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山視協だより  令和元年10月号


第70号 令和元年10月17日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
十九条訴訟結審・・・・・2
行事報告
無資格者撲滅キャンペーン報告・・・・・3
体育文化部研修に参加して・・・・・3
「寿の集い」にご招待を受けて・・・・・4
今後の予定
点字・パソコン競技会と文化祭のご案内・・・・・4
グランドゴルフクラブより・・・・・5
第2回女性部研修会と役員会のお知らせ・・・・・5
パソコンクラブ発足20周年記念イベントのお知らせ・・・・・6
関東ブロック川崎大会のご案内・・・・・6
トピックス
令和元年度障害者文化展入賞者・・・・・7
事務局よりお知らせ
障害者の主張大会作文募集について・・・・・7
白い杖福祉の集いについて・・・・・7

日盲連より信号機に関する要望書について
昨年12月の早朝に発生した視覚障害者の交通死亡事故も踏まえ、信号機に関する要望を行いました。内容をお知りになりたい方は次の日盲連ホームページでどうぞ。
信号機に関する要望書 社会福祉法人 日本盲人会連合
社会福祉法人日本盲人会連合 弱視問題対策部会 第1回委員総会 報告書
弱視問題対策部会 第1回委員総会 報告書

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

十九条訴訟結審


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会長 堀口俊二

10月に入り、金木犀の香りが本格的な秋の訪れを告げているというのに、未だ真夏日が続く異常気象に閉口している毎日です。このお便りがお手元に届くころには、過ごしやすい気候になっているだろうと期待しつつ原稿を書いています。
さて、標記裁判の第14回口頭弁論が9月5日(木)東京地方裁判所で行われ、本会からは矢崎副会長、山本理事、堀口それに付き添いさんの計4名で参加してきました。結審が予想されたこともあり、98の傍聴席に対し倍近い180名が詰めかけました。法廷では、原告側から前回出された書面に対する国側の反論書面が提出され、双方の主張が出尽くしたとのことで裁判は今回をもって結審となり、次回12月16日(月)の第15回公判で判決が行われるという新たな段階に入りました。公判そのものはわずか10分とあっけなく終わりましたが、直後に行われた関係団体の記者会見では、各団体より視覚障がい者の職業や経済事情の厳しい現実、本訴訟における国の正当性等についての理解を求める主張が行われました。また、傍聴後の集会は、東京地裁前の路上で横断幕を掲げながら通行人にもアピールするという形で行われました。席上大胡田弁護士からは、通常はある法律を憲法違反とするには明白な理由が必要であり、その点で国が有利とは考えられるが、規制緩和という世の中の流れを無視できない。今後国の正当性を世間に訴え、世論を引きつけることが重要であり、それに向けた活動が必須であるとの解説がありました。
いよいよこの裁判も大きな山場を迎えました。これまでの繰り返しになるかもしれませんが、この訴訟でもし国が敗れるようなことがあれば、未だあはき業以外の職業選択の自由がほとんど閉ざされている視覚障がい者の経済的自立が著しく困難になることは目に見えています。あはき等法十九条関東協議会では、世論に訴える活動として、十九条の「19」にちなんで既に9月19日に東京地裁前で宣伝活動を行ったほか、10月18日、11月19日にも同様の活動を予定しています。本会としては、資金等の関係でこれらへの参加は難しい訳ですが、12月の判決の日にはできるだけ大勢の参加者を募りたいと思っています。3年を超える長期戦で、皆様方には多大な負担をおかけしていますが、大きな山場を迎えたこの訴訟が視覚障がい者にとって不理な結果にならないよう、全国の仲間と共に力を合わせて進んでいきたいと思います。具体的なお声がけ等させていただくこともあるかもしれませんが、ご協力のほど引き続きよろしくお願い致します。

行事報告

無資格者撲滅キャンペーン報告


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職業部部長 酒井弘充

 8月9日(金)に甲府駅前において無資格者撲滅キャンペーンが行われました。当日は、山視協より14名。わの会をはじめとするボランティアさんが7名参加していただきました。
 さらに数年ぶりに県の障害福祉課の担当者の方も参加いただきました。参加者は厚生労働省のビラを手にして、声高々に「大切なお体のケアは国家資格を持ったあんまマッサージ指圧師に!」「整体は国家資格ではありません!」「国家資格を持たない無資格業者により健康被害の報告が多数上がっています。」等と訴えていました。

体育文化部研修に参加して


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酒井夏美

台風15号が近づきつつあった9月8日、無事に体育文化部の研修が行なわれました。
 今回の研修は東京方面で、最初の見学地の江戸東京建物園にはジブリ映画の「千と千尋の神隠し」のモデルとなった文房具店や、古い建物の町並みがあり、蒸し暑さに閉口しながらもジブリ好きな私は案内ボランティアさんの説明を興味深く聞かせてもらいました。
その後は深大寺で昼食のおそばをいただき、散策も兼ねて参拝をしてきました。
 午後は渋谷の塙保己一資料館とNHKスタジオパークの見学でした。まず、資料館では江戸時代に視覚障がい者が国学者として活躍していたということに驚きました。また、特別に国の重要文化財の保己一が残した版木と、ヘレンケラーも触ったという保己一の像にも触らせてもらい、思いがけず貴重な体験をすることができました。最後のNHKスタジオパークでは沢山の映像と音でにぎやかな上に、更にチコちゃんの登場による子供達の大歓声も加わり、ややぐったりしながら見学を終えました。
バスの中では「充実した良い研修だった。」という感想が多く聞かれました。私もそれぞれの場所を説明してもらっていると時間が足りないほどでしたが、楽しい研修でした。計画した体育文化部のみなさん、お疲れ様でした。

「寿の集い」にご招待を受けて


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青い鳥長寿会 会長 相吉堯春

 10月というのにまだ気温が30度もある夏日が続いておりますが風に乗って金木犀の香りがしてきます。「秋だな」と独り言を言ってしまいます。
 この時期になると山視協による寿の集いが行われ、長寿会と青い鳥老人ホームの人たちをお招きいただき、ありがとうございました。高齢者になると人と会うことが少なくなり、話をする機会も少なくなります。この日は多くの方々とお会いするとともに数年ぶりにカラオケなどを楽しませて頂きごちそうとともに楽しい1日を過ごさせて頂きました。長寿会一同 心からお礼申し上げます。

今後の予定

点字・パソコン競技会と文化祭のご案内


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体育文化部 部長 返田順子

期日 10月27日(日) 9時30分受付 10時〜15時
会場 山梨ライトハウス2階研修室
午前の部 
点字競技会・パソコン競技会 
会員による朗読と語りの発表と青い鳥奉仕団音訳部による朗読
午後の部 
文芸選評 短歌の部 選者 渡辺和子氏
文化講演会
演題 「富士山の歴史と文化
ー富士山はなぜ世界文化遺産になったのか?−」
講師 山梨県立博物館学芸課長 森原明廣氏

グランドゴルフクラブより


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部長 戸澤清茂

恒例となりましたわの会との交流グランドゴルフ大会を次の通り行いますので会員の皆様のご参加をお待ちしております。

日時 11月17日(日)受付 午前9時 終了予定 午後3時
場所 山梨県立盲学校グラウンド(雨天の場合は体育館)
昼食、賞品を多数用意しております。
申し込み締め切り 10月31日(木)
申し込み先 事務局・小林(電話055−252−0100)まで

女性部第2回研修会と役員会のお知らせ


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部長 岡部恵子

女性部では第2回研修会と役員会を開催します。ひとりでも多くの参加をお願いします。

テーマ 生活での防災対策知識
講師 山梨県ボランティア協会理事 本田万寿男氏
会場 山梨ライトハウス2階研修室
日時 11月10日(日) 受付1時 研修1時半から3時

研修会終了後役員会を開催します。
申込は10月31日(木)までに事務局・小林 (055−252―0100)までお願いします。

パソコンクラブ発足20周年記念イベントのお知らせ


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パソコンITクラブ 部長 小林誠

パソコンITクラブは、今年で発足から20年を迎えます。この20年の歴史は、「Windows95」の登場により、パソコンがより身近な存在となりました。そして、その波はスクリーンリーダーによって視覚障がい者にも恩恵がもたらされたのです。そんな当時を振り返りながら楽しい一日を過ごそうと思い、イベントを企画しました。
12月1日、ライトハウスにて実施しますので、楽しみにお待ちください。部員以外の方も大歓迎です。詳しくは来月号でお知らせします。

関東ブロック川崎大会のご案内


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事務局長 矢崎繁

第54回日本視覚障害者団体連合関東ブロック協議会川崎大会が令和2年2月23日(日・祝)〜24日(月)にかながわサイエンスパーク(KSP)を会場に開催されます。
15名以上のご参加があればバスを利用し、1日目の午前と2日目の午後に観光を予定したいと思います。参加費は一人当たり3万円前後で参加人数により変わります。多くの皆様のご参加をお願いします。なお、役員を含め参加者が14名以下ですと電車で行くことになりますので観光はありません。
申し込みは10月30日(水)までに事務局・小林(電話055−252−0100)までお願いします。

トピックス

令和元年度障害者文化展入賞者


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「山梨県障害者文化展」において次の方々が入賞されました。おめでとうございました。
(文芸の部)山梨県議会議長賞 笛吹支部 中山伊知郎様
(陶芸の部)奨励賞 富士吉田支部 渡辺芳久様

事務局よりお知らせ

障害者の主張大会作文募集について


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応募資格 山梨県在住の18歳以上の障害を持つ方
作文内容 テーマは自由(7分以内で発表できるようまとめて下さい)
締切 10月19日(土)
応募方法 住所、連絡先電話番号、氏名、障害者手帳のコピーを添えて山梨県障害者福祉協会事務局へ提出して下さい。(郵送可)

一筆の主張の作品募集について
内容 川柳は1人3句、詩は1篇
締切 11月15日
応募方法 郵送、ファックス、電話で受け付けます。(電話 055−252−0100)
作品と併せて氏名、電話番号、障害名をお知らせ下さい。

第65回白い杖愛護運動月間行事(白い杖福祉の集い)


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日時 11月3日(日)午前10時〜午前11時30分
場所 山梨県立盲学校体育館

編集後記


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 10月上旬、朝晩は涼しくも日中は季節外れの暑さも続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか。今年は夏から秋に雨が多く高温多湿と言うことで、雑草の生育がよく、まだこれからも雑草対策に追われると思うとうんざりもするのですが、近くの田圃では稲刈りも終わり、畑では秋野菜が育っていて収穫の秋本番、一番過ごしやすい季節でもあります。
標高の高い山からは紅葉の便りも聞こえてきて、いよいよ朝晩には冷え込む時期となりました。皆様体調には十分気を付けてお過ごしください。

(事務局長 矢崎繁)


     山視協だより  令和元年10月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   堀口 俊二
      編集責任者  事務局長 矢崎 繁
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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