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山視協だより  令和3年11月号


第95号 令和3年 11月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
やまなし地域づくり交流センターオープン・・・・・3
行事報告
文化祭文芸選評結果のお知らせ・・・・・4
今後の予定
職業部講演会開催のご案内(第2報)・・・・・6
第56回関東ブロック山梨大会実行委員会からのお知らせ・・・・・6
部報告・支部だより
長寿会報告・・・・・7
北杜支部・・・・・7
トピックス
今年度の知事表彰について・・・・・7
事務局よりお知らせ
障害年金の眼の障害認定基準(視力・視野)の一部改正について・・・・・8
編集後記・・・・・9

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

やまなし地域づくり交流センターオープン


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会長 堀口俊二

コロナ感染がようやく落ち着きを見せ、気の早いクリスマスソングに少しばかり戻りつつある日常を感じるこの頃です。このまま第6波が来なければ良いのですが・・・。
さて、今月取り上げるのはこの8月にオープンしたやまなし地域づくり交流センターです。ご存じの通り、旧ボランティアセンターに耐震や内装工事を施し、県民安全共同課管轄の施設としてリニューアルされたものです。当初はコロナの最盛期で対面での会議ができなかったこともあり、会として初めて利用したのは10月に入ってからでした。建て物は大変きれいになり、大小会議室や多目的ホールが用意されているなど大変使い勝手が良さそうな感を受けました。
特に、1階の多目的ホールは、障がい者なら無料で使用できる上、STTクラブの念願だった卓球台の収納スペースも確保されており、定期総会や役員会、講演会、さらにはSTTの練習など幅広い用途に活用できそうです。正に私たちが待ち望んでいた施設であり、当センターオープンにご尽力いただいた県の方々、そして本会や甲府視協の顧問の先生方に改めて感謝申し上げる次第です。
ただ、利用してみて少し残念だったのは、バリアフリーの立場からみた視覚障がい者への配慮が不充分だったことです。歩道から入口までの誘導ブロックがない、正面がガラス張りで弱視者には入口が探しにくい、建て物内の階段の上り口・下り口に警告ブロックがない、トイレの壁の色がわかりにくいなどなどです。
これからの利用頻度が高い施設だけに、改善に向けた私たちの声をどのようにお届けしようかと思案していたところ、甲府視協役員会においでいただいた鈴木甲府視協顧問が現状を見てくださったのがきっかけで話が進み、本会土橋顧問とも連絡を取っていただく中で、県民安全共同課や甲府市道路河川課の担当の方との現地での話し合いの場を設けていただける運びとなりました。
10月25日の話し合いには本会理事 4名と広瀬甲府視協会長が参加し、本会理事や甲府視協役員から寄せられた要望事項をまとめたものを担当の方にお渡しする中で、1箇所1箇所チェックしながら私たちの希望を丁寧にお伝えしました。
その結果、歩道から入口階段までの誘導ブロックは、甲府市の方でできるだけ早期に敷設していただけるとの回答をいただきました。また、建て物に関する要望についても、県民安全共同課の方からできるだけ前向きに対応したいとのお話をいただきました。
もともと、視覚障がい者の利用には最適な立地環境であり、本センターのオープンには大きな期待を寄せていた私たちです。安全で利用しやすい施設になるよう、今回お願いした要望が一つでも多くかなえられることを願ってやみません。11月7日の甲府視協役員会には、この件で顧問のお二人の先生がお見えになるとも聞いています。朗報がもたらされることを期待しています。

行事報告

文化祭文芸選評結果のお知らせ


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体育文化部部長 返田順子

 今年も昨年に続き 文化祭は文芸選評のみをおこないました。以下に、優秀作品を掲載させていただきます。なお作品集につきましては、投稿者に直接送らせていただきます。投稿者の皆様ご協力をいただきまして、ありがとうございました。来年こそは、通常通りに開催できることを祈っております。


文化祭文芸優秀作品
【俳句の部】 選者 竹内正直先生
入選1位 鍵穴に回す鍵音秋の冷え            埜村和美
入選2位 金木犀香るあたりは我が住居           小松瑛
入選3位 コスモスの咲きたる様子香が教え        返田順子
佳作1  耳立てて波の音聞く虫の闇          榊原佳美子
佳作2  盆過ぎて朝の換気に襟涼し          本間りょう
【川柳の部】 選者 浅川和多留先生
巣ごもりで書くこと同じ日記帳              埜村和美
見えぬ目のお供はいつも白い杖             山本サカエ
平穏を願い参道回り道                 本間りょう
柿剥けば生家の庭が浮かびくる              向山正子
七輪で焼いたサンマが懐かしい             藤野ます子
【短歌の部】 選者 渡辺和子先生
草花の芽吹きほつほつたしかなり背なに陽を浴び庭の草取る 本間りょう
歳月に手を引かれつつ行く道で幼馴染の声が聞こえる    藤森栄子
リビングでオリオンビール飲みながら沖縄の海行ける日を待つ 小田切浩子
太い足長いお鼻のぬいぐるみ両の手にのせ幸せ気分     返田順子
この夏もゴーヤチャンプル欠かさずに食べたお陰で暑さ乗り切る 石坂孝貴

今後の予定

職業部講演会開催のご案内(第2報)


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職業部長 酒井弘充

 秋も深まり紅葉の便りもあちらこちらから聞かれるようになりました。また、新型コロナウイルスの感染者数も10月中旬ごろから激減してきており、まだ完全に安心するわけにはいきませんが、様々なところで少しずつ催し物も開かれるようになってきました。
 このような流れを受け、役員とも協議した結果、職業部講演会を次のとおり実施することになりましたのでご案内いたします。なお、万が一新型コロナウイルス感染者が急増するような場合には、別に中止のお知らせを送付いたします。

日時:12月12日(日)10時から
会場:山梨県防災新館交流室A・B
演題:「バーチャル工房と障がい者の就労について」
講師:バーチャル工房やまなし 副理事長 田崎輝美 様

第56回関東ブロック山梨大会実行委員会からのお知らせ


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総務 埜村和美

 来年2月28日と3月1日に開催を予定しておりました表記大会は、コロナウイルスの終息をみないため、9月4日の関ブロ委員会の承認を得て、リモート方式による会議とユーチューブでの開催に決定しました。詳細につきましては、追ってご案内いたします。
日時 令和4年2月27日(日) 13時〜15時半
会場 山梨文化会館6F 大会議室
なお、分科会はおこないません。

部報告・支部だより

長寿会報告


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長寿会会長 相吉堯春

 早朝散歩をしていると、虫の声もだんだん少なくなり冬へと近づきつつあることを感じる陽気となりました。さて、長寿会としましても、コロナウイルスの為にこの2年間なんの催しも出来ない状況でした。こうした最中に3名の方々がお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈りいたします。このコロナが落ち着きつつあるので、来年度になりましたら役員の方々と相談して会員の方々とお会い出来るように催しものを開催したいと思っておりますので、その際には、山視協のご支援をよろしくお願いいたします。

北杜支部


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支部長 坂本正彦

会員の皆様、いかがお過ごしでしょうか。北杜市はまわりの山々も雪化粧をして、もう本格的な冬です。今年もコロナ感染症のため、例年のようにみなさんと顔を合わせての会合が行えていません。現在は会員のみなさんと連絡をとりながらこれから集まれるよう相談をしているところです。
今年は会員の方が1人入院されているので、在宅の方は4人です。みなさん自宅で感染に気をつけながら生活されていることと思います。感染症がおちついたころにまた皆さんのお顔を拝見できることを願っています。寒さが一層厳しくなります。皆様、どうぞお体をご自愛され元気にお過ごしください。

トピックス

今年度の知事表彰について


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11月5日(金)行われた「第8回山梨県障害者芸術・文化祭」で行われた表彰で甲府支部の酒井夏美さんが令和3年度障害者援護功労者等知事表彰(自立更生者)を受賞されました。おめでとうございます。

事務局よりお知らせ

障害年金の眼の障害認定基準(視力・視野)の一部改正について


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厚生労働省と日本年金機構より、障害年金に関する情報提供がありました。
このたび、「障害年金の眼の障害認定基準(視力・視野)」は、令和4年1月1日より一部改正されることとなりました。下記にその内容を抜粋してお知らせします。

改正のポイント
1 視力障害の認定基準を改正します。良い方の眼の視力に応じて適正に評価できるよう、「両眼の視力の和」から「良い方の眼の視力」による認定基準に変更します。
2 視野障害の認定基準を改正します。
・これまでのゴールドマン型視野計に基づく認定基準に加えて、現在広く普及している自動視野計に基づく認定基準も創設します。
・求心性視野狭窄や輪状暗点といった症状による限定をやめて、測定数値により障害等級を認定するよう変更します。
・自動視野計の導入に伴い、ゴールドマン型視野計に基づく認定基準の整理を行うとともに、視野障害をより総合的に評価できるよう、視野障害についても1級及び3級の認定基準を規定します。
●眼の障害で2級または3級の障害年金を受給されている方は、今回の改正によって障害等級が上がり、障害年金の金額が増額となる可能性があります。障害等級が上がる可能性がある方は、額改定請求の手続きをお願いいたします。
●なお、今回の改正によって、障害等級が下がることはありません。
※ 眼の障害で障害手当金を受け取られた方で、今回の改正によって3級の障害等級に該当することになる方は障害年金を受給できる場合があります。詳しくは、お近くの年金事務所や年金相談センターまでお問い合わせください。

編集後記


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 秋も深まってきました。秋の味覚といえば「さんま」。そんなさんまも最近では不漁が続き、なかなか庶民の口には届かない食料となってしまいましたね。
「さんまとしょうがの炊き込みご飯」の作り方(調理時間:10分・炊く時間除く)

○材料(2合分)
米…2合 さんま缶…1缶 しょうが…1かけ にんじん…2分の1 
油揚げ…1枚 しょうゆ…大さじ1 みりん…大さじ1 
和風だしの素…2分の1
○準備
にんじんとしょうがはみじん切り、油揚げは1cm幅くらいにカットする。
お米はといでおく。
「作り方」
1.炊飯釜に米、しょうゆ、みりん、ほんだし、さんまの汁を先に入れ、2合のメモリまで水を入れる。
2.にんじん、油揚げ、しょうがを入れる。
3.さんまの身をのせる。
4.炊き上がったらすぐにしゃもじで混ぜ、さんまの身を軽くほぐす。
お茶碗に盛ったらできあがり。

缶詰を使うので下ごしらえの必要がなく手間がかからないのでラクです。具材を入れたらスイッチを押すだけと超簡単。その間に味噌汁や副菜をつくれば、立派な献立になりますし時短になります。炊き込みご飯だけでも具沢山なので、ボリューム満点ですよ。疲れたときやバタバタと忙しい日にもおすすめなレシピです。ほかにきのこやこんにゃくなど入れてボリュームアップさせても◎。仕上げに大葉をのせるとさっぱりし、小ネギや白ごま、きざみのりをのせてもOK。ぜひ、皆さんもチャレンジしてみてください。

(事務局長 小林誠)

     山視協だより  令和3年11月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   堀口 俊二
      編集責任者  事務局長 小林 誠
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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