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山視協だより  令和3年 6月号


第90号 令和3年 6月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
第74回日視連全国大会(岡山大会)報告・・・・・2
今後の予定
体育文化部の研修旅行中止についてのお知らせ・・・・・3
支部だより
富士吉田支部・・・・・4
クラブだより
ハーネス友の会・・・・・5
トピックス
令和3年度日視連顕彰被表彰者・・・・・6
県下障害者スポーツ大会にて、優秀な成績・・・・・6
事務局よりお知らせ
女性部の休部について・・・・・6
第47回全国障害者文芸大会の参加者募集・・・・・6
山梨県生涯学習推進センターより
令和3年度生涯学習セミナーのご案内・・・・・7
編集後記・・・・・7

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

第74回日視連全国大会(岡山大会)報告


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会長 堀口俊二

梅雨とコロナ禍が重なり相変わらず気の晴れない毎日です。ようやく軌道に乗りはじめたワクチンが1日も早く効果を発揮してくれるといいですね。
そんな中、今月は標記大会の報告です。昨年度の宮城大会中止の後を受け、今年度も開催が危ぶまれていましたが、大会規模の縮小、オンライン会議やYouTubeの活用など、あらゆる策を講じた上で、5月24日(月)社会福祉法人日本視覚障害者団体連合、社会福祉法人岡山県視覚障害者協会主催により、倉敷アイビースクエアエメラルドホールをホスト会場に開催されました。
まず、午前中行われたのが定款改正により新たに位置づけられた第1回全国団体長会議です。従来、全国加盟団体代表60名ほどで構成していた評議員の定数が、各ブロック代表を中心とする15名と縮小されたため、全国加盟団体の意見を会に反映させる場として新たに設けられた会議です。
Zoomによるオンラインで行われ、令和3年度運動方針(案)及び、団体提出議案の中の同行援護と情報保障を中心に協議がなされました。運動方針(案)の中で最も印象に残ったのが、加盟団体の存続の危機に関するものです。視覚障がい者の生活環境を改善するには会の存続が不可欠である一方、会員数の減少や役員のなり手不足など危機感が増している実態が明らかとなりました。
そのほか、雇用の場における同行援護の活用や無人駅の対策などに関する意見交換がありました。提出議題の中の同行援護では、未だ事業所のない地域が多数存在するなど、地域格差解消の難しさが浮き彫りとなりました。また、情報保障に関して新たに提起されたのが、デジタル庁設置に関するものです。竹下会長からも、国の検討会やプロジェクトチームに必ず視覚障がい当事者を加えるよう強く働きかけていくとの強い意思が示されましたが、これからの私たちの生活を大きく左右する問題であり、今後の動向が注目されます。
午後の福祉大会はYouTube配信で行われ、例年通り第1部の式典に引き続き第2部福祉大会が開かれました。令和2年度決議処理報告の後、令和3年度運動方針(案)、大会宣言(案)、大会決議(案)が順次提案され、いずれも原案通り承認されました。
最後に、次年度開催団体の名古屋市視覚障がい者協会田中伸明氏より挨拶があり、閉会となりました。大会規模縮小のため、分科会ごとに充分協議を深めることができなかった物足りなさはありますが、ITを駆使し、コロナ禍でも大会が開催できた意義は大変大きかったように思います。来年2月に関ブロ大会を控えている本県にとっても、大いに参考になる大会でした。

今後の予定

体育文化部より 研修旅行中止についてのお知らせ


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体育文化部部長 返田順子

 体育文化部では毎年9月に研修旅行を実施していますが、昨年に続き山梨でもコロナの感染者の増加が衰えず、ワクチンの接種についても先の見通しが立たない現状から、残念ではありますが今年も研修旅行は中止とさせていただきます。
そこで会員の皆様には、短時間でも楽しんでいただける企画を、部員一同で考えているところです。決定次第「山視協だより」に掲載しますので、お待ちくださいますよう、よろしくお願いいたします。

支部だより

富士吉田支部


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富士吉田市視覚障害者協会 会長 荻窪たき子

皆さん、こんにちは。 今年は梅雨入りが早いのではないかとニュースなどで耳にしますが、主婦としては洗濯物の乾きが悪いことが気になりますし、盲導犬ユーザーとしては外出やお散歩の機会が減るので、この時期はつらいところです。毎朝、タンスを開けては長袖にしようか、半そでにしようかと迷う季節でもあります。
 さて、この「山視協だより」ですが、昨年度までは1月号が当番ということで、令和2年度の動きなど書かせていただきました。まだ5カ月くらいしか経っていませんが、すでに令和3年度が始まっています。昨年度は会が始まって以来の、総会は書面決議という異例のスタートとなり、年間行事や事業もほぼ見合わせてきました。
今年に入っても新型コロナ感染症の蔓延が続き、ワクチン接種も計画通りに進まないなど、やきもきしながら毎日のニュースとにらめっこしています。そんな状況の中ですが、6月第1日曜日には定期総会の開催を予定しています。令和3年度は2年に1度の役員改選の年ともなっており、会員・賛助会員の皆さんに集まっていただいて開催したいと、役員一同で準備を進めております。本年度の事業については、総会を経て新役員さん方で話し合い決定しますが、皆さんがたくさん楽しめて、役に立つような内容の研修や体験ができるよう、充実したものになることを願っています。
 ワクチン接種について、会員の皆さんが少しでも苦労せず受けられるようにと、当会として行政機関に要望を行いました。その結果、富士吉田市では会員全員に対し、2往復分(4枚)の無料のタクシー券の配布と、電話で申し込みをした際に、個々の必要な支援内容を伝えることで対応していただけることとなりました。また、山中湖村では行政側が用意した支援者が、「ドアtoドア」の同行援護をしていただけることとなり、忍野村でもタクシー券の配布や、行政への相談により個々に対応してくださるとの回答をいただきました。
最後に、変異株など増えている昨今です。今後も、山視福協の皆さん方がご健康でお過ごしいただけますようお祈り申し上げます。

クラブだより

ハーネス友の会


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ハーネス友の会 会長 酒井夏美

ハーネス友の会は、盲導犬ユーザー相互の情報交換や、社会における盲導犬の普及啓発を目的として活動しています。今年度県内には17頭の盲導犬が活動しています。ハーネス友の会のメンバーは17人のユーザーに加え、会の活動をサポートしていただける31人の賛助会員より構成されています。
 例年であれば、動物病院募金箱回収、動物愛護デーへの参加、交流レクリエーションを兼ねた盲導犬啓発キャンペーン、新年会などの諸行事を行っていますが、昨年度はコロナ禍に伴いほぼすべての行事が中止となってしまいました。そのような中ですが、会報誌「リード」を2回発刊しました。また、福祉講話の講師として40回出向きました。その内訳は小学校31校、中学校5校、高校2校、一般2件です。今年度の活動も先行きが見通せませんが、今後の感染状況を見ながら実施できるものから行いたいと考えています。
 このような活動を一緒に行い、会をサポートしていただける賛助会員を募集しています。みなさんよろしくお願いいたします。

トピックス

令和3年度日視連顕彰被表彰者


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本会員の廣瀬圭子さんが、日視連の「光の泉賞」を受賞しました。これまでの努力が認められました。おめでとうございます。

県下障害者スポーツ大会にて、優秀な成績


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安藤増美さんが、県下障害者スポーツ大会にて、優秀な成績。
まず、4月25日(日)緑が丘屋内プールで行われた水泳大会にて25メートルバタフライ、同じく25メートル平泳ぎに出場。共に金メダル獲得。続いて、5月2日(日)、小瀬スポーツ公園で行われたソフトボール投げに出場。こちらも金メダルを取りました。おめでとうございます。

事務局よりお知らせ

女性部の休部について


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事務局長 小林誠

去る4月4日(日)に行われた女性部総会において、女性部は当面の間、休部することが議決されました。そして、休部届とこれまでの部費の残額を事務局で預かることになりました。長い間、女性部を支えてくださった皆様本当にお疲れ様でした。

第47回全国障害者文芸大会の参加者募集


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主催 社会福祉法人日本視覚障害者団体連合
募集作品 「短歌」・「俳句」・「川柳」・「随想・随筆」
募集期間 7月31日(土)まで

 開催要綱・応募要領がありますので必要な方は事務局までお申しつけ下さい。

山梨県生涯学習推進センターより

令和3年度生涯学習セミナーのご案内


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内容 「障がい者のための生涯学習の展望」
日時 6月29日(火)14時〜15時30分
講師 菅野敦氏(東京学芸大学名誉教授、オープンカレッジ東京代表)
受講方法
@ 会場(山梨県生涯学習推進センター交流室)での受講
A インターネット環境がある方で自宅等でオンラインでの受講
@ 、Aとも事前のお申し込みが必要です。
お申し込みは、電話(055−223−1853)までどうぞ。

編集後記


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 新型コロナウイルスの影響もあって、日々の暮らしが重苦しく感じられている方も少なくないと思います。そんな中私たちに、勇気を与えてくれるニュースがありました。
「世界で3人目、アジアで初のエベレスト(チョモランマ)登頂に成功 カトマンズ、ネパール6月1日掲載
視覚障がいのある中国人登山家が5月24日、世界最高峰のエベレスト(チョモランマ)の登頂に成功した。張洪さん(44)は、視覚障がい者としては、これまでに標高8849メートルの頂を極めた3人目となり、アジア人として初の快挙を達成した。
21歳の時に緑内障で両目の視力を失った張さんは、チベットの病院で指圧師として働いており、2001年に同じ視覚障がい者としてエベレスト初登頂をした、米国「エリック・ワイワイヘンメイヤー」さんに触発されたと言っている。」 なんとも勇気を与えてくれるニュースと感じました。
さて、話は変わりますが、日本でもワクチン接種が6月2日までに人口の8%(1千万人)まで進んでいるようです。市町村によっては、集団接種会場までの交通手段が無料で用意されている市町村もあると聞いていますので、会場までの足については、お住いの市町村にお問い合わせすることをお勧めします。

(事務局長 小林誠)

     山視協だより  令和3年 6月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   堀口 俊二
      編集責任者  事務局長 小林 誠
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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