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山視協だより  平成29年10月号


第46号 平成29年10月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
19条訴訟に関する最近の動き・・・・・2
行事報告
寿の集いによせて・・・・・3
体育文化部研修に参加して・・・・・4
運動会に参加して・・・・・4
今後の予定
県下視覚障害者文化祭開催のご案内・・・・・5
グランドゴルフクラブより・・・・・6
女性部より第2回研修のお知らせ・・・・・6
「ふれあいマーケット」にマッサージコーナーを出して参加・・・・・6
第3回役員会・職業部講演会の日程・・・・・7
関東ブロック東京大会のご案内・・・・・7
支部だより
富士河口湖支部・・・・・7
事務局より
童謡や唱歌を歌って楽しいひとときを過ごしませんか・・・・・8
事務局よりお知らせ・・・・・8
第28回障害者の主張大会の作文・一筆の主張(川柳・詩)の募集・・・・・8

JR西日本富木駅における視覚障害者の転落死亡事故に関する緊急声明(日本盲人会連盟)ページ内リンクです。
JR西日本富木駅における視覚障害者の転落死亡事故に関する緊急声明(日本盲人会連盟)

日本年金機構からの情報をご案内いたします。
日本年金機構からの情報をご案内いたします。日本年金機構のホームページへ

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

19条訴訟に関する最近の動き


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会長 堀口俊二

後1週間ほどで二十四節気の霜降、日に日に朝晩の冷え込みが身に応える季節となりましたが、皆さんお変わりありませんか。「お酒は温めの燗がいい」などと、どこか聞き覚えのあるフレーズを口にしながら深まりゆく秋を実感している私です。
さて、標題の件に関する第6回口頭弁論が9月13日(水)東京地方裁判所で行われ、本会からは返田理事と付添、山本理事、中村監事、それに堀口の計5名が参加しました。傍聴席98に対し165名が詰めかけたため、抽選の結果が心配でしたが、参加者の心がけが良かったのか5名中4名が当たりくじを引き、会員4名はすべて法廷に入ることができました。
今回の内容は、前回原告側から請求のあった昭和37〜38年の中央審議会議事録が被告から提出され、双方がその確認を行ったこと、その書類のマスキングの部分を外した書類を出してほしいとの原告からの依頼に対し、被告側がどのように対応するかを検討したいと回答したこと等でした。あん摩マッサージ指圧師を目指す晴眼者の職業選択の自由及び、その養成を目論む平成医療学園の営業の自由の侵害に当たるか否かが主な争点となっていますが、まだ書類のやり取りやその確認が主で、公判は短時間で終了しました。
その後の報告会における大胡田弁護士からの解説でも、今回の公判はあっけないように思われるが、国の勝訴を後押しするためには粘り強い傍聴活動を続けることが大切との話がありました。
次回(12月6日)以降の展開が気になる所です。ところでこのような中、9月28日に日盲連より新たに重大な情報提供がありました。沖縄統合医療学園から、あん摩マッサージ指圧師養成課程の設置申請があったというものです。9月14日から25日にかけて行われた医道審議会で、全会一致で申請を認めないとの決論が出されたとのことですが、これを受け、新たな裁判が沖縄地裁で提起されることも予想されます。それにつけても、現在行われている裁判で必ず国が勝訴するよう、引き続き強力な運動を進めていかなければなりません。今後も、視覚障害者の職業を守るため、裁判傍聴をはじめ様々な活動に会としても積極的に取り組んでいきたいと思いますので、さらなるご協力よろしくお願い致します。
最後に、これまでの署名や葉書活動、募金活動について報告します。8月末現在本会事務局に寄せられた署名445筆(41名)、かんぱ62,000円(22名)は早速日盲連に届けました。また、日盲連全体では、署名(8月末現在)が東京11,745筆、大阪13,947筆、仙台14,264筆、加盟団体からの要請により各団体に送付した葉書の枚数(9月25日現在)が29,079枚、寄せられたかんぱの額(9月25日現在)は1,411,847円となっています。皆さんのご協力に改めて感謝申し上げます。有難うございました。

行事報告

寿の集いに寄せて


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相吉 堯春

朝夕は涼しくなり過ごしやすい季節になりました。私も朝の散歩の際にはあちこちから金木犀の香りが流れてきて気持ちの良い散歩をしております。
去る9月24日に山視協による寿の集いが催され、長寿会の会員を招待して頂き、カラオケなどを楽しみ、楽しい一時を過ごさせて頂きました。心から感謝します。ありがとうございました。
私も長寿会に入って7・8年になります。私たち視覚に障害のあるものは行動が自由にできないため足腰の老化が早いように思います。健康寿命を保っていくためにはラジオ体操やそれほど移動しないで身体を動かすことが大切ではないかと思います。
また長寿会は山視協と共に特養の設置について運動を重ねておりますが実現は難しいようです。 最近聞くところによると老人ホームに入りたいという希望がありますが市町村の許可が出にくいと言われております。それは措置費として月19万円がかかるようです。
行政においても厳しい経済状況もあると思います。そこで施設の中には5分の1くらいの入所者が車いす生活をされているようですのでこの方々は介護保険適用できるよう山視協においても働きかけて下さるよう願っております。最後に山視協におきましては高齢者の終末については色々の面で努力して頂くようお願いします。

体育文化部研修に参加して


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体育文化部 向山正子

 去る9月10日は、箱根への旅でした。家族と何度か出かけている所ですが、何度行ってもたくさんの旅行者でにぎわっているなと思いました。 最初に行ったところは古いお寺の五百羅漢で、お寺の坂道にいろいろな姿の石仏がありました。これだけの数を作るには、手間暇がかかっただろうと感心しました。時間があったら、もっとゆっくり見たいと思いました。
次は、芦ノ湖の遊覧船に乗りました。私は一番上の甲板まで上り、風が気持ちよくてよかったです。今度は、孫を連れて海賊船に乗りたいと思いました。
昼食の後は、鈴広での買い物でした。友人や近所に、いくつかかまぼこを買いました。最後は湿生花園でしたが、夏が暑すぎたためか、少し枯れたものもあり、手入れが大変だろうなと思いました。 帰りのバスでは私もカラオケを歌い、ガイドさんも懐かしい歌を聞かせてくれて、大変楽しかったです。来年も、元気に参加したいと思います。

運動会に参加して


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横山貞子

10月1日、抜けるような青空の下3団体交流運動会が、盲学校グラウンドで開催されました。まず開会式が行われ、引き続きラジオ体操をして体をほぐしました。
種目は、味覚の秋や鳴り物競争など楽しめるものばかりで、とてもよかったです。鳴り物競争は、20メートルほど先に音の鳴るものを持った人が立ち、その足下に置いた水の入ったペットボトルをめがけ、5メートルほど手前から鳴る音をたよりにボールを転がし、ペットボトルを倒すというものです。1回で倒す人、なかなか倒せず苦労していた人もいました。
昼食は大きないなり寿司3個と揚げ物で、おいしかったです。午後は、血圧測定や福拾いなどを楽しみ、最後にリレーをして全ての種目が終わりました。青い鳥奉仕団やライトハウスの方たち、ガイドヘルパーさんの力を借りながら皆一生懸命がんばり、とても楽しそうでした。また来年も、参加したいと思います。

今後の予定

県下視覚障害者文化祭開催のご案内


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体育文化部部長 埜村和美

先月号でもお知らせしましたが、皆様お誘いあわせてご参加くださいますようご案内申し上げます。

期日 10月22日(日) 9時30分受付 10時〜15時
会場 ライトハウス2階研修室
内容 午前の部 10時より 点字競技会・パソコン競技会
会員による朗読と語り青い鳥奉仕団 音訳部による朗読
午後の部 文芸選評 13時より 川柳 浅川和多留氏
文化講演会 13時30分
演題 東京のインフラを整備した甲州財閥たち
講師 歴史小説作家 時代小説作家 江宮隆之氏

グランドゴルフクラブより


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部長 戸澤清茂

日時 10月29日(日)受付 午前9時 終了予定 午後3時30分
場所 山梨県立盲学校グラウンド(雨天の場合は体育館)
昼食、賞品を多数用意しております。
申し込み締め切り 10月20日(金)
申し込み先 事務局・小林(電話055-252-0100)まで

女性部からのお知らせ


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女性部長 岡部恵子

女性部では次の通り第2回目研修会を「人生百歳目指す健康料理」をテーマに行います。皆様のご参加宜しくお願いします。

日時 11月19日(日) 午前10時〜午後2時
会場 甲府市中央公民館 調理室
講師 塚原みゆき先生
締切 11月5日(日)
集合場所 甲府駅南口階段下(9時20分時間厳守)か若しくは現地集合
集合場所については、いずれかをお申し込みの際教えてください。
お申し込み先 電話 岡部(055-276-7307) 藤野(0555-23-5527) 酒井(055-235-3277 7時以降)

「ふれあいマーケット」にマッサージコーナーを出して参加


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職業部では、昨年度に続いて職業部員による、小瀬スポーツ公園で行われる県民の日記念行事のひとつである「ふれあいマーケット」にマッサージコーナーを出して参加いたします。
期日は11月19日(日)の1日限りですが、職業部員が真心こめて県民の皆様に本物のマッサージを体験していただきたいと考えています。「マッサージフェスタ」と銘打ったコーナーでは、本物のマッサージを県民の皆様に広く知っていただく機会としたいと考えています。皆さんもどうぞ県民の日 記念行事ふれあいマーケットに出かけてみてはいかがでしょうか。

平成29年度第3回役員会及び職業部講演会の日程・会場について


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第3回役員会と職業部講演会を次の日程で行います。

役員会 日時 12月17日(日)午前10時から
職業部講演会 日時 12月17日(日)午後1時から
会場 山梨ライトハウス 2階研修室
詳細につきましては次号でお知らせします。

関東ブロック東京大会のご案内


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第52回日盲連関東ブロック協議会東京大会が平成30年2月25日(日)〜26日(月)にホテルグランドヒル市ヶ谷を会場に開催されます。参加者が15名ほどになり、バスを利用する場合には、2日目の全体会議終了後に観光を予定したいと思います。
参加費は一人当たり3万円前後で参加人数により変わります。多くの皆様の参加をお願いします。役員を含め参加者が13名に満たない場合には電車で行くことになりますので観光はありません。
申し込み締め切りは10月31日(火)とします。
申込先は事務局小林(電話055-252-0100)までお願いします。
尚、参加者には行程表など詳細を送らせていただきます

支部だより

富士河口湖支部


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支部長 近藤とみ子

河口湖の周辺には多くのホテル、旅館、日帰り温泉等があります。今回、これらの施設へマッサージの派遣事業を一手に引き受けている方と話す機会がありました。ここにも視覚障害者への強い追い込みがあるようです。この仕事も相対するお客とのトラブルが多い理由で目の悪い人は仕事に就くことができないということです。現在の河口湖温泉事情でした。

事務局よりお知らせ

童謡や唱歌を歌って楽しいひとときを過ごしませんか


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童謡や唱歌を歌って楽しいひとときを過ごしませんか

毎月第4日曜日 午後3時30分から4時30分まで
場所はライトハウスボランティア室
参加ご希望の方は内海(電話055−251−0048)に10月末日までにご連絡をお願いします。

事務局よりお知らせ


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今月22日は衆院選の投票日でもあります。期日前投票を行い、点字競技会・文化祭にお出かけください。

第28回障害者の主張大会の作文募集


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テーマは自由、7分程度で発表できるようまとめて下さい。
 締切は10月25日(水) 一筆の主張(川柳・詩)の募集
 応募は、川柳1人3句、詩は1篇まで締切は11月18日(土)
障害者の主張大会の会場に掲示します。また、入選された方には後日記念品を贈呈します。
詳しくは山梨県障害者福祉協会・志村までお問い合わせ下さい。

編集後記

 朝晩にはひんやりと感じ、各地から紅葉のお便りも届き、夜間には山から鹿の鳴き声も聞こえる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、この原稿を書いている10月4日は十五夜です。空気の澄み渡るこの季節、星空に思いを寄せるのもいかがでしょうか。先月支部の行事で国立天文台野辺山に出かけてきました。その説明の中に、旧暦の閏月について説明がありました。約3年ごとに13か月の年があり、既に役人の給与を年俸制から月給制に改めた後なので財政上の問題から大久保利通の発案で改暦され新暦と、正式に決定されたのは、明治5年11月のことだそうです。法律の公布から、改暦まで1ヶ月もないという慌ただしさだったそうです。年末ですので、既に翌年の暦は印刷されていて、この法律によって既に印刷されていた暦は、紙屑になってしまったようです。
10月に入り北海道からは初冠雪のお便りも届き、いよいよ朝晩には冷え込む季節となりました。皆様体調には十分気を付けてお過ごしください。

(事務局長 矢崎繁)


     山視協だより  平成29年10月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   堀口 俊二
      編集責任者  事務局長 矢崎 繁
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


JR西日本富木駅における視覚障害者の転落死亡事故に関する緊急声明


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社会福祉法人 日本盲人会連合 会長 竹下 義樹

 去る10月1日夜、JR西日本阪和線富木駅において、視覚障害の男性が駅ホームから転落し、電車に轢かれ、死亡するという痛ましい事故が発生した。
 ご遺族には心からお悔やみを申し上げる。
 事故が発生した富木駅はホームドアが設置されておらず、内方線付き点状ブロックも敷設されていないと聞き及んでいる。
 仮に、ここに転落防止のためのホームドアが設置されていたならば、このような悲しい事故は発生しなかったに違いない。このようなことを思えば悔やんでも悔やみ切れない。
 早急に転落原因を解明し、抜本的な安全対策が講じられることを心から望む。そして、これら対策が遅れれば遅れるほど、このようなゆゆしき事態が再び起こりうることを肝に銘じられたい。
 統計によれば、駅ホームからの転落事故は年間約3,700件近くにのぼっている。平均して1日10件余りの転落事故が発生していることになる。もはや、駅ホームの安全対策は視覚障害者のみの課題ではなく、国民全体の課題である。
 鉄道駅ホームからの転落事故は、国、自治体、鉄道事業者、そして駅利用者が努力すれば、必ず無くすことができる事故である。抜本的な安全対策を可及的速やかに講じ、二度とこのような悲惨な事故が生じないよう強く望むものである。

以上声明する。

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