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山視協だより  令和4年2月号


第98号 令和4年 2月15日発行
一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会会報

目次
巻頭言
加速するデジタル化の波・・・・・2
今後の予定
関ブロ山梨大会 ユーチューブ視聴参加のお願い・・・・・3
支部だより
都留支部・・・・・4
クラブ活動報告
パソコンITクラブ・・・・・5
事務局よりお知らせ
差し上げます・・・・・5
山梨県生涯学習推進センターより障がい者のためのわくわくタイム!2022の参加者募集・・・・・6
編集後記・・・・・10

「山視協だより」は赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

巻頭言

加速するデジタル化の波


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会長 堀口俊二

「春は名のみの風の寒さや」。こんな歌をふと口ずさみたくなる季節となりました。コロナなど忘れ、三密のない自然界で春を探したいですね。
さて、標題のデジタル化ですが、皆さんはどのように受け止めておられますか。iPhoneが日本で発売されたのが2008年だとか。これをきっかけにスマホの普及が進み、時を同じくしてデジタル化の波が始まったように思います。最初に私がショックを受けたのは、タブレットで注文する居酒屋の登場でした。視覚障がい者にはまっこと厄介なものだなあなどと思っているうちに、回転ずしにもその波が広がり、今ではセルフレジやキャッシュレス決済などが当たり前の世の中になりつつあります。これらは私たちの日常の新たなバリアとなっており、日視連でもその対応策を望む声が大きくなっています。
さらに困るのは、行政を始めとする公共機関での各種申請手続きが、スマホやパソコンでしかできず、電話での対応は不可というものが増えていることです。先月うちに届いた人間ドック仮予約手続きの通知が正にこれでした。対象者の多くは当然年配者であり、スマホやパソコンが苦手な方も多いはずなのにと、えも言われぬ理不尽さを感じてしまいました。少なくとも、公共機関でのこのような動きは決して容認できるものではありません。
また、スマホやパソコンが使えても、本人認証や項目選択の部分が画像になっており、視覚障がい者には操作できないものも多数見受けられます。これに関しても、日視連で運動を続けているところですが、なかなか改善は見られません。
では、デジタル化が私たちに不利益ばかりもたらしているかというとそうではありません。パソコンやスマホなどの普及により、それまでできなかった墨字の読み書きがデータを介してできるようになったことは、革命的な出来事です。最近では、紙に書かれた文字の読み取りや紙幣の識別などができるアプリも増えています。また、居ながらにしてサピエ図書館の図書を利用できたり、ネットでの買い物ができたりなどは、移動が苦手な視覚障がい者には大変大きなプラスです。
問題は、世間のデジタル環境が、視覚障がい者抜きに構築されていることです。本来、デジタル機器やアプリは、人々の利便性向上のために開発されているはずなのに、肝腎の対象となる人々の中に障がい者が最初から含まれていないのが一番の問題です。
日視連としても、昨年9月に発足したデジタル庁に委員を送り込み、この辺りの改善を強く求めていく体制を作りました。しかるべき工夫や配慮がなされれば、デジタル化が却って視覚障がい者の強い味方になることだって充分考えられます。そのためにも、私たちが困っていること、改善してほしいことを関係方面に声を大にして訴えていくことが大切です。国は、「だれ一人取り残さないデジタル社会」をキャッチフレーズにしています。私たちの要望を実現するチャンスです。このことに関して日頃お困りのことや体験したことがありましたら是非お寄せください。日視連と連携しながら、障がい者が取り残されないデジタル社会を目指し運動を進めたいと思っています。

すでにご案内の通り、第56回関東ブロック協議会山梨大会は、2月27日(日)リモートによるオンラインと、ユーチューブ配信での開催となりました。会員の皆様でパソコンやスマートフォンをご使用になられる方は、当日13時よりユーチューブでの視聴に参加していただきますよう、ご案内いたします。 前日のURLアドレスは、26日(土)12時30分から14時30分の間、アクセスのテストが可能です。アクセスが可能になった場合は、「第56回関東ブロック協議会山梨大会は、2月27日13時より開催します。」の案内が出ます。大会当日のユーチューブアドレスは別になりますので、ご注意ください。大会視聴が不都合な方は、追ってCDを作成します。あらためてご案内しますので、お待ちください。  テスト配信(2/26(土) 12時30分〜) https://youtu.be/MggcSJN8jB8 本番配信(2/27(日) 12時30分〜) https://youtu.be/1_N_u_nGMlw ※なお検索キーワードは、「第56回関東ブロック協議会山梨大会」です。

今後の予定

関ブロ山梨大会 ユーチューブ視聴参加のお願い


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関ブロ実行委員会 総務 埜村和美

すでにご案内の通り、第56回関東ブロック協議会山梨大会は、2月27日(日)リモートによるオンラインと、ユーチューブ配信での開催となりました。会員の皆様でパソコンやスマートフォンをご使用になられる方は、当日13時よりユーチューブでの視聴に参加していただきますよう、ご案内いたします。
前日のURLアドレスは、26日(土)12時30分から14時30分の間、アクセスのテストが可能です。アクセスが可能になった場合は、「第56回関東ブロック協議会山梨大会は、2月27日13時より開催します。」の案内が出ます。大会当日のユーチューブアドレスは別になりますので、ご注意ください。大会視聴が不都合な方は、追ってCDを作成します。あらためてご案内しますので、お待ちください。
 テスト配信(2/26(土) 12時30分〜)
関東ブロック協議会山梨大会テスト配信のユーチューブへ

本番配信(2/27(日) 12時30分〜)
関東ブロック協議会山梨大会のユーチューブへ
※なお検索キーワードは、「第56回関東ブロック協議会山梨大会」です。

支部だより

都留支部


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支部長 相澤幸雄

 私たち都留支部では昨年度よりコロナウイルスの感染拡大の影響により年間行事が思うように出来ていません。年6回の役員会も現在4回開催したのみとなっています。また、恒例の次の支部活動は中止になりました。都留市ボランティア祭り、日帰り研修旅行、勉強会(移動ライトハウス)、都留市総合防災訓練、高校生災害ボランティアへの参加、無料マッサージ参加、ボッチャ、身体障害者スポーツ交流会への参加などです。
4月21日、支部総会、役員会を開催し、その後、6月23日、10月27日、12月20日に役員会を開催しました。3月3日に第5回役員会を開催する予定でいますが新型コロナウイルスの拡大状況によっては中止もありえます。しかしコロナ拡大から早3年にもなろうとしているものの、まだまだコロナ禍の終息は夢のまた夢となっているようでは如何せんあまりにも長すぎます。新年度は全部の支部活動は出来ないにしても半分くらいはできて県の役員さんにも良かったねと少しでも言われるような支部活動をしたいのですが。

クラブ活動報告

パソコンITクラブから


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部長 小林誠

パソコンITクラブは、この4年間、部長(小林)、副部長(市瀬・石坂)、事務(井上)、幹事(岡部)の4名の役員で活動してきました。しかし、この2年間は、新型コロナ感染の影響を受け、ほとんどの活動ができない日々が続いています。
何とか今年の3月のパソコンクラブの総会は実現したいと考え、思い切って先月ZOOMによる部会を開いてみました。すると予想をはるかに上回る部員の参加がありました。その部会の中で参加者が確認できたのは、充分オンラインでもクラブの活動ができる、そして総会もできることでした。
今後は、一人でも多くの部員がオンライン学習会に参加できるようにサポートをして行きたいと思います。社会は、どんどんデジタル化が進んできています。私たちもその波に取り残されないよう活動を進めてゆきたいと思います。

事務局よりお知らせ

差し上げます


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バリアフリー図書「視覚障害者にわかりやすい災害情報伝達と情報共有」(点字・墨字合本、全1巻 発行 社会福祉法人桜雲会)

山梨県生涯学習推進センターより障がい者のためのわくわくタイム!2022の参加者募集


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 「ちくちく手ぬいでポケットティッシュケース作り!」
針と糸を使って、手ぬぐいでポケットティッシュケースを作ります。ぬい針や布は準備してありますので、気軽に挑戦できます。ボタンやビーズの飾りをつけてオリジナルの作品を作りましょう。

日時 4月23日(土)14時〜16時
場所 山梨県生涯学習推進センター交流室
材料費 100円
申込 電話(055−223−1858)

訃報 北杜支部の原尚道様が1月7日に、甲州支部の大嶋弘人様が1月17日に逝去されました。ご冥福をお祈りするとともに、謹んでお知らせ致します。

編集後記


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 1月の中旬以降オミクロン株の感染がすさまじい勢いで日本列島を襲っている。2月上旬には1日の新規感染者数が10万人を超えてしまった。国民の不安はピークに達しているのだが、頼りとされる3回目のワクチン接種はいつになるのか見通しが立たない。そんな中、「日刊現代」に興味深い記事があったので紹介します。以下、抜粋
こんな人はワクチン3回目接種を焦らなくていい 専門医がズバリ 
オミクロン株の感染で重症化しやすいのは、高齢者と基礎疾患がある人、そしてワクチン未接種の人です。3回目接種は、高齢者と基礎疾患がある人を優先するのが無難です
 では、健康な64歳以下はどうか。ほかの点も含めて西村氏に詳しく聞いた。「基礎疾患のない64歳以下の方が2回接種済みなら、私は東京や大阪の大規模接種の予約に必死になるほど焦らなくていいと思います。それぞれの自治体でワクチン接種の準備が整ったときに接種すればいいでしょう」沖縄では、オミクロン株が先行して拡大。先月19日時点の療養者数1万1427人のうち、97.9%は「無症状・軽症」だ。こんなデータも、“ワクチン狂騒曲”に踊らされなくていい根拠のひとつだという。
「入院している方々は、高齢者と基礎疾患がある人がほとんどで、オミクロン株による肺炎の治療というより、悪化した持病の治療と管理が中心になることが多いですが、もちろん肺炎がある『中等症T』や酸素投与が必要な『中等症U』で入院される方もいます。ですから、高リスクの人は3回目の接種が無難です。でも、そうでない人はそこまで焦らなくていいと思います」
それでも全国の自治体は、拡大するオミクロン株の防御策として、3回目接種の準備を急ぐ。クーポンが配られた自治体では、予約がファイザー製に集中し、モデルナ製に余裕があるケースが多い。この場合は?
「どちらを3回目に接種するにしても、感染そのものはなかなか防げません。インフルエンザのワクチンと同じで、もっとも期待されるのはあくまでも重症化予防。事実、3回目接種の中にも感染者がいます。もうひとつ、オミクロン株の感染スピードを考えると、3回目接種が全国に行き渡る前に感染がピークアウトする可能性が高いでしょう。そうすると、3回目接種は、オミクロン対策というより、次に予想される変異株対策の意味合いが強くなる。接種可能な人は、その目的で接種するといい。種類はどちらでも構いません」以上。
先日のUTYテレビやまなしのニュースで、自宅療養が増えている。その中で、体験者が話していた。3日分の飲食物は自ら備えておいたほうが良い。感染者の急増で保健所や県からの連絡が来たのは1週間後だったと語っていたのが印象的でした。「春の来ない冬はない」とも言います。今しばらく皆で頑張りましょう。

(事務局長 小林誠)

     山視協だより  令和4年2月号
発行人 一般社団法人山梨県視覚障がい者福祉協会
〒400−0005 山梨県甲府市北新1−2−12 山梨県福祉プラザ1階 
      発行責任者  会長   堀口 俊二
      編集責任者  事務局長 小林 誠
       電話 055−252−0100
       FAX 055−251−3344
       http://yamashikyo.sakura.ne.jp      


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