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山視協だより  平成30年9月号


第57号 平成30年 9月14日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
今年の要望活動その2・・・・・2
行事報告
平成30年度第2回役員会報告・・・・・3
福祉部講演会に参加して・・・・・5
今後の予定
「寿の集い」開催のご案内・・・・・6
3団体交流秋季運動会参加者募集中・・・・・7
点字・パソコン競技会と県下視覚障がい者文化祭のご案内・・・・・7
グランドゴルフクラブより・・・・・8
19条裁判中央集会のご案内・・・・・8
関東ブロック横浜大会のご案内・・・・・9
支部だより
甲斐支部・・・・・9
南アルプス支部・・・・・10
トピックス
障害者援護功労者等知事表彰・・・・・11
事務局よりお知らせ
青い鳥奉仕団音訳部朗読発表会・・・・・11

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

今年の要望活動その2


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会長 堀口俊二

今年は秋刀魚が豊漁とかで、秋の味覚の楽しみが一つ増えたと思っていたら、日本を襲ったいくつもの台風が近海の海水をかき混ぜたお陰というのですから、自然の営みとは何とも皮肉なものです。何の憂いもない静かな秋が恋しいこのごろです。
さて、今月は県への要望活動について報告します。従来は、本会単独で県障害福祉課に要望書を手渡していましたが、昨年より山障協で各団体の要望を取りまとめ、一本化して県へ提出する形となっています。今年はまず、7月19日に行われた山障協理事会で各団体の要望事項を確認し、8月17日に県知事に提出、その後会場を変えて県障害福祉課との話し合いを行いました。以下が本会からの要望事項の概略です。

1 地域活動事業費(以前の社会学級費)の充実
2 障がい者スポーツ施設を兼ね備えた障がい者交流センター設立
3 移動環境の整備(タクシー利用券補助制度及び福祉有償運送制度の充実、同行援護従業者養成研修事業の充実と地域格差解消)
4 情報環境の整備(会議資料の点字化と拡大文字化、送付書類の点字化や拡大文字化、音声コードの添付や発信元の点字表示、メール等電子データによる資料の提供、アクセスしやすいホームページの改善)
5 障害者幸住条例の理念に沿った施策の推進(不当な差別解消と合理的配慮の定着)
6 就労環境の改善・整備(無資格者撲滅キャンペーンへの協力依頼、視覚障がい者の就労支援の場の確保)
7 視覚障がい者特別養護老人ホーム建設及び青い鳥老人ホームへの入所条件の緩和
8 県防災新館1階のバリアフリー化促進(1階すべての通路への点字ブロック敷設、正面玄関への音声案内設置など)
9 障がい者本位の重度身心障がい者医療費助成制度の実現(窓口無料化復活)

このうち、要望2の関わりで、県ボランティアセンターの現状について県知事にお尋ねしたところ、現在利活用の段取りに入っており、今年度中にはっきりした方向が示せるのではないかとのコメントをいただくことができました。もちろん、具体的なことはまだわかりませんが、一筋の光がさしたような気がします。なお、県からの細かい回答については、後日山障協理事会の席で行われる予定です。
要望活動は本会活動の大きな柱であり、粘り強く活動を続けていけば、必ず成果を手にすることができるものと確信しています。今後も、皆さんからの声を関係方面へ届けていきたいと思いますので、お困りごとや改善してほしいことなどありましたらいつでも事務局までお知らせください。皆さんの声が暮しやすい社会を作る原動力です。

行事報告

平成30年度第2回役員会報告


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事務局長 矢崎繁

 第2回役員会が8月19日(日)午前10時より県防災新館生涯学習推進センター交流室Bを会場に行われました。主な内容は次の通りです。

1 経過報告
第1回役員会以降の経過報告が事務局よりありました。県警への要望書提出及び意見交換の中で、要望されている音響信号機の設置個所について、地下埋設のケーブルのさや管がつぶれていて配線ができない箇所や地元のイベントが障害となり設置ができない箇所があるが今後道路の改良などでできるようになる可能性もあるので要望は継続してもらいたい、また交差点周辺の住民への広報も必要などと説明があったことが報告されました。
2 各部活動計画に関する件
体育文化部 三団体運動会 10月7日、文化祭・点字競技会 10月28日
福祉部 福祉部講演会 8月19日、寿の集い 9月30日
職業部 ふれあいマーケット(マッサージ)参加 11月11日、職業部研修会 12月
女性部 第2回研修会(ブラインドヨガ)11月18日、第3回研修会 3月
3 関東ブロックへの提案議題について
生活
国に対し、重度障がい者医療費窓口無料化の制度化若しくは、窓口無料化を実施する自治体へのペナルティーの撤廃を要望する。
視覚障がい者に一定の所得がある場合、養護盲老人ホームに入所できないなどの厳格な条件があるが、要件を緩和し、所得があっても視覚障がい者の希望に則して入所できるよう要望する。
バリアフリー
手動式開閉装置付き電車の、押しボタンの位置がわかるよう、音声案内を設置することを要望する。
テレビ放送において、視覚障がい者が理解できるよう、災害情報などの緊急速報の音声化と字幕スーパーの文字を拡大し、弱視者への配慮を要望する。
職業
厚生労働大臣免許保有証が身分証明書としても使用できるよう、機能の拡大を要望する。
視覚障がい者の雇用拡大のために、国の機関や公的機関、民間企業にヘルスキーパーを雇用させるよう、積極的な取り組みを要望する。
以上各分科会に2題ずつを提案理由を付けて提出します。
関ブロ横浜大会への参加については1日目の午前と2日目の午後の観光を計画し、会員さんに参加を募ることになりました。
4 あはき19条裁判傍聴関係について
会長より現状報告があり、次回口頭弁論 10月29日(月)の出席者は会長、埜村・山本理事、次次回口頭弁論 1月30日(水)は会長、小林副会長、山本理事を予定しています。また、19条裁判中央集会については日盲連からの動員依頼も考慮して「山視協だより」9月号にて参加者を募ります。
5 叙勲祝賀会について
経緯の説明があり、お祝い金を贈ることが報告されました。
6 女性部への活動助成金について
今年度は10,000円、来年度からは予算化します。
7 その他
(1)「盲ろう資料」保存と活用!募金のお願い 
ライトハウス標事務局長より説明がありました。
(2)福祉サービスの改善について
「障害者手帳のみで白杖が申請できるように」、「プレクストーク再生専用機などの旧価格は新価格に改定してもらえるように」、「障がい等級を拡大してもらえるように」など支部を中心に運動し、各支部で対応してもできないときは本会から応援することになりました。
(3)身体障害者地域活動事業について
本年度の予算の説明がありました。
(4)日本盲人福祉委員会福祉助成金の申請について
会の広報のためのリーフレット・チラシなど作成するための予算を申請することとなりました。
(5)山梨交通への要望活動について
問題が出たところで要望活動を行います。
(6)平成30年度障害者雇用啓発「JR甲府駅頭キャンペーン」
広瀬副会長、小田切理事が参加します。

福祉部講演会に参加して


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藤野ます子

 8月19日(日)に山梨県防災新館を会場に福祉部の講演会が行われました。参加者は40名ほどでした。講師として日盲連関東ブロック協議会会長鈴木孝幸氏をお迎えして「視覚障がい者をめぐる福祉サービスの最新情報と問題点」と題して講演して頂きました。内容は10項目ありましたがとても分かりやすく話して頂いたので一同真剣に聴くことができました。その中で私が印象に残った事を書いてみたいと思います。

1 同行援護の時間数を行政へ申請する場合は(1)セルフプラン(自分で計画を立てる)(2)計画相談(相談をしながら計画を立てる)があり申請が認められやすいのは(2)の計画相談の方とのことでした。なお緊急の場合もあるので時間数は多めに申請しておくことが必要であるとのことでした。
2 事業所と契約する時は契約書の内容を良く理解し自分で納得した上で契約をすることが必要であると同時にその契約書を点字または録音をしてほしいとのお願いをしてみることも大事なことではないかと鈴木氏はおっしゃっていました。

 私がこの講演会に参加して改めて感じたことは私たち視覚障がい者は多くの人たちの支えと様々な福祉サービス制度により社会参加が出来、安心安全な生活をすることができると思います。それは感謝すべきことですが自助努力も忘れてはならないと思いながら帰途につきました。

今後の予定

「寿の集い」開催のご案内


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福祉部部長 返田順子

期日 9月30日(日)正午〜14時15分(帰りのバスは14時半出発)
会場 石和町 かんぽの宿石和
会費 2,000円(付き添いも同額)

尚、長寿会総会に出席の方は、午前9時に甲府駅南口階段下に集合、9時10分に、送迎バス発着所から出発します。 山視協からの参加希望者は9月25日(火)までに返田部長携帯(090−5553−2840)へお申し込みください。
福祉部員他山視協関係者は当日、甲府駅2番線から、10時20分の電車で石和温泉駅に向かいます。10時までに、甲府駅南口階段下に集合します。

三団体交流秋季運動会のご案内


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体育文化部部長 埜村和美

期日 10月7日(日) 午前9時(受付)〜午後3時
会場 山梨県立盲学校グラウンド(雨天の場合は、同体育館)
参加申し込み締め切り 9月21日(金)
参加希望の方は各支部長さんに、必ず申し込んでください。なお運動のできる服装でご参加ください。

第41回点字・パソコン競技会と第49回県下視覚障がい者文化祭のご案内


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体育文化部部長 埜村和美

次の日程により開催します。皆様お誘いあわせてご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

期日 10月28日(日) 9時30分受付 10時〜15時
会場 ライトハウス2階研修室
午前の部 10時より
点字競技会 パソコン競技会
会員による朗読と語りと青い鳥奉仕団音訳部による朗読
午後の部
文芸選評 13時より 俳句選者 竹内正直氏
文化講演会 13時30分より
演題 『保阪嘉内と宮沢賢治、そして宇宙』
講師 星つむぎの村 高橋真理子氏
点字競技とパソコン競技、朗読・語りと文芸の申し込みは、10月10日(水)を締め切りとさせていただきます。
朗読と語りは、発表時間を10分以内とし、埜村和美(電話0553−22−6909)まで、短歌と俳句と川柳は、それぞれ1首1句と1句で、事務局小林(電話055−252−0100)、点字競技とパソコン競技の参加は、各支部長さん(甲府支部は、名取利一さん(電話090−3595−4362)までお願いいたします。

グランドゴルフクラブより


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部長 戸澤清茂

恒例となりました わの会との交流グランドゴルフ大会を次の通り行いますので会員の皆様のご参加をお待ちしております。

日時 11月11日(日)受付 午前9時 終了予定 午後3時
場所 山梨県立盲学校グラウンド(雨天の場合は体育館)
昼食、賞品を多数用意しております。
申し込み締め切り 10月31日(水)
申し込み先 事務局・小林(電話055−252−0100)まで

19条裁判中央集会のご案内


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事務局長 矢崎繁

日盲連よりあはき19条裁判を勝ち抜くために、19条裁判中央集会への参加について要請がありました。会員の皆様の参加協力をお願いします。なお、参加者には会より一人1,000円の交通費の助成をします。概要は次の通りですが、高速バス利用者を考慮して参加締め切りを9月末までとします。

日時 11月11日(日) 13時〜15時
会場 TKP新宿(新宿駅南口から徒歩5分、大塚家具の上)
参加できる方は、事務局小林(電話055−252−0100)までお願いします。

関東ブロック横浜大会のご案内/h2>
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事務局長 矢崎繁

第53回日盲連関東ブロック協議会横浜大会が平成31年2月24日(日)〜25日(月)に新横浜国際ホテルを会場に開催されます。
参加者が15名以上でバスを利用し、1日目の午前と2日目の午後に観光を予定したいと思います。参加費は一人当たり3万円前後で参加人数により変わります。多くの皆様のご参加をお願いします。なお、役員を含め参加者が14名以下ですと電車で行くことになりますので観光はありません。
申し込みは10月20日(土)までに事務局小林(電話055−252−0100)までお願いします。
尚、観光の予定は次の通りです。

1日目
甲府7時=富士吉田合同庁舎8時=日本丸メモリアルパーク(横浜みなと博物館見学)10時〜11時=新横浜国際ホテル(関東ブロック大会)12時〜17時=宿泊ホテル17時10分(コートホテル新横浜)夕食(鮨 かね久)
2日目
ホテル8時45分=新横浜国際ホテル(関東ブロック大会)9時〜11時30分=横須賀(昼食)12時20分〜13時20分=横須賀軍港めぐり14時〜15時=富士吉田合同庁舎17時40分=甲府18時40分

支部だより

甲斐支部


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支部長 堀口俊二

今年も5月に行われた総会で年間の活動について話し合い、市への要望活動、研修会、親睦会などを例年に倣って行うこととなりました。要望については、8月20日に支部員7名で福祉部を訪ね、福祉課・企画財政課・建設課への要望書を手渡し、移動環境の整備など日頃私たちが直面している問題について部員個々の生の声を伝えてきました。研修については、現在東京の触れる博物館見学を企画検討中です。そのほか、忘年会など交流会も随時計画する予定です。会員は現在11名ですが、アットホームな雰囲気で楽しく活動しながら、住みやすい街づくりを目指していければと考えています。

南アルプス支部


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支部長 東條芳彦

 南アルプス支部では、例年通り総会、社会人学級3回と研修旅行を計画し、平成30年度の活動をスタートさせました。
 今年度は、都合により総会を5月20日に開催しましたので、例年5月に行っていた研修旅行を9月に実施することにしました。残暑が心配ではありますが、静岡県の三島大社参拝、日本一長いつり橋の三島スカイウオーク体験、沼津の御用邸の見学を予定し、期日が迫っているところです。
 5月の総会の後、第1回目の社会人学級として、初めてヨガ体験教室を実施しました。講師の園原先生のご指導のもと、会員それぞれが無理のないように身体を動かし、充実した時間を過ごしました。
 ところで、今年4月より、山梨県内の公道をタンデム自転車が走行できるようになりました。それをふまえ、昨年度の2月27日に県警の交通課主催の二人乗りタンデム自転車の体験会が開催され、わが支部から2名が参加しました。そのニュースをご覧になった市川三郷町落居のオートバイ販売業望月陽一さんが「視覚障がいがある人にも自転車を楽しんでもらいたい」と山視協に寄贈を申し出てくださり、わが支部が手を挙げました。
5月16日に寄贈主の望月さんと友人の片田さんがトラックで運搬してくださいました。ひとり用の自転車より60cm程長いので軽トラックでは運べないようです。  今のところ、2名の会員が家族に運転を委ねながら楽しんでいます。山日新聞の6月13日にも取り上げていただきました。ただ、この酷暑の中では無理なのでまた涼しくなったら始めるようです。わが南アルプス市はもちろん、周辺の市町村も自然豊かな土地柄、坂道を利用して大腿四頭筋を鍛えられると一石二鳥も三鳥もと目論んで張り切っています。
 タンデム自転車はまだまだ珍しい存在ですが、徐々に周知され、視覚障がいを持つ誰もが安心して楽しめるようになることを願っています。

トピックス

平成30年度障害者援護功労者等知事表彰


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 8月31日(金)に山梨県防災新館オープンスクェアにおいて開催されました表彰式典において本会の小田切浩子理事が援護功労者として表彰されました。おめでとうございます。

事務局よりお知らせ

第42回山梨青い鳥奉仕団音訳部朗読発表会


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日時 10月20日(土)午後1時30分から(開場 午後1時)
会場 山梨県立文学館講堂
入場無料
プログラム
伊集院静作「大人の流儀」 加納朋子作「セイムタイム・ネクストイヤー」
俵万智作「ありがとうのかんづめ」 山中勉作「空を見上げて」
吉村昭作「梅の蕾」 藤沢周平作「遠ざかる声」 
竹吉優輔作「ペットショップボーイズ」
皆様のご来場をお待ちしております。
問合せ先 山梨青い鳥奉仕団音訳部原野様(055−237−3090)

編集後記


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 秋風の心地よい季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。さて、今夏は猛暑、台風、地震と日本列島各地で被害が出ています。この災害が山梨にと思うと他人事ではありません。日ごろから「自助」を心掛けておきたいと思います。本号では運動会、文化祭や研修会など行事の案内が掲載されています。多くの皆様ご参加いただき、秋の一日を過ごされるのもいかがでしょうか。

(事務局長 矢崎繁)



     山視協だより  平成30年9月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   堀口 俊二
      編集責任者  事務局長 矢崎 繁
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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