツツドリの声が聞こえてきます。このツツドリと言う野鳥は、托卵(他種の鳥の巣に卵を産み子育てをさせる)というちゃっかりとした習性を持つカッコー、ホトトギスの仲間です。皆様のお手元にこの「山視協だより」が届くころにはホトトギスやカッコーの声が聞ける頃だと思います。
さて、今月号より昨年調査した希望媒体により皆様に読んでもらうこととなりました。5種の媒体で送ることとなりますが、もし希望以外の物が届きましたら事務局へご一報ください。デイジー、カセットにつきましては宛名カードを裏返して月末までにご返送ください。ご協力のほどよろしくお願いします。

(事務局長 矢崎繁)


     山視協だより  平成28年5月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   堀口 俊二
      編集責任者  事務局長 矢崎 繁
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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