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山視協だより  平成29年12月号


第48号 平成29年12月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
書き損じ葉書回収活動に思う・・・・・2
行事報告
女性部研修会を終えて・・・・・3
県民の日行事ふれあいマーケットの報告・・・・・3
支部だより
北杜支部・・・・・5
トピックス
おめでとうございます・・・・・6
甲府市で、直杖と折り畳み式の2種類が同時給付可能に・・・・・6
事務局より
歌の広場(仮称)の時間の変更について・・・・・6
青い鳥奉仕団 読者との交流会・・・・・6
ジパング倶楽部特別会員制度のご紹介・・・・・7
編修後記・・・・・7

JR西日本富木駅における視覚障害者の転落死亡事故に関する緊急声明(日本盲人会連盟)ページ内リンクです。
JR西日本富木駅における視覚障害者の転落死亡事故に関する緊急声明(日本盲人会連盟)

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「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

書き損じ葉書回収活動に思う


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会長 堀口俊二

今年も余すところ後わずか、いつの間にか古希に達してしまった私などには、正に「光陰矢の如し」の言葉が痛切に身にしみるこのごろです。皆さんはどんな歳末をお過ごしでしょうか。
さて、本会がこの時期、毎年行なっているのが書き損じ葉書回収協力お願いのための挨拶回りです。真愛センター平井様のご尽力により、30年以上前から継続している活動で、会運営上貴重な経済的支えとなってきたことは皆さんご存じの通りです。 特に、年々会員数減が深刻化している今日、この活動で得られる収入額は全体収入の5分の1近くに達し、今やこの活動抜きでは会の運営は成り立ちません。
今年も去る11月30日、平井様に同行していただき、広瀬副会長と私で小中学校や高校、幼稚園、県教育委員会など関係諸機関を訪ね、回収への協力をお願いしてきました。回収作業の実務は、30数年の長きに亘りすべて平井様にお願いしており、改めてそのご尽力とご支援に心より感謝の意を表す次第です。また、いかに多くの方々のお力により本会が支えられているかを改めて痛感しているところです。
そこで提案ですが、私たちもこの活動に、より積極的に取り組んでいくというのはいかがでしょうか。もちろん、今までにも何人かの会員さんから書き損じ葉書が事務局まで寄せられていますが、この活動の輪をもっと広げていってはと思うのです。時は正に年賀状シーズン、一人一人が提供できる葉書の数は少なくても、「塵も積もれば山となる」です。会の財政が少しでも潤うよう、自分たちのできることから始めてみようではありませんか。私も早速、引き出しなどに眠っている不要な葉書や書き損じ葉書をまとめて事務局へ届けたいと思います。会員の皆さんにもご協力いただければ幸いです。

行事報告

女性部研修会を終えて


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女性部長 岡部恵子

女性部研修、第2回目を11月19日(日)、「人生百歳目指す健康料理」と題して青い鳥ホーム勤務の塚原みゆき先生を講師にお願いし、甲府の中央公民館にて行いました。塚原先生は、会員一人一人が家に帰ってからも調理ができるようにと、懇切丁寧に指導してくださり、付き添って来てくれたヘルパーさんも、会員が自力で切ったり、炒めたり、煮たりできるようにと優しく見守ってくれました。おかげで、食後に会員一人一人から、とっても良かった、家に帰ってからも作ってみたい、作りたいという声が聞かれました。
また、講師がどのような方かわからず今日まで不安だったが、とってもわかりやすく教えてくださったのでホッとしたという声もありました。最後に、また是非教えてもらいたいという声を多数聞きながら成功裏に終えることができ、大変良かったと思います。参加者は、男性2名を含む計24名です。
塚原先生はもちろんのこと、今回付き添って来てくださったガイドヘルパーのみなさん、ありがとうございました。おかげさまで、有意義で楽しいひと時を過ごすことができました。これからもよろしくお願いします。

県民の日 行事ふれあいマーケットの報告


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職業部長 酒井弘充

 職業部では、一昨年に引き続き、11月19日(日)に小瀬スポーツ公園で行われた県民の日記念行事のひとつである「ふれあいマーケット」にマッサージフェスタというコーナーを開設し参加いたしました。テント1梁にパイプいすというとても簡素なブースでしたが、ふれあいマーケットのほぼ中央というとてもよい場所にコーナーを出すことができました。
 当日は職業部メンバー8人と山障協の小林さん、社会福祉協議会の松田さんのご協力をいただき、午前10時から午後3時までの間、昨年を上回る95名の来場者の皆さんに本物のマッサージを知っていただく目的で施術を行いました。 お一人の方に約15分間の施術を行いながら、その途中で必ず以下の2点についてお話をするようにしました。
 1点目は8月9日の鍼灸の日に駅前で行っている無資格者撲滅キャンペーンで配布している「無資格業者にご注意を!」というタイトルのビラと同時に配布した厚生労働省からの無資格業者に関するパンフレットをお渡ししながら、その内容についてゆっくり説明しました。
 2点目に11月1日に白い杖愛護運動として、同じく駅前で配布しているビラをお渡しし、自分たちの体験も交えながらその内容についてお話しました。
 これらの投げかけは15分というちょうどよい時間の中で、1対1で説明することができ、とても効果的だったと感じています。
 そして、なによりも施術を受けはじめると多くの方が、いままで体験したことがあるそれらと明らかに違うものだと気が付き、感嘆の声を上げていました。また、「どうしたら国家資格をもった本物のマッサージ師とそうでない無資格業者を見極めることができるのか。」といった質問や「こんなマッサージをまた受けたいが、どうやって探せばいいのか。」といった声が多々きかれました。このような意味ではマッサージフェスタは「本物のマッサージを県民の皆様に広く知っていただく機会とする」という所期の目的を十分に果たすことができたと昨年に増して強く実感しています。
 最後に今回の施術はいっさいお金はいただきませんでしたが、赤い羽根共同募金の募金箱を受付に設置し、ご協力のお願いをしました。その結果、12,619円という貴い寄付金が集まりました。この寄付金は、赤い羽根共同募金会に全額納めさせていただきました。

支部だより

北杜支部


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支部長 坂本正彦

師走を迎え、なにかと気ぜわしい毎日が続いていますが会員の皆様におかれましては益々、お元気にお過ごしのことと思います。
今月は北杜支部が支部だよりの当番です。何か話題になることはないかと思案していましたが、今年7月にJR小淵沢駅が新築されましたので普段利用されている宮沢さんにお話を聞きましたのでお知らせします。
JR中央線の小淵沢駅は開業から100有余年を数え老朽化が進んでいました。小海線への乗り換え駅の小淵沢駅は乗降客も多く、北杜市の顔でもあります。
ホームの数は、中央線ホームと小海線ホームの2本があります。従来は駅舎が甲府駅側にありましたが新築された駅は橋の上に設置されています。改札へ上がる階段とエレベーターが各ホームに設置されています。階段はホームの中ほどにあります。6両編成の列車では甲府方面からでは4両目あたりが階段、エレベーターの近くとなります。
階段を上がって改札へ向かいます。改札の近くに一般のトイレと障害者用トイレがあいます。音声のお知らせがあります。
地上への降り口には階段とエレベーターが設置されています。階段を下りたところにタクシーのりばがあります。バスのりばは階段を左に行くとあります。駅前はロータリーになっておりぐるっとまわって町中へ行くことができます。 皆さんが小淵沢駅を利用されるときに少しでもお役にたてれば幸いです。
支部のこともお知らせします。7月1日に支部総会、懇親会を開催しました。会員の皆様全員が出席され和やかなひと時を過ごすことができました。今後も北杜支部をよろしくお願いします。

トピックス

「おめでとうございます」


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「第67回障害者自立更生等厚生労働大臣表彰式」が、12月5日に中央合同庁舎5号館低層棟2階講堂(東京都千代田区霞が関)において開かれ、本会の監事、中村秀文様が更生援護功労者として受賞されました。おめでとうございます。

甲府市で、直杖と折り畳み式の2種類が同時給付可能に


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甲府市 市瀬實

 補装具関連で、平成27年3月31日の厚労省障害保健福祉部長通知により、直杖と折り畳み式の2種類が同時に給付可能となっています。用途の異なる2種類が必要であることが理由でなければなりません。市瀬はこのことについて先月甲府市障害福祉課と2度話し合い、その結果、直杖と折り畳み式の2種類が、それぞれ用途をはっきりさせれば給付可能になりました。まず市瀬が申請し、2種類の杖が同時給付されました。

事務局からお知らせ

歌の広場(仮称)の時間変更について


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 12月24日(日)は14時から16時までになりますのでよろしくお願いします。詳しくは内海さんまでお願いします。

青い鳥奉仕団 読者との交流会


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期日 2月18日(日)午後
会場 山梨ライトハウス2階研修室
詳しくは次号でお知らせします

ジパング倶楽部特別会員制度のご紹介


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加入資格 身体障害者手帳をお持ちの方で男性60歳、女性55歳以上の方。
特典 JRの鉄道を片道、往復、連続で201Km以上利用する場合に使用できます。
身体障害者手帳により購入できる、普通乗車券以外の特急券・急行券・グリーン券・座席指定券が割引き(20%から30%)で購入できます。
片道および往復、または連続で201Km以上の乗車券を購入、または所持の場合は、急行券や指定券は、距離に関係なく割引きになります。
入会手続
入会申し込み書、身体障害者手帳、年会費1,350円を山梨県障害者福祉協会の事務局までお届けください。なお、ジパング倶楽部手帳が、ご本人に発送されるまで2、3週間かかりますのでご使用の際は余裕をもってお申込み下さい。
お問い合わせは山梨県障害者福祉協会(電話055−252−0100)

編集後記

 今年もあとわずかとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。年々月日が駆け足で過ぎ去っていくように思えるのは私だけでしょうか。
今年の明るいニュースとして、トピックスでもご紹介しましたが、先月に合わせ今月5日にも中村秀文様が厚生労働大臣表彰を受賞されW受賞となりました。おめでとうございます。
また、先月の関東運輸支局主催のバリアフリーネットワーク会議において県内の中央線の駅で大月駅、上野原駅での内方線ブロックの設置工事が終わっており、甲府駅においては年内中に設置工事を行うとのことでしたので報告させていただきます。
皆様からの原稿、情報提供により12月号までとどこおりなく編集することができました。ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。この「山視協だより」の情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。寒さも厳しくなってきましたが体調には留意されまして良い年をお迎えください。

(事務局長 矢崎繁)


     山視協だより  平成29年12月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   堀口 俊二
      編集責任者  事務局長 矢崎 繁
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


JR西日本富木駅における視覚障害者の転落死亡事故に関する緊急声明


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社会福祉法人 日本盲人会連合 会長 竹下 義樹

 去る10月1日夜、JR西日本阪和線富木駅において、視覚障害の男性が駅ホームから転落し、電車に轢かれ、死亡するという痛ましい事故が発生した。
 ご遺族には心からお悔やみを申し上げる。
 事故が発生した富木駅はホームドアが設置されておらず、内方線付き点状ブロックも敷設されていないと聞き及んでいる。
 仮に、ここに転落防止のためのホームドアが設置されていたならば、このような悲しい事故は発生しなかったに違いない。このようなことを思えば悔やんでも悔やみ切れない。
 早急に転落原因を解明し、抜本的な安全対策が講じられることを心から望む。そして、これら対策が遅れれば遅れるほど、このようなゆゆしき事態が再び起こりうることを肝に銘じられたい。
 統計によれば、駅ホームからの転落事故は年間約3,700件近くにのぼっている。平均して1日10件余りの転落事故が発生していることになる。もはや、駅ホームの安全対策は視覚障害者のみの課題ではなく、国民全体の課題である。
 鉄道駅ホームからの転落事故は、国、自治体、鉄道事業者、そして駅利用者が努力すれば、必ず無くすことができる事故である。抜本的な安全対策を可及的速やかに講じ、二度とこのような悲惨な事故が生じないよう強く望むものである。

以上声明する。

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