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山視協だより  令和3年12月号


第96号 令和3年 12月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
書き損じ葉書回収のお願いに行ってきました・・・・・2
支部だより
甲斐支部・・・・・3
クラブ活動報告
サウンドテーブルテニス・・・・・4
事務局よりお知らせ
障害者の主張大会について・・・・・4
横沢通りの工事のお知らせ・・・・・5
点字ブロックナビシステムの体験会・・・・・5
編集後記・・・・・5

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

書き損じ葉書回収のお願いに行ってきました


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会長 堀口俊二

オミクロンとやらの出現でまた世界中が右往左往しています。自粛生活はまだまだ続きそうですね。2年続きの忘年会無しの歳末は、酒好きの私にとっては何とも寂しい限りです。
さて、本会がこの時期毎年行っているのが標記活動です。真愛センター平井様のご尽力により、三十数年継続している活動で、会財政の貴重な支えとなってきたことは皆さんご存じの通りです。特に、年々会員数減が深刻化している今日、この活動で得られる収入は全体収入の3分の1近くに達し、今やこの活動抜きでは会の運営はなりたちません。
今年も去る11月18日、平井様に同行していただき、埜村副会長と私で県高校教育課、義務教育課、子育て政策課、甲府市教育センターなど関係諸機関を訪ね、小中学校や高校、幼稚園への回収協力のお願いをしてきました。回収作業の実務は、三十数年の長きに亘りすべて平井様にお願いしており、そのご尽力とご支援に何とお礼申し上げれば良いのやら、言い尽くせない気持ちでいっぱいです。
また、この活動を通して、いかに多くの方々のお力により本会が支えられているかを痛感する次第です。このことについては4年ほど前にも書きましたが、当時から会員数がさらに数十名減っている中、再度会としてこの活動により積極的に取り組んでいくことを提案します。
今までにも、何人かの会員さんから書き損じ葉書が事務局まで寄せられていますが、この活動の輪がもっと広がっていけばと願っています。時は正に年賀状シーズン、一人一人が提供できる葉書の数は少なくても、「塵も積もれば山となる」です。会の財政が少しでも潤うよう、自分たちにできることを地道に行っていく自助努力も大切ではないでしょうか。引き出しなどに眠っている不要な葉書や書き損じ葉書がありましたら、是非事務局までお届けください。枚数の多い少ないは問いません。ご協力よろしくお願いします。

支部だより

甲斐支部


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支部長 堀口俊二

今年度も早12月、コロナ禍で目立った活動ができないまま年を越しそうです。5月にZoomによる総会を行い、互いの元気を確かめ合うとともに今年も市への要望活動は続けるということで、8月初めに障がい者支援課や建設課、経営戦略課などに移動の問題や日常生活用具改善に向けた要望書を提出しました。
内容的にはほとんど昨年度同様で、なかなか進展しないもどかしさはありますが、11月に行われた意見交換会で、Kai・遊・パーク入口交差点、玉幡小学校入口交差点の2箇所に、音響式信号機が年度内に設置されることが示されたのは大きな成果でした。当事者の生の声を伝え続ける活動の大切さを痛感しています。
コロナもまだまだ予断を許さない状況です。1日も早く会員同士が顔を合わせながら交流できる日が来るのを待ち望んでいます。

クラブ活動報告

サウンドテーブルテニスクラブ


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部長 酒井弘充

 サウンドテーブルテニスクラブでは、残念ながら昨年の2月下旬より定例の練習会を休止しています。クラブ員からは早い練習再開の声も聞かれます。ただし、このスポーツは屋内で実施するため、現在に至るまで慎重な判断をしてきました。
 そのような中ですが、8月に旧ボランティアセンターからリニューアルオープンした山梨県立やまなし地域づくり交流センター(通称エミフル)の1階多目的ホールを練習会場として貸していただけることになりました。いままでの練習会場探しで一番の課題であった卓球台の保管もホールに連続する倉庫に2台おかせていただけることになりました。
 今後は今までの練習会場だった福祉プラザから卓球台を移送し、コロナの感染状況をみながら一刻も早い定例練習会の再開をしたいと考えています。また以前のようにボールの音に集中して汗を流せる日がもうすぐくることを祈っています。

事務局よりお知らせ

障害者の主張大会について


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 12月8日(水)午後1時30分から山梨県防災新館1階オープンスクエアで行われた第32回障害者の主張大会に出場された本会甲府支部の宮川綾香さんが最優秀賞を受賞されました。おめでとうございます。

横沢通りの工事のお知らせ


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横沢通りで点字ブロック敷設工事が行われていますので、通行の際はご注意ください。

点字ブロックナビシステムの体験会


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12月19日(日)、午後1時30分からやまなし地域づくり交流センター3階の第4会議室にて点字ブロックナビシステムの実演と説明会を開催しますのでご興味のある方は、参加してください。

編集後記


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 令和3年も残すところ、半月となり、慌ただしい日々を送っていることと思います。ケガなどしないよう気をつけてお過ごしください。
ところで、そんな気ぜわしさを忘れさせてくれるのが現在放送中のドラマ「恋です!ヤンキー君と白杖ガール」です。日本テレビ系で毎週水曜日に放送されていますので、ご覧になっている方も多いと思います。主役の「赤座ユキコ」を演ずる杉咲花さんの演技力に評価が集まっています。

以下、抜粋
杉咲が演じている赤座ユキコは、光と色がうっすら分かる程度の弱視の女性。盲学校高等部3年生の彼女が、ひょんなことから地元で名の知れたヤンキー・黒川森生(杉野遥亮)と出会い、互いに恋に落ち、両者ともに少しずつ変化していくというのが本作の物語の核だ。
勝ち気だが恋に臆病だったユキコと、喧嘩っ早いが心根は優しく真っ直ぐな森生。この不器用な二人のやり取りの愛らしさに魅了されている方も多いようだが、互いに手を取り合って、ひとつひとつのハードルを超えて行く際に溢れる切実さは、テレビのモニター越しでもダイレクトに伝わってくる。同じように感じている方も多いのではないだろうか。ドラマチックな展開や、強度のあるセリフに頼るだけではない、俳優陣の好演の賜物だ。
 本作のジャンルはラブコメディーであるとはいえ、題材は軽いものではない。弱視のユキコという役は、視覚に関して健常であるはずの杉咲にとって、より慎重に演じなければならないキャラクターだろう。盲学校の友人である紫村空(田辺桃子)と青野陽太(細田佳央太)もユキコと同じように視覚障害を持っているが、同じようであって、同じではない。その程度はそれぞれ異なる。つまり、杉咲も田辺も細田も、演じ方は異なってくるはず。そしてこの三者の誰もが、とても大切に各々の役を演じていると思う。人間それぞれに違いがあり、当然ながら同じ人間はいない。この当たり前のことを、三者とも繊細に実践しているように思うのだ。案内人役として盲目の漫談家・濱田祐太郎による視覚障害についての親切な解説が取り入れられていることも含めて、ドラマ全体の作りが非常に丁寧である。
そんな中でも杉咲の、ふとした所作が訴えかけてくるものは大きい。あくまでも“演技”でありながら、いかにユキコが「音/声」や「触覚」を頼りにしているのかがありありと伝わってくる。ここに真実味を与えるには、場当たり的な演技プランでは実現できないはずだ。それに本作は「恋」が物語の中心にあるのだから、もちろん彼女には感情表現も求められることになる。身体的な演技アプローチは前述してきたもののみならず、より心情と連動したものが必要とされるはず。身体と心に妙なズレが生じると、途端に嘘くさくなってしまうことだろう。しかし杉咲の演じる“ユキコ像”は一貫しており、ブレることはない。本作がどのような撮影スタイルを取っているのかは分からないが、やはり連続ドラマのため、杉咲自身が完全にこの作品/役のみに集中できる環境ではないものだと推察する。このことも踏まえるとなお、杉咲花という俳優の力の大きさを感じないわけにはいかないのだ。・・・
私もこのドラマの大ファンの一人です。毎週水曜日が来るのが楽しみです。

(事務局長 小林誠)

     山視協だより  令和3年12月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   堀口 俊二
      編集責任者  事務局長 小林 誠
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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