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山視協だより  平成30年11月号


第59号 平成30年11月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
大詰めを迎えつつある19条訴訟・・・・・3
行事報告
運動会を終えて・・・・・5
点字・パソコン競技会及び文化祭報告・・・・・5
今後の予定
平成30年度第3回役員会のお知らせ・・・・・6
職業部講演会のお知らせ・・・・・7
全国福祉大会(札幌大会)のご案内・・・・・8
支部だより
甲州支部・・・・・8
トピックス
第32回日盲連関ブロ STT川崎市大会の開催結果について・・・・・9
事務局よりお知らせ
最新家電と水回りの体験会inクリナップ・・・・・9
編集後記・・・・・10

中央省庁及び地方自治体等の「官公庁における障害者雇用率問題」について(声明) | 社会福祉法人 日本盲人会連合
「官公庁における障害者雇用率問題」について(声明) 日本盲人会連合
東急大井町線下神明駅における視覚障害者の転落死亡事故に関する緊急声明 | 社会福祉法人 日本盲人会連合
緊急声明 社会福祉法人 日本盲人会連合
他都道府県からのガイドヘルプ受入れ可能事業所一覧(参考)を掲載しました。ページ内リンクです。 受入れ可能事業所

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

大詰めを迎えつつある19条訴訟


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会長 堀口俊二

日暮れが目立って早くなり、日ごとに炬燵が恋しいこのごろですが、皆さんお変わりありませんか。「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり 」この季節になると思い浮かんでくる私のお気に入りの歌です。
さて、平成医療学園グループが起こしている19条訴訟も、いよいよ詰めの段階に入ってきました。去る10月29日には、東京地裁における 第11回公判が行われ、本会からは埜村理事と付き添い、山本理事、堀口の4名が傍聴活動に参加しました。前回、原告の主張に対する国の反論の根拠となる資料として、筑波技術大学藤井教授のあはき業実態調査に関する平成29年5月版研究論文が提出されましたが、今回はそれに対する原告側の反論書面が提出され、それについての陳述がありました。主な内容は次の通りです。

1 本論文は国からの研究補助を受けているので不公正である。
2 あん摩マッサージ指圧師(以下あ マ 指師)の調査 対象者数が不充分な上、男女差等 偏りがあり、調査には信憑性がない。
3 調査はあはき師のデータであり、あマ指師の実態を現していない。
4 台湾では、あん摩業が視覚障がい者の専業であったものを法改正し、健常者の参入を認めるようになった。
これに対し、傍聴後集会における大胡田弁護士の解説では以下のような見解が示され、参加者全員の納得するところとなりました。
1 多くの研究は国の補助を受けており、それを持って不公正という論理は成り立たない。
2 この手法の調査の限界に近い対象者数であり、結果の妥当性を否定 するには当たらない。また、男性が多いのはこの業の特性であり、男女の 偏りがあるのは当然である。
3 あマ指師の多くは鍼灸の資格も持っており、あはき師のデータでも充分実態を反映していると言える。
4 あん摩業が視覚障がい者の専業になっていた台湾と健常者のあん摩業を認めている日本とでは事情が違い、的外れな主張である。

次の第12回公判は1月30日に行われ、今回の原告の陳述に対する国の反論が示されるものと思われます。また、原告側は藤井教授を証人とせず、自分たちの主張に有利な4人の証人申請の準備を進めるようです。まだ、裁判の行方には予断を許しませんが、国が勝訴し19条が守られるよう、さらに運動を強めることを確認し、傍聴後集会を終えました。11月11日には新宿で決起大会が計画され、本会から11名が参加することになっており、次号でその報告ができればと思っています。
以前にも書きましたが、現在視覚障がい者の多くが経済的に自立できているのは、先人たちが幾多の試練を乗り越えて、あはき業を視覚障がい者の適職として定着させてきたからです。この並々ならぬ先人たちの努力に感謝の思いを新たにしながら、あはき業を次の時代の後輩たちにしっかり受け継いでいくことが、今の私たちに課せられた責務ではないでしょうか。もし手をこまねいていて、この訴訟に国が敗れるようなことがあれば、視覚障がい者の経済的自立はままならず、未来に大きな禍根を残すことになるでしょう。まだまだ運動は続きます。どうか上記趣旨をご理解いただき、1人でも多くの方がこの運動に進んでご参加くださることを心より願っています。この先、新たな署名や募金をお願いすることもあるかと思いますが、その折には是非ご協力のほどよろしくお願い致します。本会の基本理念である「自らの幸せは自らの手で」を合言葉にこの難局を乗り切りましょう。

行事報告

運動会を終えて


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体育文化部部長 埜村和美

 恒例の3団体交流秋の運動会は、30度を越す熱暑の10月7日、総勢200人ほどが参加し、交流を深めました。今年は花形ライトハウス理事長から襷を受け継いだ萩原新理事長を迎え、更なる歴史を刻む運動会でした。
競技種目は、どれもが視覚障がい者に参加しやすく工夫されていて、参加者たちは配られたペットボトルの水で水分補給をしながら、元気にテント下からグラウンドに出ていきました。いつもながら感じることですが、競技の設営が手際よく、スタッフたちのパワーに感動しました。
私は普段の運動不足が祟り、ラジオ体操第1の順番を度忘れしたり、体がうまく動かなかったりで、反省しきりでした。全員が体調を崩すことなく運動会を終えることができたことは何よりでしたが、大変な暑さにどう対応していくかも、これからの課題ではないかと思う、今年の運動会でした。ご参加の皆様、お疲れ様でした。

点字・パソコン競技会及び文化祭報告


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体育文化部員 岡部恵子

第41回点字・パソコン競技会及び第50回県下視覚障がい者文化祭が10月28日(日)に、山梨ライトハウス2階研修室で開催されました。午前の部は、点字・パソコン競技、朗読、語りと続き、朗読のゲストの山梨青い鳥奉仕団音訳部内藤文子様に、カフカ著「いつか想いあふれても」より「失くしたもの」を朗読していただきました。この物語は、ニキビに悩む少女が公園で不思議な小さな女の子に会い、その子から探していた物をプレゼントされ、自分を気づかされる話です。とても聞きやすく良かったです。
お昼休みには、山本友治さん制作のアトムと遊び楽しんでいる人が大勢いました。午後の部に入り、まず初めに竹内正直氏による俳句選評、年齢を感じさせない歯切れのよさで、とてもわかりやすかったです。続いての文化講演会は、講師に高橋真理子氏をお招きして「保坂嘉内と宮沢賢治、そして宇宙より」という演題で行われました。2人の銀河鉄道を元に、部屋の電気を消し、カーテンを閉め、まるでプラネタリウムの中にいるようなイメージを与え、高橋さんは話に力を込め、銀河の世界に連れて行ってくれました。
保坂嘉内さんは、山梨県韮崎市旧藤井町に生まれ、盛岡の高校で宮沢賢治と知り合い、高校2年で中退したがその後も交友関係は続いていたそうです。2人とも短命で、賢治は37歳、嘉内は40歳だそうです。
青い鳥奉仕団の皆さん、わの会の皆さん、ガイドヘルパーの皆さん、会員の皆さん、早朝より協力ありがとうございました。

今後の予定

平成30年度第3回役員会のお知らせ


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事務局長 矢崎繁

第3回役員会を次の日程にて行います。役員の皆様には是非ご出席くださいますようお願いします。都合によりやむを得ず欠席される方は必ず事前に事務局までご連絡ください。

日時 12月 2日(日)午前10時から12時
場所 山梨県生涯学習推進センター交流室A(防災新館)
主な議題は次の通り。
(1)経過報告
(2)今後の事業予定について
(3)関東ブロック横浜大会について
(4)災害見舞金の募金について
(5)平成医療学園の訴訟に関する東京地方裁判所公判の傍聴について
(6)日盲連全国大会(札幌大会)について
(7)その他 白い杖・盲導犬キャンペーンについて(報告)

職業部講演会のお知らせ


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職業部部長 酒井弘充

 職業部では12月2日(日)午後1時半から3時半まで、県防災新館生涯学習推進センター交流室Bにおいて、職業部講演会を行います。
 今回は日盲連会長の竹下義樹先生をお招きして、「視覚障がい者職業の今日的 課題と展望」というテーマでご講演をいただきます。竹下先生は、皆さんご存じのとおり、日本初の全盲の弁護士として活躍している一方、私たち視覚障がい者の代表という立場で、様々な会合に参加し 意見を述べられています。
 先日の障害者雇用率水増し問題おいても、新聞各紙が「労働政策審議会の障害者雇用分科会にて検証報告書の内容が報告されると、『裸眼で測定して視覚障害者にカウントするなど、理解ができない』。委員を務める日本盲人会連合の竹下義樹会長は、語気を強めた。」等と大きく報道されています。
 今回の講演では、これらのことも含めながら、より幅を広げて視覚障がい者職業の今日的課題と展望についてお話をしていただきます。みなさんどうぞご参加くださいますようお願いいたします。

全国福祉大会(札幌大会)のご案内


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事務局長 矢崎繁

第72回全国盲人福祉大会(札幌大会)が2019年5月26日(日)から28日(火)の3日間、時計台の街・グルメの街・リラの花咲く北の大地札幌市のニューオータニイン札幌と札幌市民交流プラザを会場として開催されます。
参加人数などにより観光も計画したいと思います。1日目の午後と2日目の1日半が観光になります。人数により小型バスかジャンボタクシーの移動となります。予算につきましてはお一人10万円前後になるかと思います。
仮参加予約としていただき、申し込みは11月30日金)までに事務局小林 (電話055−252−0100)までお願いします。

支部だより

甲州支部


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支部長 矢崎繁

甲州支部では4月の総会にて主な年間行事を決めます。それによって三つの次の内容で主な行事が行われました。
「歩け歩け大会」と題して健康のために、5月30日にエコパーク伊奈ヶ湖及びハイジの村に出掛けました。伊奈ヶ湖ではバードコールの作成と湖畔散策など野鳥に関する知識を得てきました。明野観光農園ではアスパラ・ ワラビ摘みの体験、フラワーセンターハイジの村の園内散策を行いました。
体験学習として、9月25日忍野・富士吉田方面にて忍野村体験工房でよもぎ団子つくり体験を行い、キューピー富士吉田工場ではオープンキッチン見学をしました。
日帰り交流会として、11月20日長野県方面で軽井沢プリンスホテルで 昼食、旧軽井沢銀座散策と甲州市塩山出身の雨宮敬次郎記念館見学を予定しています。
また、市民の皆様に音響式信号機を知り、理解していただくために「皆さんご存知でしたか 交差点信号機からの擬音『ピヨ・ピヨ』って音と『カッコー・カッコー』」とタイトルを付けて市の広報10月号にコラムとして掲載をしていただきました。
今後も多くの関係者の皆様にご協力していただき支部運営を行なっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

トピックス

第32回日盲連関ブロ協議会サウンドテーブルテニス川崎市大会の開催結果について


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10月27日(土)・28日(日)の両日に川崎市スポーツ・文化総合センター(カルッツかわさき) において開催されました標記大会の競技結果は次のとおりです。
団体の部 優勝 埼玉市 準優勝 横浜市 第3位 千葉県、 山梨県

事務局よりお知らせ

最新家電と水回りの体験会inクリナップ


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実際に触れて、聴いて、作って・・・最新のキッチンやお風呂などの設備、音声付きのレンジやIH、炊飯ジャーのどの最新家電の体験会です。予約不要、参加費無料です。お誘い合わせてお出かけ下さい。

日時 12月2日(日)10時〜15時
場所 クリナップ(株)甲府ショールーム(甲府市貢川本町9-34) (アルプス通り「貢川小北」信号左折 ダイワハウス隣)
問合せ office OKUAKI(055−267−6035)
内容 最新キッチン、握りやすい手すり、滑りにくい床のお風呂、「らく楽IH」での調理体験、音声付きのジャー炊飯器、レンジグリルなど

編集後記


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 11月に入りますと早朝の冷え込みを感じる日が多くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 野鳥の世界では、この時期毎年同じように「ジョウビタキ」というスズメと同じぐらいの小鳥が北の国からやってきます。おそらく今年 生まれた鳥もいると思うのですが、何を感じて渡る時期を判断するのでしょうか。日照時間でしょうか。日が短くなると私たちも何かとせわしく感じる季節でもあります。ニュースによりますと、インフルエンザで学級閉鎖とか。日増しに寒さも厳しくなります。皆様も風邪、インフルエンザなど留意されましてお過ごしください。

(事務局長 矢崎繁)



他都道府県からの同行援護利用者の 受入れ可能な事業所一覧表

県 市 事業所名 電話番号 メールアドレス 備考
埼玉県滑川町 サンメイト 0493-81-5191 sunmate-svsa@bh.wakwak.com
千葉県市川市 親愛ケアサービス市川 047-711-4022 sinai-kyotaku@sinai.jp
千葉県習志野市 あじさい 047-409-6617 info@narashino-ajisai.com
千葉県四街道市 のぞみ 043-308-7007 nozomi@tisikyo.jp
東京都江戸川区 江戸川ガイドヘルプセンター 03-3877-0089 eshikyou@pure.ocn.ne.jp
東京都板橋区 談話室 03-6795-4976 hidekamori@jcom.home.ne.jp
東京都足立区 アイ・サポート 03-6806-4774 m_mitani@eye-support.net 事前に契約書
東京都文京区 文京ガイドヘルプサービス 03-3815-6310 bunkyo.gaido@iclod.com
東京都杉並区 アンサンブル 080-5693-2185 ensemblegpw@gmail.com
東京都新宿区 TOMO 03-3208-0014 tomo18@tomoguide.jp
東京都新宿区 ケアサービスラビット 0120-697-168 eigyo@rabbit-tokyo.co.jp
岐阜県岐阜市 岐阜アソシア 058-263-1310 guide@gifu-associa.com
静岡県静岡市 エブリー・サポート 054-252-3651 every-support@cy.tnc.ne.jp
滋賀県大津市 ぽりにポート 077-527-0303 pp@porini.co.jp
大阪府淀川区 あい・すまいる淀川 06-6302-0234 aisumairu@diary.ocn.ne.jp
大阪府天王寺区 きぼう 06-6765-2999 Daishikyo-kibou@aioros/ocn.ne.jp
兵庫県神戸市 神戸市視覚障害者福祉協会 078-341-2899 siryokukyokai@kud.biglobe.ne.jp
鳥取県米子市 鳥取県視覚障害者福祉協会 0859-35-4336 toriten3@extra.ocn.ne.jp
広島県広島市 さんぽ 082-258-3270 jimu@sanpo-hiroshima.jpn.org
広島市府中市 ケアサービス府中 0847-40-0618 alice_fuchu@aria.ocn.ne.jp まずご相談を
徳島県徳島市 あおいケアサポート 088-679-6119 phyamato@amber.plala.or.jp
徳島県徳島市 ケアサーポートALLはぁーと 088-679-1591 kokoro.222.heart@gmail.com
愛媛県松山市 ひめヘルプ 089-925-0810 hime-help@sgr.e-catv.ne.jp
長崎県時津町 ケアステーション優里 095-893-5001 care.yu-ri@ymail.plala.or.jp
長崎県大村市 スマイル 0957-46-6583 suzutanosato@yahoo.co.jp 事前に契約書
長崎県長崎市 サポートケア 095-801-2300 fukushiyougu.doukouenngo@gmail.com

     山視協だより  平成30年11月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   堀口 俊二
      編集責任者  事務局長 矢崎 繁
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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