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山視協だより  令和元年11月号


第71号 令和元年11月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
日盲連から日視連に・・・・・2
行事報告
第1回スポーツレクレーション祭に参加して・・・・・3
今後の予定
パソコンITクラブ発足20周年記念イベントのお知らせ・・・・・4
令和元年度第3回役員会のお知らせ・・・・・4
職業部講演会のご案内・・・・・5
第54回日視連関東ブロック協議会川崎大会について・・・・・5
支部だより
甲州支部・・・・・6
事務局よりお知らせ
歌の広場の予定・・・・・7
山梨県障害者相談員及び関係団体役員等合同研修会・・・・・7
編修後記・・・・・7

日視連より信号機に関する要望書について
昨年12月の早朝に発生した視覚障害者の交通死亡事故も踏まえ、信号機に関する要望を行いました。内容をお知りになりたい方は次の日視連ホームページでどうぞ。
信号機に関する要望書 社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合
社会福祉法人日本視覚障害者団体連合 弱視問題対策部会 第1回委員総会 報告書
弱視問題対策部会 第1回委員総会 報告書

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

日盲連から日視連に


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会長 堀口俊二

相次ぐ台風や大雨が、日本列島に甚大な被害をもたらしました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早く平穏な日常が戻るよう願うばかりです。
さて、去る10月1日、70年余の歴史を誇るわが親団体「日本盲人会連合」が「日本視覚障害者団体連合」と改名し、略称も日視連と名乗ることになりました。盲という文字が差別用語的な要素を含んでいること、全国の加盟団体のほとんどが団体名に盲人という表記を用いなくなったこと、ロービジョン(弱視)の会員が増え、活動の幅を広げていく必要性が高まってきたことなどが主な理由です。これと期を合わせるように、日視連の中に弱視問題対策部会を立ち上げ、ロービジョン者の調査など実態把握の取り組みも始まったところです。その意味で今年は、従来の全盲者中心の運動から、あらゆる視機能障がい者を視野に入れた幅広い運動への転換がはかられる節目の年になるかもしれません。
思えば、本会も1971年に山梨県盲人会から山梨県視覚障害者協会と改名し、その後福祉という文字を加え現在に至っていますが、運動の中心が全盲者に置かれていたことは日盲連同様です。その背景には、全盲者の方が日常生活上の障壁が多く優先的に取り組まざるを得なかったこと、弱視者の見え方は個人差が多く、困りごとや要望も個々に違うので、会としての取り組みが難しかったことなどがあったのではないでしょうか。
しかし、今や視覚障がい者の8割以上が弱視者であることを考えれば、その対策にどう取り組むかは極めて重要な課題です。福祉サービスの多くは、障害者手帳3級以下では受けられません。確かに1・2級の重度障がい者に比べれば、日常生活上の不便や困りごとが少ないかもしれません。しかし、例えばタクシー券補助制度について言えば、等級に関わらず車の運転はできない訳ですから、このサービスが受けられないのは不合理であり、早急に改善を求めていかなければなりません。これはほんの一例であり、当事者でなければわからない不便や困りごとがたくさんあると思います。そして、労働力不足が深刻な昨今、スーパーやコンビニでのセルフレジの導入、鉄道駅の無人化の促進など視覚障がい者には益々住みにくい世の中になることが懸念されます。
本会としても、日視連と連携しながらロービジョン対策により積極的に取り組んでいきたいと思いますので、弱視の皆様方が日頃感じていることや困っていることなど当事者ならではの声を是非事務局またはお近くの役員までお寄せください。会発足当初からの活動理念「自らの幸せは自らの手で」を合言葉に、だれもが暮しやすい社会作りを目指しましょう。

行事報告

第1回スポーツレクレーション祭に参加して


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清水きくの

 10月6日(日)に盲学校の体育館で行われた第1回スポーツレクレーション祭に参加しました。開会式では盲学校の校長先生のご祝辞、誓いの言葉、競技上の注意などがあり、そのあと競技に移りました。
ボール送り、玉入れなど6種目の競技が行われました。最後の閉会式では全体の講評、「手のひらを太陽に」の合唱、閉会の言葉がありました。感想としては皆さんと楽しい雰囲気の中で競技が出来たこと、競技に出る時、終わって帰る時にも一緒にいてくれたのでとても助かりました。スポレク祭に参加してとても楽しい時間を過ごせました。

今後の予定

パソコンITクラブ発足20周年記念イベントのお知らせ


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部長 小林誠

パソコンITクラブは、1999年にクラブが誕生して今年で20年を迎えることができました。これからのITが私たち視覚障がい者にどのような利益をもたらすのか想像してみたい、そんな楽しいイベントにしたいと考えています。部員以外の方も大歓迎ですので、気楽な気持ちでお越しください。昼食は、パソコンITクラブで用意します。
実施要項は、次の通りです。

日時 12月1日(日) 
午前10時〜12時 私とIT(体験発表) 
午後 1時〜3時 (株)アメディアによるIT講演会
会場 山梨ライトハウス盲人福祉センター2F 研修室
申込先 小林 電話055-275-9214 メール kokiki23@dream.jp
     市瀬 電話055-237-1875 メール ginga2017@nifty.com
締切 11月22日(金)

一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。

令和元年度第3回役員会のお知らせ


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事務局長 矢崎繁

第3回役員会を次の日程にて行います。役員の皆様には是非ご出席くださいますようお願いします。都合によりやむを得ず欠席される方は必ず事前に事務局までご連絡ください。

日時 12月15日(日)午前10時から12時
場所 山梨ライトハウス2階研修室
主な議題は次の通りです。
(1)経過報告
(2)今後の事業予定について
(3)関東ブロック川崎大会について
(4)日視連全国大会(宮城県)大会について
(5)グランドソフトボール実行委員会決定事項について
(6)平成医療学園の訴訟に関する東京地方裁判所判決傍聴について
(7)その他
白い杖・盲導犬キャンペーンについて(報告)
白杖SOSシグナルのポスターの活用について
(8)情報交換

職業部講演会のご案内


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部長 酒井弘充

日時 12月15日(日)13時30分〜15時30分
会場 山梨ライトハウス盲人福祉センター2階研修室
講師 軍司有通氏(社会福祉法人茨城県視覚障害者協会業務執行理事)
内容 あはき業の経営に携わって

第54回日視連関東ブロック協議会川崎大会について


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事務局長 矢崎繁

標記川崎大会には堀口会長以下14名に参加していただけることとなり、電車で往復することになりました。
主な行程 1日目(2月23日 日曜日)甲府駅9時24分(かいじ6号)→立川駅10時33分着 立川駅10時39分→JR南武線武蔵溝ノ口駅11時13分着 シャトルバス(徒歩15分)でかながわサイエンスパーク(KSP)
13時より大会参加。大会では5つの分科会に分かれ、本会より提案した議題等討議してきます。
2日目(2月24日 月曜日) 9時から11時30分の全体会議に出席し帰ってきます。甲府駅16時4分着の予定です。

支部だより

甲州支部


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支部長 矢崎繁

 甲州支部では定期総会、役員会の他に主な三つの行事を行なっています。
歩け歩け大会 会員の皆様の健康維持、外出の機会をと企画したもので、今年は5月22日に富士芝桜まつり・本栖湖方面に出掛けました。富士芝桜まつり会場では散策後、足湯で疲れをいやし、本栖湖では潜水艦型遊覧船「モグラン」で湖底を泳ぐ魚影を楽しみながら遊覧をし、帰りは道の駅なるさわで買い物をして帰途に就きました。
体験学習 9月25日に体験学習として、塩山駅から小淵沢駅まで電車を使い移動し、塩山駅、小淵沢駅などでバリアフリーの状況を確認しました。小淵沢駅では交流ルーム的な部屋があり、そこで駅弁での昼食をし、屋上にも展望スペースがあるなど観光地ならではの駅でした。午後は道の駅小淵沢に隣接されているスパティオ体験工房で全員が和気あいあいとにぎやかなパン作りの体験をし焼きたてのパンをいただきました。沿線17の駅の内、ホームに内方線ブロックが設置されていない駅が塩山駅を含め8駅でしたので、要望書にまとめて関係機関に早期設置を求める要望書を提出しようと思います。
日帰り交流会 11月13日に東京方面。日本点字図書館・ふれる博物館・池袋サンシャインプリンスホテルにてバイキング(昼食)・展望台見学・お土産の買い物等を予定しています。

事務局よりお知らせ

歌の広場の予定


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歌の広場は12月・1月・2月は休みです。

山梨県障害者福祉協会より山梨県障害者相談員及び関係団体役員等合同研修会のお知らせ


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日時 12月20日(金)13時30分〜16時(受付開始12時50分)
会場 山梨県立図書館1階イベントスペース
対象 この研修会に関心のある方ならどなたでも参加できます。
講師 竹内正直(山梨県障害者福祉協会理事長)
演題 「障害者相談員の懐」〜3人の母親の物語〜
お申込みは担当・橋(電話055−252-0100)までどうぞ。



訃報 甲府支部の高附美恵子様が10月8日に逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

編集後記


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 各地より冬の便りが届き、朝晩に冷え込みを感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。秋晴れという日が何日もないまま初冬に入ったような気がします。
10月の下旬より冬の訪れを知らせてくれる冬の風物詩、小さな野鳥「ジョウビタキ」が我が家の庭先や農耕地、公園、河原などで声を聞かせてくれる季節となりました。この野鳥の名前の由来は、名前のジョウは銀髪のこと、ヒタキは「火焚」で、火打石をたたく音に似た音を出すことからジョウビタキと言われます。
翼にある白い斑点をキモノの紋に見たてて、モンツキドリという地方があり、ときどきぴょこんとおじぎをして尾をふるわせる雄の美しさとその動作から、地方にある民話より
「昔、スズメとモンツキドリは姉妹でした。母親が重い病気になったとき、スズメはお歯グロを塗っていましたが、すぐやめて駆けつけたので死に目に会うことができました。ところがモンツキドリは、化粧をしたりモンツキを着たりと時間をかけたので、死に目に間に合いませんでした。怒った父親はモンツキドリに「もう、こんりんざいタベモノをやらない」と言いました。だから今でもモンツキドリ−ジョウビタキは、おじぎをしているのです。いっぽうスズメの口もとが黒いのは、途中で塗るのをやめたお歯グロのあとだというのですが」
富士山はもとより南アルプスの峰々も冠雪されています。日増しに寒くなるこの時期、風邪・インフルエンザなど体調には気を付けてお過ごしください。

(事務局長 矢崎繁)


     山視協だより  令和元年11月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   堀口 俊二
      編集責任者  事務局長 矢崎 繁
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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